2026.08.15
日本GPシリーズのAthlete Night Games(福井)とコラボレーションした「Fukui Sprots&Culture Summit2026」が開かれ、特別トークイベントが行われた。
「子どもと大人が共に育つ社会へ」がテーマで、映画『チア☆ダン』のモデルとなった福井商高チアダンス部「JETS」の顧問を務める五十嵐裕子先生、北京五輪4×100mリレー銀メダリストの髙平慎士さん(富士通)、福井陸協前会長でフクビ化学工業の八木誠一郎会長をパネリストに迎え、MCは青学大卒の田中悠登アナウンサー(福井放送)が務めた。
部活動の地域移行問題や、中高生の教育にとって必要なことなど意見を交わした3人。部活動の存在意義について、五十嵐先生は「自分が高校生の時はどうやってサボろうかばかり考えていましたが、36歳でチアダンスと出合い、部活動の人間力を育成する力は大きいと実感している」と語る。
髙平さんは、自身が高校時代に顧問の先生と激論を交わした経験などを明かしつつ「人間力とは何かというのは難しい。自分が大事にしているのは『感謝』すること。勝った選手のうらには負けた選手がいる。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の世界記録9秒58は、そこに到達できなかった選手がたくさんいるからこそ価値がある」と伝える。
八木会長は経営者としての視点から「部活動と企業は似ている。夢、目的を実現するために、何が必要か。仲間たちと目指していくもの。部活動というのは頑張っても到達できない、負けてしまうこともある。負けから何を学ぶか。どうすれば良くなるか。そういう人は企業でも強い」と語る。
近年、働き方改革の影響で部活の地域クラブチーム移行などが進むが「非常に難しい問題ですが、指導を通して人間力向上をしていきたいという教員もたくさんいる。子どものために人肌脱ぎたいというような組織を作っていただきたい」と五十嵐先生。髙平さんも「部活動だからこそ良いところもあるし、すべてが地域移行すればいいかというとそうは思いません。地域によっても差がある。スポーツでいかに人が育つか、それを謳えるクラブであってほしい」と持論を語った。
八木会長は「専門性の高い地域クラブができていくし、人的交流もできる。ただ、やりたい教員が指導に当たれないという問題もある。我々のような企業団体や、行政など、みんなで制度を作っていかなくては。『やったことがない』という意見があるが、それを実現したのがこの『Athlete Night Games』で、8年も継続し、発展してきた。やってやれないことはない」と強いメッセージで訴えかけた。
【動画】チア☆ダンのモデル「JETS」のパフォーマンスをチェック!
https://twitter.com/Getsuriku/status/2088493337892503651RECOMMENDED おすすめの記事
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