◇第27回日本学生ハーフマラソン選手権(3月10日/東京・立川市)
早大ルーキーの工藤慎作が1時間2分29秒で3位に食い込み、表彰台の一角に立った。
昨年7月の士別ハーフで出した自己記録(1時間5分01秒)を2分32秒も更新。「練習の成果を出せて良かったです」と笑みを浮かべた。
14km過ぎに國學院大の青木瑠郁(2年)が抜けだし、2位集団からも一時は出遅れた工藤。しかし、「余裕を持っていたので、立て直せました。後半きつかったですが、箱根の山に比べれば余裕でした」とレース巧者ぶりを示した。
千葉・八千代松陰高時代はインターハイ5000mで決勝進出(10位)の実績を持ち、全国高校駅伝では上り基調の3区で区間5位と好走。早大では入学してすぐの関東インカレ(1部)で10000m6位と活躍。瞬く間に早大の主力選手となり、箱根駅伝では5区で区間6位とチームの連続シードに貢献した。
早大では山口智規(2年)が箱根駅伝2区で区間4位と好走し、2月の日本選手権クロカンでは実業団選手を下して優勝。「入学当初はかないませんでしたが、徐々に近づいていると思う。刺激を受けています」と、先輩の活躍を力に変えている。今後については「早稲田の先輩方が結果を残しているので、その先輩方に肩を並べられるように、まずはエースと呼ばれるようになりたいです」と意気込む。
箱根駅伝の活躍で「山の名探偵」というニックネームが話題になったが、今度は実力でその名を広めるつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
-
2025.12.07
-
2025.12.07
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.07
パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン
バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]
2025.12.07
女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン
バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]
2025.12.07
大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む
男子マラソンの大迫傑(リーニン)が、12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒(速報値)で4位となり、鈴木健吾(富士通)が21年に出した2時間4分56秒の日本記録を1秒上回った。 1991年5月23日生まれの大迫は […]
2025.12.07
34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン
バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子では34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒(速報値)で4位だった。 これまでの日本記録は2021年に出した鈴木健吾(当時富士通)の2時間4分56秒で、これ […]
2025.12.07
順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝
第87回奥多摩渓谷駅伝は12月7日、東京・青梅市、奥多摩町内の特設コースで行われ、大学生の部は順大が2時間14分29秒で優勝した。 順大は山下健秀(4年)、半澤康(4年)、堀口颯亮(4年)、辰巳舜(4年)、金原祥汰(4年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025