HOME 国内

2024.02.22

日本唯一の100m室内公認レース!鹿児島・大崎に今年もトップアスリートが集結 ハードルには寺田明日香、豊田兼ら出場予定
日本唯一の100m室内公認レース!鹿児島・大崎に今年もトップアスリートが集結 ハードルには寺田明日香、豊田兼ら出場予定

2023年JAG大崎の男子100m

2024 Japan Athlete Games in Osakiが2月25日に開催される。この大会は2020年開催予定だった鹿児島国体がコロナ禍で中止(後に23年に特別国体として実施)されたことを機に、「鹿児島の子供たちに夢を与えたい」と大崎町陸上競技の聖地創り実行委員会事務局が立案し、21年に第1回が開かれた。

鹿児島県大崎町の「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」が舞台となる。陸上競技に特化した国内最大級のトレーニング施設で、特に冬季シーズンは多くの国内トップアスリートが合宿を行っている。国内唯一の公認室内100m直走路を備える屋内走路内には、砂場や棒高跳のピットも完備。また、雨天でも気にせず投げられる投てきサークルも備えるなど、充実の設備を誇る。

広告の下にコンテンツが続きます

パリ五輪イヤーの今年は男女60m、60mハードル、100m、走幅跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投に加え、男子棒高跳が行われる。また、パラ種目として男女の100mと走幅跳も実施。特別種目には高校生・中学生がトップ選手と同じ舞台で60mを走る。

男子100mには山縣亮太(セイコー)がエントリー。状態次第となるが、出場すれば大きな注目を集めそうだ。自己記録10秒21を持つ河田航典(立教大)は100mと60mにエントリーしている。

見逃せないのが60mハードル。男子は110mハードルで13秒29を持ち、400mハードルでパリ五輪参加標準記録を突破している豊田兼(慶大)が出場する。また、女子60mハードルには100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が参戦。先のアジア室内選手権では銀メダルを獲得。寺田は100mにもエントリーしている。

その100mにはインターハイ100m、200m2冠で高校シーズン無双した山形愛羽(熊本中央高3)が参戦予定。11秒69がベストの吉田紗弓(クレイン)、さらに復活を期す土井杏南(JAL)もどんな走りを見せるか。

広告の下にコンテンツが続きます

投てき陣も豪華顔ぶれ。男子砲丸投には18m53を持つ奥村仁志(センコー)、そしてこちらも18mオーバーの幸長慎一(四国大AC)が出場する。幸長は日本歴代2位の62m52がベストの円盤投にも出場する。同ハンマー投には71mスロワーの中川達斗(新潟アルビレックRC)と木村友大(ゼンリン)がエントリーした。女子のハンマー投も小舘充華(染めQ)、勝山眸美(オリコ)とトップスロワーが顔をそろえる。

中学60mには地元・鹿児島の安田夢雄生(星峯中3)が出場。100mで中学歴代4位タイの10秒61を持つ快足を披露する。当日の大会の模様はMBC南日本放送でライブ配信される。

パリ五輪イヤーの開幕間近を告げる鹿児島・大崎の一戦。熱いパフォーマンスが繰り広げられそうだ。

【外部リンク】2024 Japan Athlete Games in Osakiのライブ配信

2024 Japan Athlete Games in Osakiが2月25日に開催される。この大会は2020年開催予定だった鹿児島国体がコロナ禍で中止(後に23年に特別国体として実施)されたことを機に、「鹿児島の子供たちに夢を与えたい」と大崎町陸上競技の聖地創り実行委員会事務局が立案し、21年に第1回が開かれた。 鹿児島県大崎町の「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」が舞台となる。陸上競技に特化した国内最大級のトレーニング施設で、特に冬季シーズンは多くの国内トップアスリートが合宿を行っている。国内唯一の公認室内100m直走路を備える屋内走路内には、砂場や棒高跳のピットも完備。また、雨天でも気にせず投げられる投てきサークルも備えるなど、充実の設備を誇る。 パリ五輪イヤーの今年は男女60m、60mハードル、100m、走幅跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投に加え、男子棒高跳が行われる。また、パラ種目として男女の100mと走幅跳も実施。特別種目には高校生・中学生がトップ選手と同じ舞台で60mを走る。 男子100mには山縣亮太(セイコー)がエントリー。状態次第となるが、出場すれば大きな注目を集めそうだ。自己記録10秒21を持つ河田航典(立教大)は100mと60mにエントリーしている。 見逃せないのが60mハードル。男子は110mハードルで13秒29を持ち、400mハードルでパリ五輪参加標準記録を突破している豊田兼(慶大)が出場する。また、女子60mハードルには100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が参戦。先のアジア室内選手権では銀メダルを獲得。寺田は100mにもエントリーしている。 その100mにはインターハイ100m、200m2冠で高校シーズン無双した山形愛羽(熊本中央高3)が参戦予定。11秒69がベストの吉田紗弓(クレイン)、さらに復活を期す土井杏南(JAL)もどんな走りを見せるか。 投てき陣も豪華顔ぶれ。男子砲丸投には18m53を持つ奥村仁志(センコー)、そしてこちらも18mオーバーの幸長慎一(四国大AC)が出場する。幸長は日本歴代2位の62m52がベストの円盤投にも出場する。同ハンマー投には71mスロワーの中川達斗(新潟アルビレックRC)と木村友大(ゼンリン)がエントリーした。女子のハンマー投も小舘充華(染めQ)、勝山眸美(オリコ)とトップスロワーが顔をそろえる。 中学60mには地元・鹿児島の安田夢雄生(星峯中3)が出場。100mで中学歴代4位タイの10秒61を持つ快足を披露する。当日の大会の模様はMBC南日本放送でライブ配信される。 パリ五輪イヤーの開幕間近を告げる鹿児島・大崎の一戦。熱いパフォーマンスが繰り広げられそうだ。 【外部リンク】2024 Japan Athlete Games in Osakiのライブ配信

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.05

新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]

NEWS 信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

2025.07.05

信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]

NEWS やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

2025.07.05

やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]

NEWS 札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

2025.07.05

札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]

NEWS 﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

2025.07.05

﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投は﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が初優勝を飾った。4回目に83m56を投げると、5回目に8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top