HOME 海外

2024.02.12

マラソン世界記録保持者のキプトゥムが交通事故で他界 夢の2時間切りに迫っていた24歳
マラソン世界記録保持者のキプトゥムが交通事故で他界 夢の2時間切りに迫っていた24歳

20年丸亀ハーフマラソンで8位に入っているキプトゥム

昨年10月のシカゴマラソンで2時間0分35秒の世界新記録を打ち立てたケルヴィン・キプトゥム(ケニア)が交通事故でこの世を去った。各紙が一斉に報じている。

ケニア・エルドレッドのカプタガット・ロードで、同乗していたガルヴェ・ハキジマナ・コーチとともに亡くなったことを、キプトゥムの家族や現地交通局が認めた。

キプトゥムは昨年12月に24歳になったばかり。ケニア西部のチェプコリオ出身で、トラックでの実績はほとんどないなか、ハーフマラソンで結果を残し、20年には丸亀国際ハーフマラソンにも出場している。同年12月にはバレンシアハーフで58分42秒をマーク。若手の有力選手としてみられるようになった。

広告の下にコンテンツが続きます

22年12月にバレンシアで2時間1分53秒と鮮烈なマラソンデビューを飾ると、昨年は4月にロンドンで雨にもかかわらず2時間1分25秒の歴代2位の好タイムで優勝。10月のシカゴでは母国の英雄、エリウド・キプチョゲが持つ世界記録(2時間1分09秒)を塗り替えた。

4月のロッテルダムにエントリーしており、公認レースで人類初の2時間切りを目指していた。マラソン界の若きホープとの早すぎる別れに悲しみが広がっている。

昨年10月のシカゴマラソンで2時間0分35秒の世界新記録を打ち立てたケルヴィン・キプトゥム(ケニア)が交通事故でこの世を去った。各紙が一斉に報じている。 ケニア・エルドレッドのカプタガット・ロードで、同乗していたガルヴェ・ハキジマナ・コーチとともに亡くなったことを、キプトゥムの家族や現地交通局が認めた。 キプトゥムは昨年12月に24歳になったばかり。ケニア西部のチェプコリオ出身で、トラックでの実績はほとんどないなか、ハーフマラソンで結果を残し、20年には丸亀国際ハーフマラソンにも出場している。同年12月にはバレンシアハーフで58分42秒をマーク。若手の有力選手としてみられるようになった。 22年12月にバレンシアで2時間1分53秒と鮮烈なマラソンデビューを飾ると、昨年は4月にロンドンで雨にもかかわらず2時間1分25秒の歴代2位の好タイムで優勝。10月のシカゴでは母国の英雄、エリウド・キプチョゲが持つ世界記録(2時間1分09秒)を塗り替えた。 4月のロッテルダムにエントリーしており、公認レースで人類初の2時間切りを目指していた。マラソン界の若きホープとの早すぎる別れに悲しみが広がっている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.22

青学大・折田壮太が27分43秒92! 出雲駅伝の失敗から奮起「やるしかないと腹をくくった」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、黒田朝日(青学大)が27分37秒62で全体トッ […]

NEWS 新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD

2025.11.22

新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、パリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が出場。6組で28分57秒99を要し […]

NEWS 中大・藤田大智が食らいついて2位 大幅自己新の27分40秒50も残り200mで競り負け「最後はやっぱり勝ちたかった」/MARCH対抗戦

2025.11.22

中大・藤田大智が食らいついて2位 大幅自己新の27分40秒50も残り200mで競り負け「最後はやっぱり勝ちたかった」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、最終の4組で黒田朝日(青学大)が27分37秒6 […]

NEWS 青学大・黒田朝日が27分37秒62! 27分台5人がマーク「1ヵ月後に最高の状態で臨みたい」/MARCH対抗戦

2025.11.22

青学大・黒田朝日が27分37秒62! 27分台5人がマーク「1ヵ月後に最高の状態で臨みたい」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、最終の4組は黒田朝日(青学大)が27分37秒6 […]

NEWS 田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD

2025.11.22

田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、7組日本人トップ(6着)の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分05秒92をマーク。塩 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top