HOME 国内

2024.02.12

女子2マイルで田中希実が9分16秒76! 3000m通過は8分40秒05といずれも日本記録上回る/WA室内ツアー
女子2マイルで田中希実が9分16秒76! 3000m通過は8分40秒05といずれも日本記録上回る/WA室内ツアー

田中希実(New Balance)

2月11日、米国・ニューヨークで第116回ミルローズ・ゲームが行われ、女子2マイル(約3218m)に出場した田中希実(New Balance)が9分16秒76の日本最高記録で5位入賞を果たした。

2月5日に米国・ボストンで室内1500mの日本記録となる4分08秒46で走っていた田中は2週連続のレースにもかかわらず、その疲れを感じさせぬ走りを見せた。

序盤は集団の8番手につけて800m2分18秒26、1000m2分52秒38で通過する。2000m手前では1つ前を走る選手を追い抜くのに手間取ってしまい、上位4人の集団からは引き離されてしまったものの、ペースを維持。3000mでは屋外の日本記録(8分40秒84)をも上回る8分40秒05というタイムを刻んだ。結局上位でレースを進めた選手には届かず、6番目でフィニッシュしたが、その後上位選手に失格があり5位に繰り上がっている。

2マイルは開催レースが少ない種目ではあるものの、フィニッシュタイムの9分16秒76は、1998年に川上優子(沖電気宮崎)が出した9分35秒04を大きく更新。日本陸連が公認する種目ではないため、日本最高記録という扱いとなるが、これまで多くの記録を樹立してきた田中に新たな称号が加わった。

※田中の3000mの通過について、大会主催者より正式タイムが修正されたことに伴い、記事およびタイトルを変更いたしました。

2月11日、米国・ニューヨークで第116回ミルローズ・ゲームが行われ、女子2マイル(約3218m)に出場した田中希実(New Balance)が9分16秒76の日本最高記録で5位入賞を果たした。 2月5日に米国・ボストンで室内1500mの日本記録となる4分08秒46で走っていた田中は2週連続のレースにもかかわらず、その疲れを感じさせぬ走りを見せた。 序盤は集団の8番手につけて800m2分18秒26、1000m2分52秒38で通過する。2000m手前では1つ前を走る選手を追い抜くのに手間取ってしまい、上位4人の集団からは引き離されてしまったものの、ペースを維持。3000mでは屋外の日本記録(8分40秒84)をも上回る8分40秒05というタイムを刻んだ。結局上位でレースを進めた選手には届かず、6番目でフィニッシュしたが、その後上位選手に失格があり5位に繰り上がっている。 2マイルは開催レースが少ない種目ではあるものの、フィニッシュタイムの9分16秒76は、1998年に川上優子(沖電気宮崎)が出した9分35秒04を大きく更新。日本陸連が公認する種目ではないため、日本最高記録という扱いとなるが、これまで多くの記録を樹立してきた田中に新たな称号が加わった。 ※田中の3000mの通過について、大会主催者より正式タイムが修正されたことに伴い、記事およびタイトルを変更いたしました。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.25

ダイヤモンドリーグ・ファイナルのエントリー発表 北口榛花が4年連続、村竹ラシッドは初

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)のレギュラーシリーズが終了し、スイス・チューリヒで行われるファイナルのエントリーが確定した。 女子やり投の北口榛花(JAL)は4年連続の進出。シーズンベストは64m63だが、 […]

NEWS 100m・菅野翔唯が10秒31で優勝! 女子200m・野見山寧祢、女子400m・今峰紗希もV/日韓中ジュニア交流競技会

2025.08.25

100m・菅野翔唯が10秒31で優勝! 女子200m・野見山寧祢、女子400m・今峰紗希もV/日韓中ジュニア交流競技会

◇第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25・27日/中国・内モンゴル自治区)1日目 各国の高校生世代が集う「日・韓・中ジュニア交流競技会」が行われ、男子100mは菅野翔唯(東農大二2群馬)が10秒31で優勝した。 […]

NEWS 日本選手権の失格取り消しとなった佐藤風雅所属のミズノ「真摯に対応していただいた」

2025.08.25

日本選手権の失格取り消しとなった佐藤風雅所属のミズノ「真摯に対応していただいた」

日本選手権の男子400m決勝で1着入線のあと、曲走路においてラインの内側を走行したとして失格の判定が下っていた佐藤風雅(ミズノ)の競技結果が再審議の結果、失格が取り消されて優勝となったことについて、所属先のミズノがコメン […]

NEWS 佐藤風雅の失格取り消しについて日本陸連が経緯説明「踵がラインを踏んでいる」は「踏み越えていない」再発防止へルール理解の徹底図る

2025.08.25

佐藤風雅の失格取り消しについて日本陸連が経緯説明「踵がラインを踏んでいる」は「踏み越えていない」再発防止へルール理解の徹底図る

日本陸連は8月25日、第109回日本選手権(7月4日~6日)の男子400m決勝でトップでフィニッシュした佐藤風雅(ミズノ)が失格と裁定されたことについて、ジュリーによる再審議の結果、取り消しとなったことを発表した。 その […]

NEWS 日本選手権男子400mの結果が訂正 佐藤風雅がレーン侵害で失格から優勝へ 今泉が2位

2025.08.25

日本選手権男子400mの結果が訂正 佐藤風雅がレーン侵害で失格から優勝へ 今泉が2位

日本陸連は8月25日、7月に行われた日本選手権男子400mの結果を訂正したことを発表し、佐藤風雅(ミズノ)が45秒28で優勝、今泉堅貴(内田洋行AC)が45秒29で2位となった。 実際のレースでも、速報では上記の結果が出 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top