HOME 国内、駅伝

2024.01.14

日本代表・山本有真 12月不調も2区2位の力走 パリ五輪「確実に狙っていくつもり」/都道府県女子駅伝
日本代表・山本有真 12月不調も2区2位の力走 パリ五輪「確実に狙っていくつもり」/都道府県女子駅伝

24年都道府県女子駅伝2区区間2位の力走を見せた山本有真(愛知・積水化学)

◇皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝(1月14日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km)

第42回都道府県対抗女子駅伝が行われ、5000mブダペスト世界選手権代表の山本有真(積水化学)が愛知の2区(4km)を務めた。区間賞こそ田中希実(New Balance)に譲ったが、12分35秒の区間2位で12人を抜き、しっかり力を示した。

「12月の調子から思えば最低ラインは走れました」と山本。昨年6月から右足首を慢性的に痛めており、「ずっと引きずっている」。加えて、インフルエンザにもかかって練習を積めなかったという。

広告の下にコンテンツが続きます

本来であれば1区を予定していたが、「ズタボロの状態だったので2区に代えていただきました」。そのぶん、「走らなきゃ」とパフォーマンスで恩返しした。

昨年はアジア選手権、世界選手権、アジア大会と日本代表として飛躍。「あこがれですと言ってくれる選手もたくさんいて、自分はそういう存在なんだなとうれしくなりました」と笑顔を見せる。同じ2区を走った田中、ドルーリー朱瑛里(岡山・津山高)らとも写真撮影したという。

日本代表を経験したからこそ、パリ五輪は「確実に狙っていくつもり」。そのためにこれから合宿に入るが、「フォームが崩れると足首が痛くなるのも弱いところ。治しつつ、接地も変えていきたい」。シーズン通して「ポイントを抑えつつ、記録もしっかり狙っていきたい」。まずは2大会連続代表となったアジア室内で結果を求めていく。

広告の下にコンテンツが続きます
◇皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝(1月14日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km) 第42回都道府県対抗女子駅伝が行われ、5000mブダペスト世界選手権代表の山本有真(積水化学)が愛知の2区(4km)を務めた。区間賞こそ田中希実(New Balance)に譲ったが、12分35秒の区間2位で12人を抜き、しっかり力を示した。 「12月の調子から思えば最低ラインは走れました」と山本。昨年6月から右足首を慢性的に痛めており、「ずっと引きずっている」。加えて、インフルエンザにもかかって練習を積めなかったという。 本来であれば1区を予定していたが、「ズタボロの状態だったので2区に代えていただきました」。そのぶん、「走らなきゃ」とパフォーマンスで恩返しした。 昨年はアジア選手権、世界選手権、アジア大会と日本代表として飛躍。「あこがれですと言ってくれる選手もたくさんいて、自分はそういう存在なんだなとうれしくなりました」と笑顔を見せる。同じ2区を走った田中、ドルーリー朱瑛里(岡山・津山高)らとも写真撮影したという。 日本代表を経験したからこそ、パリ五輪は「確実に狙っていくつもり」。そのためにこれから合宿に入るが、「フォームが崩れると足首が痛くなるのも弱いところ。治しつつ、接地も変えていきたい」。シーズン通して「ポイントを抑えつつ、記録もしっかり狙っていきたい」。まずは2大会連続代表となったアジア室内で結果を求めていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

110mH村竹ラシッド「人生でこんなに悔しい経験はない」メダルまであと少し「陸上は難しい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 昨年のパリ五輪と同じ […]

NEWS 走高跳・赤松諒一「攻めた助走はできた」世界大会3連続入賞の8位タイには「悔しい気持ちが大きい」/東京世界陸上

2025.09.16

走高跳・赤松諒一「攻めた助走はできた」世界大会3連続入賞の8位タイには「悔しい気持ちが大きい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が、2m24で8位入賞を果たした。 8位タイだった前回大会、 […]

NEWS 3000m障害三浦龍司とケニア選手との接触は妨害にあたらず 日本陸連が審判長に上訴も認められず/東京世界陸上

2025.09.16

3000m障害三浦龍司とケニア選手との接触は妨害にあたらず 日本陸連が審判長に上訴も認められず/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 日本陸連は16日、男子3000m障害決勝で三浦龍司(SUBARU)とエドマンド・セレム(ケニア)がフィニッシュ直前に接触した件について、審判長に抗議したものの、妨害にはあ […]

NEWS 中島佑気ジョセフが91年の高野進以来の400mファイナリストに!「目標を達成できて本当に幸せ」/東京世界陸上

2025.09.16

中島佑気ジョセフが91年の高野進以来の400mファイナリストに!「目標を達成できて本当に幸せ」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子400m準決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒53をマークし、2着で決勝進出を果たした。 34年前、旧国立 […]

NEWS 110mH村竹ラシッドが堂々5位!パリに続く入賞、悔し涙にも「何年かかってでもメダルを取りたい」/東京世界陸上

2025.09.16

110mH村竹ラシッドが堂々5位!パリに続く入賞、悔し涙にも「何年かかってでもメダルを取りたい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 フィニッシュの瞬間、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top