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2024.01.14

田中希実 中学以来の区間賞「今回ダメだったら…」苦手意識払拭して笑顔/都道府県女子駅伝
田中希実 中学以来の区間賞「今回ダメだったら…」苦手意識払拭して笑顔/都道府県女子駅伝

24年都道府県女子駅伝で2区区間賞の田中希実(New Balance)。右は区間記録保持者の小林祐梨子さん

◇皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝(1月14日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km)

第42回都道府県対抗女子駅伝が行われ、2区(4km)は1500m・5000m日本記録保持者の田中希実(兵庫・New Balance)が区間賞を獲得した。

同じ兵庫出身の大先輩でもあり、あこがれであり、「お姉さん」のような存在でもある小林祐梨子の持つ区間記録にあと4秒届かず12分11秒「沿道から区間記録も狙えるというような声も聞こえてきて、途中はバテていましたし、順位も上げられたから『まぁいいかな』とも思ったのですが、沿道の声で実感が得られて最後まで粘ることができました。それでも抜けなかったので、祐梨子さんの偉大さを改めて感じました」と話す。

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中3時のこの大会で区間賞を獲得している田中。それ以来の区間賞で「都道府県駅伝は向いていないんじゃないかと思っていて、今回ダメだったら本当にダメってことなかと思ったのですが、ちゃんと区間賞を取ることができて、吹っ切るきっかけになりました」と笑顔を見せた。

中高生からあこがれの存在。同区で走ったドルーリー朱瑛里(岡山・津山高)とも写真撮影をしたり、会話をしたり。「メディアの取り上げ方などしんどい部分はあると思いますが、伸び伸び楽しいと思いながら長く続けてほしい」とエールを送った。

2日後には3度目のケニア合宿に向かう田中。「1500mと5000mの両方でオリンピックを狙いたい。これをきっかけに調子を上げていきたいです」と語った。

◇皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝(1月14日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km) 第42回都道府県対抗女子駅伝が行われ、2区(4km)は1500m・5000m日本記録保持者の田中希実(兵庫・New Balance)が区間賞を獲得した。 同じ兵庫出身の大先輩でもあり、あこがれであり、「お姉さん」のような存在でもある小林祐梨子の持つ区間記録にあと4秒届かず12分11秒「沿道から区間記録も狙えるというような声も聞こえてきて、途中はバテていましたし、順位も上げられたから『まぁいいかな』とも思ったのですが、沿道の声で実感が得られて最後まで粘ることができました。それでも抜けなかったので、祐梨子さんの偉大さを改めて感じました」と話す。 中3時のこの大会で区間賞を獲得している田中。それ以来の区間賞で「都道府県駅伝は向いていないんじゃないかと思っていて、今回ダメだったら本当にダメってことなかと思ったのですが、ちゃんと区間賞を取ることができて、吹っ切るきっかけになりました」と笑顔を見せた。 中高生からあこがれの存在。同区で走ったドルーリー朱瑛里(岡山・津山高)とも写真撮影をしたり、会話をしたり。「メディアの取り上げ方などしんどい部分はあると思いますが、伸び伸び楽しいと思いながら長く続けてほしい」とエールを送った。 2日後には3度目のケニア合宿に向かう田中。「1500mと5000mの両方でオリンピックを狙いたい。これをきっかけに調子を上げていきたいです」と語った。

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