◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
箱根駅伝で2020~22年まで3年連続でシード権を継続し、20年と22年には過去最高の総合5位になっている東京国際大が、総合14位で本戦出場を逃した。
一瞬の出来事だった。8km過ぎに先頭集団の前方を走っていたリチャード・エティーリ(1年)が周囲の選手と接触して転倒。その後はすぐに立ち上がって完走したものの、1時間2分11秒で12位と、10000mの学生記録(27分06秒88)保持者としての実力は発揮できなかった。
日本人選手では川内琉生(2年)の40位(1時間3分02秒)が最高で、終わってみればボーダーライン(13位)とはわずか3秒差。横溝三郎監督は「通過はできると思っていたのでショックが大きい。悔しいし、情けない気持ちです」と呆然とした表情で総括した。
転倒したエティーリについては「ケガは大したことはないので、またすぐに走れると思います。ただ、精神的にかなりこたえていると思うので、これからレースへの臨み方など伝えていきたい」と慮った。
本戦への連続出場は「6」でストップしたものの、11月の全日本大学駅伝が控えている。もう一人の留学生であるアモス・ベット(1年)が出走する予定で、目標は「3位以内」を掲げている。
「もう一度チームとして気を引き締めてやっていきたい」と、指揮官は前を向いた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025