HOME 駅伝、箱根駅伝

2023.10.14

日大が節目の本戦に4年ぶり復帰 駅伝主将の下尾悠真「辞めずに報われて良かった」/箱根駅伝予選会
日大が節目の本戦に4年ぶり復帰 駅伝主将の下尾悠真「辞めずに報われて良かった」/箱根駅伝予選会

4年ぶりの箱根路に復帰する日大

◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

5位に食い込み、4年ぶり90回目の箱根路を決めた日大。本戦の総合優勝では歴代3位の11回を誇る名門「N」も、第96回大会(2020年)を最後に予選会すら突破できなかった。

その間に指導者交代など、体制を変えながら本戦復帰を目指したが、結果は実らず。駅伝主将の下尾悠真ら現在の4年生の世代は20人ほどいたが、半分まで減ったという。

広告の下にコンテンツが続きます

それだけに、下尾は「辞めずに報われて良かったです」と話していた。

留学生のシャドラック・キップケメイ(1年)が個人トップの1時間0分16秒でフィニッシュ。その他の日本人選手は1時間3~4分台で駆け抜けた。

「日本人選手は夏から集団走の練習をしてきました。15kmまで一緒にいて、そこからフリーで上げようと。15kmで後ろに声をかけたら、『全員います』と言われてホッとしました」(下尾)

岡山・倉敷高時代に、昨年を含め、全国高校駅伝で4回の優勝に導いてきた新雅弘監督が指揮官として母校・日大に戻ってきたのは5月。「倉敷高時代のトレーニングをできた学生は3人ぐらい」と当時を振り返る。そこから「ゼロからの突貫工事」で5ヵ月後の今予選会を目指した。

「コツコツやってきたのを見た神様がご褒美をくれたのでしょう。私自身もビックリ」と新監督も驚いた選手たちの激走。「大変身してくれました」と話していた。

◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 5位に食い込み、4年ぶり90回目の箱根路を決めた日大。本戦の総合優勝では歴代3位の11回を誇る名門「N」も、第96回大会(2020年)を最後に予選会すら突破できなかった。 その間に指導者交代など、体制を変えながら本戦復帰を目指したが、結果は実らず。駅伝主将の下尾悠真ら現在の4年生の世代は20人ほどいたが、半分まで減ったという。 それだけに、下尾は「辞めずに報われて良かったです」と話していた。 留学生のシャドラック・キップケメイ(1年)が個人トップの1時間0分16秒でフィニッシュ。その他の日本人選手は1時間3~4分台で駆け抜けた。 「日本人選手は夏から集団走の練習をしてきました。15kmまで一緒にいて、そこからフリーで上げようと。15kmで後ろに声をかけたら、『全員います』と言われてホッとしました」(下尾) 岡山・倉敷高時代に、昨年を含め、全国高校駅伝で4回の優勝に導いてきた新雅弘監督が指揮官として母校・日大に戻ってきたのは5月。「倉敷高時代のトレーニングをできた学生は3人ぐらい」と当時を振り返る。そこから「ゼロからの突貫工事」で5ヵ月後の今予選会を目指した。 「コツコツやってきたのを見た神様がご褒美をくれたのでしょう。私自身もビックリ」と新監督も驚いた選手たちの激走。「大変身してくれました」と話していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]

NEWS 箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

2025.12.11

箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]

NEWS 青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top