吉居駿恭5000mで学生歴代10位の13分22秒01 今季日本人学生トップタイムに「うれしい」目標はパリ五輪/新潟ACC
◇アスレチックスチャレンジカップ(9月30日~10月1日/新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)
日本グランプリシリーズ新潟大会のアスレチックスチャレンジカップの1日目が行われ、男子5000mは吉居駿恭(中大)が学生歴代10位、日本人学生歴代6位の13分22秒01で制した。
「目標には届かなかったのですが、自己ベストを更新して、今年の日本人学生トップタイムなのでうれしいです」
この試合では「13分15秒」を目指してトレーニングを積んできたという。だが「直前で調子上がらなくて……」と振り返る。
レースはアモス・ベット(東京国際大)がペースメーカーとして牽引。400m64秒を少し越えるあたり、1000mは2分42秒のイーブンペースを刻んだ。吉居は3日前や前日の刺激で「きつくてうまく走れなかった」とそうだが、レース中は「ペースは速いと思わなくて、余力がありました」。
次々と選手が脱落していき、吉居だけがベットにつく展開。4800mあたりでベットが離脱したが、最後も「切り替えられました」とペースを上げ、5月のゴールデンゲームズインのべおかでマークした自己記録13分27秒33を5秒以上更新した。
「学生でいるうちは5000mで世界を狙いたい」と、来年のパリ五輪や2年後の東京世界選手権出場を目指しているという。「今日のレースはパリを目指していく中で少しはつながったと思います」と語った。
10月9日に行われる出雲駅伝には、兄の大和や中野翔太らとともにエントリーされている吉居。「ロードは苦手意識があるので、チームの迷惑をかけないように走りたいです」と慎重に話していた。
男子5000m学生歴代10傑
13.00.17 R.エティーリ(東京国際大1) 2023. 5. 4 13.15.15 Y.ヴィンセント(東京国際大3) 2021. 5. 9 13.16.85 A.ベット(東京国際大1) 2023. 6.10 13.18.74 J.ラジニ(拓大3) 2021.11.14 13.19.00 竹澤 健介(早大3) 2007. 7.28 13.19.96 砂岡 拓磨(城西大4) 2021.12.10 13.20.43 高岡 寿成(龍谷大4) 1992. 7. 2 13.20.80 大迫 傑(早大4) 2013.11.17 13.21.49 上野裕一郎(中大4) 2007. 7.28 13.22.01 吉居 駿恭(中大2) 2023. 9.30
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)