2023.08.30
8月25日、東京2020パラリンピック開会式(2021年8月24日)にちなんで、東京都千代田区で「Parasports Day Forum2023」が開催され、パラアスリートを強力にサポートしている企業とパラアスリートが所属企業との関わり、チームコミュニケーションなどについて語った。
2年前の東京パラリンピックでは、多くの企業がアスリート雇用を通じてパラアスリートを支援。そのレガシーはパラリンピック後も続いており、来年のパリ大会に向けて、さらにアスリートを支援していこうという機運が高まっている。
今回はパリパラリンピックを目指す5人のアスリートが登壇し、トークセッションでメンタルマネージメントやコミュニケーション、所属企業との関わり方についてディスカッションを実施。パラ陸上からは車いす男子400m、1500mで金メダリストの佐藤友祈(モリサワ)、ブラインドランナーの井内菜津美(みずほフィナンシャルグループ)、女子走幅跳義足のクラスの兎澤朋美(富士通)が参加し、それぞれが所属する企業との関わりについて情報交換などを行った。
兎澤は「富士通では主要大会があると応援企画をしてくれる」と話し、コロナ禍で大会がライブ配信を行う事が多くなったこともあり、「社内でzoomにつないで観戦してもらい、現地応援に来ていただける方だけでなく、ハイブリッドという形で応援してもらっている」と企業の応援方法について説明した。
また、「試合後には応援のグッズのうちわやタオルなどを作って持ってきてくれたり、社員の方と他愛もない話ができたり、深く関われることも自分の力になっていると感じる」と、所属社員との交流や日々の会社生活が大切であることを語った。
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