2026.06.15
◇インターハイ南関東地区大会(6月12~15日/茨城県那珂市・水戸信用金庫スタジアム)3日目
滋賀インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の3日目が行われ、男子200mは塚本蘭天生(保土ケ谷3神奈川)が高校歴代7位タイの20秒74(+0.9)で初優勝。サニブラウン・アブデル・ハキーム(城西・東京/現・東レ)が2015年にマークした大会記録を0.22秒更新した。
最後まで競り合い、同じく大会新の20秒76で2位を占めた片山瑛太(市船橋3千葉)を、塚本はずっとライバル視していた。「県大会で20秒75を出した片山君に勝ちたいな、と。できれば20秒6台ぐらいも出したいと思っていました」。
しかし、「大会前日にスパイクが壊れるアクシデントがあり、初日の400mも50mぐらいで左脚のハムストリングスがケイレンして」予選落ちを喫するなど、悔しさを味わった。それでも「400mがなくなったぶん、200mとマイルリレーに集中しようと前向きに考えました」と気持ちを切り替えてこの日を迎えていた。
塚本が6レーン、片山が7レーンに入った決勝は、スタートから塚本が先行する。後半が得意の片山が直線に入ってから追い上げたが、「自分も後半は強い。最大限に身体を使い切る動きができました」と話す塚本が、わずかの差で逃げ切って白熱のレースをものにした。
「インターハイでは1位を狙うしかない。高校新記録も目標にしてがんばりたいです」
そう語りながらも、約2時間後に挑んだ4×400mリレー予選で保土ケ谷のエースとして力強い走りを披露。大会最終日の決勝でも頂点を目指すつもりだ。
ほかに男子では、800mの清川修一朗(駒大3東京)が1分52秒03で快勝。やり投は前回覇者の松本一颯(森村学園3神奈川)が、県大会でマークした今季高校ランキングトップの66m11を上回る66m14を1回目に投げて2連覇を果たした。昨年は国スポを制し、U18大会でも5位と全国での経験を着実に積んできた松本だが、思い入れの強いインターハイでは「必ず優勝したい」と意気込んだ。
走高跳は2m10の記録を持つ清水怜修(明星学園3東京)が、2m03で堂々の3連覇。佐藤琉惺(東京学館船橋2千葉)も2m03を成功したが、試技回数の差で清水に軍配が上がった。
女子は、400m覇者のバログン・ハル(市川3千葉)が200mも快勝して2年連続の2冠達成。自身が昨年打ち立てた大会記録(23秒77)を上回り、23秒56の大会新をマークした。インターハイでも前回に続く2冠、そして高校記録(23秒45)更新を見据える。
走幅跳は5m90台をマークした4人が4cm差にひしめく大混戦。まず原佑奈(渋谷学園幕張3千葉)が1回目の5m97(+2.4)でトップに立つと、近藤花奏(八王子2東京)も2回目に5m97(+1.6)で首位に立つ。その後、5回目に5m94(+1.5)を跳んだ仁科希來(甲府南2山梨)、6回目に5m93(+1.5)をマークした川端梨聖(東京3)が追いすがったが、近藤が僅差で逃げ切って優勝。2位に原、3位に仁科、4位に川端が続いた。
800mは昨年の全中優勝の1年生・尾出七海(東海大相模・神奈川)が序盤から積極的なレースを展開。最後まで粘ってライバルの猛追を振り切り、2分08秒46の自己ベストで初優勝を飾った。
ハンマー投で55m55の記録を持つ島川夕莉彩(小田原北3神奈川)は、1回目に従来の大会記録(50m15)を上回る50m72でトップに。「狙い過ぎて思うような投げができなかった」と2回目以降は記録を伸ばせなかったが、2位に4m以上の大差をつけて圧勝した。
インターハイは7月30日から8月5日まで滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアム(彦根総合スポーツ公園陸上競技場)で行われる。近年の酷暑を考慮して、例年よりも2日間多い日程で全競技のナイター開催が発表されており、各地区大会上位6名まで出場する。(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)
文/小野哲史
インターハイ南関東大会の優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 中山稜大(昭和学院秀英2千葉) 10秒67(-2.5) 200m 塚本蘭天生(保土ケ谷3神奈川) 20秒74(+0.9)=大会新 400m 砂川響介(明大八王子3東京) 47秒45 800m 清川修一朗(駒大3東京) 1分52秒03 1500m 古屋颯太(市船橋3千葉) 3分49秒71 5000m 朝倉悠羽(山梨学院2山梨) 14分21秒12 110mH 400mH 藤原啓寬(駒場東邦3東京) 52秒09 3000m障害 5000m競歩 堀千秋(富士3東京) 21分05秒80 4×100mR 市船橋(千葉) 39秒92=大会新 4×400mR 棒高跳 畠山優翔(木更津総合3千葉) 4m60 走高跳 清水怜修(明星学園3東京) 2m03 走幅跳 白川泰地(幕張総合3千葉) 7m19(-0.9) 三段跳 砲丸投 原裕斗(八王子2東京) 16m44 円盤投 ハンマー投 菊地彰光(東京3東京) 59m19 やり投 八種競技 佐野遥(板橋3東京) 5538点 学校対抗総合 ●女子 100m 横山柚希(市柏2千葉) 12秒00(-2.6) 200m バログン・ハル(市川3千葉) 23秒56(+0.3)=大会新 400m バログン・ハル(市川3千葉) 53秒51 800m 尾出七海(東海大相模1神奈川) 2分08秒46 1500m アカイ・メアリー(白鵬女3神奈川) 4分13秒42=大会新 3000m 100mH 400mH 船津美夕(相洋3神奈川) 60秒55 5000m競歩 藤田歩波(鶴嶺3神奈川) 24分26秒66 4×100mR 市柏(千葉) 45秒65 4×400mR 走高跳 鴨田るな(東海大相模3神奈川) 1m73 棒高跳 坂田咲和(法政二3神奈川) 3m50 走幅跳 近藤花奏(八王子2東京) 5m97(+1.6) 三段跳 砲丸投 円盤投 圓成美(藤村女3東京) 40m24 ハンマー投 島川夕莉彩(小田原北3神奈川) 50m72=大会新 やり投 宇内柚歩(金井3神奈川) 45m43 七種競技 学校対抗総合RECOMMENDED おすすめの記事
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