HOME 国内、世界陸上、日本代表
日本勢4大会ぶり女子100m出場果たした君嶋愛梨沙「この経験をプラスに」/世界陸上
日本勢4大会ぶり女子100m出場果たした君嶋愛梨沙「この経験をプラスに」/世界陸上

女子100mに出場した君島愛梨沙(土木管理総合)

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、女子100m予選7組に出場した君嶋愛梨沙(土木管理総合)は、11秒73(+0.2)で7着。予選敗退ながら、初の個人世界大会で足跡を刻んだ。

7月のアジア選手権で右足の足底筋膜炎、ハムストリングスも痛め、「ベストコンディションではない中で、この舞台に立つべきがどうか迷いました」。だが、ワールドランキングの追加資格で手にした出場権。「チャンスを大切にしたかった」とスタートラインに立った。

広告の下にコンテンツが続きます

3大会連続6度目の金メダルを目指すシェリーアン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が右隣の5レーンにいる。「隣で入るなんて一生に1回あるかないか。この経験をプラスにしたい」とチャレンジした。レース中はずっと背中を見るかたちにはなったが、同種目としては2015年北京大会の福島千里以来、史上4人目の出場。歴史をつなぐ一歩を踏み出せたことが重要だ。

6月の日本選手権では100m、200mの2冠に輝くなど、日本女子スプリントを牽引する存在に。「帰ってから走りで(得た経験を)体現したいし、他の選手にも伝えていきたい」と君嶋は、しっかりと前を見つめた。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、女子100m予選7組に出場した君嶋愛梨沙(土木管理総合)は、11秒73(+0.2)で7着。予選敗退ながら、初の個人世界大会で足跡を刻んだ。 7月のアジア選手権で右足の足底筋膜炎、ハムストリングスも痛め、「ベストコンディションではない中で、この舞台に立つべきがどうか迷いました」。だが、ワールドランキングの追加資格で手にした出場権。「チャンスを大切にしたかった」とスタートラインに立った。 3大会連続6度目の金メダルを目指すシェリーアン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が右隣の5レーンにいる。「隣で入るなんて一生に1回あるかないか。この経験をプラスにしたい」とチャレンジした。レース中はずっと背中を見るかたちにはなったが、同種目としては2015年北京大会の福島千里以来、史上4人目の出場。歴史をつなぐ一歩を踏み出せたことが重要だ。 6月の日本選手権では100m、200mの2冠に輝くなど、日本女子スプリントを牽引する存在に。「帰ってから走りで(得た経験を)体現したいし、他の選手にも伝えていきたい」と君嶋は、しっかりと前を見つめた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.12

ボストンマラソンに世界歴代8位のコリル、女子はパリ五輪4位のロケディがエントリー

ボストンマラソンの主催者は12月11日、来年4月20日に米国で開催される同大会への出場選手6名(車椅子レースを含む)を発表した。 男子のJ.コリル(ケニア)、女子のS.ロケディ(ケニア)と、前回大会優勝者が出場予定。コリ […]

NEWS グランドスラム・トラックが財政難で破産申請へ 創設者マイケル・ジョンソン氏「使命と未来はあきらめない」

2025.12.12

グランドスラム・トラックが財政難で破産申請へ 創設者マイケル・ジョンソン氏「使命と未来はあきらめない」

今年新設されたリーグ大会、グランドスラム・トラックが破産申請を行ったことが現地メディアで報じられている。 グランドスラム・トラックはマイケル・ジョンソン氏を創設者・コミッショナーとして新設されてたリーグ戦。4大会を実施予 […]

NEWS タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

2025.12.11

タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]

NEWS 青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

2025.12.11

青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]

NEWS 箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

2025.12.11

箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top