HOME 国内、海外

2023.08.18

有森裕子氏が世界陸連理事選にトップ当選 日本陸連副会長、アジア陸連理事に続く要職に就任 世界陸連会長はコー氏が3選
有森裕子氏が世界陸連理事選にトップ当選 日本陸連副会長、アジア陸連理事に続く要職に就任 世界陸連会長はコー氏が3選

日本陸連の有森裕子副会長

世界陸連(WA)は17日、ブダペスト世界選手権を前に役員改選を行い、理事選において日本陸連副会長の有森裕子氏が最多得票数で当選した。任期は4年間。

有森氏は56歳。五輪の女子マラソンで2大会連続メダル(1992年バルセロナ銀、96年アトランタ銅)を獲得し、07年の東京マラソンまで現役を続けた。

引退後は解説やコメンテーターとして活躍するほか、カンボジアの支援や国連人口基金親善大使、サッカーJリーグ理事など、陸上の枠にとどまらない幅広い活動をこなしている。

広告の下にコンテンツが続きます

有森氏は今回の理事選にあたり、現役時代の競技経験や、NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」の運営などを行ってきた経歴などをアピール。25年に控える東京世界選手権を日本陸連として後押しすることなどを訴えた。

理事選には定員13人に対して、28人が立候補。192人の投票資格者が13人を選ぶ方式で行われ、有森氏は最多の166票を集めた。そのほかでは08年北京五輪女子七種競技金メダリストのナタリア・ドブリンスカ氏(ウクライナ)、男子三段跳の元世界記録保持者ウィリー・バンクス氏(米国)も当選した。

有森氏は7月に行われたアジア陸連の理事選でも当選している。

また、同時に行われた会長選には、15年から会長を務めるセバスチャン・コー氏(英国)のみが立候補。信任投票で192票の支持を集め、最後の3期目を務めることが決まった。

世界陸連(WA)は17日、ブダペスト世界選手権を前に役員改選を行い、理事選において日本陸連副会長の有森裕子氏が最多得票数で当選した。任期は4年間。 有森氏は56歳。五輪の女子マラソンで2大会連続メダル(1992年バルセロナ銀、96年アトランタ銅)を獲得し、07年の東京マラソンまで現役を続けた。 引退後は解説やコメンテーターとして活躍するほか、カンボジアの支援や国連人口基金親善大使、サッカーJリーグ理事など、陸上の枠にとどまらない幅広い活動をこなしている。 有森氏は今回の理事選にあたり、現役時代の競技経験や、NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」の運営などを行ってきた経歴などをアピール。25年に控える東京世界選手権を日本陸連として後押しすることなどを訴えた。 理事選には定員13人に対して、28人が立候補。192人の投票資格者が13人を選ぶ方式で行われ、有森氏は最多の166票を集めた。そのほかでは08年北京五輪女子七種競技金メダリストのナタリア・ドブリンスカ氏(ウクライナ)、男子三段跳の元世界記録保持者ウィリー・バンクス氏(米国)も当選した。 有森氏は7月に行われたアジア陸連の理事選でも当選している。 また、同時に行われた会長選には、15年から会長を務めるセバスチャン・コー氏(英国)のみが立候補。信任投票で192票の支持を集め、最後の3期目を務めることが決まった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.18

甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

12月7日に熊本県甲佐町役場前をスタート・フィニッシュとする第50回熊本甲佐10マイルロードレースのエントリー選手が11月18日、発表された。 招待選手は既に発表されていたが、9月の東京世界選手権マラソンで11位に入った […]

NEWS 国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
PR

2025.11.18

国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る

スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]

NEWS 中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

2025.11.18

中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]

NEWS クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top