2023.08.18
女子100mハードルの世界記録保持者・T.アムサン(ナイジェリア)がドーピング規則違反で暫定資格処分を受けていた問題で、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)の懲戒審判委員会が、アムサンが違反を犯していないと認定したことを17日に発表した。これにより、暫定資格停止処分は即時解除され、明日開幕のブダペスト世界選手権への出場が可能となる。
アムサンは今年7月19日に、居場所情報関連義務違反でAIUから暫定資格停止処分を受けていたが、潔白を主張していた。
一方、AIUの代表はこの決定への不服を唱えており、期限内にスポーツ仲裁裁判所(CAS)への上告権を行使するかを検討すると表明されている。
アムサンは昨年のオレゴン世界選手権準決勝で12秒12の世界記録を樹立。決勝では追い風参考ながら12秒06をマークして金メダルを獲得していた。今季は7月に12秒34をマークしている。
この報告を受けてアムサンは自身のSNSを更新し、「とてもうれしい。来週の世界選手権では連覇できることを楽しみにしている」と喜びの声を語った。
資格停止解除の報告を受けてSNSで喜びをつづったアムサン
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