HOME 世界陸上、海外

2023.07.25

アシックスが世界陸連難民選手団をオフィシャルスポンサーとしてサポート
アシックスが世界陸連難民選手団をオフィシャルスポンサーとしてサポート

22年オレゴン世界選手権には4名の選手が難民選手団として出場。男子5000mにはスーダン出身のJ.A.エイサ・モハメドが出走した

世界陸連(WA)とアシックスは25日、紛争や迫害により故郷を追われた難民アスリートらにより構成されるWA難民選手団をオフィシャルスポンサーとしてサポートすることを発表した。

WA難民選手団は国内の暴力、紛争、迫害などから逃れてきたアスリートに、トレーニングと競技の機会を提供するために2016年に設立。同年のリオ五輪に初めて出場し、以後WAが主催するほぼすべての大会に出場している。来月行われるブダペスト世界選手権でも構成される予定となっている。

今回の契約は、アシックスの理念である「健全な身体に健全な精神があれかし」に加え、同社の長期ビジョン「VISION2030」のテーマである「誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も身体も満たされるライフスタイルを創造する」という取り組みから実現した。

今回の契約を受けてセバスチャン・コーWA会長は「世界中で難民が増加傾向にある中、アシックスにこのような人道的な事業に参加いただけることを深く感謝しています。我々難民チームのプログラムは、優秀なアスリートたちの人生に変化を与え、彼らとともにスポーツの力を通じて困難な状況に置かれている何百万人もの人々へ力を与えています」と感謝の気持ちを述べた。

また、アシックスの代表取締役社長・廣田康人氏は「ワールドアスレティックス難民選手団をサポートすることができ、大変光栄に思います。非常に困難な状況に打ち勝って挑戦する選手たちの強い意志は世界に勇気を与えてくれます。アシックスは今後も、陸上競技のさらなる発展とともに、誰もがスポーツを楽しみ、心身ともに満たされる世界の実現に向け貢献してまいります」とコメントしている。

世界陸連(WA)とアシックスは25日、紛争や迫害により故郷を追われた難民アスリートらにより構成されるWA難民選手団をオフィシャルスポンサーとしてサポートすることを発表した。 WA難民選手団は国内の暴力、紛争、迫害などから逃れてきたアスリートに、トレーニングと競技の機会を提供するために2016年に設立。同年のリオ五輪に初めて出場し、以後WAが主催するほぼすべての大会に出場している。来月行われるブダペスト世界選手権でも構成される予定となっている。 今回の契約は、アシックスの理念である「健全な身体に健全な精神があれかし」に加え、同社の長期ビジョン「VISION2030」のテーマである「誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も身体も満たされるライフスタイルを創造する」という取り組みから実現した。 今回の契約を受けてセバスチャン・コーWA会長は「世界中で難民が増加傾向にある中、アシックスにこのような人道的な事業に参加いただけることを深く感謝しています。我々難民チームのプログラムは、優秀なアスリートたちの人生に変化を与え、彼らとともにスポーツの力を通じて困難な状況に置かれている何百万人もの人々へ力を与えています」と感謝の気持ちを述べた。 また、アシックスの代表取締役社長・廣田康人氏は「ワールドアスレティックス難民選手団をサポートすることができ、大変光栄に思います。非常に困難な状況に打ち勝って挑戦する選手たちの強い意志は世界に勇気を与えてくれます。アシックスは今後も、陸上競技のさらなる発展とともに、誰もがスポーツを楽しみ、心身ともに満たされる世界の実現に向け貢献してまいります」とコメントしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.23

【男子400mH】家入俊太(東福岡高3)49秒74=高校歴代2位

第80回九州選手権第1日は8月23日、大分・クラサスドーム大分で行われ、男子400mハードルで家入俊太(東福岡高3)が高校歴代2位となる49秒74をマークした。 家入は姪浜中3年時に全中400mB決勝進出。東福岡高では1 […]

NEWS 長距離指導者の川越学氏が63歳で急逝 資生堂、エディオンで監督歴任 競歩の藤井も指導

2025.08.23

長距離指導者の川越学氏が63歳で急逝 資生堂、エディオンで監督歴任 競歩の藤井も指導

女子長距離を中心にトップ選手を指導してきた川越学氏が、8月22日に脳卒中のため亡くなったことがわかった。63歳だった。 鹿児島県出身の川越氏は、現役時代は鹿児島南高、早大で活躍。箱根駅伝では2度の優勝を果たし、日本インカ […]

NEWS 100m・ジェファーソンが10秒76V 砲丸投・ジャクソンが大会新 マリングスが円盤投初優勝/DLブリュッセル

2025.08.23

100m・ジェファーソンが10秒76V 砲丸投・ジャクソンが大会新 マリングスが円盤投初優勝/DLブリュッセル

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦・ブリュッセル大会(ベルギー)が8月22日に行われ、女子100m(-0.2)はパリ五輪銅メダルのM.ジェファーソン(米国)が10秒76で優勝した。 ジェファーソンは現 […]

NEWS 5000m田中希実が14分37秒19!自己4番目の好記録で世界陸上へ弾み 走高跳・真野は4位タイ/DLブリュッセル

2025.08.23

5000m田中希実が14分37秒19!自己4番目の好記録で世界陸上へ弾み 走高跳・真野は4位タイ/DLブリュッセル

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦・ブリュッセル大会(ベルギー)が8月22日に行われ、女子5000mに田中希実(New Balance)が出場。14分37秒19の9位だった。 田中は第2集団の後方でレ […]

NEWS 日本陸連が育成年代のスケジュール案を提示「待ったなし」夏開催や全国大会の在り方再考へ「はたらきかけていく」

2025.08.22

日本陸連が育成年代のスケジュール案を提示「待ったなし」夏開催や全国大会の在り方再考へ「はたらきかけていく」

日本陸連は8月22日、育成年代の年間競技会スケジュールや暑熱問題による夏の競技会開催、さらには全国大会の在り方について、報道陣に向けて指針を示した。会見には日本陸連の田﨑博道専務理事と山崎一彦強化委員長が登壇した。 今年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top