大阪市に本部を置く芸能事務所の「松竹芸能」は20日、長距離で活躍する北川星瑠(大阪芸大)が所属タレントとして芸能界入りすることを発表した。学生長距離界屈指のトップランナーが、陸上と芸能界の2足のわらじを履く。
北川は滋賀県大津市出身。比叡山高時代の3年次には1500mと3000mの2種目でインターハイに出場し、3000mで決勝進出を果たしている(13位)。また、3年連続で全国高校駅伝に出場し、主力としてチームに貢献した。
大阪芸大に進学後もその実力を伸ばし、全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)では2021年、2022年と2年連続で2区区間賞を獲得する快走を見せ、チームを牽引。今年は3月に島根で行われた日本学生女子ハーフマラソン選手権では日本学生歴代7位となる1時間10分50秒で優勝している。
さらに、5月の関西インカレで5000m、10000mでは、それぞれ16分26秒12、33分00秒60で2冠を達成。8月1日から中国・成都で開催されるワールドユニバーシティーゲームズのハーフマラソン代表にも選出されている。
一方で、北川は4歳から小学生まで子役として活動。中学、高校では芸能活動を中断していたが、大阪芸大では舞台芸術学科に所属。歌、ダンス、演技の練習をし、ミュージカルを学んでいる。今後は陸上競技に打ち込むかたわら、タレント、女優として活動する予定としている。
同日には所属会見も実施し、元陸上競技選手で、アスリート芸人として活躍する森脇健児さんが立会人を務めるなど、異例の待遇を受けている。松竹芸能は落語家の笑福亭鶴瓶さんやお笑いコンビのよゐこ、ますだおかだらが在籍する芸能事務所。そのなかでも期待の若手タレントとして新たなスタートを切った。
【画像】SNSで意気込みを語った北川星瑠
【お知らせ】
— 北川 星瑠(きたがわ ひかる) (@_rabbit1124_) July 20, 2023
本日から松竹芸能に所属させて
いただくことになりました。
これから陸上界でも芸能界でも
日本を代表する選手、タレントに
なれるように頑張ります!!
新たな私のスタートを
応援していただけると嬉しいです✨ pic.twitter.com/Y12yOhF7dQ
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
2025.12.04
世界陸連主催大会での年齢制限を緩和 高校1年生相当で全種目に出場可能
世界陸連(WA)は12月2日・3日の両日に評議会を開催し、各種ルールの確認や規則改定について協議した。 その中で、WA主催大会の一部種目で設けられていた年齢制限を撤廃することが決まった。 従来は、マラソンおよび35km競 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025