◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)3日目
関東インカレ3日目に行われた男子1部10000m競歩は吉川絢斗(東学大)が40分41秒77で優勝した。
「今日は優勝を狙っていたのでうれしいです」と笑顔の吉川。3部の立岩和大(順大院)には先着を許したものの、昨年のオレゴン世界選手権代表・住所大翔(順大院)よりも先にフィニッシュ。「得点源でもあったので、チームのために1部で優勝」が最大目標だった。
この日は「残り3000mでペースアップしたのですが歩型も崩れずに対応できました」と納得の表情を浮かべる。
ワールドユニバーシティゲームズ(中国・成都)代表の懸かった3月の日本学生20km競歩(能美)で1時間21分秒13で2位となり、代表を決めていた吉川。4月の日本学生個人選手権10000m競歩でも40分36秒18の自己新で制している。
中大附横浜高1年の終わりに、先輩の付添で競歩を見てから「かっこいい」と挑戦した。インターハイ6位など実績を残した。
世界レベルの日本競歩にあって、「まだ差はあります」と言うが、まずは「ユニバで優勝を目指します」。夏の20kmということもあり、「距離を踏んでいきます」。もちろん、将来はシニアの大会で日本代表を目指す。
「日本で代表枠に入るのも難しいですが、日本で勝てれば世界で戦える。まずは日本で戦えるようになりたいです」
同じ横浜出身の松永大介(富士通)、そして同じ国立大から世界の頂点へと上り詰めた山西利和(愛知製鋼)のように、一歩ずつ世界を目指して歩いていく。
※一部記事を修正いたしました。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025