2022.09.08
ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルがスイス・チューリッヒで開催され、1日目の9月7日には6種目が行われた。1日目はチューリッヒ市街地にあるオペラハウス前に特設されたトラックとフィールドで実施。
男子砲丸投では15年北京・19年ドーハ世界選手権金メダルのJ.コヴァクス(米国)が世界歴代2位の23m23で優勝した。コヴァクスは1回目に22m67をプットすると、2回目に自身初の23m台を投げてDL記録を更新。3回目以降は距離を延ばせなかったが、見事に年間王者となった。
現在33歳のコヴァクスは世界選手権2度優勝のほか、16年リオ・東京五輪と17年ロンドン、今年のオレゴン世界選手権で銀メダルを獲得している。これまでの自己記録は22m91(19年)。DLでは15年以来2度目のトロフィー獲得だった。
世界記録(23m37)保持者で五輪2連覇(16年リオ、東京)のR.クルーザー(米国)が22m74で2位、17年ロンドン世界選手権金のT.ウォルシュ(ニュージーランド)が21m90で3位に続いた。
男子走高跳は東京五輪金メダルのG.タンベリ(イタリア)が2m34のシーズンベストで勝利。昨年に続いて年間王者となった。J.ハリソン(米国)も同じくシーズンベストの2m34を跳んだが試技数差で2位となった。オレゴン世界選手権VのM.E.バルシム(カタール)は2m18の6位にとどまった。
女子棒高跳はN.ケネディ(豪州)がシーズンベストの4m81を跳んでV。女子砲丸投はオレゴン世界選手権金メダルのC.イーリー(米国)が20m19で制した。
男子5000mは東京五輪4位のN.キプコリル(ケニア)が12分59秒05で、女子5000mはオレゴン世界選手権銀メダルのB.チェベト(ケニア)が14分31秒03でそれぞれ優勝した。S.ハッサン(オランダ)は14分37秒05で5位。
DLファイルの2日目は日本時間の10日0時35分(現地9日17時35分)から実施。男子3000m障害に三浦龍司(順大)、女子やり投に北口榛花(JAL)が出場する。
■ダイヤモンドリーグ・ファイナル優勝者(1日目)
・男子
5000m N.キプコリル(ケニア) 12分59秒05
走高跳 G.タンベリ(イタリア) 2m34
砲丸投 J.コヴァクス(米国) 23m23=DL新
・女子
5000m B.チェベト(ケニア) 14分31秒03
棒高跳 N.ケネディ(豪州) 4m81
砲丸投 C.イーリー(米国) 20m19

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