◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に行われた男子3000m障害で、2位に入った青木涼真(Honda)が8分20秒09をマーク。自己記録(8分20秒70)を更新するとともに、世界選手権の参加標準記録8分22秒00を突破して3位以内に入ったため、昨年の東京五輪に続いて代表に内定した。
優勝した三浦龍司(順大)が飛び出すなか、青木は冷静に「2000mまで自分のペースで行きました」。最後までしっかりした足取りで代表をつかみ取り、何より「4大会目で3回連続3位だったのが引っかかっていたので、順位は満足」と2位に入ったことにも充実感を浮かべる。
万全ではなかったと言い、「標準記録を狙うには2本(ホクレンディスタンス)は難しいので、ここで無理して突破できてよかった」と青木。日本記録を持ち、ともに世界選手権代表に内定した三浦との差はひしひしと感じている。だが、「彼を追いかけることで世界に近づく。総合的に差があるので1つずつ鍛えて上がっていきます。じわじわと追いかけるので楽しみにしていてください」。
伸びしろたっぷりで挑む2度目の世界。さらに成長した姿で挑戦する。
■男子30000mSC日本歴代10傑
8.09.92 三浦龍司(順大2) 2021. 7.30
8.18.93 岩水嘉孝(トヨタ自動車) 2003. 8.23
8.19.52 新宅雅也(ヱスビー食品) 1980. 7. 8
8.19.96 山口浩勢(愛三工業) 2021. 6.26
8.20.09 青木涼真(Honda) 2022. 6.11
8.21.6 小山隆治(クラレ) 1974. 6.22
8.23.93 阪口竜平(SGホールディングス) 2021. 5. 9
8.25.49 潰滝大記(富士通) 2021. 6.26
8.25.70 楠 康成(阿見AC) 2022. 6.11
8.26.48 内冨恭則(中国電力) 1997.10.29
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.04.29
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.29
【大会結果】第58回織田幹雄記念(2024年4月29日)
【大会結果】第58回織田幹雄記念(2024年4月29日/ホットスタッフフィールド広島) グランプリ ●男子 100m 1500m G.アブラハム(阿見AC) 3分39秒17=大会新 日本人トップ/館澤亨次(DeNA) […]
2024.04.29
やり投・オレゴン代表の武本紗栄が59m06でV!五輪へ「やれること全部やる」肉体改造やチェコ遠征にも挑戦/織田記念
◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、女子やり投は武本紗栄(Team SSP)が59m06で優勝した。 広告の下にコンテンツが続きます 武本は1回目に5 […]
2024.04.29
山縣亮太「右脚の違和感」でB決勝棄権 予選は10秒58の3着 五輪に向け「1%でも可能性があれば」/織田記念
◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、男子100mに出場した山縣亮太(セイコー)は予選を10秒58(-0.4)の組3着。B決勝は棄権した。 広告の下にコ […]
2024.04.29
十種競技はハウッテケーテが8020点のセカンドベスト 七種競技はブルックスが自己タイで快勝/WA混成ツアー
4月27、28日にイタリア・ブレシアで世界陸連(WA)混成ツアー・ゴールドのマルチスターが開催され、 男子十種競技ではJ.ハウッテケーテ(ベルギー)が8020点(11秒06、7m37、14m12、2m01、49秒16/1 […]
2024.04.29
男子100m・多田修平にアクシデント 右脚痛め予選途中棄権/織田記念
◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 織田記念の男子100m予選で1組に出場した多田修平(住友電工)がレース中に脚を痛め、途中棄権となった。 広告の下にコンテンツが続きます 今季の室内シーズ […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!