HOME 国内、大学

2022.05.21

ハンマー投・福田翔大が大会新の69m88で史上2人目の3連覇も「今季1回もハマっていない」/関東IC
ハンマー投・福田翔大が大会新の69m88で史上2人目の3連覇も「今季1回もハマっていない」/関東IC

◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)3日目

関東インカレの3日目に行われた男子ハンマー投で、福田翔大(日大)が大会3連覇を達成した。この種目の3連覇は72~74回(1993~95年)の海老原亘(順大)以来。27年ぶり史上2人目の快挙だった。

1投目ファウルで、2投目は「残しにいって」65m85。「タイミングが取れていませんでした」と言う。3投目で69m49を投げ、前回大会で自身が作った大会記録68m84を更新した。4投目にはファウルながら70mを超えるスロー。5投目にさらに大会記録を塗り替える69m88で3連覇に花を添えた。

今季は常に70mを超えるなどアベレージは上がっているが「力はついていますが、1回もハマった投げがない」と福田。前日の砲丸投で自己ベストの17m41を投げて2位に入っているように、フィジカル面など全体的にパワーアップしているが、「合わせきれていない」と。課題についてもまだ探っている段階で、「モヤモヤ」が続く。

スウィングなど技術に関しては「日本トップの中でもへたくそ」と福田。だからこそ、伸びしろもいっぱいだ。福田が師事するのは、あの“アジアの鉄人”室伏重信氏。そして、福田が見据えるのは室伏広治の学生記録73m82を塗り替えること。

広告の下にコンテンツが続きます

「自信はもちろんあります。地元での日本選手権でしっかり投げて連覇をしたいです」

ハンマー投のホープは世界を見据えて、偉大な先輩の記録を一つずつ塗り替えていくつもりだ。

◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)3日目 関東インカレの3日目に行われた男子ハンマー投で、福田翔大(日大)が大会3連覇を達成した。この種目の3連覇は72~74回(1993~95年)の海老原亘(順大)以来。27年ぶり史上2人目の快挙だった。 1投目ファウルで、2投目は「残しにいって」65m85。「タイミングが取れていませんでした」と言う。3投目で69m49を投げ、前回大会で自身が作った大会記録68m84を更新した。4投目にはファウルながら70mを超えるスロー。5投目にさらに大会記録を塗り替える69m88で3連覇に花を添えた。 今季は常に70mを超えるなどアベレージは上がっているが「力はついていますが、1回もハマった投げがない」と福田。前日の砲丸投で自己ベストの17m41を投げて2位に入っているように、フィジカル面など全体的にパワーアップしているが、「合わせきれていない」と。課題についてもまだ探っている段階で、「モヤモヤ」が続く。 スウィングなど技術に関しては「日本トップの中でもへたくそ」と福田。だからこそ、伸びしろもいっぱいだ。福田が師事するのは、あの“アジアの鉄人”室伏重信氏。そして、福田が見据えるのは室伏広治の学生記録73m82を塗り替えること。 「自信はもちろんあります。地元での日本選手権でしっかり投げて連覇をしたいです」 ハンマー投のホープは世界を見据えて、偉大な先輩の記録を一つずつ塗り替えていくつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.24

栁田大輝 最後の最後まで挑戦も100m代表逃す「無理をしなくて良かったと思える日が絶対に来る」

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mに栁田大輝(東洋大)が出場した。 土壇場での大逆転を狙い、日本記録(9秒95)を目指した栁田。午前中の第一レースを10秒11( […]

NEWS ドキュメント/今年も歴史が刻まれた福井の夜に熱狂!東京世界陸上前に過去最大規模の“お祭り”が夏を彩る

2025.08.24

ドキュメント/今年も歴史が刻まれた福井の夜に熱狂!東京世界陸上前に過去最大規模の“お祭り”が夏を彩る

2019年に産声を上げたAthlete Night Games in FUKUIは、今年で6回目を迎えた。17年に行われた日本インカレの男子100mで、桐生祥秀(東洋大、現・日本生命)が日本初の9秒台を刻んだ時の感動から […]

NEWS 100mH清山ちさと 34歳自己新連発 ラストチャンスは惜しくも標準届かず世界陸上代表ならず

2025.08.24

100mH清山ちさと 34歳自己新連発 ラストチャンスは惜しくも標準届かず世界陸上代表ならず

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、九州選手権が大分スポーツ公園クラサスドーム大分で行われ、女子100mハードルに清山ちさと(いちご)が出場した。 東京世界選手権の参加標準記録(12秒73)を […]

NEWS 【“陸女”インタビュー】バラエティーや情報番組に引っ張りだこ!タレント・国本梨紗さん 中学3年間の陸上部「あの時の記憶が数年後の自分を助けてくれる」

2025.08.24

【“陸女”インタビュー】バラエティーや情報番組に引っ張りだこ!タレント・国本梨紗さん 中学3年間の陸上部「あの時の記憶が数年後の自分を助けてくれる」

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者 […]

NEWS 東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定

2025.08.24

東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定

TBSは8月24日、公式SNSやYouTubeを更新し、東京世界陸上とアニメ『進撃の巨人』とのコラボレーションを発表した。 世界的に人気を誇る『進撃の巨人』とのコラボとなる「進撃の世界陸上」。そのコラボVTRが公開された […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top