HOME ニュース、国内

2021.12.05

最後の福岡 日本人トップは細谷恭平!パリ五輪選考MGC第一号/福岡国際マラソン
最後の福岡 日本人トップは細谷恭平!パリ五輪選考MGC第一号/福岡国際マラソン


◇第75回福岡国際マラソン(12月5日/福岡市・平和台陸上競技場発着)

オレゴン世界選手権選考会およびパリ五輪選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)切符を懸けた第75回福岡国際マラソンが行われ、細谷恭平(黒崎播磨)が日本人トップの2位に入った。2時間8分16秒をマークし、MGC出場権獲得条件である2時間10分以内をクリアして、MGC出場権第一号となった。

レースは序盤から大集団で展開。15km通過も16人で進む。20kmで元日本記録保持者の設楽悠太(Honda)が途中棄権。中間点は1時間2分41秒で通過すると、その後はやや集団がばらけ始めた。

27kmすぎになるとジェームス・ルンガル(中央発條)、マイケル・ギザエ(スズキ)とともに髙久龍(ヤクルト)、細谷、定方俊樹(三菱重工)、大塚祥平(九電工)らが先頭集団を形成。ペースメーカーが外れた30kmで髙久が海外選手2人とトップに躍り出るが、31.6kmの折り返し前に細谷、定方が追いつき、細谷が前に出た。

35kmでギザエがペースアップし、細谷、髙久が遅れる。37kmで細谷が単独2位となった。優勝はギザエで2時間7分51秒で最後のチャンピオンに。細谷が2位で続いた。3位にルンガル。4位の大塚、5位の髙久、6位の上門大祐(大塚製薬)が2時間9分以内をマークしてMGC出場権を獲得した。

細谷は茨城・水城高から中央学大を経て2018年から黒崎播磨へ。箱根駅伝では2度5区を走り区間3位と好走。2月のびわ湖毎日マラソンでは日本歴代6位の2時間6分35秒をマークして3位に入っていた。これがマラソン3レース目。

広告の下にコンテンツが続きます

■福岡国際マラソン入賞者
1位 M.ギザエ(スズキ) 2時間7分51秒
2位 細谷恭平(黒崎播磨) 2時間8分16秒=MGC
3位 J.ルンガル(中央発條) 2時間8分25秒
4位 大塚祥平(九電工) 2時間8分33秒=MGC
5位 髙久 龍(ヤクルト) 2時間8分38秒=MGC
6位 上門大祐(大塚製薬) 2時間8分56秒=MGC
7位 二岡康平(中電工) 2時間9分14秒
8位 田口雅也(Honda) 2時間9分35秒

◇第75回福岡国際マラソン(12月5日/福岡市・平和台陸上競技場発着) オレゴン世界選手権選考会およびパリ五輪選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)切符を懸けた第75回福岡国際マラソンが行われ、細谷恭平(黒崎播磨)が日本人トップの2位に入った。2時間8分16秒をマークし、MGC出場権獲得条件である2時間10分以内をクリアして、MGC出場権第一号となった。 レースは序盤から大集団で展開。15km通過も16人で進む。20kmで元日本記録保持者の設楽悠太(Honda)が途中棄権。中間点は1時間2分41秒で通過すると、その後はやや集団がばらけ始めた。 27kmすぎになるとジェームス・ルンガル(中央発條)、マイケル・ギザエ(スズキ)とともに髙久龍(ヤクルト)、細谷、定方俊樹(三菱重工)、大塚祥平(九電工)らが先頭集団を形成。ペースメーカーが外れた30kmで髙久が海外選手2人とトップに躍り出るが、31.6kmの折り返し前に細谷、定方が追いつき、細谷が前に出た。 35kmでギザエがペースアップし、細谷、髙久が遅れる。37kmで細谷が単独2位となった。優勝はギザエで2時間7分51秒で最後のチャンピオンに。細谷が2位で続いた。3位にルンガル。4位の大塚、5位の髙久、6位の上門大祐(大塚製薬)が2時間9分以内をマークしてMGC出場権を獲得した。 細谷は茨城・水城高から中央学大を経て2018年から黒崎播磨へ。箱根駅伝では2度5区を走り区間3位と好走。2月のびわ湖毎日マラソンでは日本歴代6位の2時間6分35秒をマークして3位に入っていた。これがマラソン3レース目。 ■福岡国際マラソン入賞者 1位 M.ギザエ(スズキ) 2時間7分51秒 2位 細谷恭平(黒崎播磨) 2時間8分16秒=MGC 3位 J.ルンガル(中央発條) 2時間8分25秒 4位 大塚祥平(九電工) 2時間8分33秒=MGC 5位 髙久 龍(ヤクルト) 2時間8分38秒=MGC 6位 上門大祐(大塚製薬) 2時間8分56秒=MGC 7位 二岡康平(中電工) 2時間9分14秒 8位 田口雅也(Honda) 2時間9分35秒

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.01

東京世界陸上 チェコ代表25人が発表! ヴァドレイヒやシチャコヴァら男女やり投の有力選手がエントリー

9月1日、チェコ陸連は9月13日から開催される東京世界選手権の代表選手25人を発表した。 チームで最も実績を持つのが男子やり投のJ.ヴァドレイヒで、21年東京五輪では銀メダルを獲得、世界選手権は過去3度のメダルを手にして […]

NEWS 日本陸連が東京世界陸上を前に声明「誹謗中傷を許さず」「力強い声援を広げる」

2025.09.01

日本陸連が東京世界陸上を前に声明「誹謗中傷を許さず」「力強い声援を広げる」

日本陸連は9月1日、まもなく開幕を迎える東京世界選手権に向けて「アスリートのその存在に、これまでの全ての歩みに、力にかわる声援を。」と題した声明文を発表した。 声明文の冒頭で「自らの限界に挑み、これまで弛まぬ努力を積み重 […]

NEWS 東京2025世界陸上POPUP HANEDAが開設!羽田空港第1ターミナルに期間限定オープン

2025.09.01

東京2025世界陸上POPUP HANEDAが開設!羽田空港第1ターミナルに期間限定オープン

公益財団法人東京2025世界陸上財団は9月1日、羽田空港第1ターミナル2階に「東京2025世界陸上POPUP HANEDA」が9月2日から期間限定でオープンすることを発表した。 設置場所は羽田空港第1ターミナル2階出発ロ […]

NEWS 夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇

2025.09.01

夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇

第30回九重町長杯九州選抜高校駅伝が8月31日、大分県九重町の飯田高原千町無田周回コース(男子7区間42.195km)で行われ、小林(宮崎)が2時間8分30秒で2017年大会以来の優勝を遂げた。 小林は1区でトップと2秒 […]

NEWS 【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位

2025.09.01

【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位

8月30日、岡山県ジュニア選手権が津山市の津山陸上競技場で行われ、U20規格で行われた男子110mハードル(高さ:0.991m)において、齋藤玲旺(倉敷一中3)が14秒07(-0.6)で優勝。中学歴代では5位の好タイムと […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top