2021.09.24
日本陸連は9月24日、昨年度に続いて主に大学生アスリートを対象にキャリアサポートを目的とした「ライフスキルトレーニングプログラム」を実施することを発表。9月27日に第2期受講生の募集を開始する。
プログラムは東京海上日動キャリアサービスのサポートを受けて行われるもので、「競技力向上はもちろん、競技以外の人生においても可能性を最大限に生かす人材を輩出し、陸上競技から生まれるリーダーたちがこれからのスポーツ界や社会をより輝くものにすることを最大の狙い」としている。昨年11月にスタートした第1期のプログラムでは多数の応募から14名が参加した。
ライフスキルトレーニングとは、自分の思考や状態を自分自身で認識し、常に最善の選択を行えるように自分をコントロールするトレーニング。「自分の最高を引き出す技術」を身に着けていく。
特別講師は第1期に続き、スポーツ心理学博士で、スポーツ心理学で組織、チーム作り、個人のパフォーマンス向上などを手掛けている布施努氏(NPO法人ライフスキル育成協会代表、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員)が担当する。
主に「オリンピックメダリストに共通する5つの特徴」や「トップアスリートの目標の使い方」、「フローを生み出す自己決定能力の5ステップ」、「重要な時に力を発揮する『獲得型思考』」といったテーマで、アスリートとしてのみならず、社会人として活躍するための成長を促すような内容となっている。
第2期は今年12月から来年3月までのスケジュール。全体講義やグループコーチング、個別コーチングが行われる。応募資格は以下の通り。
【1】競技者として自分の最高を引き出すための努力を惜しまない者
【2】就職後、仕事およびスポーツ活動の両立を目指し、競技引退後は企業での活躍や社会貢献をする意欲のある者
【3】企業への就職を希望し、将来的に企業でのキャリアで得た経験や知識を陸上競技やスポーツ界に還元したい意欲のある者
【4】2021年11月時点において大学2年生が望ましい※大学3年生および大学院1年生については双方で相談する
【5】競技力レベル 日本学生主要競技会入賞レベル、日本選手権出場レベルの日本陸連登録競技者が好ましい
受講費用は連盟が負担。募集人数は10~15名程度で、9月27日から10月18日までがエントリー期間。一次選考、面接などを経て11月中旬に受講者が決定し、月末のガイダンスを経て12月4日にプログラムがスタートする。エントリー方法など詳細は日本陸連ホームページなどで確認できる。

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