2018.08.11
ジャカルタ・アジア大会PREVIEW(『月刊陸上競技』2018年9月号誌面転載記事)
男子4×100mリレー
ハイレベルの「アジア」に挑む男子リレー 2年後の東京五輪へジャカルタから始動
2020年7月24日に開幕する東京五輪。そのちょうど2年前となる7月24日、ヨーロッパに遠征していた男子短距離陣がロンドンからの便で帰国し、東京国際空港(羽田)で囲み会見に応じた。新聞やテレビにとってはタイムリーな日の帰国で、選手たちには「東京五輪まであと2年ですが?」という質問が相次いだ。
桐生祥秀(日本生命)は「リオ(五輪)からもう2年経ったんだと思うと、東京(五輪)までの2年もすぐに来ますね」と笑顔でコメント。飯塚翔太(ミズノ)は「陸上の魅力をどんどん発信して、認知度を上げていかないと」と、日頃から意識している選手目線でのアピールを忘れなかった。
脚の違和感からダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会(7月21日~ 22日)の100mと4×100mリレーをキャンセルし、一足早く7月21日に帰国した山縣亮太(セイコー)も、空港で同じ質問を受けると「2年はあっという間ですね」と、桐生と似たような感想を示し、「いよいよ近づいてきたな」とつぶやいていた。
山縣、飯塚、桐生、ケンブリッジ飛鳥(Nike)とバトンをつなぎ、男子4×100mリレーで銀メダルを獲得したリオ五輪から2年。日本中を感動の渦に巻き込み、その渦中にいた彼らの、ここまでの2年間は「あっという間」という言葉がピッタリなのだろう。「銀」の先にあるのは「金」のみ。「東京五輪では金メダルを」という目標を掲げた4人は今、着実にその道のりの折り返し点まで来ている。
日本陸連強化委員会も、2018年を「オリンピックも世界選手権もない中間年」という従来のような捉え方をせず、「アジア大会から東京五輪への具体的なプロセスがスタートする重要な年」(麻場一徳強化委員長)と認識を新たにしている。実際、競歩種目はアジア大会で金メダルを取れば来年のドーハ世界選手権代表に決まり、世界選手権でメダルを取って日本人最上位になれば東京五輪の代表に内定する。まさにジャカルタ発、ドーハ経由、東京行きの新規ルートが開設し、アジア大会はその出発点となる。
男子短距離も、アジア大会が2年後を見据えた第一歩になることに違いはない。日本のレベルが上がっているとはいえ、アジアにも中国や中東などに多くのライバルがおり、そう簡単に「金メダル」と言える現状ではない。しかし、リオ五輪銀メダルメンバーがそろって口にする「リレーで金、個人でファイナル進出」の目標を2年後実現するためには、ぜひともジャカルタで「アジア・ナンバーワン」の座を取っておきたい。
※この先は2018年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号でご覧ください
ジャカルタ・アジア大会PREVIEW(『月刊陸上競技』2018年9月号誌面転載記事)
男子4×100mリレーハイレベルの「アジア」に挑む男子リレー 2年後の東京五輪へジャカルタから始動
2020年7月24日に開幕する東京五輪。そのちょうど2年前となる7月24日、ヨーロッパに遠征していた男子短距離陣がロンドンからの便で帰国し、東京国際空港(羽田)で囲み会見に応じた。新聞やテレビにとってはタイムリーな日の帰国で、選手たちには「東京五輪まであと2年ですが?」という質問が相次いだ。 桐生祥秀(日本生命)は「リオ(五輪)からもう2年経ったんだと思うと、東京(五輪)までの2年もすぐに来ますね」と笑顔でコメント。飯塚翔太(ミズノ)は「陸上の魅力をどんどん発信して、認知度を上げていかないと」と、日頃から意識している選手目線でのアピールを忘れなかった。 脚の違和感からダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会(7月21日~ 22日)の100mと4×100mリレーをキャンセルし、一足早く7月21日に帰国した山縣亮太(セイコー)も、空港で同じ質問を受けると「2年はあっという間ですね」と、桐生と似たような感想を示し、「いよいよ近づいてきたな」とつぶやいていた。 山縣、飯塚、桐生、ケンブリッジ飛鳥(Nike)とバトンをつなぎ、男子4×100mリレーで銀メダルを獲得したリオ五輪から2年。日本中を感動の渦に巻き込み、その渦中にいた彼らの、ここまでの2年間は「あっという間」という言葉がピッタリなのだろう。「銀」の先にあるのは「金」のみ。「東京五輪では金メダルを」という目標を掲げた4人は今、着実にその道のりの折り返し点まで来ている。 日本陸連強化委員会も、2018年を「オリンピックも世界選手権もない中間年」という従来のような捉え方をせず、「アジア大会から東京五輪への具体的なプロセスがスタートする重要な年」(麻場一徳強化委員長)と認識を新たにしている。実際、競歩種目はアジア大会で金メダルを取れば来年のドーハ世界選手権代表に決まり、世界選手権でメダルを取って日本人最上位になれば東京五輪の代表に内定する。まさにジャカルタ発、ドーハ経由、東京行きの新規ルートが開設し、アジア大会はその出発点となる。 男子短距離も、アジア大会が2年後を見据えた第一歩になることに違いはない。日本のレベルが上がっているとはいえ、アジアにも中国や中東などに多くのライバルがおり、そう簡単に「金メダル」と言える現状ではない。しかし、リオ五輪銀メダルメンバーがそろって口にする「リレーで金、個人でファイナル進出」の目標を2年後実現するためには、ぜひともジャカルタで「アジア・ナンバーワン」の座を取っておきたい。 ※この先は2018年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号でご覧くださいRECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.07.26
福井ナイトゲームズに走幅跳・橋岡優輝がエントリー!100mに守祐陽、清水空跳ら追加登録
-
2026.07.25
-
2026.07.25
-
2026.07.24
-
2026.07.19
-
2026.07.25
-
2026.07.21
Latest articles 最新の記事
2026.07.26
東京世界陸上銀の棒高跳・モリスが4m90で6度目V!100mHはアームストロングが初制覇/全米選手権
全米選手権の3日目が7月25日(現地時間)に米国・ニューヨークで行われ、女子棒高跳は昨年の東京世界選手権銀メダルのサンディ・モリスが今季ベストの4m90で2連覇、6度目の優勝を飾った。 モリスは跳び始めの4m50、4m6 […]
2026.07.26
福井ナイトゲームズに走幅跳・橋岡優輝がエントリー!100mに守祐陽、清水空跳ら追加登録
日本グランプリシリーズのAthlete Night Games in FUKUIのエントリーリストが更新され、有力選手が新たに多数加わった。 男子100mには東京世界選手権代表の守祐陽(渡辺パイプ)、10秒00の高校記録 […]
2026.07.25
東京都中学総体100m決勝が風速計機器不具合のため再レースへ 中学記録など3組の記録が取り消しに
第65回東京都中学総体の2日目が7月25日、八王子市の上柚木公園陸上競技場で行われ、3年男子100mABC決勝のうち第3組の結果が風速計機器の不具合により取り消され、7月26日13時予定で再レースが行われることがわかった […]
2026.07.25
高2・後藤大樹が200m20秒47!高校歴代3位の自己記録にあと0.04秒のセカンドベスト
第2回京都府高校記録会「Summer Challenge」が7月25日、京都府宇治市の山城運動公園陸上競技場で行われ、男子200mで後藤大樹(洛南2)が20秒47(+2.0)の好タイムをマークした。 後藤は6月中旬の日本 […]
2026.07.25
中島佑気ジョセフらが参加!お膝元の等々力で100m計測イベント開催
富士通は7月25日、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)で100m計測イベント「Fujitsu Sprint Challenge 2026」を開催した。 陸上競技部活動拠点を本社のある […]
Latest Issue
最新号
2026年8月号 (7月14日発売)
別冊付録 IH観戦ガイド
アジア大会代表一覧