5月20日から23日に中国・杭州で開催を予定していた第24回アジア選手権を中止するとアジア陸連が発表した。
アジア選手権はワールドランキング制度において、世界陸連(WA)が設定する大会カテゴリー(格付け)で上から4番目の「カテゴリーGL」で、ポイント獲得を見込める大会。東京五輪の出場資格は参加標準記録とワールドランキングによるダブルスタンダードが採用されているため、参加標準記録突破に届かない種目については、ワールドランキングでの出場を目指す。そのため、アジア選手権はポイント獲得のための重要な位置づけとなっており、大きな痛手となる。東京五輪に向けて各選手・チームは戦略的な変更を強いられそうだ。
また、同理事会では、判明済みのアジアマラソン選手権や全日本能美併催のアジア選手権競歩の中止、3月のアジアリレー(タイ)も延期(日程未定)に加え、3月に予定されていた第4回アジアユース選手権(クウェート)を10月に延期が決まっている。
※ワールドランキング……記録をポイント化しているWAスコアリングテーブル(風速なども考慮)による「リザルトスコア」と、大会の格付けなどによる順位ポイントが定められている「順位スコア」を合わせた「パフォーマンススコア」により順位が決まる。種目によって必要パフォーマンス(試合)数が異なり、2~5試合が求められる。
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