2026.09.16
4年生の奮起に期待
駒澤大学は昨年度までの主力だった佐藤圭汰、山川拓馬、伊藤蒼唯、帰山侑大が卒業。「もう一度、選手層を作り直すところからのスタートになりました」と藤田敦史監督が言うように、今季は仕切り直しから始まった。
その前半戦、関東インカレ(2部)では、ハーフマラソンで新谷倖生(4年)が7位に入り、3000m障害ではルーキーの岸本莞爾が自己ベストで4位、牟田颯太(2年)が7位と下級生が入賞。しかし、「肝心の5000m、10000mではまったく歯が立たず」(藤田監督)、全体的に物足りなく映った。
前半戦は確かにトピックが少なかったが、その分、チームはじっくりと練習に励み、力を蓄えてきた。
「駅伝経験者が圧倒的に少なくなったので、少しでも力を付けて駅伝に向かわないと厳しい。今はじっくりじっくりです」と藤田監督は言う。
指揮官が特に期待を寄せるのが、監督就任1年目に入学してきた4年生世代だ。
「苦労もしてきたが、1年1年積み上げてきたものがある。最後に良い思いをして卒業してほしい」
1年目こそ三大駅伝で1人も出番がなかったが、時間をかけて着実に力を付けた選手は多い。植阪嶺児は、その成長株の一人。今季、5000mでは13分台を立て続けにマークし、4月下旬の日本インカレ10000mでは28分23秒41の自己ベストで6位に入った。
「ここまで3年間、思うような結果を出せず苦しかったけど、地道に積み重ねてきたものが少しずつ現れるようになってきた。今季はチーム状況的にも、出雲からしっかり主要区間を走らないといけない」と植阪。これまで三大駅伝で出番がなかったが、4年目にして主力に名乗りを上げる。
今年の正月に山上りの5区で好走した安原海晴も主力としての自覚は十分だ。
「僕たちの学年は突出したエースがいないので一人ひとりの力が重要。キャプテンだけに頼るのではなく、みんなで一体となってやっていくぞという思いでいます」
主将の村上響と副主将の小山翔也がケガで走れない期間があったため、練習では自分がチームを引っ張ろうと心がけている。
安原は、2月の日本学生ハーフマラソンで1時間1分45秒の好タイムをマーク。その後はなかなか試合に合わせられずにいたが、7月中旬の関東学生網走夏季記録挑戦競技会10000mで28分42秒95の自己新を出し、組1着(全体3位)でフィニッシュ。夏を前に調子を上げてきた。

地道に取り組んできた駒大の4年生世代で一番の成長株である植阪嶺児(左)と主力選手としての自覚を深めている安原海晴
網走記録挑戦会では、3年の菅谷希弥も、安原と同じ組で2着となり、28分44秒65の自己ベストをマークした。
「昨シーズンは(三大駅伝を)走ることが目標になっていた。今年は上級生になって、駅伝を経験した立場として、チームを引っ張る走りをして優勝に貢献したい」
昨年度は2つの駅伝で出場を果たしながら納得のいく走りを見せられなかったため、その雪辱に燃えている。今季は腰の故障で走れない時期もあったが、2月の学生ハーフでは1時間1分12秒の好記録で安原にも先着している。駅伝では重要な場面を担うことになりそうだ。
新戦力の台頭とエース格の復調
下級生では、2年の井本正凪がめきめきと力を付け、10000mで28分台を連発。「安定性が出てきた。彼の存在はチームにとってものすごい刺激になっている」と藤田監督も高く評価している。
ルーキーについては「もうちょっと時間がかかりそう」と言いつつも、「能力が非常に高い選手が多いので、夏を越えたら変わる選手も出てくると思います」と高い期待を寄せている。取材時に藤田監督から名前が挙がった鈴木大翔、後藤颯星、今村仁あたりは1年目から駅伝で出番があるかもしれない。仙台育英高出身の鈴木は、1月の全国都道府県対抗駅伝の1区(7.0km)でトップを占めて宮城県チームの初優勝に貢献した注目選手だ。
さらには、夏を前に頼もしい戦力も復調してきた。桑田駿介とともにチームの中心選手として活躍が期待される同じ3年生の谷中晴だ。
谷中はケガをしがちで、今季も春先に背中を痛めてしまい「思い描いていた前半シーズンにはならなかった」と出遅れた。だが、ケガが癒えると、6月のあおもりディスタンスチャレンジでは高校時以来の10000mを走り、28分34秒14の自己ベスト。3週間後の網走記録挑戦会でも28分台で走った。まだまだ本来の走りではないものの、「1ヵ月の間に2本走れたのは成長」と藤田監督も谷中の戦線復帰に胸を撫で下ろす。
「エースと呼ばれるにはまだ早いかもしれないが、自分と桑田はチームの精神的支柱にならなければいけない。今季の駅伝シーズンは駒大の命運を握っていると感じていますし、その自覚はあります」
こう話すように、谷中はエースへの階段を駆け上がっている最中だ。

今季の駒大は飛びぬけたエースがいないものの「総合力」で勝負する
『ボディメンテ』も積極活用
「長距離って、能力云々はもちろんありますが、練習をやれる者には敵わない。練習を継続するためにはコンディションを整えなければいけません。各チーム、そのノウハウがあると思いますが、うちは『ボディメンテ』を活用しています」(藤田監督)
駒大では、負荷の大きい練習直後、大塚製薬のコンディショニング栄養食『ボディメンテ ゼリー』が手渡され、その場で口にすることが習慣化している。
「練習後の30分間は〝ゴールデンタイム〟と言われ、その間にいろんな栄養素を摂ったほうがいいと言われています。でも、選手たちはクールダウンをして、ストレッチやアイシングなどいろんなことをやらなければいけません。その点、『ボディメンテ ゼリー』は、乳酸菌B240やBCAA(分岐鎖アミノ酸)、アルギニンなどを一気に摂れる。その手軽さは大きなアドバンテージになる」と藤田監督は話す。

大塚製薬の『ボディメンテ』は駒大の選手たちのコンディショニングに欠かせないアイテムになっており、「ゼリーは体調管理に役立つ成分を一気に摂取でき、その手軽さは大きなアドバンテージになる」と藤田敦史監督は話す
「このヨーグルト味が好きなので、練習後に『ボディメンテ ゼリー』を飲むのが楽しみ。練習もがんばれます」と、菅谷にとっては厳しい練習を乗り切るモチベーションにもなっている。
乳酸菌B240と体液に近い電解質バランスにより、日々の健康リスクや体調管理をサポートするコンディショニング飲料『ボディメンテ ドリンク』は大半の選手が日常的に飲んでおり、「特にレース1~2週間前からはこまめに摂るようにしています」と植阪が言うように、時や場所に応じてゼリーとドリンクとを使い分けている。
「スタートラインに立った時点である程度結果は決まっていると思うので、日々のコンディショニングは大事」と、その重要性を説くのは安原。自身は、駒大OBの兄・太陽(現・花王)に教わって、高校時代から『ボディメンテ』を活用してきた。
「全員が自分の走りをすれば、三大駅伝では十分に上位を狙える可能性があります。また、駒澤大学にはその実力があると自信を持って言えるように、この夏の練習に取り組みます」(安原)
力のある先輩たちが抜けた穴は、総合力でカバーする算段だ。その役者が揃いつつある今、チームにとって体調管理がこれまで以上に重要となる。ベストコンディションで本番を迎えることが、目標達成への大きなカギと言える。

ポイント練習の直後に『ボディメンテ ゼリー』を飲む3年生の谷中晴(右)と林晄生
文/和田悟志、撮影/樋口俊秀
※この記事は『月刊陸上競技』2026年10月号に掲載しています
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網走記録挑戦会では、3年の菅谷希弥も、安原と同じ組で2着となり、28分44秒65の自己ベストをマークした。
「昨シーズンは(三大駅伝を)走ることが目標になっていた。今年は上級生になって、駅伝を経験した立場として、チームを引っ張る走りをして優勝に貢献したい」
昨年度は2つの駅伝で出場を果たしながら納得のいく走りを見せられなかったため、その雪辱に燃えている。今季は腰の故障で走れない時期もあったが、2月の学生ハーフでは1時間1分12秒の好記録で安原にも先着している。駅伝では重要な場面を担うことになりそうだ。
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下級生では、2年の井本正凪がめきめきと力を付け、10000mで28分台を連発。「安定性が出てきた。彼の存在はチームにとってものすごい刺激になっている」と藤田監督も高く評価している。
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谷中はケガをしがちで、今季も春先に背中を痛めてしまい「思い描いていた前半シーズンにはならなかった」と出遅れた。だが、ケガが癒えると、6月のあおもりディスタンスチャレンジでは高校時以来の10000mを走り、28分34秒14の自己ベスト。3週間後の網走記録挑戦会でも28分台で走った。まだまだ本来の走りではないものの、「1ヵ月の間に2本走れたのは成長」と藤田監督も谷中の戦線復帰に胸を撫で下ろす。
「エースと呼ばれるにはまだ早いかもしれないが、自分と桑田はチームの精神的支柱にならなければいけない。今季の駅伝シーズンは駒大の命運を握っていると感じていますし、その自覚はあります」
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駒大では、負荷の大きい練習直後、大塚製薬のコンディショニング栄養食『ボディメンテ ゼリー』が手渡され、その場で口にすることが習慣化している。
「練習後の30分間は〝ゴールデンタイム〟と言われ、その間にいろんな栄養素を摂ったほうがいいと言われています。でも、選手たちはクールダウンをして、ストレッチやアイシングなどいろんなことをやらなければいけません。その点、『ボディメンテ ゼリー』は、乳酸菌B240やBCAA(分岐鎖アミノ酸)、アルギニンなどを一気に摂れる。その手軽さは大きなアドバンテージになる」と藤田監督は話す。
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文/和田悟志、撮影/樋口俊秀
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