2026.07.17
ハードな冬季練習が大記録として結実
日本男子中距離界の歴史が今年、再び、動き出した。主役は2年前に高校3年生で800mの日本記録を樹立した落合晃(駒澤大学2年)。
5月3日の静岡国際で1分43秒90と1分44秒の壁を突破すると、続く5月30日のMDC(MIDDLE DISTANCE CIRCUIT2026、東京・世田谷)では1分43秒45とさらなる短縮に成功。新たな環境に身を移した昨季は自身の日本記録(1分44秒80)を更新できなかったが、その間のトレーニングの成果を示すかのように、今季は加速度的な成長を遂げている。
「連続して記録を更新でき、自分の力が上がっていることを実感できました。2戦続けて1分43秒台で走れましたが、静岡の方が直前の準備がしっかりできていたので走りの感覚が良かったですね。MDCは静岡後に負荷がかかり、一度、練習が空いたこともあり、体の使い方や感覚はまだまだだったと思います」
それでも記録更新ができたのは地力が向上していることの証だろう。
この冬、落合はいくつかのテーマを持って強化を進めてきた。一つは1周目をハイペースで入っても余裕を持てるようになること。そのために400mのレペティショントレーニングをこれまでにない質の高さで繰り返してきた。指導する大八木弘明総監督はその意図をこう話す。
「1周目からハイペースで行かないと記録は狙えません。また、昨年の東京世界選手権(予選7着で敗退)で身を持って感じたとおり、前半に突っ込めないと世界大会では位置取りで後手を踏み、勝負に加われないので、400mをハイペースで通過できるための練習を繰り返しました」

大八木弘明総監督(左)の指導によってスケールアップした落合。師弟は1分42秒台突入を視野に入れている
もう一つのテーマはラスト200m。昨年から大八木総監督も落合自身も「26秒台でまとめたい」という目標を持っている。しかし、今年は手元計時ながら静岡、MDCともに27秒1にとどまり、それが実現できなかった。
「2月のアジア室内選手権(銀メダル)もラスト200mでやられましたし、勝負をする上でもタイムを狙う上でもこの部分をさらに上げていかないといけませんね。正直、静岡では26秒台で上がれた感触はありましたが、まだまだということです。ただ、さらに伸ばせる自信はあります」と落合。
MDCでは最後、強い向かい風も行く手を遮る中でのタイム。課題は課題として捉えつつも、そこの改善には自信を示す。その力は確実に向上している。
『ボディメンテ』がコンディショニングの心強い味方
今季は4月中旬の1500mレースでシーズンインし、3分38秒60とこちらも大幅な自己新達成に成功した。ハイペースを維持する力もスプリント力も向上しているのは量、質ともに豊富な練習をこなせているからこそ。それを支えているのはコンディショニングへの高い意識だ。
しっかり寮の食事を摂り、睡眠時間を確保することでリカバリーするだけでなく、日常的に温泉に足を運び、体のケアへの配慮を怠らないが、日常のルーティンの中で乳酸菌B240が手軽に摂れる大塚製薬の『ボディメンテ』も重要な役割を果たしている。
「ポイント練習後には必ず『ボディメンテ ゼリー』を飲みます。コンディショニングの一部として取り入れています。大学に入って練習の質が上がり、体への負担も大きくなりましたが、練習後のリカバリーを意識することが次の練習にもつながるので、必ず摂取するようにしています。正直、ポイント練習後は体がかなりキツイのですが、『ボディメンテ ゼリー』は量(100g)が多すぎず、それでいていろいろな成分が同時に摂れるので助かりますし、食事に影響しないのもいいですね」

ハードワークの翌日もフレッシュな状態でいられるようにポイント練習後に『ボディメンテ ゼリー』を飲むことが落合のルーティンになっている
また、練習中だけでなく、日常的な水分補給でも使用し、毎日、大学にも持って行っているという『ボディメンテ ドリンク』は、乳酸菌B240を摂取しながら体液の組成に近いこだわりの電解質バランスで体の水分量をキープするのが特長で、「味が飲みやすく、口に残らないことが気に入っている」という。
落合の『ボディメンテ』活用は大学入学後からだが、1年が経ち、それらを取り入れながらのコンディショニングの方法も確立できたと話す。これからの季節は脱水も起こりやすく、水分補給は欠かせないため、その重要性はより増してきそうだ。

『ボディメンテ ゼリー』だけでなく『ボディメンテ ドリンク』も日常的に活用して体調管理をしている
1分42秒台は射程圏内、アジア制覇で世界へ弾みを!!
5月下旬に来年の北京世界選手権の参加標準記録が発表され、800mは1分43秒00と東京大会より1.50秒も上がった。
「静岡国際の時点ではまだ1秒近くあり、〝先は長いなぁ〟と思っていましたが、MDCで記録を縮められたので、今はかなり近づいてきた感じがあります。1分42秒台はもう狙えるところまできました」
6月は日本選手権を回避し、さらなるタイム更新を狙うと同時に国際経験を積むために米国・ロサンゼルスで行われた「USATF Los Angeles Grand Prix 2026」に出場。しかし、そこは1分48秒28で8位にとどまった。
「日本と異なる雰囲気と感覚で行われるレースではまだ思い切りの良さが足りません。その意味ではこうした経験を積んでいくことが大切で、今後も積極的、継続的に海外勢と戦う機会を作ります」
大八木総監督の目にはまだ落合が取り組むべきことが多く残っていると映る。それこそが落合が秘める伸びしろであり、可能性だ。
今季、最大のターゲットはアジア大会(名古屋)で頂点に立つこと。ラウンドを重ね、決勝に合わせるそのプロセスは、北京世界選手権のシミュレーションとしての意味合いもあると、落合は9月に行われる大舞台を見据える。
「1分42秒台という一発の速さも必要ですが、世界大会の準決勝、決勝を目指すことを考えると、1分43秒台、1分44秒台前半でコンスタントに走る力も求められます。それを消耗せずに実現してラウンドを進めていくこともアジア大会のテーマです。もちろん、その結果として優勝を目指します」
着実に世界の高みへの階段を登り続ける落合。残りのシーズンでもさらなる記録更新、そして世界での勝負への自信をつかんでいくことだろう。

着実に世界の高みへの階段を登り続けている落合
文/加藤康博、撮影/船越陽一郎
※この記事は『月刊陸上競技』2026年8月号に掲載しています
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大八木弘明総監督(左)の指導によってスケールアップした落合。師弟は1分42秒台突入を視野に入れている[/caption]
静岡では400mの通過は50秒7、そしてMDCではそれが49秒9にまで上がった。落合自身、「ペースメーカーの方がうまく作ってくれたこともあり、そこまで速さは感じませんでした」と、抵抗感なく50秒を突破できたと話す。また、そこに至るまでの200mは2戦とも24秒台と、ここも世界基準に近づいてきた。
もう一つのテーマはラスト200m。昨年から大八木総監督も落合自身も「26秒台でまとめたい」という目標を持っている。しかし、今年は手元計時ながら静岡、MDCともに27秒1にとどまり、それが実現できなかった。
「2月のアジア室内選手権(銀メダル)もラスト200mでやられましたし、勝負をする上でもタイムを狙う上でもこの部分をさらに上げていかないといけませんね。正直、静岡では26秒台で上がれた感触はありましたが、まだまだということです。ただ、さらに伸ばせる自信はあります」と落合。
MDCでは最後、強い向かい風も行く手を遮る中でのタイム。課題は課題として捉えつつも、そこの改善には自信を示す。その力は確実に向上している。
『ボディメンテ』がコンディショニングの心強い味方
今季は4月中旬の1500mレースでシーズンインし、3分38秒60とこちらも大幅な自己新達成に成功した。ハイペースを維持する力もスプリント力も向上しているのは量、質ともに豊富な練習をこなせているからこそ。それを支えているのはコンディショニングへの高い意識だ。
しっかり寮の食事を摂り、睡眠時間を確保することでリカバリーするだけでなく、日常的に温泉に足を運び、体のケアへの配慮を怠らないが、日常のルーティンの中で乳酸菌B240が手軽に摂れる大塚製薬の『ボディメンテ』も重要な役割を果たしている。
「ポイント練習後には必ず『ボディメンテ ゼリー』を飲みます。コンディショニングの一部として取り入れています。大学に入って練習の質が上がり、体への負担も大きくなりましたが、練習後のリカバリーを意識することが次の練習にもつながるので、必ず摂取するようにしています。正直、ポイント練習後は体がかなりキツイのですが、『ボディメンテ ゼリー』は量(100g)が多すぎず、それでいていろいろな成分が同時に摂れるので助かりますし、食事に影響しないのもいいですね」
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ハードワークの翌日もフレッシュな状態でいられるようにポイント練習後に『ボディメンテ ゼリー』を飲むことが落合のルーティンになっている[/caption]
ハードな日々のコンディショニングに役立つ『ボディメンテ ゼリー』は、乳酸菌B240、BCAA(分岐鎖アミノ酸)+アルギニン、ホエイタンパクの同時補給で体のリカバリーをサポートするのが特長だ。
また、練習中だけでなく、日常的な水分補給でも使用し、毎日、大学にも持って行っているという『ボディメンテ ドリンク』は、乳酸菌B240を摂取しながら体液の組成に近いこだわりの電解質バランスで体の水分量をキープするのが特長で、「味が飲みやすく、口に残らないことが気に入っている」という。
落合の『ボディメンテ』活用は大学入学後からだが、1年が経ち、それらを取り入れながらのコンディショニングの方法も確立できたと話す。これからの季節は脱水も起こりやすく、水分補給は欠かせないため、その重要性はより増してきそうだ。
[caption id="attachment_211690" align="alignnone" width="2560"]
『ボディメンテ ゼリー』だけでなく『ボディメンテ ドリンク』も日常的に活用して体調管理をしている[/caption]
1分42秒台は射程圏内、アジア制覇で世界へ弾みを!!
5月下旬に来年の北京世界選手権の参加標準記録が発表され、800mは1分43秒00と東京大会より1.50秒も上がった。
「静岡国際の時点ではまだ1秒近くあり、〝先は長いなぁ〟と思っていましたが、MDCで記録を縮められたので、今はかなり近づいてきた感じがあります。1分42秒台はもう狙えるところまできました」
6月は日本選手権を回避し、さらなるタイム更新を狙うと同時に国際経験を積むために米国・ロサンゼルスで行われた「USATF Los Angeles Grand Prix 2026」に出場。しかし、そこは1分48秒28で8位にとどまった。
「日本と異なる雰囲気と感覚で行われるレースではまだ思い切りの良さが足りません。その意味ではこうした経験を積んでいくことが大切で、今後も積極的、継続的に海外勢と戦う機会を作ります」
大八木総監督の目にはまだ落合が取り組むべきことが多く残っていると映る。それこそが落合が秘める伸びしろであり、可能性だ。
今季、最大のターゲットはアジア大会(名古屋)で頂点に立つこと。ラウンドを重ね、決勝に合わせるそのプロセスは、北京世界選手権のシミュレーションとしての意味合いもあると、落合は9月に行われる大舞台を見据える。
「1分42秒台という一発の速さも必要ですが、世界大会の準決勝、決勝を目指すことを考えると、1分43秒台、1分44秒台前半でコンスタントに走る力も求められます。それを消耗せずに実現してラウンドを進めていくこともアジア大会のテーマです。もちろん、その結果として優勝を目指します」
着実に世界の高みへの階段を登り続ける落合。残りのシーズンでもさらなる記録更新、そして世界での勝負への自信をつかんでいくことだろう。
[caption id="attachment_211693" align="alignnone" width="2560"]
着実に世界の高みへの階段を登り続けている落合[/caption]
文/加藤康博、撮影/船越陽一郎
※この記事は『月刊陸上競技』2026年8月号に掲載しています
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