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2026.03.02

大迫傑 新旧日本記録対決「盛り上がっているんだろうな」鈴木健吾に競り勝ち2時間5分59秒/東京マラソン
大迫傑 新旧日本記録対決「盛り上がっているんだろうな」鈴木健吾に競り勝ち2時間5分59秒/東京マラソン

東京マラソン2026で日本人トップだった大迫傑

◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ)

MGCシリーズ2025-2026・G1で、アボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが行われ、男子はT.タケレ(エチオピア)が2時間3分37秒で連覇を達成した。

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風の影響もあってペースメーカーが設定よりも大幅に遅れるかたちに。そうしたなか、橋本龍一(プレス工業)が序盤で抜け出して25km過ぎまで日本新記録ペースで突き進んだ。他の日本人選手は大迫傑(LI-NING)、鈴木健吾(横浜市陸協)、近藤亮太(三菱重工)、太田蒼生(GMOインターネットグループ)、工藤慎作(早大)が海外勢による優勝争いの後ろにある“第2グループ”でレースを進めて、ハーフ地点を1時間2分49秒ほどで通過する。

大迫、鈴木、近藤、工藤、太田の5人は30kmを1時間29分18秒ほどで通過。ペースメーカーが離脱すると、31kmから鈴木がアタックして、32km過ぎに橋本を抜いて、日本人トップに立った。しかし、鈴木はそのまま押し切ることができず、34km付近で集団に吸収される。

今度は大迫が36kmから集団の前に出ると、工藤が苦しくなり、続いて近藤も遅れた。その後の日本人トップ争いは、「大迫vs鈴木」という新旧・日本記録保持者対決になった。

2人は40kmを1時間59分29秒で通過。鈴木が揺さぶるも、大迫には通じない。逆に大迫が鈴木を徐々に引き離していく。最後は豊配友(中国)と競り合った大迫が2時間5分59秒の12位でフィニッシュした。

「記録的には問題ないと思うんですけど、順位的にはもっと頑張りたかったですね。ただ、12月のバレンシアが終わって3か月で、ここまで仕上げられたのは、ひとつ良い経験になったと思っています」

大迫は昨年12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒をマークして、自身3度目の日本記録を樹立した。そのダメージもあったはずだが、34歳になった日本長距離界のカリスマは過去最短スパンで東京での出場を決意。「新しいチャレンジ」でも結果を残した。

「比較的、走れたかなと思います。ただ、心身ともにということなら、半年くらいは空けたほうが、フレッシュな気持ちで臨めるのかなというのはありますね」と苦笑いした。

第2集団は予定よりもスローペースになったが、大迫は冷静だった。そして終盤の新旧・日本記録保持者対決に「盛り上がっているだろうなって思っていました」と言いつつ、こう振り返った。

「僕としてはちょうどいいペースで進むことができたかなと思います。今回は第2集団で行くと決めていたので、そのなかでしっかり走りきることができました。東京マラソンは序盤に下り坂があり、橋のところでアップダウンもある。暑かったこともあり、徐々に体力が削られていくなかで、最後はサバイバルレースみたいなかたちになりました。上げるというよりも、落ち幅をどれだけ少なくするか。今回はちょっとだけ僕の方が(鈴木より)耐久力があっただけの話かなと思います」

9月に名古屋で開催されるアジア大会の日本代表候補に挙がるが、今後のレースについては、「1回休んで、考えたい」と話した。何がそこまで突き動かすのかと問われると、「モチベーションとかいうのは、それほどないんですよ」と言いながらも、「世界とのギャップはまだまだあるので、その差を若い選手たちと一緒になって埋めていく努力をしていきたい」と日本の絶対エースはさらに上を目指していく。

文/酒井政人

◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ) MGCシリーズ2025-2026・G1で、アボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが行われ、男子はT.タケレ(エチオピア)が2時間3分37秒で連覇を達成した。 風の影響もあってペースメーカーが設定よりも大幅に遅れるかたちに。そうしたなか、橋本龍一(プレス工業)が序盤で抜け出して25km過ぎまで日本新記録ペースで突き進んだ。他の日本人選手は大迫傑(LI-NING)、鈴木健吾(横浜市陸協)、近藤亮太(三菱重工)、太田蒼生(GMOインターネットグループ)、工藤慎作(早大)が海外勢による優勝争いの後ろにある“第2グループ”でレースを進めて、ハーフ地点を1時間2分49秒ほどで通過する。 大迫、鈴木、近藤、工藤、太田の5人は30kmを1時間29分18秒ほどで通過。ペースメーカーが離脱すると、31kmから鈴木がアタックして、32km過ぎに橋本を抜いて、日本人トップに立った。しかし、鈴木はそのまま押し切ることができず、34km付近で集団に吸収される。 今度は大迫が36kmから集団の前に出ると、工藤が苦しくなり、続いて近藤も遅れた。その後の日本人トップ争いは、「大迫vs鈴木」という新旧・日本記録保持者対決になった。 2人は40kmを1時間59分29秒で通過。鈴木が揺さぶるも、大迫には通じない。逆に大迫が鈴木を徐々に引き離していく。最後は豊配友(中国)と競り合った大迫が2時間5分59秒の12位でフィニッシュした。 「記録的には問題ないと思うんですけど、順位的にはもっと頑張りたかったですね。ただ、12月のバレンシアが終わって3か月で、ここまで仕上げられたのは、ひとつ良い経験になったと思っています」 大迫は昨年12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒をマークして、自身3度目の日本記録を樹立した。そのダメージもあったはずだが、34歳になった日本長距離界のカリスマは過去最短スパンで東京での出場を決意。「新しいチャレンジ」でも結果を残した。 「比較的、走れたかなと思います。ただ、心身ともにということなら、半年くらいは空けたほうが、フレッシュな気持ちで臨めるのかなというのはありますね」と苦笑いした。 第2集団は予定よりもスローペースになったが、大迫は冷静だった。そして終盤の新旧・日本記録保持者対決に「盛り上がっているだろうなって思っていました」と言いつつ、こう振り返った。 「僕としてはちょうどいいペースで進むことができたかなと思います。今回は第2集団で行くと決めていたので、そのなかでしっかり走りきることができました。東京マラソンは序盤に下り坂があり、橋のところでアップダウンもある。暑かったこともあり、徐々に体力が削られていくなかで、最後はサバイバルレースみたいなかたちになりました。上げるというよりも、落ち幅をどれだけ少なくするか。今回はちょっとだけ僕の方が(鈴木より)耐久力があっただけの話かなと思います」 9月に名古屋で開催されるアジア大会の日本代表候補に挙がるが、今後のレースについては、「1回休んで、考えたい」と話した。何がそこまで突き動かすのかと問われると、「モチベーションとかいうのは、それほどないんですよ」と言いながらも、「世界とのギャップはまだまだあるので、その差を若い選手たちと一緒になって埋めていく努力をしていきたい」と日本の絶対エースはさらに上を目指していく。 文/酒井政人

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