HOME 国内

2025.10.03

NEWS
女子三段跳・髙島真織子 22年ぶりの大会新で今季締めくくり「成長はできた1年」/滋賀国スポ
女子三段跳・髙島真織子 22年ぶりの大会新で今季締めくくり「成長はできた1年」/滋賀国スポ

成年女子三段跳を制した髙島真織子

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目

滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、成年女子三段跳は東京世界選手権代表の髙島真織子(福岡・クラフティア)が5回目に13m64(+0.9)を跳んで優勝。花岡麻帆(千葉)が持っていた13m53の大会記録を22年ぶりに更新した。

「大会記録を更新できたので良かったです」と安堵の表情を見せた髙島。先月の世界選手権、全日本実業団に続く連戦で、右足首の痛みもあったが、「休みも入れて、リフレッシュした状態で持ってくることができました」とコンディションを整えて今大会に臨んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

「助走のラストの駆け上がりができていなくて、ホップが飛び出せてなかったので、3本目以降にしっかり修正しました」と1回目の12m20(-0.7)から13m06(-1.7)、13m40(+0.3)と3回目まで徐々に記録を上げていき、5回目にこの日のベストを叩き出した。

今季はセイコーゴールデンGPや日本選手権を制して、8月には日本歴代3位の13m94をマーク。追い風参考記録ながら14m25(+2.5)も跳んだ。世界選手権でも大会日本人最高記録となる13m66(-0.3)と、フル回転の1年となった。

今季はこれで一区切りとなる予定。世界選手権出場のために、1月から海外の室内競技会も積極的に参加してきた長いシーズンを振り返り、「経験不足を感じたところもありましたが、アベレージは上がっていますし、成長はできたと思います」と充実した表情を見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

来年は愛知県名古屋市で行われるアジア大会での優勝と、森本麻里子(オリコ)が持つ14m16の日本記録更新を目標に掲げている。「今年は参考記録でしたが、来年は公認でしっかり記録を残したいです」と話した。

文/馬場遼

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目 滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、成年女子三段跳は東京世界選手権代表の髙島真織子(福岡・クラフティア)が5回目に13m64(+0.9)を跳んで優勝。花岡麻帆(千葉)が持っていた13m53の大会記録を22年ぶりに更新した。 「大会記録を更新できたので良かったです」と安堵の表情を見せた髙島。先月の世界選手権、全日本実業団に続く連戦で、右足首の痛みもあったが、「休みも入れて、リフレッシュした状態で持ってくることができました」とコンディションを整えて今大会に臨んだ。 「助走のラストの駆け上がりができていなくて、ホップが飛び出せてなかったので、3本目以降にしっかり修正しました」と1回目の12m20(-0.7)から13m06(-1.7)、13m40(+0.3)と3回目まで徐々に記録を上げていき、5回目にこの日のベストを叩き出した。 今季はセイコーゴールデンGPや日本選手権を制して、8月には日本歴代3位の13m94をマーク。追い風参考記録ながら14m25(+2.5)も跳んだ。世界選手権でも大会日本人最高記録となる13m66(-0.3)と、フル回転の1年となった。 今季はこれで一区切りとなる予定。世界選手権出場のために、1月から海外の室内競技会も積極的に参加してきた長いシーズンを振り返り、「経験不足を感じたところもありましたが、アベレージは上がっていますし、成長はできたと思います」と充実した表情を見せた。 来年は愛知県名古屋市で行われるアジア大会での優勝と、森本麻里子(オリコ)が持つ14m16の日本記録更新を目標に掲げている。「今年は参考記録でしたが、来年は公認でしっかり記録を残したいです」と話した。 文/馬場遼

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.03

新妻遼己が少年A5000m制覇「留学生に勝ち切れたのは自信」次は駅伝「都大路1区で勝負できるように」/滋賀国スポ

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場)1日目 滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、少年A5000mは、新妻遼己(兵庫・西脇工高3)が13分35秒33の […]

NEWS 少年A5000m・新妻遼己13分35秒33で自己新V インターハイとの日本人長距離2冠は1991年渡辺康幸以来/滋賀国スポ

2025.10.03

少年A5000m・新妻遼己13分35秒33で自己新V インターハイとの日本人長距離2冠は1991年渡辺康幸以来/滋賀国スポ

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目 滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、少年A5000mは、新妻遼己(兵庫・西脇工高3)が自己ベストの13 […]

NEWS 800m東京世界陸上代表・落合晃が決勝進出 44年ぶり地元開催「声援を背にしっかり走れた」/滋賀国スポ

2025.10.03

800m東京世界陸上代表・落合晃が決勝進出 44年ぶり地元開催「声援を背にしっかり走れた」/滋賀国スポ

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場)1日目 滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、成年男子800m予選2組に出場した落合晃(滋賀・駒大)は1分48秒8 […]

NEWS 800m・久保凛が予選1着通過「自分のリズムで走れた」東京世界陸上で貴重な経験「決勝は57~58秒で入るチャレンジを」/滋賀国スポ

2025.10.03

800m・久保凛が予選1着通過「自分のリズムで走れた」東京世界陸上で貴重な経験「決勝は57~58秒で入るチャレンジを」/滋賀国スポ

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目 滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、少年女子A800m予選2組に出場した久保凛(大阪・東大阪大敬愛高3 […]

NEWS 女子三段跳・髙島真織子 22年ぶりの大会新で今季締めくくり「成長はできた1年」/滋賀国スポ

2025.10.03

女子三段跳・髙島真織子 22年ぶりの大会新で今季締めくくり「成長はできた1年」/滋賀国スポ

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目 滋賀国スポ・陸上競技の1日目が行われ、成年女子三段跳は東京世界選手権代表の髙島真織子(福岡・クラフティア […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top