2025.09.28
◇第73回全日本実業団対抗選手権(9月26日~28日/山口・維新百年記念公園陸上競技場) 3日目
全日本実業団対抗の3日目に行われた女子100mハードル予選に、東京世界選手権代表の中島ひとみ(長谷川体育施設)が出場。1組に入った中島は12秒91(+0.9)をマークして1着だった。
世界選手権で準決勝に進んだ中島。さすがに心身の疲労もあったというが、「世界選手権では順位を狙ったり、タイムを出したいと思う気持ちが強すぎたりして、自分の取り柄のハードルができなかった」。そのためしっかりと動きを確認しながら「1本走って冬季練習に向かいたい」と出場した。
1年前に初めて12秒台に突入した大会でもある。「結構きつかったですが、前半だけでもやりたい動きはできた。この気持ちと身体で12秒台が出せたのは評価できるかな」と笑顔を見せる。
30歳で初代表になった今季を振り返り「めちゃくちゃしんどかった」。東京世界選手権を目指して取り組んできた1年で、「どっと疲れが出て、毎日、歯が抜ける夢を見る」と笑いを誘う。
その舞台に立ち、同じくセミファイナルを戦った同学年の福部真子(長谷川体育施設)で、「準決勝で迫力のあるレースがしたいね」と話し合ったそうで、「真子はこういうところで戦っていたんだなという尊敬もあるし、一緒に話せてとても良い時間でした」と気持ちを新たにした。
決勝はコンディションを考慮して棄権。国民スポーツ大会では100mに出場予定だ。「もう一段階アップしたい。見届けてください」と激動のシーズンをまとめた。
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