◇第41回U20日本選手権(9月27日~28日/静岡・草薙総合運動場陸上競技場)2日目
U20日本選手権の最終日が行われ、男子砲丸投(6kg)は成田卓登(東海大)がU20歴代4位となる18m70で優勝を飾った。
快記録が飛び出したのは最終投てきだった。1投目からトップを守り続けて優勝を決めていた成田が、観客に手拍子を求める。
「優勝が決まってから気持ちが楽になりました。気分が上がって、うまく決まりました」。投げのタイミングや突き出し動作がはまり、18mを大きく超えて砲丸が落下した。
この日は1投目から自己ベストを上回る投てきを続けた。前日は関東学生新人大会で優勝を飾ったが、6kgは「直前に触ったぐらいです」。それでも、ファウルを挟みながらも投げるたびに記録を更新し、「動きはいいから大丈夫だろうと思っていました」と話す。
神奈川・横浜清風高時代は昨年のインターハイ5位が最高で、今年6月の日本インカレでは6位。「全国でメダルとか優勝は初めてで、本当にうれしかったです」と笑顔を浮かべた。
一般規格(7.26kg)に換算すると、「17mぐらい投げられる力はあると思います」と強調。自己ベストは16m01だが、「来年は日本選手権に出たいです」と、新たな目標を定めていた。
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