東京世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子3000m障害で8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)が都内でOnのイベントに出席。その後、報道陣の取材に応じた。
テレビやSNSなどで映像を見返すと「会場の雰囲気もあって良い大会だったなと思う反面、やっぱり悔しかったという気持ちが強い」と語る。
ただ、「サバイバルレースで勝負できたのは成長を感じる」とも。特に「ラスト1000mで抜かれていくようなのではなく、しっかり食い下がれるだけの底力がついた」。22年オレゴン大会では予選落ちに終わり、「決勝を見て、すごいな、ついていけるのかなと客観的に思っていましたが、それを走ることができたのは成長」と大きな収穫と手応えをつかんだ。
満員のスタンドの大歓声が三浦を後押ししたが、「本当に背中を押されましたし、東京で(こういう雰囲気を)迎えられたのは意味が深い」と言う。三浦は常々、3000m障害の魅力を伝えたいという思いを語ってきた。
反響も大きく、「感動した、心を動かされた、思いが乗った走りだった、と言ってもらえて、その思いをスタジアムにいた人たちが一体となっていたのであれば、走った意味があります」とうれしそうに話す。
“全振り”している3000m障害は「マイナー種目と言われていましたが、関心を集める種目になったのが大きな変化。日本人が輝ける、世界との壁を超えていける種目」と力を込めた。
身体のダメージは「あると思います」と苦笑いし、「しっかり療養に当てたい」。今後に向けて「7分台も一つですし、ダイヤモンドリーグのタイトルなど、その時々のベストの目標をステップアップにしていきたい」と語った。
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