◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)2日目
2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子十種競技の奥田啓祐(ウィザス)が7602点で銅メダルを獲得した。
「あきらめずにやれて良かった。この数ヵ月、見守ってくれた“チーム奥田”のみんなに感謝を伝えたいです」
2日間の激闘を終え、奥田は感慨深げにそう語る。
言葉通り、粘り強く戦い抜いた。10秒53がベストの100mが11.05(-1.1)を要するなど、初日は3722点の6位と苦戦を強いられた。
だが、2日目に力強く巻き返す。棒高跳は自己タイの4m70をクリアすると、セカンドベスト(64m24)を投じたやり投で4位に浮上した。
最終種目の1500mに臨む直前、9種目めまでともに戦った丸山優真(住友電工)から、「頑張れよ」との激励とともに力強く握手を交わした。6種目めの110mハードルの練習中に転倒して首を痛め、一時トップに立ちながらも9種目めのやり投を終えてドクターストップがかかった。連覇を果たせなかった丸山の悔しさを「拳の強さから伝わってきた」と奥田。その思いを背負い、1500mを4分40秒04のセカンドベストで走り切り、逆転でメダルラインに食い込んだ。
神奈川県出身で、東京・駒大高時代はやり投を専門としていたが、東海大入学後に十種競技に転向した。大学卒業後、徐々に実績を伸ばし、2022年の日本選手権で念願の全国初優勝。同年秋には日本人3人目の大台到達となる8008点をマークした。過去にはボブスレーにも挑戦し、五輪強化選手にも選ばれた実績を持つ。
23年には左脛の疲労骨折に見舞われたものの、そこから再び力を戻し、昨年の日本選手権で2位。同年秋のアジア選手権選考会を7825点で制し、今大会に臨んでいた。
「2日目は悪くなかったので、日本選手権までに修正していきたい」と奥田。日本混成の歴史をつなぐべく、世界の舞台をまっすぐ目指していく。
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