2025.04.26
◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)2日目
ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、女子100mハードルは島野真生(日女体大院)が13秒10(+0.3)で初優勝した。学生記録保持者の本田怜(順大院)は0.02秒差で2位だった。
最後の最後までもつれた争いを制した島野は「勝ちたいというよりは準決勝が自己ベストだったので、それと同じように再現できたらと思っていました」と冷静に振り勝った。
レースはスタートからは本田が先行するも「置いて行かれることはわかっていましたし、そこで焦るとクラッシュする」と折り込み済みだった。冷静にレースを進めて、じわじわと追いつくと最後はほぼ同時にフィニッシュ。電光掲示板が島野の優勝を表示した。
東京高2年時のU18日本選手権を制し、19年インターハイで優勝。日体大では23年日本インカレ優勝を制しているが、「病気をしてしまってから、ハードリングの感じがわからなくなってしまって」と苦悩の時間を過ごした。
この冬季には「なんでこういうトレーニングをするのかが理解できていませんでした。そういう基本的なところがレベルアップできました」と実感。見失って技術も「細かな部分を高められて、試合でパニックにならなくなりました」と実感を込める。
久しぶりに味わった全国の頂点。「心配をかけてしまった多くの人に『優勝できたよ』と報告できることはうれしいです」と静かに喜びを噛みしめていた。
女子100mH学生歴代10傑
13.07 0.8 本田怜(順大M1) 2024. 8.18 13.10 0.3 島野真生(日女体大M2) 2025. 4.26 13.15 1.7 紫村仁美(早大4) 2012. 4.29 13.18 1.4 田中佑美(立命大3) 2019. 8.17 13.20 0.3 田中きよの(駿河台大3)2022. 6.10 13.22 0.7 相馬絵里子(筑波大4) 2013.10. 9 13.23 1.8 芝田愛花(環太平洋大3)2021. 9.19 13.25 1.4 伊藤彩香(福岡大3) 2023. 4.21 13.26 1.9 城下麗奈(青学大4) 2009. 6.26 13.26 1.8 玉置菜々子(国士大3) 2021. 9.19RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.31
-
2025.07.31
-
2025.07.31
-
2025.07.30
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.01
女子走幅跳デイヴィス・ウッドホール 今季世界最高7m12で3連覇 男子1万mはヤング 100mライルズは楽々予選通過/全米選手権
◇2025全米選手権(7/31~8/3、ユージン)1日目 東京世界選手権の選考を兼ねた全米選手権がはじまり、女子走幅跳ではパリ五輪金女王のT.デイヴィス・ウッドホールが7m12(+1.2)の今季世界最高記録で3連覇を飾っ […]
2025.07.31
東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!
7月31日、世界陸連(WA)は東京世界選手権の出場資格を示すランキング「Road to Tokyo25」を更新し、男子100mで桐生祥秀(日本生命)が出場資格を得られるターゲットナンバー(TN)圏内に浮上した。 このワー […]
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」 猛暑! この言葉で誰もが合点するほどの暑さである […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会