HOME 国内

2024.09.17

110mH村竹ラシッド パリで「今後につながる自信」”ジョジョ立ち”は来年まで封印!JALアスリートが五輪報告
110mH村竹ラシッド パリで「今後につながる自信」”ジョジョ立ち”は来年まで封印!JALアスリートが五輪報告

社内報告を行った村武ラシッド(JAL)

JALアスリート社員でパリ五輪に出場した女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子フェンシングの加納虹輝が、所属先の日本航空を訪れた。

この日は都内の本社を訪れると社員から拍手で出迎えられ、役員への挨拶も。その後は会場を移し、社員に向けた3選手のトークショーが行われた。

パリ五輪で日本勢初のファイナル進出を果たし、5位入賞を成し遂げた村竹。パリ五輪は「最大目標だった決勝進出を達成できたのはすごくうれしいですし、今後の試合につながる自信になりました」。一方で、「やっぱり負けたので悔しい気持ちもあります」と本音ものぞかせる。

トークショーでは「ものすごい大勢の人ですごかったのですが、紫色のトラックもすごく印象的で、世界中探してもないと思います」と言い、ハードルの見づらさよりも、「高速トラックで刻みにくくてやりづらかった」と苦笑いすると、社員からも驚きの声が漏れた。

リスク管理部に従事する社員から「リスクマネジメントしていることは?」という問いに、「パリで使った木製のハードルはめちゃくちゃ痛いのと、タイムロスになるので、木製ハードルに慣れるために練習していました」と、バッチリ答えた。

その後に報道陣に向けた会見では、今シーズンを一言で表わすと? と聞かれ「現」という字を挙げ、「ダイヤモンドリーグ・パリの時に予選を1着で通過して、海外メディアから『我々は君を知らないから背景を教えてほしい』と言われたんです。まだまだやっと世界の舞台に出られるようになって、五輪でもファイナルに残れた。世界から見た時に、『現われた』なのかな」。

広告の下にコンテンツが続きます

フォトセッションではパリ五輪のファイナルの入場で見せた“ジョジョ立ち”を求められると、「安売りしたくなくて、次は来年の東京世界選手権の決勝に行ったときに」と大一番まで“封印”した。

パリ五輪後は欧州遠征し、8日間で3試合をこなし、最後はコンチネンタルツアー・ゴールドで優勝。「経験値も増えたと思うので、来年も海外に行きたいとも思える遠征になりました」と、東京世界選手権シーズンを見据えていた。

JALアスリート社員でパリ五輪に出場した女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子フェンシングの加納虹輝が、所属先の日本航空を訪れた。 この日は都内の本社を訪れると社員から拍手で出迎えられ、役員への挨拶も。その後は会場を移し、社員に向けた3選手のトークショーが行われた。 パリ五輪で日本勢初のファイナル進出を果たし、5位入賞を成し遂げた村竹。パリ五輪は「最大目標だった決勝進出を達成できたのはすごくうれしいですし、今後の試合につながる自信になりました」。一方で、「やっぱり負けたので悔しい気持ちもあります」と本音ものぞかせる。 トークショーでは「ものすごい大勢の人ですごかったのですが、紫色のトラックもすごく印象的で、世界中探してもないと思います」と言い、ハードルの見づらさよりも、「高速トラックで刻みにくくてやりづらかった」と苦笑いすると、社員からも驚きの声が漏れた。 リスク管理部に従事する社員から「リスクマネジメントしていることは?」という問いに、「パリで使った木製のハードルはめちゃくちゃ痛いのと、タイムロスになるので、木製ハードルに慣れるために練習していました」と、バッチリ答えた。 その後に報道陣に向けた会見では、今シーズンを一言で表わすと? と聞かれ「現」という字を挙げ、「ダイヤモンドリーグ・パリの時に予選を1着で通過して、海外メディアから『我々は君を知らないから背景を教えてほしい』と言われたんです。まだまだやっと世界の舞台に出られるようになって、五輪でもファイナルに残れた。世界から見た時に、『現われた』なのかな」。 フォトセッションではパリ五輪のファイナルの入場で見せた“ジョジョ立ち”を求められると、「安売りしたくなくて、次は来年の東京世界選手権の決勝に行ったときに」と大一番まで“封印”した。 パリ五輪後は欧州遠征し、8日間で3試合をこなし、最後はコンチネンタルツアー・ゴールドで優勝。「経験値も増えたと思うので、来年も海外に行きたいとも思える遠征になりました」と、東京世界選手権シーズンを見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

NEWS 100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

2025.04.30

100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

福島千里や寺田明日香ら女子短距離を中心に数々の名選手を育成した中村宏之氏が4月29日に79歳で他界したことを受け、寺田が自身のSNSを更新して思いを綴った。 寺田は北海道・恵庭北高時代に中村氏の指導を受け、100mハード […]

NEWS 9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

2025.04.30

9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

東京都は今年9月に国立競技場をメイン会場として開かれる世界選手権に都内の子どもたちを無料招待すると発表した。 「臨場感あふれる会場での観戦を通じて、都内の子供たちにスポーツの素晴らしさや夢と希望を届ける」というのが目的。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top