◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)1日目
パリ五輪・陸上競技は8月1日から11日までの11日間、サン=ドニのスタッド・ド・フランスをメイン会場に行われる。
コロナ禍で1年延期となった前回の東京大会から3年。五輪としては100年ぶり3回目となるパリでアスリートが世界一を目指す。
陸上競技初日は、男子20km競歩と女子20km競歩の2種目。エッフェル塔前のイエナ橋発着コースで行われる。
開幕を告げる最初の種目は日本時間14時30分にスタートする男子20km競歩。日本にとっては、さっそくメダル有望種目だ。
日本勢は前回の銀メダリスト・池田向希(旭化成)、初の五輪代表となる濱西諒(サンベルクス)と古賀友太(大塚製薬)の3人で臨む。
2022年のオレゴン世界選手権でも銀メダルを手にしている池田。昨年のブダペスト世界選手権では15位に終わったが、今年2月の日本選手権で世界歴代3位の1時間16分51秒をマークした。持ちタイムでは現役選手の中で最も速い。
ライバルは4月の世界競歩チーム選手権、6月のP.カールストレーム(スウェーデン)、昨年の世界選手権20kmと35km2冠のA.マルティン(スペイン)、東京五輪金のM.スタノ(イタリア)あたりか。
海外勢は強力だが、勝機をしっかりと見定めて、悲願の金メダルにつかみたい。金メダルとなれば、競歩種目としては初めて。陸上としては、04年アテネ大会での男子ハンマー投・室伏広治、女子マラソン・野口みずき以来、20年ぶりとなる。
初出場となる濱西と古賀は、実績ある選手に食い下がれるかがポイント。終盤まで先頭集団につけて、上位進出を狙えるか。
男子の後に行われる女子20km競歩は、日本時間16時20分にスタート。日本からは藤井菜々子(エディオン)が2大会連続で出場する。
世界選手権では19年で7位、22年では6位に入っている藤井。昨年は14位に終わったが、今年の日本選手権で5年ぶり自己新となる1時間27分54秒(日本歴代2位)をマークした。
厚底シューズにも対応しており、自身初の五輪入賞を達成したいところ。この種目の入賞となれば、12年ロンドン大会での渕瀬真寿美の8位以来となる。
優勝争いは昨年の世界選手権で20kmと35kmで2種目Vを遂げたK.ガルシア・レオン(ペルー)、東京五輪金メダルのA.パルサミーノ(イタリア)あたりとなりそうだ。
池田向希が意気込み!動画をチェック!
#パリ五輪#Paris2024
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) July 31, 2024
陸上競技が明日開幕🌟
日本代表からいただいていた意気込みをお届けします🇯🇵🔥
男子20km競歩#池田向希(旭化成) pic.twitter.com/wmDudcBMDv
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.03
100mアモ・ダジエが9秒87の自己新マーク 英国4×100mR代表選出の33歳
-
2025.09.02
-
2025.09.02
-
2025.08.31
-
2025.09.02
-
2025.08.31
-
2025.08.27
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.03
ライルズ、ホロウェイ、ラッセル、マクローリン・レヴロンがエントリー! 米国代表141人発表/東京世界陸上
米国陸連は9月2日、9月13日に開幕する東京世界選手権の米国代表141人を発表した。 男子は2023年ブダペスト大会に続いて2大会連続で100mと200mで2冠を狙うN.ライルズや、110mハードルで4連覇が懸かるパリ五 […]
2025.09.03
100mアモ・ダジエが9秒87の自己新マーク 英国4×100mR代表選出の33歳
8月30日に英国・ロンドンで開催されたBFTTAで、E.アモ・ダジエ(英国)が9秒87(+2.0)の自己新で優勝した。 アモ・ダジエは現在33歳。これまでの自己記録は23年にマークした9秒93で、100mでは東京世界選手 […]
2025.09.03
イタリア代表にタンベリらが選出 インゲブリグトセンは2種目、17歳ガウト200mで出場/東京世界陸上
9月13日に開幕する東京世界選手権の代表選手が各国から発表されている。 イタリア代表では、男子走高跳の東京五輪金メダリストM.タンベリが選ばれた。パリ五輪の女子10000mで銀メダルを獲得したN.バットクレッティが500 […]
2025.09.03
大塚製薬が東京世界陸上をポカリスエットでサポート!製品提供やイベントブースでさまざまなコンテンツを展開
大塚製薬は9月3日、グローバルサポーターとして協賛する東京世界選手権において、「人の可能性を信じる。」をキーメッセージに、ポカリスエットをはじめとする製品を通じて世界中から集う選手たちやすべての大会関係者をサポートすると […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99