2024.05.23
今夏のパリ五輪出場資格の獲得条件となる世界陸連(WA)のワールドランキング(Road to Paris)が更新され、セイコーゴールデングランプリや海外レースの結果が反映された。
パリ五輪の出場資格を得るためには参加標準記録を突破するか、ワールドランキングでターゲットナンバー(出場枠)に入る必要がある。
男子10000mは5月18日に英国・ロンドンで行われた「Night of the 10,000m PBs」で、27分34秒14をマークして5位に入った葛西潤(旭化成)がターゲットナンバー内ギリギリの27位に入ってきた。葛西は5月3日の日本選手権で27分17秒46(日本歴代4位)を出して優勝している。
25位に太田智樹(トヨタ自動車)が残っており、ターゲットナンバーに入っていた相澤晃(旭化成)は外れており、2大会連続の五輪は厳しい状況となった。
女子100mハードルは日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)がターゲットナンバー(40)に浮上。この種目では田中佑美(富士通)と寺田明日香(ジャパンクリエイト)もターゲットナンバーに入っている。
男子やり投はブダペスト世界選手権代表の﨑山雄太(愛媛競技力本部)と新井涼平(スズキ)がターゲットナンバーに入り、小椋健司(エイジェック)が外れている。同走高跳は赤松諒一(SEIBU PRINCE)、真野友博(九電工)に続き、日本人3番手に瀬古優斗(滋賀陸協)がターゲットナンバーに入った。なお、長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)も出場圏内に位置している。男子100mは和田遼(ミキハウス)が新たなにターゲットナンバー内の46位相当に浮上した。また坂井隆一郎(大阪ガス)は次点までランキングを上げている。
男子5000mでターゲットナンバーに入っていた佐藤圭汰(駒大)は弾き出され、遠藤日向(住友電工)がターゲットナンバーが見える位置まで浮上。日本選手権の結果で出場圏内まで入りそうだ。
いずれもセイコーゴールデングランプリの結果が大きく影響した。日本代表選考は6月の日本選手権(10000mを除く)が最終局面となる。
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