◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
立教大が6位通過を果たし、2年連続29回目の本戦出場を果たした。
選手たちは予選通過の発表を聞くと、一礼。応援に来ていた関係者から祝福の声が飛ぶ。選手の横で代理監督を務めた原田昭夫総監督は涙を流していた。
前回同様、序盤から上位でレースを展開。10kmの通過ではトップに立った。その後、15kmで2位、17.4kmで3位と徐々に順位を下げていったものの、大学創立150周年の節目に行われる箱根路の切符をつかんだ。
大会3日前、上野裕一郎駅伝監督が不適切行為を行ったとして監督解任。前回、55年ぶりの本戦に導いた指揮官が不在になった。チームトップの個人14位(1時間2分15秒)と関口絢太は「いろいろありましたが、やるしかないと思っていました」と振り返る。
チームは崩れなかった。「前回の箱根では良くなかったけど、今回は本番で良い結果を出して終われるように4年生中心にやってきた」と関口。その思いはチームに伝わり、関口に続き。馬場賢人(2年)が2番手の31位、中山凜斗(4年)は3番手の36位と、ここまで1時間2分台でまとめた。
原田総監督は「関係者や選手を送っていただいた高校の方から応援していただいた。直前でこのような状況になったが、学生たちが自分たちでしっかりやってくれたと思います」と涙ながらに振り返った。
大学節目の年につかんだ前回に続く大舞台。原田総監督は「シード権を狙うという目標へ取り組んでいきたい」、関口は「残り3ヵ月足らず。良い結果を出せるようにしっかりやっていきたいです」とそれぞれ意気込んだ。
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