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2023.10.14

日本人トップの東農大・前田和摩が1時間1分42秒!「ラストで出し切ろう」三浦龍司のU20日本最高にあと1秒/箱根駅伝予選会
日本人トップの東農大・前田和摩が1時間1分42秒!「ラストで出し切ろう」三浦龍司のU20日本最高にあと1秒/箱根駅伝予選会

1時間1分42秒で日本人トップフィニッシュとなった東農大・前田和摩

◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。

圧巻の走りを見せたのが東農大のスーパールーキー・前田和摩だ。

15kmまでは日本人第2集団で待機。「どんなに余裕があっても、15kmまでは我慢する」と決めていた。そして、「ラストで出し切って終わることを想定していた」という言葉通り、44分06秒で15kmを通過した直後、弾けるように飛び出した。

この時点で、ただ1人留学生たちに割って入って日本人トップを力走する中央学大・吉田礼志(3年)との差は40秒以上ある。だが、グングンとその差を詰めていく。

「今の4年生は監督が代わって最初の代。4年間苦労されてきた。今の4年生に箱根を走ってほしい、このチームで箱根に行きたい、このチームで本選で勝負したいと思っていた」
チームへの思いをこめた激走で、20km付近で一気に逆転。そのままフィニッシュに飛び込んだ。タイムは1時間1分42秒。3年前のこの大会で、順大のスーパールーキーとして臨んだ三浦龍司が出したU20日本最高記録にあと1秒と迫る快走だった。

兵庫の名門・報徳学園高出身。高2の兵庫県高校駅伝1区を28分59秒で走破してにわかに注目を集めると、高3ではインターハイ5000mで日本人トップの4位を占めた。

東農大に進んでからは、さらにスケールアップ。6月の全日本大学駅伝関東学連選考会の最終組でU20日本歴代2位の28分03秒51をマークし、チームの14年ぶり全日本出場を貢献した。

そして、今大会でも10年ぶり箱根路復活を牽引。「チーム一丸となって戦いたい」と力強く語った。

◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。 圧巻の走りを見せたのが東農大のスーパールーキー・前田和摩だ。 15kmまでは日本人第2集団で待機。「どんなに余裕があっても、15kmまでは我慢する」と決めていた。そして、「ラストで出し切って終わることを想定していた」という言葉通り、44分06秒で15kmを通過した直後、弾けるように飛び出した。 この時点で、ただ1人留学生たちに割って入って日本人トップを力走する中央学大・吉田礼志(3年)との差は40秒以上ある。だが、グングンとその差を詰めていく。 「今の4年生は監督が代わって最初の代。4年間苦労されてきた。今の4年生に箱根を走ってほしい、このチームで箱根に行きたい、このチームで本選で勝負したいと思っていた」 チームへの思いをこめた激走で、20km付近で一気に逆転。そのままフィニッシュに飛び込んだ。タイムは1時間1分42秒。3年前のこの大会で、順大のスーパールーキーとして臨んだ三浦龍司が出したU20日本最高記録にあと1秒と迫る快走だった。 兵庫の名門・報徳学園高出身。高2の兵庫県高校駅伝1区を28分59秒で走破してにわかに注目を集めると、高3ではインターハイ5000mで日本人トップの4位を占めた。 東農大に進んでからは、さらにスケールアップ。6月の全日本大学駅伝関東学連選考会の最終組でU20日本歴代2位の28分03秒51をマークし、チームの14年ぶり全日本出場を貢献した。 そして、今大会でも10年ぶり箱根路復活を牽引。「チーム一丸となって戦いたい」と力強く語った。

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