◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)
中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午後セッションが行われ、日本のメダルラッシュに沸いた。
前日まで金メダルなしだった日本だが、今大会金メダル第一号となったのが男子200mの上山紘輝(住友電工)。ラストで強さ見せて20秒60(-0.2)でフィニッシュ。日本勢として前回の小池祐貴(住友電工)以来、史上5人目の制覇だった。宇野勝翔(順大)は21秒07で8位ながら、初代表で入賞を果たしている。
続く男子110mハードルでは高山峻野(ゼンリン)が金メダル。ヤクボ・アルユーハ(クウェート)と13秒41(-0.4)の同タイムで着差なしの同時優勝となった。この種目の日本勢金メダルは1982年ニューデリー大会の藤森良文まで遡る。石川周平(富士通)は13秒63で5位だった。
女子棒高跳では日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が快挙。今年4月に出した日本記録を7cmも更新する4m48で世界クラスの中国勢の1角を抑えて銀メダルを手にした。日本勢では前日本記録保持者の我孫子智美以来、2大会ぶりとなる。その棒高跳では李玲(中国)が4m63の大会新で勝利を収めた。
女子走幅跳の日本記録保持者でアジア選手権チャンピオンの秦澄美鈴(シバタ工業)は6m48(+0.4)で4位。メダルまであと2cmだった。「シンプルに悔しい。1回目にファウルをしてしまって出鼻をくじかれた。切り替えるプランもあったのですが、うまく踏み切れなかった」と渋い表情を浮かべた。
男子十種競技は、アジア選手権王者・ブダペスト世界選手権代表の丸山優真(住友電工)が3880点の4位、田上駿(陸上物語)が3663点の5位で初日折り返し。丸山は「見ての通りボロボロ。難しいですが最後までしっかり優勝することを考えていきたい」と2日目を見据えていた。
陸上競技5日目の午前セッションは女子800m予選に塩見綾乃(岩谷産業)が登場。十種競技は110mハードル、円盤投、棒高跳までが行われる。午後は女子5000m決勝に廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と山本有真(積水化学)が出場。フィナーレは男子4×100mリレーで、日本は連覇を目指す。
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