HOME 国内

2023.09.18

走幅跳・橋岡優輝 大一番で強さ見せ3位!シーズンベストの8m15で日本男子最高の3位/DLファイナル
走幅跳・橋岡優輝 大一番で強さ見せ3位!シーズンベストの8m15で日本男子最高の3位/DLファイナル

橋岡優輝(富士通)

ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルとなるプリフォンテーン・クラシックが米国オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開かれ、2日目(9月17日)に行われた男子走幅跳で橋岡優輝(富士通)が8m15(+1.2)で3位に入った。

初めて立った大舞台で、日本男子フィールドのエースがここまでの悔しさを晴らすパフォーマンスを見せた。

初DLだったローザンヌ大会で7m98の3位。この結果でファイナルへの出場をつかんだ橋岡。1回目は7m81(+0.1)にとどまるが、2回目に7m94(+0.3)、そして3回目に8m10(+0.2)のシーズンベストを跳んだ。この時点で2位に浮上する。

橋岡は6回目に8m15(+1.2)と記録を伸ばして3位。DLファイナルでは日本男子過去最高順位となった。

昨年、同じ舞台だったオレゴン世界選手権は決勝10位で入賞を逃していた橋岡。ここ2年はケガが相次ぎ、今年のブダペスト世界選手権も予選敗退と悔しさを味わっていたが、大舞台でさすがの調整力を見せた。

優勝はS.エーハンマー(スイス)の8m22。橋岡が万全であれば世界のメダル争いができる力があるのは間違いない。米国に渡ってから新しい助走に着手。ブダペストの後は「感覚がつかめてきた」と話していた通り、苦しんできたファウルも今回は1回のみ。

広告の下にコンテンツが続きます

この冬を無事に越えれば、いよいよ世界のトップクラスへ戻れる準備が整いそうだ。

DLは年間を通じて争われるリーグ戦で、ポイントを獲得した上位のみがファイナルに出場。世界選手権や五輪のように1ヵ国3人という制限もないなか、その年に結果を出してきた実力者だけが立つことができる。そこで一発勝負で年間チャンピオンを決定する、まさに『世界最高峰』の舞台となる。

ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルとなるプリフォンテーン・クラシックが米国オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開かれ、2日目(9月17日)に行われた男子走幅跳で橋岡優輝(富士通)が8m15(+1.2)で3位に入った。 初めて立った大舞台で、日本男子フィールドのエースがここまでの悔しさを晴らすパフォーマンスを見せた。 初DLだったローザンヌ大会で7m98の3位。この結果でファイナルへの出場をつかんだ橋岡。1回目は7m81(+0.1)にとどまるが、2回目に7m94(+0.3)、そして3回目に8m10(+0.2)のシーズンベストを跳んだ。この時点で2位に浮上する。 橋岡は6回目に8m15(+1.2)と記録を伸ばして3位。DLファイナルでは日本男子過去最高順位となった。 昨年、同じ舞台だったオレゴン世界選手権は決勝10位で入賞を逃していた橋岡。ここ2年はケガが相次ぎ、今年のブダペスト世界選手権も予選敗退と悔しさを味わっていたが、大舞台でさすがの調整力を見せた。 優勝はS.エーハンマー(スイス)の8m22。橋岡が万全であれば世界のメダル争いができる力があるのは間違いない。米国に渡ってから新しい助走に着手。ブダペストの後は「感覚がつかめてきた」と話していた通り、苦しんできたファウルも今回は1回のみ。 この冬を無事に越えれば、いよいよ世界のトップクラスへ戻れる準備が整いそうだ。 DLは年間を通じて争われるリーグ戦で、ポイントを獲得した上位のみがファイナルに出場。世界選手権や五輪のように1ヵ国3人という制限もないなか、その年に結果を出してきた実力者だけが立つことができる。そこで一発勝負で年間チャンピオンを決定する、まさに『世界最高峰』の舞台となる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]

NEWS アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top