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	<title>月陸Online</title>
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	<description>陸上競技Webメディア「月陸Online」</description>
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	<title>プレイバック世界陸上 &#8211; 月陸Online｜月刊陸上競技</title>
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		<title>【世界陸上プレイバック】―23年ブダペスト―ライルズがボルト以来のスプリント2冠 やり投・北口榛花が劇的逆転V！</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 05 Sep 2025 18:02:01 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2年前の前回大会、ハンガリーのブダペストで行われた第19回大会を振り返る。</p>
<h2>ライルズがスプリント3冠</h2>
<p>この大会で主役となったのがノア・ライルズ（米国）。2015年北京大会のウサイン・ボルト（ジャマイカ）以来となる100m、200m、4×100mリレーのスプリント3冠を達成した。</p>
<p>日本のアニメ好きで、『ドラゴンボール』の「かめはめ波」や「元気玉」のポーズなどを披露することでも知られているライルズ。</p>
<p>初日の100mは予選を9秒95（－0.6）、決勝の2時間30分前に行われた準決勝は9秒87（＋0.3）とそれぞれ組1着で通過し、好調さをアピール。決勝では中盤以降の伸びのある走りで、80m付近でトップに立ち、4年ぶり自己新となる9秒83（±0）で初優勝を飾った。</p>
<p>連覇中だった200mでは、序盤こそ競り合う展開になったが、50mからどんどん加速すると、前半の100mを10秒26のトップで通過。後半もリードを広げ、19秒52（－0.2）で3連覇を成し遂げた。2位ナイトンに0.23秒もの大差をつけた。</p>
<p>4×100mリレーでは4走で出場。1走に2019年ドーハ大会100m金メダルのクリスチャン・コールマン、2走に2022年オレゴン大会100m金メダルのフレッド・カーリー、3走には100m10秒01を持つブランドン・カーンズ、4走がライルズの豪華メンバーでスタートする。</p>
<p>ライルズは3走のカーンズからトップでバトンを受けると一気に突き抜け、先頭でフィニッシュ。右指を3本立てて「3冠」をアピールした。</p>
<p>女子ロングスプリントではフェムケ・ボル（オランダ）が400mハードルと4×400mリレーの2冠。初日の男女混合4×400mリレーでアンカーを務めたボルは、トップを快走していたが、フィニッシュ直前で転倒し途中棄権。レースは米国が3分08秒80の世界新で制した。悔しい開幕となったが、6日目に行われた本職の400mハードルでは、セカンドベストの51秒70で自身初の金メダルに輝く。</p>
<p>最終日に行われた4×400mリレーでも同じく4走を任されたボルは、3番手でバトンを受け取ると、残り50mほどで英国、ラスト5mでジャマイカを大逆転。オランダ新記録となる3分20秒72で母国に五輪・世界陸上通じて同種目初の金メダルをもたらした。</p>
<p>女子中長距離では同年に1500m（3分49秒11）と5000m（14分05秒20）の世界記録を樹立したフェイス・キピエゴン（ケニア）が世界陸上史上初となる1500mと5000mの2冠の偉業を成し遂げた。</p>
<p>2連覇が懸かった1500mでは1周目から先頭に立ち、レースを支配。残り1周でギアを上げ、3分54秒87で連覇を達成した。</p>
<p>5000mでは10000mを制したグダフ・ツェガイ（エチオピア）、ドーハ大会で1500mと10000mの2冠に輝いているシファン・ハッサン（オランダ）らとのマッチレースとなる。残り700mからギアを上げると、ハッサンらの追い上げをかわして、14分53秒88で制した。</p>
<p>ハイレベルな戦いとなった女子スプリント。100mはシャキャーリ・リチャードソン（米国）が世界歴代5位タイの10秒65（－0.2）で優勝。200mはシェリカ・ジャクソン（ジャマイカ）が世界記録にあと0.07に迫る21秒41（＋0.1）で2連覇を飾った。</p>
<p>競歩ではスペイン勢が五輪を含めて史上初の4種目完全制覇。男子はアルヴァロ・マルティン、女子はマリア・ペレスがともに2冠に輝いた。</p>
<p>男子砲丸投は世界記録保持者のライアン・クラウザー（米国）が世界記録に5cmと迫る23m51で2連覇。男子円盤投ではダニエル・ストール（スウェーデン）が大会新記録の71m46で2大会ぶりの金メダルを獲得した。</p>
<p>女子三段跳ではユリマール・ロハス（ベネズエラ）が15m08（±0）で4連覇を達成。女子個人種目での4連覇は砲丸投のV.アダムス（ニュージーランド）以来、史上2人目だった。男子10000mのジョシュア・チェプテゲイ（ウガンダ）と男子110mハードルのグラント・ホロウェイ（米国）は3連覇を成し遂げた。</p>
<h2>北口が4位から大逆転V</h2>
<p>日本からは男子48名、女子28名が出場。金メダル1、銅メダル1を含む過去最多の入賞11という成績を上げた。</p>
<p>女子やり投では北口榛花（JAL）が66m73で金メダルを獲得した。マラソン以外の種目で日本の女子選手が世界一になるのは初めてのことで、投てき種目での優勝は11年テグ大会の男子ハンマー投・室伏広治以来2人目という快挙だった。</p>
<p>7月に67m04の日本新をマークし、堂々のリストトップで大会に臨んだ北口。予選の1投目は59m04に終わるも、2投目に63m27をマークし、組2位で2大会連続のファイナル進出を決める。</p>
<p>決勝では1投目に61m78とまずまずの滑り出しを見せるも、直後にフロル・デニス・ルイス・ウルタド（コロンビア）が65m47のビッグアーチ。北口は3投目に63m00を投げて、2位でトップ8に進出した。4投目、5投目はともに62m台をマークするも、記録は伸ばせず、最終6投目に入る直前では4位まで順位を落とした。</p>
<p>追い込まれた運命の最終投てき。北口が放ったやりは高く飛んでいき、暫定首位のウルタドの65m47のラインを大きく越えた。記録は66m73。北口、チームスタッフは歓喜に沸いた。</p>
<div id="attachment_112843" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img fetchpriority="high" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-112843" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-112843" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-112843" class="wp-caption-text">ブダペスト世界選手権メダルセレモニーで笑顔を見せる北口榛花</p></div>
<p>2位に落ちたウルタドは最終投てきで記録は伸ばせず、北口の優勝が決定。劇的な逆転勝利で金メダルに輝いた。この年はDLファイナル優勝、世界ランク1位と名実ともに世界一となった。</p>
<p>男子110mハードルでは泉谷駿介（住友電工）が13秒19（±0）で日本人初入賞となる5位に入った。</p>
<p>6月の日本選手権を13秒04の日本新で制していた。予選を組2着で通過すると、準決勝では13秒00のベストを持つ、D.ロバーツ（米国）に競り勝ち、組1着で日本人初の決勝進出を決めた。</p>
<p>決勝ではスタート直後に両脚のふくらはぎをつりながらも、13秒19で5位に入り、ファイナルを駆け抜けた。</p>
<p>サニブラウン・アブデル・ハキーム（東レ）は男子100mで2大会連続の決勝進出を果たした。予選は10秒07（－0.4）で悠々と1着通過。ライルズと同組だった準決勝では9秒97（＋0.3）の2着に入り、着順でファイナルを決めた。2大会連続となった決勝は10秒04（±0）で6位となり、前回から順位を一つ上げたが、フィニッシュ後には悔しさをにじませた。</p>
<p>サニブラウンが4走を担った男子4×100mリレーは、坂井隆一郎（大阪ガス）、栁田大輝（東洋大）、小池祐貴（住友電工）、サニブラウンとつなぎ37秒83で5位で、2大会ぶりの入賞となった。</p>
<p>男子35km競歩では川野将虎（旭化成）が2時間25分12秒で銅メダルを獲得。野田明宏（自衛隊体育学校）が2時間25分50秒で6位に入った。</p>
<p>オレゴン大会では金メダルと1秒差の銀メダルだった川野。序盤から冷静に集団の中でレースを進めると、30kmを過ぎてからは20km金メダルのアルヴァロ・マルティン（スペイン）、ブリアン・ダニエル・ピンタド（エクアドル）との三つ巴の優勝争いを展開する。32.5kmを過ぎてから後退したが、2大会連続メダルとなる3位を死守した。</p>
<p>男子3000m障害では三浦龍司（順大）が8分13秒70で6位。前回オレゴン大会は予選落ちに終わったが、7位だった2021年東京五輪に続く世界大会での入賞を果たした。</p>
<p>女子10000mは廣中璃梨佳（日本郵政グループ）が31分35秒12で7位。日本勢では5大会ぶりの入賞となった。女子35km競歩では園田世玲奈（NTN）が2分46秒32で7位。前回のオレゴン大会では9位と惜しくも入賞を逃しており、その悔しさを晴らす結果となった。</p>
<p>男子走高跳は予選を全体トップタイで通過した赤松諒一（アワーズ）が2m25で8位。この種目では前回の真野友博（九電工）に続いて2大会連続で入賞者が誕生した。</p>
<p>女子5000mでは田中希実（New Balance）が14分58秒99で8位。予選では14分37秒98で、従来の日本記録を約12秒も更新した。3大会連続となった決勝は、海外勢のペースの上げ下げに対応した。1997年アテネ大会の弘山晴美（資生堂）以来となる26年ぶりの入賞だった。</p>
<p>男子400mでは佐藤拳太郎（富士通）が予選で日本人2人目の44秒台となる44秒77をマーク。この記録は同種目のレジェンド・高野進の日本記録を32年ぶりに更新するものだった。続く佐藤風雅（ミズノ）も44秒97を叩き出し、中島佑気ジョセフ（富士通）も含め3人が準決勝へ進んだ。いずれも準決勝の高い壁に阻まれたが、日本ロングスプリント界にとって大きな一歩となった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2年前の前回大会、ハンガリーのブダペストで行われた第19回大会を振り返る。</p><h2>ライルズがスプリント3冠</h2><p>この大会で主役となったのがノア・ライルズ（米国）。2015年北京大会のウサイン・ボルト（ジャマイカ）以来となる100m、200m、4×100mリレーのスプリント3冠を達成した。</p><p>日本のアニメ好きで、『ドラゴンボール』の「かめはめ波」や「元気玉」のポーズなどを披露することでも知られているライルズ。</p><p>初日の100mは予選を9秒95（－0.6）、決勝の2時間30分前に行われた準決勝は9秒87（＋0.3）とそれぞれ組1着で通過し、好調さをアピール。決勝では中盤以降の伸びのある走りで、80m付近でトップに立ち、4年ぶり自己新となる9秒83（±0）で初優勝を飾った。</p><p>連覇中だった200mでは、序盤こそ競り合う展開になったが、50mからどんどん加速すると、前半の100mを10秒26のトップで通過。後半もリードを広げ、19秒52（－0.2）で3連覇を成し遂げた。2位ナイトンに0.23秒もの大差をつけた。</p><p>4×100mリレーでは4走で出場。1走に2019年ドーハ大会100m金メダルのクリスチャン・コールマン、2走に2022年オレゴン大会100m金メダルのフレッド・カーリー、3走には100m10秒01を持つブランドン・カーンズ、4走がライルズの豪華メンバーでスタートする。</p><p>ライルズは3走のカーンズからトップでバトンを受けると一気に突き抜け、先頭でフィニッシュ。右指を3本立てて「3冠」をアピールした。</p><p>女子ロングスプリントではフェムケ・ボル（オランダ）が400mハードルと4×400mリレーの2冠。初日の男女混合4×400mリレーでアンカーを務めたボルは、トップを快走していたが、フィニッシュ直前で転倒し途中棄権。レースは米国が3分08秒80の世界新で制した。悔しい開幕となったが、6日目に行われた本職の400mハードルでは、セカンドベストの51秒70で自身初の金メダルに輝く。</p><p>最終日に行われた4×400mリレーでも同じく4走を任されたボルは、3番手でバトンを受け取ると、残り50mほどで英国、ラスト5mでジャマイカを大逆転。オランダ新記録となる3分20秒72で母国に五輪・世界陸上通じて同種目初の金メダルをもたらした。</p><p>女子中長距離では同年に1500m（3分49秒11）と5000m（14分05秒20）の世界記録を樹立したフェイス・キピエゴン（ケニア）が世界陸上史上初となる1500mと5000mの2冠の偉業を成し遂げた。</p><p>2連覇が懸かった1500mでは1周目から先頭に立ち、レースを支配。残り1周でギアを上げ、3分54秒87で連覇を達成した。</p><p>5000mでは10000mを制したグダフ・ツェガイ（エチオピア）、ドーハ大会で1500mと10000mの2冠に輝いているシファン・ハッサン（オランダ）らとのマッチレースとなる。残り700mからギアを上げると、ハッサンらの追い上げをかわして、14分53秒88で制した。</p><p>ハイレベルな戦いとなった女子スプリント。100mはシャキャーリ・リチャードソン（米国）が世界歴代5位タイの10秒65（－0.2）で優勝。200mはシェリカ・ジャクソン（ジャマイカ）が世界記録にあと0.07に迫る21秒41（＋0.1）で2連覇を飾った。</p><p>競歩ではスペイン勢が五輪を含めて史上初の4種目完全制覇。男子はアルヴァロ・マルティン、女子はマリア・ペレスがともに2冠に輝いた。</p><p>男子砲丸投は世界記録保持者のライアン・クラウザー（米国）が世界記録に5cmと迫る23m51で2連覇。男子円盤投ではダニエル・ストール（スウェーデン）が大会新記録の71m46で2大会ぶりの金メダルを獲得した。</p><p>女子三段跳ではユリマール・ロハス（ベネズエラ）が15m08（±0）で4連覇を達成。女子個人種目での4連覇は砲丸投のV.アダムス（ニュージーランド）以来、史上2人目だった。男子10000mのジョシュア・チェプテゲイ（ウガンダ）と男子110mハードルのグラント・ホロウェイ（米国）は3連覇を成し遂げた。</p><h2>北口が4位から大逆転V</h2><p>日本からは男子48名、女子28名が出場。金メダル1、銅メダル1を含む過去最多の入賞11という成績を上げた。</p><p>女子やり投では北口榛花（JAL）が66m73で金メダルを獲得した。マラソン以外の種目で日本の女子選手が世界一になるのは初めてのことで、投てき種目での優勝は11年テグ大会の男子ハンマー投・室伏広治以来2人目という快挙だった。</p><p>7月に67m04の日本新をマークし、堂々のリストトップで大会に臨んだ北口。予選の1投目は59m04に終わるも、2投目に63m27をマークし、組2位で2大会連続のファイナル進出を決める。</p><p>決勝では1投目に61m78とまずまずの滑り出しを見せるも、直後にフロル・デニス・ルイス・ウルタド（コロンビア）が65m47のビッグアーチ。北口は3投目に63m00を投げて、2位でトップ8に進出した。4投目、5投目はともに62m台をマークするも、記録は伸ばせず、最終6投目に入る直前では4位まで順位を落とした。</p><p>追い込まれた運命の最終投てき。北口が放ったやりは高く飛んでいき、暫定首位のウルタドの65m47のラインを大きく越えた。記録は66m73。北口、チームスタッフは歓喜に沸いた。</p><div id="attachment_112843" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img fetchpriority="high" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-112843" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-112843" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/0ae47667b16222162df663a31d83e7d2-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-112843" class="wp-caption-text">ブダペスト世界選手権メダルセレモニーで笑顔を見せる北口榛花</p></div><p>2位に落ちたウルタドは最終投てきで記録は伸ばせず、北口の優勝が決定。劇的な逆転勝利で金メダルに輝いた。この年はDLファイナル優勝、世界ランク1位と名実ともに世界一となった。</p><p>男子110mハードルでは泉谷駿介（住友電工）が13秒19（±0）で日本人初入賞となる5位に入った。</p><p>6月の日本選手権を13秒04の日本新で制していた。予選を組2着で通過すると、準決勝では13秒00のベストを持つ、D.ロバーツ（米国）に競り勝ち、組1着で日本人初の決勝進出を決めた。</p><p>決勝ではスタート直後に両脚のふくらはぎをつりながらも、13秒19で5位に入り、ファイナルを駆け抜けた。</p><p>サニブラウン・アブデル・ハキーム（東レ）は男子100mで2大会連続の決勝進出を果たした。予選は10秒07（－0.4）で悠々と1着通過。ライルズと同組だった準決勝では9秒97（＋0.3）の2着に入り、着順でファイナルを決めた。2大会連続となった決勝は10秒04（±0）で6位となり、前回から順位を一つ上げたが、フィニッシュ後には悔しさをにじませた。</p><p>サニブラウンが4走を担った男子4×100mリレーは、坂井隆一郎（大阪ガス）、栁田大輝（東洋大）、小池祐貴（住友電工）、サニブラウンとつなぎ37秒83で5位で、2大会ぶりの入賞となった。</p><p>男子35km競歩では川野将虎（旭化成）が2時間25分12秒で銅メダルを獲得。野田明宏（自衛隊体育学校）が2時間25分50秒で6位に入った。</p><p>オレゴン大会では金メダルと1秒差の銀メダルだった川野。序盤から冷静に集団の中でレースを進めると、30kmを過ぎてからは20km金メダルのアルヴァロ・マルティン（スペイン）、ブリアン・ダニエル・ピンタド（エクアドル）との三つ巴の優勝争いを展開する。32.5kmを過ぎてから後退したが、2大会連続メダルとなる3位を死守した。</p><p>男子3000m障害では三浦龍司（順大）が8分13秒70で6位。前回オレゴン大会は予選落ちに終わったが、7位だった2021年東京五輪に続く世界大会での入賞を果たした。</p><p>女子10000mは廣中璃梨佳（日本郵政グループ）が31分35秒12で7位。日本勢では5大会ぶりの入賞となった。女子35km競歩では園田世玲奈（NTN）が2分46秒32で7位。前回のオレゴン大会では9位と惜しくも入賞を逃しており、その悔しさを晴らす結果となった。</p><p>男子走高跳は予選を全体トップタイで通過した赤松諒一（アワーズ）が2m25で8位。この種目では前回の真野友博（九電工）に続いて2大会連続で入賞者が誕生した。</p><p>女子5000mでは田中希実（New Balance）が14分58秒99で8位。予選では14分37秒98で、従来の日本記録を約12秒も更新した。3大会連続となった決勝は、海外勢のペースの上げ下げに対応した。1997年アテネ大会の弘山晴美（資生堂）以来となる26年ぶりの入賞だった。</p><p>男子400mでは佐藤拳太郎（富士通）が予選で日本人2人目の44秒台となる44秒77をマーク。この記録は同種目のレジェンド・高野進の日本記録を32年ぶりに更新するものだった。続く佐藤風雅（ミズノ）も44秒97を叩き出し、中島佑気ジョセフ（富士通）も含め3人が準決勝へ進んだ。いずれも準決勝の高い壁に阻まれたが、日本ロングスプリント界にとって大きな一歩となった。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【プレイバック世界陸上】―22年オレゴン―“鳥人”デュプランティスが世界新で初V やり投・北口榛花が銅メダルの大偉業 男子20km競歩は金銀</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/180408</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 29 Aug 2025 18:55:39 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:19:02 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:19:02 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2022年に米国のオレゴンで行われた第18回大会を振り返る。</p>
<h2>デュプランティスが世界新Vでフィナーレ飾る</h2>
<p>陸上大国・米国での開催は初めてのことで、オレゴン大学のキャンパス内にある米国陸上の“聖地”ヘイワード・フィールドが舞台となった。当初は21年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、20年に開催予定だった東京五輪が21年に延期。それに伴い、オレゴン大会も22年に開催される運びとなった。</p>
<p>今大会のフィナーレを世界新で飾ったのが男子棒高跳のアルマンド・デュプランティス（スウェーデン）。6m21で自身の世界記録を更新し、大会初優勝を果たした。</p>
<p>同年3月の世界室内選手権で6m20の世界記録を樹立していたデュプランティス。6m00をただ1人成功させて優勝を決めると、大会記録を1cm上回る6m06も1回で成功させた。</p>
<p>そして、世界記録への挑戦が始まる。1回目は失敗だったが、この間にトラック最終種目の4×400mリレーが行われ、地元の米国が男女で優勝を飾り、会場のボルテージは最高潮に達していた。会場中の視線は大会の最終競技者となったデュプランティスただ1人に注がれた。多くの観客が固唾を呑んで見守るなか、2回目で見事に成功。通算5回目の世界新記録を大舞台で打ち立て、歴史に名を刻んだ。</p>
<p>初の自国開催となった米国は金メダル13、史上最多となる33のメダル獲得と躍動。男子100m、200mでは表彰台を独占。100mはフレッド・カーリーが9秒86（－0.1）で初タイトルを獲得し、マーヴィン・ブレイシー、トレイヴォン・ブロメルが続いた。200mではノア・ライルズが世界歴代3位となる19秒31の大会新記録で連覇。ケニー・ベドナレクが19秒77で2位、エリヨン・ナイトンが19秒80で3位に入った。</p>
<p>女子400mハードルではシドニー・マクローリン（米国）が50秒68の世界新で初V。前年の東京五輪を世界新で優勝し、大会1ヵ月前の全米選手権では自身の世界記録を更新していたマクローリン。決勝は前回覇者のダリラ・ムハンマド（米国）、東京五輪3位のフェムケ・ボル（オランダ）らを前半から圧倒。ホームストレートに入っても、スピードを落とすことなく、そのままフィニッシュラインを駆け抜け、女子選手未踏の「50秒台」に突入した。</p>
<p>このシーズン限りでの現役引退を表明していた女子短距離のレジェンド、アリソン・フェリックスは女子4×400mリレー、男女混合4×400mリレーに出場。大会初日の男女混合4×400mリレーは決勝で2走を務め、銅メダル獲得。女子4×400mリレーは予選のみの出走だったが、決勝は3分17秒79で圧勝し、14個目の金メダル、通算20個目のメダルを手にした。</p>
<p>女子短距離ではジャマイカ勢が強さを見せた。200mではシェリカ・ジャクソンが世界記録に0.11秒まで迫る世界歴代2位の21秒45（＋0.6）で優勝。100mは35歳のシェリーアン・フレイザー・プライスが大会新の10秒67（＋0.8）で2大会連続5度目の優勝を成し遂げた。ジャクソンが当時世界歴代7位タイの10秒73、東京五輪女王のエライン・トンプソン・ヘラーが10秒81で3位となり、東京五輪に続きメダルを独占した。</p>
<p>女子100mハードルはトビ・アムサン（ナイジェリア）が準決勝で世界記録を0.08秒も更新する12秒12（＋0.9）をマーク。決勝では追い風2.5mの参考記録ながら12秒06と驚異的なタイムで自身初の世界タイトルを獲得した。</p>
<p>男子ハンマー投はパウェル・ファイデク（ポーランド）が81m98で5連覇を達成。個人種目での5連覇は男子棒高跳で第1回大会から6連覇したセルゲイ・ブブカ（ウクライナ／ソ連）に続く史上2人目だった。男子400mハードルではアリソン・ドス・サントス（ブラジル）が29年ぶりの大会新となる46秒29で初の世界一に輝いた。男子円盤投を制したクリスチャン・チェー（スロベニア）は、71m13の大会新で制している。</p>
<h2>北口が最終投てきで大逆転メダル</h2>
<p>日本からは男子39選手、女子24選手が出場。金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル1つを含む過去最多タイの入賞9を記録した。</p>
<p>女子やり投は北口榛花（JAL）が63m27で銅メダルを獲得。日本に本女子フィールド種目で初のメダルをもたらした。</p>
<p>予選では1投目から64m32をマークし、全体トップで決勝進出を決めた。決勝は1回目に62m07を投げ、3位でトップ8へ進むも、4投目は61m27、5回目はファウルにとどまり、5回目終了時点で5位に順位を落としていた。そして迎えた最終6回目。渾身の一投で、メダルラインの63m22を5cm上回る63m27で2位に浮上する。その後、順位を1つ落としたが、4位と2cm差でメダルを死守した。</p>
<div id="attachment_78719" style="width: 1810px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-78719" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1.jpg" alt="" width="1800" height="1200" class="size-full wp-image-78719" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1.jpg 1800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-1024x683.jpg 1024w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-768x512.jpg 768w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1800px) 100vw, 1800px" /><p id="caption-attachment-78719" class="wp-caption-text">女子やり投銅メダルを獲得した北口榛花</p></div>
女子投てき界に金字塔を打ち立てた北口は翌年にさらなる伝説を残すことになる。</p>
<p>男子100mは日本人初のファイナルに進んだサニブラウン・アブデル・ハキーム（タンブルウィードTC）が、10秒06（－0.1）で7位に入った。</p>
<p>17年から米国を拠点にしているサニブラウン。予選は自身3度目となる9秒台（9秒98／－0.3）で1着通過。準決勝は10秒05（＋0.3）で3着ながらプラス通過で決勝進出を決めた。決勝は中盤まで上位争いを繰り広げ、後半は徐々に離され7位。男子100mにおいて、世界陸上では日本人初、五輪を含めると1932年ロサンゼルス五輪で6位の吉岡隆徳以来、90年ぶりの入賞という快挙だった。</p>
<p>男子20km競歩では山西利和（愛知製鋼）が1時間19分07秒で2連覇を達成。池田向希（旭化成）1時間19分14秒で2位となり、日本では初めて同一種目で金、銀メダルを占めた。住所大翔（順大院）も1時間20分39秒で8位に入り、トリプル入賞を果たした。</p>
<p>40分33秒で10kmを通過すると、山西がペースアップ。残り3kmの時点で優勝争いは山西と池田の一騎打ちに。18kmで池田が先頭に立って仕掛けるも、山西は冷静に対応。残り1kmで山西が強烈なスパートを放ち勝負あり。日本人初の大会連覇を達成した。</p>
<p>50km競歩に変わって新たに実施された35km競歩の男子では川野将虎（旭化成）が2時間23分15秒で銀メダルを獲得。優勝したマッシモ・スタノ（イタリア）とはわずか1秒差の大激戦だった。</p>
<p>松永大介（富士通）が序盤から飛び出すなか、川野は2位集団でレースを進める。21km手前で集団が松永を吸収すると、先頭集団は徐々に絞られ、残り2kmの時点で優勝争いは川野と東京五輪20km競歩金メダリストのスタノに絞られた。</p>
<p>残り1kmでスタノがスパートし、川野も懸命に食らいつくが、なかなか前に出ることができない。最後の最後まで予断を許さないレースはスタノがわずかに先着。川野は惜しくも初代王者とはならなかったが、五輪金メダリスト相手に堂々の好勝負を演じた。</p>
<p>男子4×400mリレーではアジア新記録となる2分59秒51で4位。佐藤風雅（那須環境）、川端魁人（中京大クラブ）、ウォルシュ・ジュリアン（富士通）、中島佑気ジョセフ（東洋大）のオーダーで過去最高順位を更新した。</p>
<p>女子20km競歩では藤井菜々子（エディオン）が1時間29分01秒で6位。前回から順位を1つ上げて、2大会連続入賞。男子走高跳の真野友博（九電工）は2m27で8位に入り、この種目で日本人初入賞を達成した。</p>
<p>女子100mハードルの福部真子（日本建設工業）は準決勝で組7着ながら、12秒82（＋0.9）の日本新記録を樹立。女子4×100mリレーは青木益未（七十七銀行）、君島愛梨沙（土木管理総合）、兒玉芽生（ミズノ）、御家瀬緑（住友電工）が43秒33で11年ぶりの日本新をマークしている。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2022年に米国のオレゴンで行われた第18回大会を振り返る。</p><h2>デュプランティスが世界新Vでフィナーレ飾る</h2><p>陸上大国・米国での開催は初めてのことで、オレゴン大学のキャンパス内にある米国陸上の“聖地”ヘイワード・フィールドが舞台となった。当初は21年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、20年に開催予定だった東京五輪が21年に延期。それに伴い、オレゴン大会も22年に開催される運びとなった。</p><p>今大会のフィナーレを世界新で飾ったのが男子棒高跳のアルマンド・デュプランティス（スウェーデン）。6m21で自身の世界記録を更新し、大会初優勝を果たした。</p><p>同年3月の世界室内選手権で6m20の世界記録を樹立していたデュプランティス。6m00をただ1人成功させて優勝を決めると、大会記録を1cm上回る6m06も1回で成功させた。</p><p>そして、世界記録への挑戦が始まる。1回目は失敗だったが、この間にトラック最終種目の4×400mリレーが行われ、地元の米国が男女で優勝を飾り、会場のボルテージは最高潮に達していた。会場中の視線は大会の最終競技者となったデュプランティスただ1人に注がれた。多くの観客が固唾を呑んで見守るなか、2回目で見事に成功。通算5回目の世界新記録を大舞台で打ち立て、歴史に名を刻んだ。</p><p>初の自国開催となった米国は金メダル13、史上最多となる33のメダル獲得と躍動。男子100m、200mでは表彰台を独占。100mはフレッド・カーリーが9秒86（－0.1）で初タイトルを獲得し、マーヴィン・ブレイシー、トレイヴォン・ブロメルが続いた。200mではノア・ライルズが世界歴代3位となる19秒31の大会新記録で連覇。ケニー・ベドナレクが19秒77で2位、エリヨン・ナイトンが19秒80で3位に入った。</p><p>女子400mハードルではシドニー・マクローリン（米国）が50秒68の世界新で初V。前年の東京五輪を世界新で優勝し、大会1ヵ月前の全米選手権では自身の世界記録を更新していたマクローリン。決勝は前回覇者のダリラ・ムハンマド（米国）、東京五輪3位のフェムケ・ボル（オランダ）らを前半から圧倒。ホームストレートに入っても、スピードを落とすことなく、そのままフィニッシュラインを駆け抜け、女子選手未踏の「50秒台」に突入した。</p><p>このシーズン限りでの現役引退を表明していた女子短距離のレジェンド、アリソン・フェリックスは女子4×400mリレー、男女混合4×400mリレーに出場。大会初日の男女混合4×400mリレーは決勝で2走を務め、銅メダル獲得。女子4×400mリレーは予選のみの出走だったが、決勝は3分17秒79で圧勝し、14個目の金メダル、通算20個目のメダルを手にした。</p><p>女子短距離ではジャマイカ勢が強さを見せた。200mではシェリカ・ジャクソンが世界記録に0.11秒まで迫る世界歴代2位の21秒45（＋0.6）で優勝。100mは35歳のシェリーアン・フレイザー・プライスが大会新の10秒67（＋0.8）で2大会連続5度目の優勝を成し遂げた。ジャクソンが当時世界歴代7位タイの10秒73、東京五輪女王のエライン・トンプソン・ヘラーが10秒81で3位となり、東京五輪に続きメダルを独占した。</p><p>女子100mハードルはトビ・アムサン（ナイジェリア）が準決勝で世界記録を0.08秒も更新する12秒12（＋0.9）をマーク。決勝では追い風2.5mの参考記録ながら12秒06と驚異的なタイムで自身初の世界タイトルを獲得した。</p><p>男子ハンマー投はパウェル・ファイデク（ポーランド）が81m98で5連覇を達成。個人種目での5連覇は男子棒高跳で第1回大会から6連覇したセルゲイ・ブブカ（ウクライナ／ソ連）に続く史上2人目だった。男子400mハードルではアリソン・ドス・サントス（ブラジル）が29年ぶりの大会新となる46秒29で初の世界一に輝いた。男子円盤投を制したクリスチャン・チェー（スロベニア）は、71m13の大会新で制している。</p><h2>北口が最終投てきで大逆転メダル</h2><p>日本からは男子39選手、女子24選手が出場。金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル1つを含む過去最多タイの入賞9を記録した。</p><p>女子やり投は北口榛花（JAL）が63m27で銅メダルを獲得。日本に本女子フィールド種目で初のメダルをもたらした。</p><p>予選では1投目から64m32をマークし、全体トップで決勝進出を決めた。決勝は1回目に62m07を投げ、3位でトップ8へ進むも、4投目は61m27、5回目はファウルにとどまり、5回目終了時点で5位に順位を落としていた。そして迎えた最終6回目。渾身の一投で、メダルラインの63m22を5cm上回る63m27で2位に浮上する。その後、順位を1つ落としたが、4位と2cm差でメダルを死守した。</p><div id="attachment_78719" style="width: 1810px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-78719" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1.jpg" alt="" width="1800" height="1200" class="size-full wp-image-78719" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1.jpg 1800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-1024x683.jpg 1024w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-768x512.jpg 768w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/3c0393969bec5e498a60db0c93d16174-1-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1800px) 100vw, 1800px" /><p id="caption-attachment-78719" class="wp-caption-text">女子やり投銅メダルを獲得した北口榛花</p></div>女子投てき界に金字塔を打ち立てた北口は翌年にさらなる伝説を残すことになる。</p><p>男子100mは日本人初のファイナルに進んだサニブラウン・アブデル・ハキーム（タンブルウィードTC）が、10秒06（－0.1）で7位に入った。</p><p>17年から米国を拠点にしているサニブラウン。予選は自身3度目となる9秒台（9秒98／－0.3）で1着通過。準決勝は10秒05（＋0.3）で3着ながらプラス通過で決勝進出を決めた。決勝は中盤まで上位争いを繰り広げ、後半は徐々に離され7位。男子100mにおいて、世界陸上では日本人初、五輪を含めると1932年ロサンゼルス五輪で6位の吉岡隆徳以来、90年ぶりの入賞という快挙だった。</p><p>男子20km競歩では山西利和（愛知製鋼）が1時間19分07秒で2連覇を達成。池田向希（旭化成）1時間19分14秒で2位となり、日本では初めて同一種目で金、銀メダルを占めた。住所大翔（順大院）も1時間20分39秒で8位に入り、トリプル入賞を果たした。</p><p>40分33秒で10kmを通過すると、山西がペースアップ。残り3kmの時点で優勝争いは山西と池田の一騎打ちに。18kmで池田が先頭に立って仕掛けるも、山西は冷静に対応。残り1kmで山西が強烈なスパートを放ち勝負あり。日本人初の大会連覇を達成した。</p><p>50km競歩に変わって新たに実施された35km競歩の男子では川野将虎（旭化成）が2時間23分15秒で銀メダルを獲得。優勝したマッシモ・スタノ（イタリア）とはわずか1秒差の大激戦だった。</p><p>松永大介（富士通）が序盤から飛び出すなか、川野は2位集団でレースを進める。21km手前で集団が松永を吸収すると、先頭集団は徐々に絞られ、残り2kmの時点で優勝争いは川野と東京五輪20km競歩金メダリストのスタノに絞られた。</p><p>残り1kmでスタノがスパートし、川野も懸命に食らいつくが、なかなか前に出ることができない。最後の最後まで予断を許さないレースはスタノがわずかに先着。川野は惜しくも初代王者とはならなかったが、五輪金メダリスト相手に堂々の好勝負を演じた。</p><p>男子4×400mリレーではアジア新記録となる2分59秒51で4位。佐藤風雅（那須環境）、川端魁人（中京大クラブ）、ウォルシュ・ジュリアン（富士通）、中島佑気ジョセフ（東洋大）のオーダーで過去最高順位を更新した。</p><p>女子20km競歩では藤井菜々子（エディオン）が1時間29分01秒で6位。前回から順位を1つ上げて、2大会連続入賞。男子走高跳の真野友博（九電工）は2m27で8位に入り、この種目で日本人初入賞を達成した。</p><p>女子100mハードルの福部真子（日本建設工業）は準決勝で組7着ながら、12秒82（＋0.9）の日本新記録を樹立。女子4×100mリレーは青木益未（七十七銀行）、君島愛梨沙（土木管理総合）、兒玉芽生（ミズノ）、御家瀬緑（住友電工）が43秒33で11年ぶりの日本新をマークしている。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―19年ドーハ―走高跳・バルシムが地元V 日本が男子競歩2種目で金独占 4継はアジア新で銅メダル</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/179857</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 21 Aug 2025 17:44:25 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.rikujyokyogi.co.jp/?p=179857</guid>
		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:26:55 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:26:55 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2019年にカタールのドーハで行われた第17回大会を振り返る。</p>
<h2>バルシムが地元で復活優勝</h2>
<p>初の中東開催となったドーハ大会。注目選手に挙げられていたのが男子走高跳に出場した地元出身のムタズ・エッサ・バルシム。2014年に世界歴代2位となる2m43をマークし、前回のロンドン大会では2m35で優勝し、連覇への期待が高まっていた。</p>
<p>しかし、この種目はこれまでに五輪、世界陸上を含めて連覇を達成した選手がいない。さらにバルシムは前年に踏み切り脚の左足首を手術した影響からか、シーズンベストは2m27にとどまっており、連覇は厳しいと思われていた。</p>
<p>2m19から競技はスタートし、2m30までは1回でクリアするも、2m33を2回続けて失敗。この高さはミハイル・アキメンコとイリヤ・イヴァニュク（ともにロシア）が一発で成功しており、3回目で失敗すれば、連覇の夢が絶たれる状況に追い込まれる。</p>
<p>それでも王者は意地を見せる。地元の大声援を背に、この高さをクリアして渾身のガッツポーズ。これで息を吹き返したバルシムは2m35、2m37を一発で成功させて単独トップに躍り出た。</p>
<p>この高さに挑戦したアキメンコとイヴァニュクが失敗したため、連覇が確定。地元で見事な復活劇を見せた。</p>
<p>今大会から新たに実施されたのが男女混合4×400mリレー。米国が3分09秒34の世界新記録で初代チャンピオンになった。</p>
<p>予選で3分12秒42の世界新記録を樹立。決勝では1走のコートニー・オコロが先頭でバトンをつなぎ、2走のアリソン・フェリックスは男子を1、2走に起用したポーランドにこそ先行を許したものの、2位をキープ。アンカーのウィルバート・ロンドンがポーランドをかわし、1着でフィニッシュした。</p>
<p>女子400mハードルではリオ五輪覇者のダリラ・ムハンマド（米国）が52秒16で優勝。同年7月に自身がマークした52秒20の世界記録を0.04秒更新した。</p>
<p>序盤からムハンマドは果敢に飛ばし先頭に立つ。後半に入って同じ米国のシドニー・マクローリンに追い上げられるも、トップを守り抜いた。2位のマクローリンも世界歴代2位となる52秒23の好タイムだった。</p>
<p>男子100mでは前回銀メダルのクリスチャン・コールマン（米国）が世界歴代6位となる9秒76（＋0.6）で初優勝。前回王者のジャスティン・ガトリン（米国）が9秒89で2位に入った。前年2月に室内60mで6秒34の世界記録を樹立したコールマンは、得意のスタートで先行し、中盤以降はガトリンが追いかけるも、そのまま逃げ切った。</p>
<p>女子長距離ではシファン・ハッサン（オランダ）が1500mと10000mの変則2冠を達成。これは五輪、世界陸上を通じて初の快挙である。</p>
<p>得意とする1500mと5000mの決勝が同日開催だったため、異例の挑戦をしたハッサン。大会2日目の10000mは、30分17秒62の自己新で快勝すると、1500mでは序盤からレースを牽引し、ラスト1周でさらにペースを上げて後続を引き離した。大会新記録となる3分51秒95で制し、前人未到の偉業を成し遂げた。</p>
<p>史上最高レベルの争いとなったのが男子砲丸投。上位4人が22m超えの大激戦をジョー・コヴァクス（米国）が世界歴代3位タイとなる22m91で2大会ぶりの優勝を飾った。リオ五輪金メダリストのライアン・クラウザー（米国）が1投目から大会記録を13cm上回る22m36をプットすると、トーマス・ウォルシュ（ニュージーランド）が世界歴代4位となる22m90でトップに立つ。</p>
<p>そのままウォルシュが逃げ切ると思われたが、最終投てきでコヴァクスが22m91のビッグショットで、ウォルシュを1cm上回り首位に浮上。その直後、クラウザーもコヴァクスに匹敵する投てきを披露するも、22m90と惜しくも1cm差でコヴァクスには届かず。セカンド記録の差でウォルシュを上回り2位に入った。</p>
<h2>男子競歩種目で金メダル独占</h2>
<p>日本からは男子35選手、女子18選手が出場。金メダル2つ、銅メダル1つを含め、入賞数は過去最多となる8を数えた。</p>
<p>今大会は暑さを考慮して午前セッションは行われず、マラソンは23時59分、競歩種目は23時30分スタートと異例の深夜レースとなった。</p>
<p>男子50km競歩では鈴木雄介（富士通）が4時間4分20秒で日本競歩史上初の金メダルを獲得した。</p>
<p>2015年に20km競歩で世界記録をマークした鈴木は、いきなりスタート直後に飛び出す。9km過ぎには連覇を目指す世界記録（3時間32分33秒）保持者のヨアン・ディニ（フランス）が追いついてきたが、すぐに後退。その後は後続との差を徐々に広げ、35km時点では2位と3分34秒のリードを作った。</p>
<div id="attachment_179859" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-179859" class="size-full wp-image-179859" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-179859" class="wp-caption-text">男子50km競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介</p></div>
<p>終盤は徐々に後続との差を詰められたが、最後まで首位をキープ。2位のヨアオ・ヴィエイラ（ポルトガル）に39秒差をつけて、栄冠を手にした。</p>
<p>20km競歩では山西利和（愛知製鋼）が1時間26分34で優勝。池田向希（東洋大）が1時間29分02秒で6位に入った。男子競歩種目で20kmと50kmで金メダルを独占したのは1993年シュツットガルト大会のスペイン以来2度目の快挙だった。</p>
<p>ワールドランキング1位として今大会に臨んだ山西。7km付近で単独先頭の王凱華（中国）を捉え、以降は独歩態勢を築く。10kmの通過時点で池田を含む2位集団とは17秒差で、山西は13kmからさらにギアを上げて後続を引き離し、そのまま逃げ切った。</p>
<p>競歩は女子20kmも健闘。岡田久美子（ビックカメラ）が1時間34分36秒で6位、藤井菜々子（エディオン）が1時間34分50秒で7位となり、ダブル入賞を果たした。</p>
<p>男子4×100mリレーはアジア新記録の37秒43で2大会連続の銅メダルを獲得。多田修平（住友電工）、白石黄良々（セレスポ）、桐生祥秀（日本生命）、サニブラウン・アブデル・ハキーム（フロリダ大）の4人が世界の猛者と渡り合った。</p>
<p>1走の多田は得意のスタート上位争いを展開し、白石へのバトンパスも完璧に決める。白石は初代表ながら、世界の強豪を相手に力強い走りを披露し、3走の桐生にバトンを託した。16年リオ五輪銀、17年ロンドン世界陸上で銅メダルを獲得した時にも3走を務めた桐生は、抜群のコーナリングで、4走のサニブラウンには米国に次ぐ2位で中継。今大会100mでセミファイナルに進出したサニブラウンは、英国との2位争いには敗れたものの、2大会連続のメダルは確保した。37秒43はリオ五輪で日本がマークしたアジア記録を0.17秒も更新するもの。国別では世界歴代4位の大記録だった。</p>
<p>女子マラソンでは谷本観月（天満屋）が2時間39分09秒で7位。前回で連続入賞が10で途切れたが、日本勢では2大会ぶりの入賞を果たした。男子走幅跳は橋岡優輝（日大）が7m97（－0.2）で8位。この種目では日本人初の入賞者となった。</p>
<p>女子5000mでは田中希実（豊田自動織機TC）が14位ながら日本歴代2位の15分00秒01と好走。男子400mではウォルシュ・ジュリアン（富士通）が準決勝で日本歴代4位の45秒13と決勝進出とはならなかったものの、大舞台で力を発揮した。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2019年にカタールのドーハで行われた第17回大会を振り返る。</p><h2>バルシムが地元で復活優勝</h2><p>初の中東開催となったドーハ大会。注目選手に挙げられていたのが男子走高跳に出場した地元出身のムタズ・エッサ・バルシム。2014年に世界歴代2位となる2m43をマークし、前回のロンドン大会では2m35で優勝し、連覇への期待が高まっていた。</p><p>しかし、この種目はこれまでに五輪、世界陸上を含めて連覇を達成した選手がいない。さらにバルシムは前年に踏み切り脚の左足首を手術した影響からか、シーズンベストは2m27にとどまっており、連覇は厳しいと思われていた。</p><p>2m19から競技はスタートし、2m30までは1回でクリアするも、2m33を2回続けて失敗。この高さはミハイル・アキメンコとイリヤ・イヴァニュク（ともにロシア）が一発で成功しており、3回目で失敗すれば、連覇の夢が絶たれる状況に追い込まれる。</p><p>それでも王者は意地を見せる。地元の大声援を背に、この高さをクリアして渾身のガッツポーズ。これで息を吹き返したバルシムは2m35、2m37を一発で成功させて単独トップに躍り出た。</p><p>この高さに挑戦したアキメンコとイヴァニュクが失敗したため、連覇が確定。地元で見事な復活劇を見せた。</p><p>今大会から新たに実施されたのが男女混合4×400mリレー。米国が3分09秒34の世界新記録で初代チャンピオンになった。</p><p>予選で3分12秒42の世界新記録を樹立。決勝では1走のコートニー・オコロが先頭でバトンをつなぎ、2走のアリソン・フェリックスは男子を1、2走に起用したポーランドにこそ先行を許したものの、2位をキープ。アンカーのウィルバート・ロンドンがポーランドをかわし、1着でフィニッシュした。</p><p>女子400mハードルではリオ五輪覇者のダリラ・ムハンマド（米国）が52秒16で優勝。同年7月に自身がマークした52秒20の世界記録を0.04秒更新した。</p><p>序盤からムハンマドは果敢に飛ばし先頭に立つ。後半に入って同じ米国のシドニー・マクローリンに追い上げられるも、トップを守り抜いた。2位のマクローリンも世界歴代2位となる52秒23の好タイムだった。</p><p>男子100mでは前回銀メダルのクリスチャン・コールマン（米国）が世界歴代6位となる9秒76（＋0.6）で初優勝。前回王者のジャスティン・ガトリン（米国）が9秒89で2位に入った。前年2月に室内60mで6秒34の世界記録を樹立したコールマンは、得意のスタートで先行し、中盤以降はガトリンが追いかけるも、そのまま逃げ切った。</p><p>女子長距離ではシファン・ハッサン（オランダ）が1500mと10000mの変則2冠を達成。これは五輪、世界陸上を通じて初の快挙である。</p><p>得意とする1500mと5000mの決勝が同日開催だったため、異例の挑戦をしたハッサン。大会2日目の10000mは、30分17秒62の自己新で快勝すると、1500mでは序盤からレースを牽引し、ラスト1周でさらにペースを上げて後続を引き離した。大会新記録となる3分51秒95で制し、前人未到の偉業を成し遂げた。</p><p>史上最高レベルの争いとなったのが男子砲丸投。上位4人が22m超えの大激戦をジョー・コヴァクス（米国）が世界歴代3位タイとなる22m91で2大会ぶりの優勝を飾った。リオ五輪金メダリストのライアン・クラウザー（米国）が1投目から大会記録を13cm上回る22m36をプットすると、トーマス・ウォルシュ（ニュージーランド）が世界歴代4位となる22m90でトップに立つ。</p><p>そのままウォルシュが逃げ切ると思われたが、最終投てきでコヴァクスが22m91のビッグショットで、ウォルシュを1cm上回り首位に浮上。その直後、クラウザーもコヴァクスに匹敵する投てきを披露するも、22m90と惜しくも1cm差でコヴァクスには届かず。セカンド記録の差でウォルシュを上回り2位に入った。</p><h2>男子競歩種目で金メダル独占</h2><p>日本からは男子35選手、女子18選手が出場。金メダル2つ、銅メダル1つを含め、入賞数は過去最多となる8を数えた。</p><p>今大会は暑さを考慮して午前セッションは行われず、マラソンは23時59分、競歩種目は23時30分スタートと異例の深夜レースとなった。</p><p>男子50km競歩では鈴木雄介（富士通）が4時間4分20秒で日本競歩史上初の金メダルを獲得した。</p><p>2015年に20km競歩で世界記録をマークした鈴木は、いきなりスタート直後に飛び出す。9km過ぎには連覇を目指す世界記録（3時間32分33秒）保持者のヨアン・ディニ（フランス）が追いついてきたが、すぐに後退。その後は後続との差を徐々に広げ、35km時点では2位と3分34秒のリードを作った。</p><div id="attachment_179859" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-179859" class="size-full wp-image-179859" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/SH603479-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-179859" class="wp-caption-text">男子50km競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介</p></div><p>終盤は徐々に後続との差を詰められたが、最後まで首位をキープ。2位のヨアオ・ヴィエイラ（ポルトガル）に39秒差をつけて、栄冠を手にした。</p><p>20km競歩では山西利和（愛知製鋼）が1時間26分34で優勝。池田向希（東洋大）が1時間29分02秒で6位に入った。男子競歩種目で20kmと50kmで金メダルを独占したのは1993年シュツットガルト大会のスペイン以来2度目の快挙だった。</p><p>ワールドランキング1位として今大会に臨んだ山西。7km付近で単独先頭の王凱華（中国）を捉え、以降は独歩態勢を築く。10kmの通過時点で池田を含む2位集団とは17秒差で、山西は13kmからさらにギアを上げて後続を引き離し、そのまま逃げ切った。</p><p>競歩は女子20kmも健闘。岡田久美子（ビックカメラ）が1時間34分36秒で6位、藤井菜々子（エディオン）が1時間34分50秒で7位となり、ダブル入賞を果たした。</p><p>男子4×100mリレーはアジア新記録の37秒43で2大会連続の銅メダルを獲得。多田修平（住友電工）、白石黄良々（セレスポ）、桐生祥秀（日本生命）、サニブラウン・アブデル・ハキーム（フロリダ大）の4人が世界の猛者と渡り合った。</p><p>1走の多田は得意のスタート上位争いを展開し、白石へのバトンパスも完璧に決める。白石は初代表ながら、世界の強豪を相手に力強い走りを披露し、3走の桐生にバトンを託した。16年リオ五輪銀、17年ロンドン世界陸上で銅メダルを獲得した時にも3走を務めた桐生は、抜群のコーナリングで、4走のサニブラウンには米国に次ぐ2位で中継。今大会100mでセミファイナルに進出したサニブラウンは、英国との2位争いには敗れたものの、2大会連続のメダルは確保した。37秒43はリオ五輪で日本がマークしたアジア記録を0.17秒も更新するもの。国別では世界歴代4位の大記録だった。</p><p>女子マラソンでは谷本観月（天満屋）が2時間39分09秒で7位。前回で連続入賞が10で途切れたが、日本勢では2大会ぶりの入賞を果たした。男子走幅跳は橋岡優輝（日大）が7m97（－0.2）で8位。この種目では日本人初の入賞者となった。</p><p>女子5000mでは田中希実（豊田自動織機TC）が14位ながら日本歴代2位の15分00秒01と好走。男子400mではウォルシュ・ジュリアン（富士通）が準決勝で日本歴代4位の45秒13と決勝進出とはならなかったものの、大舞台で力を発揮した。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―17年ロンドン―10000mでファラー3連覇 荒井広宙が50km競歩で銀 18歳サニブラウンは200mファイナル進出</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/179251</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 14 Aug 2025 18:55:45 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:19:30 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:19:30 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2017年に英国のロンドンで行われた第16回大会を振り返る。</p>
<h2>ファラーが世界大会10連勝</h2>
<p>地元・英国のスターで、前回2大会連続の男子5000m、10000m2冠を達成したモハメド・ファラー。今大会を最後にトラックからマラソンに転向することを表明していたため、これが最後の世界大会でのトラックレースとなった。ライバル選手たちから徹底マークされるなか、前人未踏の3大会連続2冠となるか注目が集まった。</p>
<p>持ち味である類まれなスパートで、ライバルたちを圧倒してきたファラ―。10000mではラストスパートに分のあるファラーに対して、アフリカ勢がハイペースに持ち込み、ふるい落とす作戦に出る。1000mは2分39秒、5000mは13分33秒と26分台が狙えるペースでレースは推移した。</p>
<p>ペースの激しい上げ下げがあるなか、ファラーはこれにしっかりと対応し、残り1周で先にスパートを仕掛ける。これにジョシュア・チェプテゲイ（ウガンダ）、ポール・タヌイ、ビダン・カロキ（ともにケニア）らが食い下がるも、先頭を譲らない。</p>
<p>残り100mでファラーの2段階スパートが炸裂。ライバルを置き去りにして、26分49秒51のセカンドベストで3連覇を飾り、世界大会のトラックレースで10連勝を果たした。</p>
<p>大会9日目に行われた5000mは、10000mとは打って変わって、スローペースでレースは展開された。残り1周の段階で先頭集団に残っており、ファラーの優勝は固いと思われたが、エチオピア勢にポケットされるようなかたちになり、なかなか前に出ることができない。</p>
<p>残り100mで渾身のスパートを見せるも、ムクタル・エドリス（エチオピア）に先着を許して、13分33秒22の2位。3大会連続の2冠はならなかったが、地元のファンからは惜しみない拍手が送られた。</p>
<p>今大会が引退レースとなった男子100m、200mの世界記録保持者、ウサイン・ボルト（ジャマイカ）は100mと4×100mリレーに出場。3大会連続4回目の優勝が懸かる100mは予選、準決勝をそれぞれ2着通過。</p>
<p>迎えた決勝はスタートで出遅れ、ライバルであるジャスティン・ガトリン（米国）、21歳の新鋭・クリスチャン・コールマン（同）らに先行を許す。80m付近から猛烈に追い上げるも届かず、ガトリンが9秒92（－0.8）で6大会ぶりに金メダルを獲得した。コールマンが9秒94で2位に続き、ボルトは9秒95で3位だった。</p>
<p>ラストレースとなった4×100mリレー決勝はまさかの結末に。3走からバトンをもらってすぐ、左脚ハムストリングスに肉離れを起こして途中棄権に終わった。最終日のすべての競技が終了した後には引退セレモニーが実施され、満員の観客、世界中のファンに別れを告げた。</p>
<p>今大会から新規種目として導入されたのが女子50km競歩は、イネス・エンリケス（ポルトガル）が4時間5分56秒で初代女王となった。レースは中盤から尹航（中国）との一騎打ちに。後半に入ってエンリケスが突き放し、徐々にリードを広げて逃げ切った。男子50km競歩は世界記録保持のヨアン・ディニ（フランス）が序盤から独歩。3時間33分12秒の大会新記録で制した。</p>
<p>番狂わせのレースとなったのが男子4×400mリレー。この種目は米国が6連覇しており、今回も米国が優勝候補の筆頭だったが、人口約150万人のトリニダード・トバゴが2分58秒12で破る大金星を挙げた。</p>
<p>レースは米国が先頭で推移。トリニダード・トバコは3走のマシェル・セデニオが米国の背後まで追い上げる。4走はロンドン五輪400m銅メダリストのラロンデ・ゴードン。米国の背後にピタリとつくと、ホームストレートで米国を抜き去り、同国に初の金メダルをもたらした。</p>
<p>男子400mでは前年のリオ五輪で43秒03の世界新記録を樹立したウェイド・ファン・ニーケルク（南アフリカ）が43秒98で連覇達成。フィニッシュ直前で流しながら、43秒台を叩き出す圧勝だった。</p>
<p>女子やり投では72m28の世界記録を持つバルボラ・シュポターコヴァ（チェコ）が66m76で3大会ぶり3回目の優勝。女子走幅跳では09年のベルリン大会から3連覇していたブリトニー・リース（米国）がダリヤ・クリシナ（ロシア）と2cm差の接戦を制し、7m02（＋0.1）で2大会ぶり4回目の優勝を果たした。</p>
<h2>日本勢は男子50km競歩でトリプル入賞</h2>
<p>日本からは男子34選手、女子13選手が出場。銀メダル1つ、銅メダル2つを含む5つの入賞を数えた。</p>
<p>男子50km競歩では、荒井広宙（自衛隊体育学校）が3時間41分17秒で銀メダル、小林快（ビックカメラ）が3時間41分19秒で銅メダル、丸尾知司（愛知製鋼）が3時間43分03秒で4位に入り、トリプル入賞を達成した。</p>
<div id="attachment_179252" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-179252" class="size-full wp-image-179252" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573.jpg" alt="" width="800" height="532" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573-768x511.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-179252" class="wp-caption-text">男子50km競歩でトリプル入賞の快挙（左から3位小林快、2位荒井広宙、4位丸尾知司）</p></div>
<p>レースは世界記録保持者のディニが序盤から一人旅。日本勢は第2集団でレースを進めた。36km付近で荒井が仕掛けると、小林も食らいつき、2位集団は2人に絞られる。そのまま最後まで2人で歩き続け、男子では初となる同一種目での複数メダルを獲得した。丸尾は2人からやや遅れるかたちとなったが、終盤に順位を徐々に上げる手堅いレース運びを見<br />
せた。</p>
<p>男子4×100mリレーでは多田修平（関学大）、飯塚翔太（ミズノ）、桐生祥秀（東洋大）、藤光謙司（ゼンリン）のオーダーで挑み、38秒04で銅メダル。この種目では世界陸上で初のメダルを獲得した。</p>
<p>4走の藤光にバトンが渡った時点で日本は4位。しかし、3位を走っていたジャマイカのボルトが脚を痛めて途中棄権となり、日本が3位でフィニッシュした。</p>
<p>男子200mではサニブラウン・アブデル・ハキーム（東京陸協）が20秒63（－0.1）で7位入賞。同種目において18歳5ヵ月での決勝進出は、ボルトの18歳11ヵ月の史上最年少記録を塗り替えるものだった。</p>
<p>サニブラウンは100mでも予選で10秒05（-0.6）の自己タイ記録で組1位となり、準決勝進出。決勝に進むことはできなかったが、世界に確かな爪痕を残した。</p>
<p>女子100mハードルでは木村文子（エディオン）が、同種目で日本人初のセミファイナリストとなった。好スタートを決め、中盤まで先頭に争いを演じて13秒29（＋0.5）の8着だった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2017年に英国のロンドンで行われた第16回大会を振り返る。</p><h2>ファラーが世界大会10連勝</h2><p>地元・英国のスターで、前回2大会連続の男子5000m、10000m2冠を達成したモハメド・ファラー。今大会を最後にトラックからマラソンに転向することを表明していたため、これが最後の世界大会でのトラックレースとなった。ライバル選手たちから徹底マークされるなか、前人未踏の3大会連続2冠となるか注目が集まった。</p><p>持ち味である類まれなスパートで、ライバルたちを圧倒してきたファラ―。10000mではラストスパートに分のあるファラーに対して、アフリカ勢がハイペースに持ち込み、ふるい落とす作戦に出る。1000mは2分39秒、5000mは13分33秒と26分台が狙えるペースでレースは推移した。</p><p>ペースの激しい上げ下げがあるなか、ファラーはこれにしっかりと対応し、残り1周で先にスパートを仕掛ける。これにジョシュア・チェプテゲイ（ウガンダ）、ポール・タヌイ、ビダン・カロキ（ともにケニア）らが食い下がるも、先頭を譲らない。</p><p>残り100mでファラーの2段階スパートが炸裂。ライバルを置き去りにして、26分49秒51のセカンドベストで3連覇を飾り、世界大会のトラックレースで10連勝を果たした。</p><p>大会9日目に行われた5000mは、10000mとは打って変わって、スローペースでレースは展開された。残り1周の段階で先頭集団に残っており、ファラーの優勝は固いと思われたが、エチオピア勢にポケットされるようなかたちになり、なかなか前に出ることができない。</p><p>残り100mで渾身のスパートを見せるも、ムクタル・エドリス（エチオピア）に先着を許して、13分33秒22の2位。3大会連続の2冠はならなかったが、地元のファンからは惜しみない拍手が送られた。</p><p>今大会が引退レースとなった男子100m、200mの世界記録保持者、ウサイン・ボルト（ジャマイカ）は100mと4×100mリレーに出場。3大会連続4回目の優勝が懸かる100mは予選、準決勝をそれぞれ2着通過。</p><p>迎えた決勝はスタートで出遅れ、ライバルであるジャスティン・ガトリン（米国）、21歳の新鋭・クリスチャン・コールマン（同）らに先行を許す。80m付近から猛烈に追い上げるも届かず、ガトリンが9秒92（－0.8）で6大会ぶりに金メダルを獲得した。コールマンが9秒94で2位に続き、ボルトは9秒95で3位だった。</p><p>ラストレースとなった4×100mリレー決勝はまさかの結末に。3走からバトンをもらってすぐ、左脚ハムストリングスに肉離れを起こして途中棄権に終わった。最終日のすべての競技が終了した後には引退セレモニーが実施され、満員の観客、世界中のファンに別れを告げた。</p><p>今大会から新規種目として導入されたのが女子50km競歩は、イネス・エンリケス（ポルトガル）が4時間5分56秒で初代女王となった。レースは中盤から尹航（中国）との一騎打ちに。後半に入ってエンリケスが突き放し、徐々にリードを広げて逃げ切った。男子50km競歩は世界記録保持のヨアン・ディニ（フランス）が序盤から独歩。3時間33分12秒の大会新記録で制した。</p><p>番狂わせのレースとなったのが男子4×400mリレー。この種目は米国が6連覇しており、今回も米国が優勝候補の筆頭だったが、人口約150万人のトリニダード・トバゴが2分58秒12で破る大金星を挙げた。</p><p>レースは米国が先頭で推移。トリニダード・トバコは3走のマシェル・セデニオが米国の背後まで追い上げる。4走はロンドン五輪400m銅メダリストのラロンデ・ゴードン。米国の背後にピタリとつくと、ホームストレートで米国を抜き去り、同国に初の金メダルをもたらした。</p><p>男子400mでは前年のリオ五輪で43秒03の世界新記録を樹立したウェイド・ファン・ニーケルク（南アフリカ）が43秒98で連覇達成。フィニッシュ直前で流しながら、43秒台を叩き出す圧勝だった。</p><p>女子やり投では72m28の世界記録を持つバルボラ・シュポターコヴァ（チェコ）が66m76で3大会ぶり3回目の優勝。女子走幅跳では09年のベルリン大会から3連覇していたブリトニー・リース（米国）がダリヤ・クリシナ（ロシア）と2cm差の接戦を制し、7m02（＋0.1）で2大会ぶり4回目の優勝を果たした。</p><h2>日本勢は男子50km競歩でトリプル入賞</h2><p>日本からは男子34選手、女子13選手が出場。銀メダル1つ、銅メダル2つを含む5つの入賞を数えた。</p><p>男子50km競歩では、荒井広宙（自衛隊体育学校）が3時間41分17秒で銀メダル、小林快（ビックカメラ）が3時間41分19秒で銅メダル、丸尾知司（愛知製鋼）が3時間43分03秒で4位に入り、トリプル入賞を達成した。</p><div id="attachment_179252" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-179252" class="size-full wp-image-179252" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573.jpg" alt="" width="800" height="532" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/JRO_2573-768x511.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-179252" class="wp-caption-text">男子50km競歩でトリプル入賞の快挙（左から3位小林快、2位荒井広宙、4位丸尾知司）</p></div><p>レースは世界記録保持者のディニが序盤から一人旅。日本勢は第2集団でレースを進めた。36km付近で荒井が仕掛けると、小林も食らいつき、2位集団は2人に絞られる。そのまま最後まで2人で歩き続け、男子では初となる同一種目での複数メダルを獲得した。丸尾は2人からやや遅れるかたちとなったが、終盤に順位を徐々に上げる手堅いレース運びを見<br />せた。</p><p>男子4×100mリレーでは多田修平（関学大）、飯塚翔太（ミズノ）、桐生祥秀（東洋大）、藤光謙司（ゼンリン）のオーダーで挑み、38秒04で銅メダル。この種目では世界陸上で初のメダルを獲得した。</p><p>4走の藤光にバトンが渡った時点で日本は4位。しかし、3位を走っていたジャマイカのボルトが脚を痛めて途中棄権となり、日本が3位でフィニッシュした。</p><p>男子200mではサニブラウン・アブデル・ハキーム（東京陸協）が20秒63（－0.1）で7位入賞。同種目において18歳5ヵ月での決勝進出は、ボルトの18歳11ヵ月の史上最年少記録を塗り替えるものだった。</p><p>サニブラウンは100mでも予選で10秒05（-0.6）の自己タイ記録で組1位となり、準決勝進出。決勝に進むことはできなかったが、世界に確かな爪痕を残した。</p><p>女子100mハードルでは木村文子（エディオン）が、同種目で日本人初のセミファイナリストとなった。好スタートを決め、中盤まで先頭に争いを演じて13秒29（＋0.5）の8着だった。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―15年北京―十種競技・イートンが世界新でV2 50km競歩で谷井孝行が銅メダル 荒井も4位入賞、16歳サニブラウン初出場</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/178012</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 30 Jul 2025 18:55:35 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:19:46 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:19:46 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2015年に中国の北京で行われた第15回大会を振り返る。</p>
<h2>イートンが自身の世界記録を更新し連覇</h2>
<p>今大会では“キング・オブ・アスリート”が魅せた。走・跳・投の種目の合計点数で争う男子十種競技。その勝者は“キング”として称えられる。主役はアシュトン・イートン（米国）。2012年の全米選手権で自身がマークし世界記録、9039点を6点上回る9045点を叩き出した。世界陸上において、混成競技の世界新が誕生したのは史上初の偉業だった。</p>
<p>前回のモスクワ大会に続いて連覇を狙うイートンは、跳躍3種目こそ前世界記録時を下回ったが、スプリント種目が好調。400mでは自己記録を0.55秒も更新する45秒00をマークし、この記録は十種競技内における世界最高記録だった。投てき種目も順調に得点を重ね、最後の1500mを残した時点で世界記録を27点上回っていた。</p>
<p>世界記録を更新するには4分18秒25以内で走ることが条件。3年前に世界記録を出した時は4分14秒48で走っているが、この時を含めて4分20秒を切ったことは2度しかなく、世界記録更新はかなり際どいラインだった。</p>
<p>序盤から先頭集団でレースを進め、残り1周を3分14秒で通過し、ペースアップをしないと世界記録更新は難しい状況だった。それでもイートンは最後の力を振り絞り、渾身のスパート。組2着でフィニッシュし、そのタイムは4分17秒52。829点を獲得して自身の世界記録を塗り替えた。</p>
<p>男子スプリントでは100m、200mの世界記録保持者・ウサイン・ボルト（ジャマイカ）とジャスティン・ガトリン（米国）が大熱戦を繰り広げる。</p>
<p>前回のモスクワ大会で3冠に輝いたボルトだったが、シーズン序盤からケガの影響もあり不調で、しばらくは100mで10秒、200mでは20秒を切れず周囲からは“限界説”もささやかれていた。</p>
<p>ボルトの不振とは対照的に、ライバルであるジャスティ・ガトリン（米国）は絶好調。初戦のダイヤモンドリーグ（DL）ドーハで世界歴代5位の9秒74を叩き出した。その後もDL3大会でいずれも9秒7台をマークし優勝するなど、打倒・ボルトの1番手として北京に乗り込んだ。一方のボルトは大会1ヵ月前のDLロンドンで気温15度のなか9秒87を2本そろえ復調を示したが、ガトリン優位の状態に変わりはなかった。</p>
<p>予選はガトリンが9秒83をマークし、好調さをアピール。ボルトも9秒96で危なげなく予選を通過した。準決勝ではガトリンが9秒77で余裕の1着通過だったが、ボルトはスタート直後にバランスを崩し、必死の追い上げでなんとか1着だったものの、タイムは9秒96にとどまった。</p>
<p>迎えた決勝。ガトリンがスタートで先攻するも、中盤以降にボルトが追い上げて逆転勝ち。ボルトが9秒79（－0.5）、ガトリンとは0.01秒差の接戦だった。200mではボルトが2位のガトリンに0.19秒差をつける19秒55（－0.1）で4連覇を達成。4×100mリレーでも金メダルを獲得し、2大会連続で3冠に輝き、「ボルトはやはりボルト」を強烈に印象づけた。</p>
<p>女子ハンマー投では大会前に81m08の世界新記録を樹立したアニタ・ヴォダルチク（ポーランド）が当時のパフォーマンス世界歴代2位となる80m85で2大会連続3回目の優勝。国際大会では初の80mオーバーを記録した。</p>
<p>男子三段跳ではクリスチャン・テイラー（米国）が世界歴代2位の18m21（＋0.2）の大ジャンプで2大会ぶり2回目の優勝を成し遂げた。ジョナサン・エドワーズ（英国）の世界記録にあと8cmに迫った。</p>
<p>男子400mはウェイド・ファン・ニーケルク（南アフリカ）が、当時の世界歴代4位となる43秒48で初優勝。翌年のリオ五輪では43秒03の世界新記録を樹立している。</p>
<p>男子長距離ではモハメド・ファラー（英国）が2大会連続で5000mと10000mの2冠。10000mではケニア勢との競り合いを27分01秒13で制すると、スローペースとなった5000mでも残り100mで強烈なスパートを炸裂させ、13分50秒38で3連覇を達成した。</p>
<p>男子3000m障害ではエゼキエル・ケンボイ（ケニア）が8分11秒28で4連覇。1位から4位までケニア勢が独占するレースとなったが、ラスト勝負で王者が別格の強さを見せつけ、余裕を持ってフィニッシュした。</p>
<p>この大会で見事な復活を遂げたのがアリソン・フェリックス（米国）。世界陸上ではこれまで8つの金メダルを獲得しているレジェンドだが、前回のモスクワ大会では200m決勝のレース中に、右ハムストリングズの筋断裂を起こして途中棄権となった。</p>
<p>復活を懸けた400m決勝ではスタート直後から果敢に飛ばし、4年ぶり自己新となる49秒26で優勝。自身の女子最多金メダル獲得数を9に伸ばした。</p>
<h2>自衛隊体育学校コンビが50km競歩でダブル入賞</h2>
<p>日本からは男子35名、女子16名の選手が出場。メダル1、入賞2という成績を残した。</p>
<p>男子50km競歩では、谷井孝行（自衛隊体育学校）が3時間42分55秒で銅メダルを獲得。チームメイトの荒井広宙も3時間43分44秒で4位に入り、ダブル入賞を成し遂げた。<br />
<div id="attachment_178013" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-178013" class="size-full wp-image-178013" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-178013" class="wp-caption-text">男子50km競歩で銅メダルを獲得した谷井孝行（右）と4位に続いた荒井広宙</p></div>
<p>レースはマテイ・トート（スロバキア）が序盤から独歩。谷井と荒井は2位集団でレースを進めた。41km過ぎに2位集団からジャレド・タレント（豪州）が抜け出し、谷井と荒井が3位を争う展開となる。<br />
そのなかで終盤に谷井が抜け出し、3位フィニッシュ。五輪、世界陸上を通じて競歩種目で初の日本人メダリストとなった。</p>
<p>女子マラソンでは伊藤舞（大塚製薬）が2時間29分48秒で7位入賞。33km過ぎまで先頭集団につけ、アフリカ勢のスパートからは遅れたものの、粘りの走りで7位入賞。「8位以内で日本人トップ」という条件を満たし、翌年のリオ五輪代表内定も手にした。</p>
<p>入賞数こそ少なかったが、各種目で日本勢は健闘する。男子やり投では新井涼平（スズキ）が83m07で9位。8位の選手との差はわずか8cmだった。</p>
<p>男子200mは、日本史上最年少となる16歳で代表入りを果たした城西高2年のサニブラウン・アブデル・ハキームが出場。予選は同組だったジャスティン・ガトリン（米国）に次ぐ2着で通過。16歳での準決勝進出は同種目で史上最年少の快挙だった。準決勝は組5着で決勝進出はならなかったが、初のシニア代表で世界を相手に堂々と戦い抜いた。</p>
<p>女子5000mは鈴木亜由子（日本郵政グループ）が自己記録を更新する15分08秒29で9位。序盤は尾西美咲（積水化学）と交互に先頭を引っ張り、アフリカ勢がペースを上げた2000m以降は入賞争いを繰り広げる。最後はスサン・クルミンス（オランダ）との8位争いとなり、0.29秒差で入賞を逃すも、当時の日本歴代5位となる好記録をマークした。尾西は15分29秒63で14位だった。</p>
<p>青山聖佳（大阪成蹊大）、市川華菜（ミズノ）、千葉麻美（東邦銀行）、青木沙弥佳（東邦銀行）が出場した女子4×400mリレーは3分28秒91の日本記録を叩き出した。組7着で予選通過はならなかったが、日本初の3分30秒切りを成し遂げた。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2015年に中国の北京で行われた第15回大会を振り返る。</p><h2>イートンが自身の世界記録を更新し連覇</h2><p>今大会では“キング・オブ・アスリート”が魅せた。走・跳・投の種目の合計点数で争う男子十種競技。その勝者は“キング”として称えられる。主役はアシュトン・イートン（米国）。2012年の全米選手権で自身がマークし世界記録、9039点を6点上回る9045点を叩き出した。世界陸上において、混成競技の世界新が誕生したのは史上初の偉業だった。</p><p>前回のモスクワ大会に続いて連覇を狙うイートンは、跳躍3種目こそ前世界記録時を下回ったが、スプリント種目が好調。400mでは自己記録を0.55秒も更新する45秒00をマークし、この記録は十種競技内における世界最高記録だった。投てき種目も順調に得点を重ね、最後の1500mを残した時点で世界記録を27点上回っていた。</p><p>世界記録を更新するには4分18秒25以内で走ることが条件。3年前に世界記録を出した時は4分14秒48で走っているが、この時を含めて4分20秒を切ったことは2度しかなく、世界記録更新はかなり際どいラインだった。</p><p>序盤から先頭集団でレースを進め、残り1周を3分14秒で通過し、ペースアップをしないと世界記録更新は難しい状況だった。それでもイートンは最後の力を振り絞り、渾身のスパート。組2着でフィニッシュし、そのタイムは4分17秒52。829点を獲得して自身の世界記録を塗り替えた。</p><p>男子スプリントでは100m、200mの世界記録保持者・ウサイン・ボルト（ジャマイカ）とジャスティン・ガトリン（米国）が大熱戦を繰り広げる。</p><p>前回のモスクワ大会で3冠に輝いたボルトだったが、シーズン序盤からケガの影響もあり不調で、しばらくは100mで10秒、200mでは20秒を切れず周囲からは“限界説”もささやかれていた。</p><p>ボルトの不振とは対照的に、ライバルであるジャスティ・ガトリン（米国）は絶好調。初戦のダイヤモンドリーグ（DL）ドーハで世界歴代5位の9秒74を叩き出した。その後もDL3大会でいずれも9秒7台をマークし優勝するなど、打倒・ボルトの1番手として北京に乗り込んだ。一方のボルトは大会1ヵ月前のDLロンドンで気温15度のなか9秒87を2本そろえ復調を示したが、ガトリン優位の状態に変わりはなかった。</p><p>予選はガトリンが9秒83をマークし、好調さをアピール。ボルトも9秒96で危なげなく予選を通過した。準決勝ではガトリンが9秒77で余裕の1着通過だったが、ボルトはスタート直後にバランスを崩し、必死の追い上げでなんとか1着だったものの、タイムは9秒96にとどまった。</p><p>迎えた決勝。ガトリンがスタートで先攻するも、中盤以降にボルトが追い上げて逆転勝ち。ボルトが9秒79（－0.5）、ガトリンとは0.01秒差の接戦だった。200mではボルトが2位のガトリンに0.19秒差をつける19秒55（－0.1）で4連覇を達成。4×100mリレーでも金メダルを獲得し、2大会連続で3冠に輝き、「ボルトはやはりボルト」を強烈に印象づけた。</p><p>女子ハンマー投では大会前に81m08の世界新記録を樹立したアニタ・ヴォダルチク（ポーランド）が当時のパフォーマンス世界歴代2位となる80m85で2大会連続3回目の優勝。国際大会では初の80mオーバーを記録した。</p><p>男子三段跳ではクリスチャン・テイラー（米国）が世界歴代2位の18m21（＋0.2）の大ジャンプで2大会ぶり2回目の優勝を成し遂げた。ジョナサン・エドワーズ（英国）の世界記録にあと8cmに迫った。</p><p>男子400mはウェイド・ファン・ニーケルク（南アフリカ）が、当時の世界歴代4位となる43秒48で初優勝。翌年のリオ五輪では43秒03の世界新記録を樹立している。</p><p>男子長距離ではモハメド・ファラー（英国）が2大会連続で5000mと10000mの2冠。10000mではケニア勢との競り合いを27分01秒13で制すると、スローペースとなった5000mでも残り100mで強烈なスパートを炸裂させ、13分50秒38で3連覇を達成した。</p><p>男子3000m障害ではエゼキエル・ケンボイ（ケニア）が8分11秒28で4連覇。1位から4位までケニア勢が独占するレースとなったが、ラスト勝負で王者が別格の強さを見せつけ、余裕を持ってフィニッシュした。</p><p>この大会で見事な復活を遂げたのがアリソン・フェリックス（米国）。世界陸上ではこれまで8つの金メダルを獲得しているレジェンドだが、前回のモスクワ大会では200m決勝のレース中に、右ハムストリングズの筋断裂を起こして途中棄権となった。</p><p>復活を懸けた400m決勝ではスタート直後から果敢に飛ばし、4年ぶり自己新となる49秒26で優勝。自身の女子最多金メダル獲得数を9に伸ばした。</p><h2>自衛隊体育学校コンビが50km競歩でダブル入賞</h2><p>日本からは男子35名、女子16名の選手が出場。メダル1、入賞2という成績を残した。</p><p>男子50km競歩では、谷井孝行（自衛隊体育学校）が3時間42分55秒で銅メダルを獲得。チームメイトの荒井広宙も3時間43分44秒で4位に入り、ダブル入賞を成し遂げた。<br /><div id="attachment_178013" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-178013" class="size-full wp-image-178013" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/COL_4816-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-178013" class="wp-caption-text">男子50km競歩で銅メダルを獲得した谷井孝行（右）と4位に続いた荒井広宙</p></div><p>レースはマテイ・トート（スロバキア）が序盤から独歩。谷井と荒井は2位集団でレースを進めた。41km過ぎに2位集団からジャレド・タレント（豪州）が抜け出し、谷井と荒井が3位を争う展開となる。<br />そのなかで終盤に谷井が抜け出し、3位フィニッシュ。五輪、世界陸上を通じて競歩種目で初の日本人メダリストとなった。</p><p>女子マラソンでは伊藤舞（大塚製薬）が2時間29分48秒で7位入賞。33km過ぎまで先頭集団につけ、アフリカ勢のスパートからは遅れたものの、粘りの走りで7位入賞。「8位以内で日本人トップ」という条件を満たし、翌年のリオ五輪代表内定も手にした。</p><p>入賞数こそ少なかったが、各種目で日本勢は健闘する。男子やり投では新井涼平（スズキ）が83m07で9位。8位の選手との差はわずか8cmだった。</p><p>男子200mは、日本史上最年少となる16歳で代表入りを果たした城西高2年のサニブラウン・アブデル・ハキームが出場。予選は同組だったジャスティン・ガトリン（米国）に次ぐ2着で通過。16歳での準決勝進出は同種目で史上最年少の快挙だった。準決勝は組5着で決勝進出はならなかったが、初のシニア代表で世界を相手に堂々と戦い抜いた。</p><p>女子5000mは鈴木亜由子（日本郵政グループ）が自己記録を更新する15分08秒29で9位。序盤は尾西美咲（積水化学）と交互に先頭を引っ張り、アフリカ勢がペースを上げた2000m以降は入賞争いを繰り広げる。最後はスサン・クルミンス（オランダ）との8位争いとなり、0.29秒差で入賞を逃すも、当時の日本歴代5位となる好記録をマークした。尾西は15分29秒63で14位だった。</p><p>青山聖佳（大阪成蹊大）、市川華菜（ミズノ）、千葉麻美（東邦銀行）、青木沙弥佳（東邦銀行）が出場した女子4×400mリレーは3分28秒91の日本記録を叩き出した。組7着で予選通過はならなかったが、日本初の3分30秒切りを成し遂げた。</p>]]></content:encoded>


					</item>
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		<title>【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 18 Jul 2025 18:55:27 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Fri, 18 Jul 2025 17:09:38 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Fri, 18 Jul 2025 17:09:38 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2013年にロシアのモスクワで行われた第14回大会を振り返る。</p>
<h2>イシンバエワが3大会ぶりの金</h2>
<p>地元開催の世界陸上で有終の美を飾ったのが女子棒高跳のエレーナ・イシンバエワ（ロシア）。世界記録を28回（屋外15回、室内13回）更新し、世界大会で4つの金メダルを獲得したレジェンドは、大会のロゴマークにもなるなど、ロシアを象徴する選手であった。</p>
<p>しかし、2009年のベルリン大会は記録なし、2011年のテグ大会は6位。前年のロンドン五輪も銅メダルに終わっており、31歳で迎える今大会が最後の世界大会になると表明していた。4m65から競技を始め、1回目は失敗するも2回目でクリア。続いて4m75を一発で成功させると、4m82は2回目でクリアした。</p>
<p>この時点で残っていたのがイシンバエワと前年のロンドン五輪金メダリストであるジェニファー・サー（米国）、同銀メダルのヤリスレイ・シルバ（キューバ）の3人。イシンバエワは4m89を1回目でクリアした一方、サーとシルバはこの高さを跳ぶことができず、イシンバエワが2007年の大阪大会以来、3大会ぶりの3回目の金メダルを獲得した。</p>
<p>優勝を決めた後、自身の持つ世界記録の更新を目指して5m07に挑戦したがクリアとはならず。それでも、地元のスターの活躍に会場は大いに湧いた。</p>
<p>スプリント種目ではジャマイカ勢がメダルを席巻。男子はウサイン・ボルト、女子はシェリー・アン・フレイザー・プライスがそれぞれ100m、200m、4×100mリレーで3冠を達成した。フレイザー・プライスが4走を務めた女子4×100mリレーは1997年のアテネ大会で米国がマークした41秒47の大会記録を上回る41秒29をマークしている。</p>
<p>ボルトは前回の100mでまさかのフライング失格となり、3大会連続3冠は逃したが、通算で8個目の金メダルを獲得し、カール・ルイス、マイケル・ジョンソン、アリソン・フェリックス（いずれも米国）の最多記録に並んだ。女子短距離の3冠はフレイザー・プライスが史上初の快挙だった。</p>
<p>男子走高跳ではボーダン・ボンダレンコ（ウクライナ）が当時・世界歴代3位となる2m41で優勝。世界記録保持者のハビエル・ソトマヨル（キューバ）が1993年のシュトゥットガルト大会で記録した2m40の大会記録を更新した。</p>
<p>男子三段跳はテディ・タムゴー（フランス）が当時世界歴代3位となる18m04（+0.3）の好記録で優勝。女子ハンマー投を制したタチアナ・リセンコ（ロシア）は当時世界歴代2位となる78m80をマークしたが、2016年にドーピングが発覚して、優勝は取り消されている。繰り上がりでアニタ・ヴォダルチク（ポーランド）が78m46の大会新記録で優勝となった。</p>
<p>女子砲丸投のヴァレリー・アダムズ（ニュージーランド）は20m88で女子選手初となる4連覇の偉業を達成。男子3000m障害ではエゼキエル・ケンボイ（ケニア）が熾烈なスパート合戦を制し、8分06秒01で3連覇を果たした。</p>
<p>男子長距離のモハメド・ファラー（英国）はロンドン五輪に続いて5000mと10000mの2冠。5000mは連覇となった。五輪と世界選手権でこの2種目の2冠を達成したのはケネニサ・ベケレ（エチオピア）以来2人目だった。</p>
<h2>福士加代子が粘りの走りで銅メダル</h2>
<p>日本からは男子33選手、女子12選手が出場。メダル1を含め、過去最多タイとなる入賞8の結果を残した。</p>
<p>5回目の出場で、過去4度トラックで出場していた女子長距離の福士加代子（ワコール）がマラソンでは初出場。2時間27分45秒で銅メダルを獲得した。木﨑良子（ダイハツ）が2時間31分28秒で4位に入って、2人入賞を果たした。</p>
<p>レースは15kmの段階で先頭集団が8人に絞られるサバイバルレース。福士は先頭集団につき、木﨑は後ろから徐々に順位を上げるレースを展開した。</p>
<div id="attachment_176768" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-176768" class="size-full wp-image-176768" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-176768" class="wp-caption-text">女子マラソンで福士加代子が銅メダル</p></div>
<p>福士は30km手前で先頭集団から遅れて単独4位になるも35km過ぎにメセレク・メルカム（エチオピア）を抜いて3位に浮上。そのまま順位を守り抜いて競技場に戻って来ると、観客の声援に笑顔で応えながらフィニッシュした。</p>
<p>木﨑も早々に先頭集団から遅れる中で粘り強いレースを披露。日本勢が存在感を示すレースとなった。</p>
<p>男子マラソンは中本健太郎（安川電機）が2時間10分50秒で5位。前年のロンドン五輪6位の実力を発揮した。同種目での世界大会2年連続入賞は、03年パリ世界陸上、04年アテネ五輪でともに5位だった油谷繁（中国電力）以来3人目の偉業だった。</p>
<p>男子20km競歩では西塔拓己（東洋大）が1時間22分09秒で5位。20歳4ヵ月での入賞は個人種目における日本人最年少記録を更新した。</p>
<p>男子ハンマー投では前回覇者の室伏広治（ミズノ）が78m03で5位、女子10000mの新谷仁美（ユニバーサルエンターテインメント）は30分56秒70で5位と健闘した。</p>
<p>男子4×100mリレーは世界デビューとなった当時17歳、洛南高3年の桐生祥秀が1走を担当。そこから藤光謙司（ゼンリン）、髙瀬慧（富士通）、飯塚翔太（中大）とつないだオーダーで、38秒39で6位入賞を果たした。</p>
<p>男子棒高跳では山本聖途（中京大）が5m75で6位。こちらは21歳5ヵ月でフィールド種目での日本人最年少入賞者となった。</p>
<p>男子50km競歩では谷井孝行（SGホールディングスグループ）が3時間44分26秒で2大会連続の8位入賞となった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2013年にロシアのモスクワで行われた第14回大会を振り返る。</p><h2>イシンバエワが3大会ぶりの金</h2><p>地元開催の世界陸上で有終の美を飾ったのが女子棒高跳のエレーナ・イシンバエワ（ロシア）。世界記録を28回（屋外15回、室内13回）更新し、世界大会で4つの金メダルを獲得したレジェンドは、大会のロゴマークにもなるなど、ロシアを象徴する選手であった。</p><p>しかし、2009年のベルリン大会は記録なし、2011年のテグ大会は6位。前年のロンドン五輪も銅メダルに終わっており、31歳で迎える今大会が最後の世界大会になると表明していた。4m65から競技を始め、1回目は失敗するも2回目でクリア。続いて4m75を一発で成功させると、4m82は2回目でクリアした。</p><p>この時点で残っていたのがイシンバエワと前年のロンドン五輪金メダリストであるジェニファー・サー（米国）、同銀メダルのヤリスレイ・シルバ（キューバ）の3人。イシンバエワは4m89を1回目でクリアした一方、サーとシルバはこの高さを跳ぶことができず、イシンバエワが2007年の大阪大会以来、3大会ぶりの3回目の金メダルを獲得した。</p><p>優勝を決めた後、自身の持つ世界記録の更新を目指して5m07に挑戦したがクリアとはならず。それでも、地元のスターの活躍に会場は大いに湧いた。</p><p>スプリント種目ではジャマイカ勢がメダルを席巻。男子はウサイン・ボルト、女子はシェリー・アン・フレイザー・プライスがそれぞれ100m、200m、4×100mリレーで3冠を達成した。フレイザー・プライスが4走を務めた女子4×100mリレーは1997年のアテネ大会で米国がマークした41秒47の大会記録を上回る41秒29をマークしている。</p><p>ボルトは前回の100mでまさかのフライング失格となり、3大会連続3冠は逃したが、通算で8個目の金メダルを獲得し、カール・ルイス、マイケル・ジョンソン、アリソン・フェリックス（いずれも米国）の最多記録に並んだ。女子短距離の3冠はフレイザー・プライスが史上初の快挙だった。</p><p>男子走高跳ではボーダン・ボンダレンコ（ウクライナ）が当時・世界歴代3位となる2m41で優勝。世界記録保持者のハビエル・ソトマヨル（キューバ）が1993年のシュトゥットガルト大会で記録した2m40の大会記録を更新した。</p><p>男子三段跳はテディ・タムゴー（フランス）が当時世界歴代3位となる18m04（+0.3）の好記録で優勝。女子ハンマー投を制したタチアナ・リセンコ（ロシア）は当時世界歴代2位となる78m80をマークしたが、2016年にドーピングが発覚して、優勝は取り消されている。繰り上がりでアニタ・ヴォダルチク（ポーランド）が78m46の大会新記録で優勝となった。</p><p>女子砲丸投のヴァレリー・アダムズ（ニュージーランド）は20m88で女子選手初となる4連覇の偉業を達成。男子3000m障害ではエゼキエル・ケンボイ（ケニア）が熾烈なスパート合戦を制し、8分06秒01で3連覇を果たした。</p><p>男子長距離のモハメド・ファラー（英国）はロンドン五輪に続いて5000mと10000mの2冠。5000mは連覇となった。五輪と世界選手権でこの2種目の2冠を達成したのはケネニサ・ベケレ（エチオピア）以来2人目だった。</p><h2>福士加代子が粘りの走りで銅メダル</h2><p>日本からは男子33選手、女子12選手が出場。メダル1を含め、過去最多タイとなる入賞8の結果を残した。</p><p>5回目の出場で、過去4度トラックで出場していた女子長距離の福士加代子（ワコール）がマラソンでは初出場。2時間27分45秒で銅メダルを獲得した。木﨑良子（ダイハツ）が2時間31分28秒で4位に入って、2人入賞を果たした。</p><p>レースは15kmの段階で先頭集団が8人に絞られるサバイバルレース。福士は先頭集団につき、木﨑は後ろから徐々に順位を上げるレースを展開した。</p><div id="attachment_176768" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-176768" class="size-full wp-image-176768" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/9a5f44e7aebc3764b6f61844dfbd994c-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-176768" class="wp-caption-text">女子マラソンで福士加代子が銅メダル</p></div><p>福士は30km手前で先頭集団から遅れて単独4位になるも35km過ぎにメセレク・メルカム（エチオピア）を抜いて3位に浮上。そのまま順位を守り抜いて競技場に戻って来ると、観客の声援に笑顔で応えながらフィニッシュした。</p><p>木﨑も早々に先頭集団から遅れる中で粘り強いレースを披露。日本勢が存在感を示すレースとなった。</p><p>男子マラソンは中本健太郎（安川電機）が2時間10分50秒で5位。前年のロンドン五輪6位の実力を発揮した。同種目での世界大会2年連続入賞は、03年パリ世界陸上、04年アテネ五輪でともに5位だった油谷繁（中国電力）以来3人目の偉業だった。</p><p>男子20km競歩では西塔拓己（東洋大）が1時間22分09秒で5位。20歳4ヵ月での入賞は個人種目における日本人最年少記録を更新した。</p><p>男子ハンマー投では前回覇者の室伏広治（ミズノ）が78m03で5位、女子10000mの新谷仁美（ユニバーサルエンターテインメント）は30分56秒70で5位と健闘した。</p><p>男子4×100mリレーは世界デビューとなった当時17歳、洛南高3年の桐生祥秀が1走を担当。そこから藤光謙司（ゼンリン）、髙瀬慧（富士通）、飯塚翔太（中大）とつないだオーダーで、38秒39で6位入賞を果たした。</p><p>男子棒高跳では山本聖途（中京大）が5m75で6位。こちらは21歳5ヵ月でフィールド種目での日本人最年少入賞者となった。</p><p>男子50km競歩では谷井孝行（SGホールディングスグループ）が3時間44分26秒で2大会連続の8位入賞となった。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―11年テグ―ボルト100mでまさかのフライング失格 室伏広治が大会最年長金メダルの偉業</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/176088</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 11 Jul 2025 19:59:07 +0900</pubDate>
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		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:22:13 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:22:13 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2011年に韓国のテグで行われた第13回大会を振り返る。</p>
<h2>ボルトが100mでまさかの失格</h2>
<p>この大会で最も注目を浴びていたのが前回のベルリン大会で100m9秒58、200m19秒19と世界記録を樹立したウサイン・ボルト（ジャマイカ）。トラック種目では4×400mリレーが最終種目になるのが通例だが、今大会は4×100mリレーに変更され、この日程は“ボルト・テーブル”と呼ばれた。</p>
<p>予選、準決勝とも悠々と駆け抜け、他の選手を圧倒して決勝へと駒を進めた。そして迎えた決勝。世界記録更新にも期待が懸かった。</p>
<p>全世界の視線が集まるスタートの瞬間。号砲よりも明らかにボルトの身体が前へと進んだ。ボルトは自ら状況をすぐに理解し、頭を抱えた。まさかの不正スタートで失格。2010年から不正スタートは1回目に犯した選手が一発失格にルール変更されており、屋外の世界大会ではこのルールが初適用だった。</p>
<p>世界記録保持者不在となったレース。会場もまだ信じられないと騒然とするなか、仕切り直しのあと、当時21歳だったボルトの同胞ヨハン・ブレイク（ジャマイカ）が9秒92（－1.4）で、この種目を史上最年少で制した。</p>
<p>7日目からの200mに出場したボルトは、100mの影響からか、スタートはいつもより慎重だったものの、こちらも予選、準決勝を1着で通過。決勝のリアクションタイムは8人中最下位だったが、自己3番目となる19秒40（＋0.8）で連覇を達成した。2位のウォルター・ディクス（米国）に0.30秒差をつける圧勝だった。</p>
<p>最終種目の4×100mリレーでは、アンカーを担ったボルト。ジャマイカはネスタ・カーター（9秒78）、マイケル・フレイター（9秒88）、ヨハン・ブレイク（9秒89）、ボルト（9秒58）と全員が100mで9秒90を切る豪華メンバー。ライバルの米国がバトンパスでミスをしたこともあり、アンカーのボルトに首位でバトンが渡った時点で勝負は決していた。</p>
<p>記録はベルリン大会でジャマイカが出した37秒31の世界記録を上回る37秒04。2位のフランスには1.16秒の大差をつけた。ボルトは100mでの失格がありながらも新たに伝説を残したのである。なお、この世界記録は翌年の2012年ロンドン五輪で、同じオーダーのジャマイカが36秒84まで更新した。</p>
<p>男子4×100mリレー以外では大会新記録と大会タイ記録がそれぞれ一つずつ誕生している。女子100mハードルではサリー・ピアーソン（豪州）が12秒28（＋1.1）で1987年のローマ大会でギンカ・ザゴルチェワ（ブルガリア）が出した12秒34の大会記録を24年ぶりに塗り替えた。</p>
<p>女子砲丸投ではヴァレリー・アダムズ（ニュージーランド）が3連覇を達成。最終投てきでプットした21m24は、ナタリア・リソフスカヤ（ソ連）がローマ大会で樹立した大会記録に並ぶ記録だった。</p>
<p>また、女子やり投ではマリア・アバクモワ（ロシア）が世界歴代2位となる71m99を記録。オスレイディス・メネンデス（キューバ）が2005年のヘルシンキ大会で記録した71m70の大会記録を上回ったが、2016年にドーピング違反が発覚しメダルが剥奪された。この結果、世界記録保持者のバルボラ・シュポターコヴァ（チェコ）が繰り上がりで金メダルとなった。</p>
<p>男子4×100mリレーでバトンをつなげなかった米国だが、女子4×100mリレーと男女4×400mリレーで優勝。女子の両リレーを走ったアリソン・フェリックスは世界陸上で通算8個目の金メダルを獲得し、カール・ルイスとマイケル・ジョンソン（ともに米国）の最多記録に並んだ。</p>
<p>男子400mではキラニ・ジェームス（グレナダ）が44秒60で優勝し、母国に世界選手権初のメダルをもたらした。また、18歳362日での優勝は同種目での最年少金メダリストである。</p>
<p>今大会には世界陸上で初の義足選手となるオスカー・ピストリウス（南アフリカ）が男子400mと男子4×400mリレー予選に出場。4×400mリレーで決勝を走ることはできなかったが、南アフリカが銀メダルを獲得し、ピストリウスにもメダルが贈られた。</p>
<h2>36歳・室伏広治が最年長金メダル</h2>
<p>日本からは男子28名、女子22名の選手が出場。メダル1を含む入賞7という結果を収めた。</p>
<p>日本勢で唯一のメダルを獲得したのが男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）。81m24を投げて、世界陸上では自身初の金メダルを手にした。36歳325日での優勝は、当時の男子選手で大会史上最年長記録となった。</p>
<p>室伏は1投目に79m72を投げてトップに立つと、2投目に81m03、3投目に81m24と伸ばしていく。さらに5投目にも81m24と安定した投げを見せる。6投目にクリスチャン・パルシュ（ハンガリー）が81m18と6cm差に迫られたが、からくも勝ち切った。</p>
<div id="attachment_176086" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-176086" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-176086" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-176086" class="wp-caption-text">ハンマー投で金メダルを獲得した室伏広治</p></div>
2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得して以降はヘルシンキ大会とベルリン大会を欠場するなど世界大会で思うような結果を出せていなかった室伏。それでも4大会ぶりにメダルを獲得して健在ぶりをアピールした。</p>
<p>女子短距離の歴史を塗り替えたのが福島千里（北海道ハイテクAC）。100mと200mで日本人女子選手として初の準決勝進出を果たした。100mは11秒35（＋0.1）の組2着で通過。200mは23秒25（－0.1）と国外日本人最高記録をマークし、タイム順で準決勝に進んだ。</p>
<p>日本は得意のロード種目でも健闘。男子20km競歩では鈴木雄介（富士通）が序盤から積極的なレースを見せ、1時間21分39秒で4位入賞を果たしている。</p>
<p>男子50km競歩では森岡紘一朗（富士通）が3時間46分21秒で5位、谷井孝行（佐川急便）が3時間48分03秒でダブル入賞。同一大会で競歩2種目の入賞は初の快挙だった。</p>
<p>マラソンでは女子の赤羽有紀子（ホクレン）が2時間29分35秒で5位、男子は堀端宏行（旭化成）が2時間11分52秒の6位でそれぞれ入賞している。</p>
<p>女子やり投では海老原有希（スズキ浜松AC）が女子投てきで初の決勝進出。59m08で9位と19cm差の9位でトップ8入りを逃したが、のちに優勝したアバクモワのドーピング違反が発覚して、繰り上がりで8位入賞となった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2011年に韓国のテグで行われた第13回大会を振り返る。</p><h2>ボルトが100mでまさかの失格</h2><p>この大会で最も注目を浴びていたのが前回のベルリン大会で100m9秒58、200m19秒19と世界記録を樹立したウサイン・ボルト（ジャマイカ）。トラック種目では4×400mリレーが最終種目になるのが通例だが、今大会は4×100mリレーに変更され、この日程は“ボルト・テーブル”と呼ばれた。</p><p>予選、準決勝とも悠々と駆け抜け、他の選手を圧倒して決勝へと駒を進めた。そして迎えた決勝。世界記録更新にも期待が懸かった。</p><p>全世界の視線が集まるスタートの瞬間。号砲よりも明らかにボルトの身体が前へと進んだ。ボルトは自ら状況をすぐに理解し、頭を抱えた。まさかの不正スタートで失格。2010年から不正スタートは1回目に犯した選手が一発失格にルール変更されており、屋外の世界大会ではこのルールが初適用だった。</p><p>世界記録保持者不在となったレース。会場もまだ信じられないと騒然とするなか、仕切り直しのあと、当時21歳だったボルトの同胞ヨハン・ブレイク（ジャマイカ）が9秒92（－1.4）で、この種目を史上最年少で制した。</p><p>7日目からの200mに出場したボルトは、100mの影響からか、スタートはいつもより慎重だったものの、こちらも予選、準決勝を1着で通過。決勝のリアクションタイムは8人中最下位だったが、自己3番目となる19秒40（＋0.8）で連覇を達成した。2位のウォルター・ディクス（米国）に0.30秒差をつける圧勝だった。</p><p>最終種目の4×100mリレーでは、アンカーを担ったボルト。ジャマイカはネスタ・カーター（9秒78）、マイケル・フレイター（9秒88）、ヨハン・ブレイク（9秒89）、ボルト（9秒58）と全員が100mで9秒90を切る豪華メンバー。ライバルの米国がバトンパスでミスをしたこともあり、アンカーのボルトに首位でバトンが渡った時点で勝負は決していた。</p><p>記録はベルリン大会でジャマイカが出した37秒31の世界記録を上回る37秒04。2位のフランスには1.16秒の大差をつけた。ボルトは100mでの失格がありながらも新たに伝説を残したのである。なお、この世界記録は翌年の2012年ロンドン五輪で、同じオーダーのジャマイカが36秒84まで更新した。</p><p>男子4×100mリレー以外では大会新記録と大会タイ記録がそれぞれ一つずつ誕生している。女子100mハードルではサリー・ピアーソン（豪州）が12秒28（＋1.1）で1987年のローマ大会でギンカ・ザゴルチェワ（ブルガリア）が出した12秒34の大会記録を24年ぶりに塗り替えた。</p><p>女子砲丸投ではヴァレリー・アダムズ（ニュージーランド）が3連覇を達成。最終投てきでプットした21m24は、ナタリア・リソフスカヤ（ソ連）がローマ大会で樹立した大会記録に並ぶ記録だった。</p><p>また、女子やり投ではマリア・アバクモワ（ロシア）が世界歴代2位となる71m99を記録。オスレイディス・メネンデス（キューバ）が2005年のヘルシンキ大会で記録した71m70の大会記録を上回ったが、2016年にドーピング違反が発覚しメダルが剥奪された。この結果、世界記録保持者のバルボラ・シュポターコヴァ（チェコ）が繰り上がりで金メダルとなった。</p><p>男子4×100mリレーでバトンをつなげなかった米国だが、女子4×100mリレーと男女4×400mリレーで優勝。女子の両リレーを走ったアリソン・フェリックスは世界陸上で通算8個目の金メダルを獲得し、カール・ルイスとマイケル・ジョンソン（ともに米国）の最多記録に並んだ。</p><p>男子400mではキラニ・ジェームス（グレナダ）が44秒60で優勝し、母国に世界選手権初のメダルをもたらした。また、18歳362日での優勝は同種目での最年少金メダリストである。</p><p>今大会には世界陸上で初の義足選手となるオスカー・ピストリウス（南アフリカ）が男子400mと男子4×400mリレー予選に出場。4×400mリレーで決勝を走ることはできなかったが、南アフリカが銀メダルを獲得し、ピストリウスにもメダルが贈られた。</p><h2>36歳・室伏広治が最年長金メダル</h2><p>日本からは男子28名、女子22名の選手が出場。メダル1を含む入賞7という結果を収めた。</p><p>日本勢で唯一のメダルを獲得したのが男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）。81m24を投げて、世界陸上では自身初の金メダルを手にした。36歳325日での優勝は、当時の男子選手で大会史上最年長記録となった。</p><p>室伏は1投目に79m72を投げてトップに立つと、2投目に81m03、3投目に81m24と伸ばしていく。さらに5投目にも81m24と安定した投げを見せる。6投目にクリスチャン・パルシュ（ハンガリー）が81m18と6cm差に迫られたが、からくも勝ち切った。</p><div id="attachment_176086" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-176086" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-176086" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/JI4_7039-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-176086" class="wp-caption-text">ハンマー投で金メダルを獲得した室伏広治</p></div>2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得して以降はヘルシンキ大会とベルリン大会を欠場するなど世界大会で思うような結果を出せていなかった室伏。それでも4大会ぶりにメダルを獲得して健在ぶりをアピールした。</p><p>女子短距離の歴史を塗り替えたのが福島千里（北海道ハイテクAC）。100mと200mで日本人女子選手として初の準決勝進出を果たした。100mは11秒35（＋0.1）の組2着で通過。200mは23秒25（－0.1）と国外日本人最高記録をマークし、タイム順で準決勝に進んだ。</p><p>日本は得意のロード種目でも健闘。男子20km競歩では鈴木雄介（富士通）が序盤から積極的なレースを見せ、1時間21分39秒で4位入賞を果たしている。</p><p>男子50km競歩では森岡紘一朗（富士通）が3時間46分21秒で5位、谷井孝行（佐川急便）が3時間48分03秒でダブル入賞。同一大会で競歩2種目の入賞は初の快挙だった。</p><p>マラソンでは女子の赤羽有紀子（ホクレン）が2時間29分35秒で5位、男子は堀端宏行（旭化成）が2時間11分52秒の6位でそれぞれ入賞している。</p><p>女子やり投では海老原有希（スズキ浜松AC）が女子投てきで初の決勝進出。59m08で9位と19cm差の9位でトップ8入りを逃したが、のちに優勝したアバクモワのドーピング違反が発覚して、繰り上がりで8位入賞となった。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―09年ベルリン―ボルトが100m＆200mで驚愕世界新！やり投・村上幸史が自身初のファイナルで銅の快挙</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/174623</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 28 Jun 2025 18:00:58 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:22:16 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:22:16 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2009年にドイツのベルリンで行われた第12回大会を振り返る。</p>
<h2>ボルトが圧巻の世界新</h2>
<p>この大会で異次元のパフォーマンスを見せたのが男子短距離のウサイン・ボルト（ジャマイカ）。100mを9秒58（＋0.9）、200mを19秒19（－0.3）の世界新記録でそれぞれ優勝。3走を務めた4×100mリレーでは、37秒31の大会新記録で制して3冠を達成した。</p>
<p>まずは100m。前年の北京五輪ではフィニッシュ直前に横を向き、胸を叩きながら9秒69の世界新記録をマークしていたボルト。初日の1次予選は、中盤からジョギングのような走りで10秒20の1着通過。続く2次予選では隣のレーンに入ったダニエル・ベイリー（アンティグア・バーブーダ）と顔を見合わせながら笑顔でフィニッシュし、10秒03の2着で準決勝進出を決めた。</p>
<p>翌日の準決勝はフライングをするも（当時は同組で2回目のフライングをした選手が失格）、再スタートでは見事なスタートを決め、中盤以降は流しながら、9秒89で決勝に駒を進めた。</p>
<p>迎えた決勝では、ボルトに加え、前世界記録保持者で9秒72のベストを持つアサファ・パウエル（ジャマイカ）、前回覇者のタイソン・ゲイ（米国）が揃い、歴史的な決戦に世界中が注目した。</p>
<p>ボルトは鋭い飛び出しで前半からリードし、中盤以降は他の選手を圧倒。最後まで躍動感のある走りで、悠然とフィニッシュラインを駆け抜けた。</p>
<p>人類史上初の9秒5台となる9秒58（＋0.9）。歴史にその名を刻んだ瞬間となった。ゲイ（米国）は9秒71で2位。これは当時世界歴代2位の記録であり、史上最速の銀メダリストだった。3位には9秒84でパウエルが入った。</p>
<p>200mは北京五輪で19秒30と、こちらも世界新記録を樹立していた。100mで世界記録をマークした好調そのまま、1次予選から余裕の走りでラウウンドを突破し、ファイナルへ進んだ。</p>
<p>決勝は8人中最速のリアクションタイムでスタートを決め、前半からリードを奪うと、後半の直線でも大きストライドで他を寄せつけない。向かい風のなか、自身が持つ世界記録を0秒11も更新する19秒19（－0.3）。19秒2台を飛び越えて、こちらは人類初の19秒1台に到達した。</p>
<p>締めは4×100mリレー。3走のボルトでリードを奪うと、4走のアサファ・パウエルもトップを守り、3つ目の金メダルを手にしてこの大会を終えた。</p>
<p>女子ハンマー投はアニタ・ヴォダルチク（ポーランド）が77m96の世界新記録で優勝。タチアナ・ルイセンコ（ロシア）が持っていた従来の世界記録を16cm上回った。</p>
<p>1投目に74m86を投げて2位とまずまずのスタートを切ると、2投目に会心の投げを見せる。高い弾道でハンマーは飛んでいき、トップ（75m10）の記録を大きく超え、77m96の世界新記録をマークした。</p>
<p>正式結果を確認したヴォダルチクは跳び上がって喜びを爆発させる。しかし、勢い余って左脚を捻挫し、3投目から5投目をパス。前回覇者のベティ・ハイドラー（ドイツ）が6投目に77m12を投げてヒヤリとしたが、からくも逃げ切った。</p>
<p>名勝負が繰り広げられたのが女子走高跳。この種目は連覇を狙うブランカ・ブラシッチ（クロアチア）と地元・ドイツのアリアネ・フリードリヒによる一騎打ちが予想されていた。</p>
<p>1m99を終えた時点で残ったのがブラシッチ、フリードリヒ、アンナ・チチェロワ（ロシア）の3人。チチェロワが1回目、ブラシッチが2回目で2m02を成功させたが、フリードリヒは2回失敗して窮地に追い込まれる。それでも3回目に成功させ、勝負は2m04、もつれ込んだ。</p>
<p>2m04はブラシッチが2回目に成功。チチェロワは3回連続で失敗し、2回連続で失敗したフリードリヒは3回目をパスして、2m06にすべてを懸けた。地元の大声援に後押しされたフリードリヒだったが、これも失敗。ブラシッチが連覇を達成した。</p>
<p>男子長距離では「皇帝」と言われたケネニサ・ベケレ（エチオピア）が大会史上初の5000mと10000mの2冠の快挙を成し遂げた。</p>
<p>10000mは26分46秒31の大会新記録で4連覇。得意のスパートでライバルを圧倒した。5000mではラスト1周まで大集団でレースが進み、最後は前回覇者バーナード・ラガト（米国）との一騎打ちになる。フィニッシュ直前までの争いとなり、0秒24差でベケレに軍配が上がった。</p>
<h2>日本勢は最終日にメダル2つ獲得</h2>
<p>日本からは男子30選手、女子25選手が出場。メダル2、入賞5の成績を残した。</p>
<p>ハイライトは大会最終日。それまで日本勢のメダルは0だった。</p>
<p>まずはモーニングセッションの女子マラソン。尾崎好美（第一生命）が2時間25分25秒で銀メダルを獲得。加納由理（セカンドウインドAC）は2時間26分57秒で7位に入った。</p>
<p>レースは25kmまでスローペースながらも後半に入ってペースが上がる展開。35km手前の時点で先頭は尾崎、白雪（中国）、アセレフェチュ・メルギア（エチオピア）の3人に絞られた。</p>
<p>40kmを過ぎたところで尾崎がスパート。メルギアを突き放し、白雪との一騎打ちに。残り1kmで白雪にスパートされ、尾崎はついていくことができない。それでも最後まで力を振り絞り、1991年大会で恩師の第一生命・山下佐知子監督が獲得した時と同じ色のメダルに輝いた。</p>
<p>男子やり投では村上幸史（スズキ）が82m97で銅メダルの快挙。この種目で日本人初のメダリストとなった。</p>
<div id="attachment_174671" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-174671" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-174671" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-174671" class="wp-caption-text">男子やり投で銅メダルを獲得した村上幸史</p></div>
予選で日本歴代2位（当時）となる83m10を投げ、全体の2位で通過。決勝では2投目に82m97を投げて3位に立つ。その後は記録を伸ばせなかったが、有力選手の記録が伸び悩み、そのまま3位をキープ。出場した過去2回は予選落ちに終わっていたが、自身初の決勝でつかんだメダルだった。</p>
<p>前年の北京五輪で銀メダルを獲得した男子4×100mリレーは、これまで4走を務めてきた朝原宣治が現役を引退。江里口匡史（早大）、塚原直貴（富士通）、高平慎士（富士通）、藤光謙司（セーレン）のメンバーで挑み、38秒30で4位に入った。</p>
<p>男子マラソンでは佐藤敦之（中国電力）が2時間12分05秒で6位入賞。女子20km競歩の渕瀬真寿美（大塚製薬）も1時間31分15秒でこちらも6位に入った。</p>
<p>女子10000mでは中村友梨香（天満屋）が31分14秒39で7位、福士加代子（ワコール）もシーズンベストの31分23秒49と力を出したが、8位と2秒07差の9位で、惜しくも入賞を逃した。</p>
<p>また、メダルが期待された男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）と女子マラソンの渋井陽子（三井住友海上）は故障により欠場となった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2009年にドイツのベルリンで行われた第12回大会を振り返る。</p><h2>ボルトが圧巻の世界新</h2><p>この大会で異次元のパフォーマンスを見せたのが男子短距離のウサイン・ボルト（ジャマイカ）。100mを9秒58（＋0.9）、200mを19秒19（－0.3）の世界新記録でそれぞれ優勝。3走を務めた4×100mリレーでは、37秒31の大会新記録で制して3冠を達成した。</p><p>まずは100m。前年の北京五輪ではフィニッシュ直前に横を向き、胸を叩きながら9秒69の世界新記録をマークしていたボルト。初日の1次予選は、中盤からジョギングのような走りで10秒20の1着通過。続く2次予選では隣のレーンに入ったダニエル・ベイリー（アンティグア・バーブーダ）と顔を見合わせながら笑顔でフィニッシュし、10秒03の2着で準決勝進出を決めた。</p><p>翌日の準決勝はフライングをするも（当時は同組で2回目のフライングをした選手が失格）、再スタートでは見事なスタートを決め、中盤以降は流しながら、9秒89で決勝に駒を進めた。</p><p>迎えた決勝では、ボルトに加え、前世界記録保持者で9秒72のベストを持つアサファ・パウエル（ジャマイカ）、前回覇者のタイソン・ゲイ（米国）が揃い、歴史的な決戦に世界中が注目した。</p><p>ボルトは鋭い飛び出しで前半からリードし、中盤以降は他の選手を圧倒。最後まで躍動感のある走りで、悠然とフィニッシュラインを駆け抜けた。</p><p>人類史上初の9秒5台となる9秒58（＋0.9）。歴史にその名を刻んだ瞬間となった。ゲイ（米国）は9秒71で2位。これは当時世界歴代2位の記録であり、史上最速の銀メダリストだった。3位には9秒84でパウエルが入った。</p><p>200mは北京五輪で19秒30と、こちらも世界新記録を樹立していた。100mで世界記録をマークした好調そのまま、1次予選から余裕の走りでラウウンドを突破し、ファイナルへ進んだ。</p><p>決勝は8人中最速のリアクションタイムでスタートを決め、前半からリードを奪うと、後半の直線でも大きストライドで他を寄せつけない。向かい風のなか、自身が持つ世界記録を0秒11も更新する19秒19（－0.3）。19秒2台を飛び越えて、こちらは人類初の19秒1台に到達した。</p><p>締めは4×100mリレー。3走のボルトでリードを奪うと、4走のアサファ・パウエルもトップを守り、3つ目の金メダルを手にしてこの大会を終えた。</p><p>女子ハンマー投はアニタ・ヴォダルチク（ポーランド）が77m96の世界新記録で優勝。タチアナ・ルイセンコ（ロシア）が持っていた従来の世界記録を16cm上回った。</p><p>1投目に74m86を投げて2位とまずまずのスタートを切ると、2投目に会心の投げを見せる。高い弾道でハンマーは飛んでいき、トップ（75m10）の記録を大きく超え、77m96の世界新記録をマークした。</p><p>正式結果を確認したヴォダルチクは跳び上がって喜びを爆発させる。しかし、勢い余って左脚を捻挫し、3投目から5投目をパス。前回覇者のベティ・ハイドラー（ドイツ）が6投目に77m12を投げてヒヤリとしたが、からくも逃げ切った。</p><p>名勝負が繰り広げられたのが女子走高跳。この種目は連覇を狙うブランカ・ブラシッチ（クロアチア）と地元・ドイツのアリアネ・フリードリヒによる一騎打ちが予想されていた。</p><p>1m99を終えた時点で残ったのがブラシッチ、フリードリヒ、アンナ・チチェロワ（ロシア）の3人。チチェロワが1回目、ブラシッチが2回目で2m02を成功させたが、フリードリヒは2回失敗して窮地に追い込まれる。それでも3回目に成功させ、勝負は2m04、もつれ込んだ。</p><p>2m04はブラシッチが2回目に成功。チチェロワは3回連続で失敗し、2回連続で失敗したフリードリヒは3回目をパスして、2m06にすべてを懸けた。地元の大声援に後押しされたフリードリヒだったが、これも失敗。ブラシッチが連覇を達成した。</p><p>男子長距離では「皇帝」と言われたケネニサ・ベケレ（エチオピア）が大会史上初の5000mと10000mの2冠の快挙を成し遂げた。</p><p>10000mは26分46秒31の大会新記録で4連覇。得意のスパートでライバルを圧倒した。5000mではラスト1周まで大集団でレースが進み、最後は前回覇者バーナード・ラガト（米国）との一騎打ちになる。フィニッシュ直前までの争いとなり、0秒24差でベケレに軍配が上がった。</p><h2>日本勢は最終日にメダル2つ獲得</h2><p>日本からは男子30選手、女子25選手が出場。メダル2、入賞5の成績を残した。</p><p>ハイライトは大会最終日。それまで日本勢のメダルは0だった。</p><p>まずはモーニングセッションの女子マラソン。尾崎好美（第一生命）が2時間25分25秒で銀メダルを獲得。加納由理（セカンドウインドAC）は2時間26分57秒で7位に入った。</p><p>レースは25kmまでスローペースながらも後半に入ってペースが上がる展開。35km手前の時点で先頭は尾崎、白雪（中国）、アセレフェチュ・メルギア（エチオピア）の3人に絞られた。</p><p>40kmを過ぎたところで尾崎がスパート。メルギアを突き放し、白雪との一騎打ちに。残り1kmで白雪にスパートされ、尾崎はついていくことができない。それでも最後まで力を振り絞り、1991年大会で恩師の第一生命・山下佐知子監督が獲得した時と同じ色のメダルに輝いた。</p><p>男子やり投では村上幸史（スズキ）が82m97で銅メダルの快挙。この種目で日本人初のメダリストとなった。</p><div id="attachment_174671" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-174671" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-174671" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/7994d05e0e7537a91b9d7474808cd9ba-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-174671" class="wp-caption-text">男子やり投で銅メダルを獲得した村上幸史</p></div>予選で日本歴代2位（当時）となる83m10を投げ、全体の2位で通過。決勝では2投目に82m97を投げて3位に立つ。その後は記録を伸ばせなかったが、有力選手の記録が伸び悩み、そのまま3位をキープ。出場した過去2回は予選落ちに終わっていたが、自身初の決勝でつかんだメダルだった。</p><p>前年の北京五輪で銀メダルを獲得した男子4×100mリレーは、これまで4走を務めてきた朝原宣治が現役を引退。江里口匡史（早大）、塚原直貴（富士通）、高平慎士（富士通）、藤光謙司（セーレン）のメンバーで挑み、38秒30で4位に入った。</p><p>男子マラソンでは佐藤敦之（中国電力）が2時間12分05秒で6位入賞。女子20km競歩の渕瀬真寿美（大塚製薬）も1時間31分15秒でこちらも6位に入った。</p><p>女子10000mでは中村友梨香（天満屋）が31分14秒39で7位、福士加代子（ワコール）もシーズンベストの31分23秒49と力を出したが、8位と2秒07差の9位で、惜しくも入賞を逃した。</p><p>また、メダルが期待された男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）と女子マラソンの渋井陽子（三井住友海上）は故障により欠場となった。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―07年大阪―16年ぶりの日本開催！ ゲイが男子スプリント3冠 マラソン・土佐礼子が3大会ぶり銅</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/174168</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Jun 2025 17:55:13 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:20:38 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2007年に大阪の長居スタジアム（現・ヤンマースタジアム長居）で開催された第11回大会を振り返る。</p>
<h2>ゲイがパウエル、ボルトに競り勝ち3冠</h2>
<p>世界陸上が16年ぶりに日本に帰ってきた。舞台は夏の大阪。スーパースターが集結した。</p>
<p>大会の主役になったのは男子短距離のタイソン・ゲイ（米国）。100m、200m、4×100mリレーで3冠を達成した。</p>
<p>100mは当時の世界記録保持者であるアサファ・パウエル（ジャマイカ）が優位と見られていた。前半はパウエルが得意のスタートで飛び出すも、ゲイが後半に逆転。9秒85（－0.5）で初の栄冠を手にした。</p>
<p>200mでは向かい風0.8mながら19秒76の大会新記録で金メダル。3走を務めた4×100mリレーも37秒78で制し、1999年セビリア大会のモーリス・グリーン（米国）以来となる世界陸上3冠を成し遂げた。</p>
<p>2位に入ったのは当時21歳のウサイン・ボルト（ジャマイカ）。のちにスーパースターとなるボルトにとってシニアの世界大会初メダルだった。</p>
<p>男子走幅跳ではマイク・パウエルとカール・ルイス（ともに米国）が大激戦を繰り広げた東京大会を彷彿とさせるような熱い戦いが繰り広げられた。</p>
<p>まずは3連覇を目指すドワイト・フィリップス（米国）が1回目から8m30（＋0.4）でトップに立つが、前年にIAAFゴールデンリーグ（現・ダイヤモンドリーグ）で6戦5勝の実績を持つイルビング・サラディノ（パナマ）が、3回目に8m46（±0）を跳んで単独トップに立った。5回目を終えた時点でサラディノがトップをキープし、3位から6位までが3cmにひしめく大混戦となる。</p>
<p>運命の6回目、6位のオレクシー・ルカシェビッチ（ウクライナ）が8m25（＋0.2）を跳んで3位に浮上。これで4位に落ちたアンドリュー・ハウ（イタリア）だったが、8m47（－0.2）をマークしてトップに立った。</p>
<p>3連覇に向けてあとがないフィリップスだったが、6回目は8m22（±0）と記録を伸ばせず、3位に終わった。そして5回目までトップだった最終跳躍者のサラディノが、大ジャンプを見せる。自身の持つ南米記録を1cm更新する8m57（±0）で大逆転勝利を収めた。</p>
<p>女子短距離ではアリソン・フェリックス（米国）が200m、ともに2走を担った4×100mリレー、4×400mリレーで3冠を達成。200mでは100m覇者のベロニカ・キャンベル（ジャマイカ）に0.53秒の大差をつけ、21秒81（＋1.7）の自己ベストで連覇を飾った。</p>
<p>米国は男子4×400mリレーでも他国を圧倒。この大会の400mはジェレミー・ウォリナーが当時世界歴代3位の43秒45で制すると、ラショーン・メリットが銀メダル、アンジェロ・テイラーが銅メダルと米国勢がメダルを独占していた。</p>
<p>1走メリット、2走テイラー、3走ダロルド・ウィリアムソン、4走ウォリナーの強力オーダーで挑んだ決勝は、当時世界歴代2位となる2分55秒56で圧勝し、2位のバハマに3秒62の大差をつけた。</p>
<p>男子110mハードルの劉翔（中国）が金メダルを獲得。2004年アテネ五輪を制し、12秒88の世界記録を持っていた彼は大阪の地でも快走した。9レーンからのスタートで、終盤に抜け出し、12秒95（＋1.7）で制した。この種目での優勝はアジア人初の快挙だった。</p>
<p>男子走高跳では競技歴1年半のドナルド・トーマス（バハマ）が2m35で優勝。空中で3回足をバタつかせる通称・“垂直三段跳”が話題になった。女子棒高跳はエレーナ・イシンバエワ（ロシア）が4m80で連覇を達成している。</p>
<p>男子20km競歩ではジェファーソン・ペレス（エクアドル）が1時間22分20秒で3連覇。女子砲丸投ではバレリー・ビリ（豪州）が6投目に20m54を投げて逆転優勝を果たし、ここからの4連覇につなげた。</p>
<h2>女子マラソン・土佐礼子が2度目の銅</h2>
<p>地元の日本は、過去最多の男子45選手、女子36選手が出場し、入賞7という結果を収めたが、メダルは1つにとどまった。</p>
<p>女子マラソンでは土佐礼子（三井住友海上）が2時間30分55秒で銅メダルを獲得。嶋原清子（セカンドウインドAC）が2時間31分40秒で6位入賞を果たした。</p>
<p>レースは37km時点で土佐、嶋原を含め、7人で先頭集団を形成する。残り4kmを切ったところでキャサリン・ヌデレバ（ケニア）が仕掛け、嶋原が脱落。土佐もついていけず、5位に転落した。</p>
<div id="attachment_174169" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-174169" class="size-full wp-image-174169" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-174169" class="wp-caption-text">女子マラソンで銅メダルを獲得した土佐礼子</p></div>
<p>しかし、驚異的な粘りで40km過ぎに3位へ浮上。2001年エドモントン大会の銀メダル以来となるメダルを勝ち取った。</p>
<p>男子マラソンでは前回のヘルシンキ大会で銅メダルの尾方剛（中国電力）が2時間17分42秒で2大会連続入賞となる5位。大﨑悟史（NTT西日本）が2時間18分06秒で6位、諏訪利成（日清食品）が2時間18分35秒で7位に続き、トリプル入賞を果たした。</p>
<p>男子4×100mリレーは塚原直貴（東海大）、末續慎吾（ミズノ）、高平慎士（富士通）、朝原宣治（大阪ガス）が出場。予選ではアジア新記録の38秒21をマークし、全体の3番目のタイムで決勝に進出した。</p>
<p>決勝は初のメダルが期待されるなか、日本は終盤までメダル争いを展開し、5位に入った。タイムは予選でマークしたアジア記録をさらに更新する38秒03だった。</p>
<p>2大会ぶりの出場となった男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）は80m46で6位。過去に2度の銅メダルを獲得している為末大（APF）は終盤に失速して予選敗退に終わった。</p>
<p>男子50km競歩は入賞が期待されていた山﨑勇喜（長谷川体育施設）がラスト1周を残して競技役員の誘導ミスにより競技場に入ってフィニッシュしてしまい、距離不足のため途中棄権に終わるというアクシデントもあった。</p>
<p>男子10000mにはこの年の箱根駅伝で2区区間賞の竹澤健介（早大3）が出場。28分51秒69で12位となった。</p>
<p>室伏、為末、末續といったメダリストに、朝原、走幅跳の池田久美子といったスター選手がそろっていた日本。地元開催を盛り上げようと、メディア出演を重ね、気負い過ぎもありパフォーマンスが発揮できない選手が多かったことは、日本陸上界の大きな反省点として刻まれている。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2007年に大阪の長居スタジアム（現・ヤンマースタジアム長居）で開催された第11回大会を振り返る。</p><h2>ゲイがパウエル、ボルトに競り勝ち3冠</h2><p>世界陸上が16年ぶりに日本に帰ってきた。舞台は夏の大阪。スーパースターが集結した。</p><p>大会の主役になったのは男子短距離のタイソン・ゲイ（米国）。100m、200m、4×100mリレーで3冠を達成した。</p><p>100mは当時の世界記録保持者であるアサファ・パウエル（ジャマイカ）が優位と見られていた。前半はパウエルが得意のスタートで飛び出すも、ゲイが後半に逆転。9秒85（－0.5）で初の栄冠を手にした。</p><p>200mでは向かい風0.8mながら19秒76の大会新記録で金メダル。3走を務めた4×100mリレーも37秒78で制し、1999年セビリア大会のモーリス・グリーン（米国）以来となる世界陸上3冠を成し遂げた。</p><p>2位に入ったのは当時21歳のウサイン・ボルト（ジャマイカ）。のちにスーパースターとなるボルトにとってシニアの世界大会初メダルだった。</p><p>男子走幅跳ではマイク・パウエルとカール・ルイス（ともに米国）が大激戦を繰り広げた東京大会を彷彿とさせるような熱い戦いが繰り広げられた。</p><p>まずは3連覇を目指すドワイト・フィリップス（米国）が1回目から8m30（＋0.4）でトップに立つが、前年にIAAFゴールデンリーグ（現・ダイヤモンドリーグ）で6戦5勝の実績を持つイルビング・サラディノ（パナマ）が、3回目に8m46（±0）を跳んで単独トップに立った。5回目を終えた時点でサラディノがトップをキープし、3位から6位までが3cmにひしめく大混戦となる。</p><p>運命の6回目、6位のオレクシー・ルカシェビッチ（ウクライナ）が8m25（＋0.2）を跳んで3位に浮上。これで4位に落ちたアンドリュー・ハウ（イタリア）だったが、8m47（－0.2）をマークしてトップに立った。</p><p>3連覇に向けてあとがないフィリップスだったが、6回目は8m22（±0）と記録を伸ばせず、3位に終わった。そして5回目までトップだった最終跳躍者のサラディノが、大ジャンプを見せる。自身の持つ南米記録を1cm更新する8m57（±0）で大逆転勝利を収めた。</p><p>女子短距離ではアリソン・フェリックス（米国）が200m、ともに2走を担った4×100mリレー、4×400mリレーで3冠を達成。200mでは100m覇者のベロニカ・キャンベル（ジャマイカ）に0.53秒の大差をつけ、21秒81（＋1.7）の自己ベストで連覇を飾った。</p><p>米国は男子4×400mリレーでも他国を圧倒。この大会の400mはジェレミー・ウォリナーが当時世界歴代3位の43秒45で制すると、ラショーン・メリットが銀メダル、アンジェロ・テイラーが銅メダルと米国勢がメダルを独占していた。</p><p>1走メリット、2走テイラー、3走ダロルド・ウィリアムソン、4走ウォリナーの強力オーダーで挑んだ決勝は、当時世界歴代2位となる2分55秒56で圧勝し、2位のバハマに3秒62の大差をつけた。</p><p>男子110mハードルの劉翔（中国）が金メダルを獲得。2004年アテネ五輪を制し、12秒88の世界記録を持っていた彼は大阪の地でも快走した。9レーンからのスタートで、終盤に抜け出し、12秒95（＋1.7）で制した。この種目での優勝はアジア人初の快挙だった。</p><p>男子走高跳では競技歴1年半のドナルド・トーマス（バハマ）が2m35で優勝。空中で3回足をバタつかせる通称・“垂直三段跳”が話題になった。女子棒高跳はエレーナ・イシンバエワ（ロシア）が4m80で連覇を達成している。</p><p>男子20km競歩ではジェファーソン・ペレス（エクアドル）が1時間22分20秒で3連覇。女子砲丸投ではバレリー・ビリ（豪州）が6投目に20m54を投げて逆転優勝を果たし、ここからの4連覇につなげた。</p><h2>女子マラソン・土佐礼子が2度目の銅</h2><p>地元の日本は、過去最多の男子45選手、女子36選手が出場し、入賞7という結果を収めたが、メダルは1つにとどまった。</p><p>女子マラソンでは土佐礼子（三井住友海上）が2時間30分55秒で銅メダルを獲得。嶋原清子（セカンドウインドAC）が2時間31分40秒で6位入賞を果たした。</p><p>レースは37km時点で土佐、嶋原を含め、7人で先頭集団を形成する。残り4kmを切ったところでキャサリン・ヌデレバ（ケニア）が仕掛け、嶋原が脱落。土佐もついていけず、5位に転落した。</p><div id="attachment_174169" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-174169" class="size-full wp-image-174169" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/53541c6188e136a8ebe1c7d9f1191059-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-174169" class="wp-caption-text">女子マラソンで銅メダルを獲得した土佐礼子</p></div><p>しかし、驚異的な粘りで40km過ぎに3位へ浮上。2001年エドモントン大会の銀メダル以来となるメダルを勝ち取った。</p><p>男子マラソンでは前回のヘルシンキ大会で銅メダルの尾方剛（中国電力）が2時間17分42秒で2大会連続入賞となる5位。大﨑悟史（NTT西日本）が2時間18分06秒で6位、諏訪利成（日清食品）が2時間18分35秒で7位に続き、トリプル入賞を果たした。</p><p>男子4×100mリレーは塚原直貴（東海大）、末續慎吾（ミズノ）、高平慎士（富士通）、朝原宣治（大阪ガス）が出場。予選ではアジア新記録の38秒21をマークし、全体の3番目のタイムで決勝に進出した。</p><p>決勝は初のメダルが期待されるなか、日本は終盤までメダル争いを展開し、5位に入った。タイムは予選でマークしたアジア記録をさらに更新する38秒03だった。</p><p>2大会ぶりの出場となった男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）は80m46で6位。過去に2度の銅メダルを獲得している為末大（APF）は終盤に失速して予選敗退に終わった。</p><p>男子50km競歩は入賞が期待されていた山﨑勇喜（長谷川体育施設）がラスト1周を残して競技役員の誘導ミスにより競技場に入ってフィニッシュしてしまい、距離不足のため途中棄権に終わるというアクシデントもあった。</p><p>男子10000mにはこの年の箱根駅伝で2区区間賞の竹澤健介（早大3）が出場。28分51秒69で12位となった。</p><p>室伏、為末、末續といったメダリストに、朝原、走幅跳の池田久美子といったスター選手がそろっていた日本。地元開催を盛り上げようと、メディア出演を重ね、気負い過ぎもありパフォーマンスが発揮できない選手が多かったことは、日本陸上界の大きな反省点として刻まれている。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―05年ヘルシンキ―棒高跳イシンバエワが世界新で初V 尾方剛と為末大が銅メダル</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/173300</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 12 Jun 2025 17:55:25 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:25:47 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:25:47 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2005年にフィンランドのヘルシンキで行われた第10回大会を振り返る。</p>
<h2>女子3種目で世界新</h2>
<p>第1回大会以来となるヘルシンキ開催となった同大会では女子種目で3つの世界新記録が誕生した。</p>
<p>1人目は棒高跳のエレーナ・イシンバエワ（ロシア）が5m01を跳び初優勝。前年のアテネ五輪で金メダルを獲得し、7月には自身12回目の世界記録となる、5m00を成功させていた。</p>
<p>4m50から競技を始めると、4m50、4m60、4m70と全て一発でクリア。2位の記録が4m60にとどまったため、あっさりと優勝が決まった。</p>
<p>イシンバエワが次に挑戦したのが自身の世界記録を1cm上回る5m01。1回目は失敗したが、2回目はしっかりとバーの上を越え、マットの上で喜びを爆発させた。</p>
<p>20km競歩ではオリンピアーダ・イワノワ（ロシア）が、従来の世界記録を41秒上回る、1時間25分41秒で金メダルに輝いた。前年のアテネ五輪では4秒差で銀メダルだったイワノワ。スローペースで混戦だったアテネ五輪とは違い、序盤からハイペースに持ち込み、最後までペースを落とすことなく歩き続けた。2位とは1分24秒差の圧勝だった。</p>
<p>最後は最終日に行われた女子やり投のオスレイディス・メネンデス（キューバ）。1投目に71m70をマークして、自身が4年前に出した世界記録を16cm更新した。</p>
<p>女子選手として初めて70mオーバーを記録したメネンデスは、2001年のエドモントン大会で2位に4m以上の差をつけて優勝したが、前回のパリ大会では調子を落として5位に終わっており、女王奪還を目指す戦いとなった。</p>
<p>1投目から思い切りのいい投げを見せると、やりはすさまじい速さで伸びていく。70mラインを大きく超え、表示された記録は71m70だった。</p>
<p>これで勝負ありに思われたが、2投目にクリスティーナ・オーバークフォル（ドイツ）が世界歴代2位の70m03をマークした。その後の投てきは逆転優勝を狙うも、記録を伸ばせず、メネンデスが2年ぶりに金メダルを獲得。世界歴代1位と2位の競演はクライマックスに相応しいものとなった。</p>
<p>女子200mには、のちに女子最多の通算13個の金メダルを獲得することになるアリソン・フェリックス（米国）が19歳で初出場。終盤に逆転し22秒16（＋0.2）で金メダルを獲得した。</p>
<p>女子長距離ではティルネシュ・ディババ（エチオピア）が5000mと10000mで2冠を達成。この種目の2冠は女子初の快挙だった。</p>
<p>女子3000m障害ではドカス・インジクル（ウガンダ）が9分18秒24の大会新記録で優勝。母国に初の金メダルをもたらした。</p>
<p>女子マラソンは世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ（英国）が2時間20分57秒の大会新記録で制している。</p>
<p>男子ではアテネ五輪100mを制したジャスティン・ガトリン（米国）が100m（9秒88／＋0.4）と200m（20秒04／－0.5）の2冠を達成。200mでは1位から4位までを米国勢が独占した。円盤投はウィルギリウス・アレクナ（リトアニア）が70m17の大会新記録で連覇を達成。</p>
<h2>為末と尾形が銅メダルの殊勲</h2>
<p>日本からは男子34選手、女子22選手が出場。史上最多タイとなる入賞8の成績を残した。</p>
<p>男子400mハードルでは為末大（APF）が48秒10で2大会ぶりの銅メダルを獲得。世界陸上の日本男子では初となる複数メダル獲得となった。</p>
<p>準決勝は組4着ながらタイムで拾われて決勝進出。決勝は雨中のレースとなった。前半から積極的に飛ばしていき、2連覇中のフェリックス・サンチェス（ドミニカ共和国）がスタート直後に負傷して途中棄権するなか、300m付近まで為末が先頭を走り続けた。</p>
<p>ホームストレートに入って、バーション・ジャクソンとジェームズ・カーターの米国コンビに抜かれたが、懸命にフィニッシュラインを目指し、倒れるようにしてフィニッシュ。大型モニターで3位になったことを確認すると、その場で泣き崩れた。</p>
<p>前回のパリ大会を前に父を亡くし、パリ大会とアテネ五輪は準決勝敗退。苦しみを乗り越えた先に流したうれし涙がそこにはあった。</p>
<p>男子マラソンでは尾方剛（中国電力）が2時間11分16秒で銅メダル、高岡寿成（カネボウ）が2時間11分53秒で4位に入った。</p>
<div id="attachment_173302" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-173302" class="size-full wp-image-173302" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-173302" class="wp-caption-text">男子マラソンで銅メダルを獲得した尾形剛</p></div>
<p>29km過ぎに前回王者のジャウアド・ガリブ（モロッコ）がスパート。高岡は反応したが、尾方は追いかけなかった。一時は8位まで順位を落とすも、自分のペースで着実に順位を上げ、31km付近で高岡をかわすと、39km過ぎに3位浮上。フィニッシュまで順位をキープし、男子マラソンで4大会ぶりメダル獲得となった。</p>
<p>女子マラソンでは原裕美子（京セラ）が2時間24分20秒で6位、弘山晴美（資生堂）が2時間25分46秒で8位とダブル入賞を果たした。</p>
<p>男子50km競歩では山﨑勇喜（順大）3時間51分15秒で8位。男子棒高跳では澤野大地（ニシ・スポーツ）が5m50で8位となり、この種目で日本人初入賞を果たした。</p>
<p>男子4×100mリレーは末續慎吾（ミズノ）、高平慎士（順大）、吉野達郎（ラスポート）、朝原宣治（大阪ガス）のメンバーで挑み、38秒77で8位。前々回の5位、前回の6位に続き3大会連続入賞となった。</p>
<p>男子4×400mリレーには大阪高3年の金丸祐三が1走で出場。日本は予選で失格となったが、黄色のハチマキをつけてハツラツと走り抜いた。</p>
<p>2大会連続でメダル獲得中だった男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）は、左脇腹の炎症と疲労蓄積のために欠場した。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2005年にフィンランドのヘルシンキで行われた第10回大会を振り返る。</p><h2>女子3種目で世界新</h2><p>第1回大会以来となるヘルシンキ開催となった同大会では女子種目で3つの世界新記録が誕生した。</p><p>1人目は棒高跳のエレーナ・イシンバエワ（ロシア）が5m01を跳び初優勝。前年のアテネ五輪で金メダルを獲得し、7月には自身12回目の世界記録となる、5m00を成功させていた。</p><p>4m50から競技を始めると、4m50、4m60、4m70と全て一発でクリア。2位の記録が4m60にとどまったため、あっさりと優勝が決まった。</p><p>イシンバエワが次に挑戦したのが自身の世界記録を1cm上回る5m01。1回目は失敗したが、2回目はしっかりとバーの上を越え、マットの上で喜びを爆発させた。</p><p>20km競歩ではオリンピアーダ・イワノワ（ロシア）が、従来の世界記録を41秒上回る、1時間25分41秒で金メダルに輝いた。前年のアテネ五輪では4秒差で銀メダルだったイワノワ。スローペースで混戦だったアテネ五輪とは違い、序盤からハイペースに持ち込み、最後までペースを落とすことなく歩き続けた。2位とは1分24秒差の圧勝だった。</p><p>最後は最終日に行われた女子やり投のオスレイディス・メネンデス（キューバ）。1投目に71m70をマークして、自身が4年前に出した世界記録を16cm更新した。</p><p>女子選手として初めて70mオーバーを記録したメネンデスは、2001年のエドモントン大会で2位に4m以上の差をつけて優勝したが、前回のパリ大会では調子を落として5位に終わっており、女王奪還を目指す戦いとなった。</p><p>1投目から思い切りのいい投げを見せると、やりはすさまじい速さで伸びていく。70mラインを大きく超え、表示された記録は71m70だった。</p><p>これで勝負ありに思われたが、2投目にクリスティーナ・オーバークフォル（ドイツ）が世界歴代2位の70m03をマークした。その後の投てきは逆転優勝を狙うも、記録を伸ばせず、メネンデスが2年ぶりに金メダルを獲得。世界歴代1位と2位の競演はクライマックスに相応しいものとなった。</p><p>女子200mには、のちに女子最多の通算13個の金メダルを獲得することになるアリソン・フェリックス（米国）が19歳で初出場。終盤に逆転し22秒16（＋0.2）で金メダルを獲得した。</p><p>女子長距離ではティルネシュ・ディババ（エチオピア）が5000mと10000mで2冠を達成。この種目の2冠は女子初の快挙だった。</p><p>女子3000m障害ではドカス・インジクル（ウガンダ）が9分18秒24の大会新記録で優勝。母国に初の金メダルをもたらした。</p><p>女子マラソンは世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ（英国）が2時間20分57秒の大会新記録で制している。</p><p>男子ではアテネ五輪100mを制したジャスティン・ガトリン（米国）が100m（9秒88／＋0.4）と200m（20秒04／－0.5）の2冠を達成。200mでは1位から4位までを米国勢が独占した。円盤投はウィルギリウス・アレクナ（リトアニア）が70m17の大会新記録で連覇を達成。</p><h2>為末と尾形が銅メダルの殊勲</h2><p>日本からは男子34選手、女子22選手が出場。史上最多タイとなる入賞8の成績を残した。</p><p>男子400mハードルでは為末大（APF）が48秒10で2大会ぶりの銅メダルを獲得。世界陸上の日本男子では初となる複数メダル獲得となった。</p><p>準決勝は組4着ながらタイムで拾われて決勝進出。決勝は雨中のレースとなった。前半から積極的に飛ばしていき、2連覇中のフェリックス・サンチェス（ドミニカ共和国）がスタート直後に負傷して途中棄権するなか、300m付近まで為末が先頭を走り続けた。</p><p>ホームストレートに入って、バーション・ジャクソンとジェームズ・カーターの米国コンビに抜かれたが、懸命にフィニッシュラインを目指し、倒れるようにしてフィニッシュ。大型モニターで3位になったことを確認すると、その場で泣き崩れた。</p><p>前回のパリ大会を前に父を亡くし、パリ大会とアテネ五輪は準決勝敗退。苦しみを乗り越えた先に流したうれし涙がそこにはあった。</p><p>男子マラソンでは尾方剛（中国電力）が2時間11分16秒で銅メダル、高岡寿成（カネボウ）が2時間11分53秒で4位に入った。</p><div id="attachment_173302" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-173302" class="size-full wp-image-173302" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/b4004c5890b0add6439b5e38b6f146f9-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-173302" class="wp-caption-text">男子マラソンで銅メダルを獲得した尾形剛</p></div><p>29km過ぎに前回王者のジャウアド・ガリブ（モロッコ）がスパート。高岡は反応したが、尾方は追いかけなかった。一時は8位まで順位を落とすも、自分のペースで着実に順位を上げ、31km付近で高岡をかわすと、39km過ぎに3位浮上。フィニッシュまで順位をキープし、男子マラソンで4大会ぶりメダル獲得となった。</p><p>女子マラソンでは原裕美子（京セラ）が2時間24分20秒で6位、弘山晴美（資生堂）が2時間25分46秒で8位とダブル入賞を果たした。</p><p>男子50km競歩では山﨑勇喜（順大）3時間51分15秒で8位。男子棒高跳では澤野大地（ニシ・スポーツ）が5m50で8位となり、この種目で日本人初入賞を果たした。</p><p>男子4×100mリレーは末續慎吾（ミズノ）、高平慎士（順大）、吉野達郎（ラスポート）、朝原宣治（大阪ガス）のメンバーで挑み、38秒77で8位。前々回の5位、前回の6位に続き3大会連続入賞となった。</p><p>男子4×400mリレーには大阪高3年の金丸祐三が1走で出場。日本は予選で失格となったが、黄色のハチマキをつけてハツラツと走り抜いた。</p><p>2大会連続でメダル獲得中だった男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）は、左脇腹の炎症と疲労蓄積のために欠場した。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/170841</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 May 2025 18:24:14 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 20 Apr 2026 00:26:19 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 20 Apr 2026 00:26:19 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2003年にフランスのパリで行われた第9回大会を振り返る。</p>
<h2>18歳・キプチョゲが5000mで大金星</h2>
<p>史上空前の争いとなったのが男子5000m。1500mの世界記録保持者で、今大会4連覇を達成したヒシャム・エルゲルージ（モロッコ）、10000mを26分49秒57の大会新で制したケネニサ・ベケレ（エチオピア）に、18歳の新鋭エリウド・キプチョゲ（ケニア）が挑む構図となった。</p>
<p>レースは前半からベケレが先頭を引っ張り、最初の1000mを2分31秒94のハイペースで通過。その後はペースが落ち着き、残り2周でスパート勝負に分があるエルゲルージが先頭に立つ。勝負は決したかのように見えたが、残り100mでキプチョゲが追い上げる。</p>
<p>キプチョゲがフィニッシュ寸前でエルゲルージを交わし、12分52秒79の大会新記録で金メダルを獲得。0.04秒差でエルゲルージが続き、3位にベケレが入った。</p>
<p>18歳にして世界のトップに立ったキプチョゲは、その後もトラックやマラソンで活躍。マラソンでは世界記録を2度更新し、非公認でも人類初の2時間切りを達成した。40歳になった今もなお、世界トップクラスのランナーとして活躍している。</p>
<p>男子競歩の2種目では世界記録が誕生した。50km競歩は35歳のロベルト・コジェニョフスキ（ポーランド）が自身の持つ世界記録を36秒上回る3時間36分03秒で3連覇に花を添えた。</p>
<p>1997年アテネ大会と2001年エドモントン大会は終盤のスパート勝負を制するレースパターンだったが、今回は22km付近でペースアップし、先頭集団から抜け出す。30kmの時点では世界記録から41秒遅れていたが、40kmでは14秒まで縮まっていた。</p>
<p>だが、簡単に勝たせてはもらえない。ゲルマン・スクリギン（ロシア）が終盤に猛追を見せ、45kmの時点で6秒差まで詰め寄られる。それでも持ち味のラストスパートを炸裂させ、最終的には39秒差をつけて優勝した。</p>
<p>コジェニョフスキとってこれが最後の世界陸上となり、翌年のアテネ五輪でも金メダルに輝き、現役から退いた。</p>
<p>20km競歩ではジェファーソン・ペレス（エクアドル）が1時間17分21秒で金メダルを獲得。フランシスコ・ハビエル・フェルナンデス（スペイン）が保持していた世界記録を1秒更新した。レースは世界記録保持者のフェルナンデスが前半からリード。10kmの時点で2位のペレスに32秒差をつけていた。しかし、ペレスが後半にペースを上げ、15kmの時点で16秒差に迫ると、17km付近で逆転。前半が39分10秒、後半が38分11秒というネガティブスプリットで世界新記録を打ち立てた。</p>
<p>男子110mハードルではアレン・ジョンソン（米国）が13秒12（＋0.3）で2大会連続4回目の金メダルを獲得。ハードルを多く倒すことから「ハードルなぎ倒し男」の異名を持っていた。</p>
<p>女子七種競技は1999年セビリア大会を制した地元・フランスのユニス・バルベルが2大会ぶり金メダルを期待されていた。しかし、20歳のカロリナ・クリュフト（スウェーデン）が自己ベストを300点以上更新する7001点で優勝。史上3人目の7000点超えとなった。</p>
<p>それでもバルベルは走幅跳で6m99（＋0.4）を跳んで金メダルを獲得し、見事な巻き返しに国中が湧いた。またフランスは男子4×400mリレーと女子4×100mリレーでも優勝し、3つの金メダルを獲得するなど大会を盛り上げた。</p>
<h2>200m・末續慎吾が同種目初のメダル</h2>
<p>日本からは男子28選手、女子21選手が出場。史上最多の4つのメダルを獲得し、8つの入賞を果たす活躍ぶりだった。</p>
<p>今も伝説として語り継がれのが男子200mの末續慎吾（ミズノ）。20秒38（＋0.1）で3位となり、男子スプリント種目で日本勢初のメダル獲得者となった。</p>
<p>同年の日本選手権で現在も破られていない20秒03（＋0.6）の日本記録を樹立した末續。準決勝で20秒22（＋0.0）のセカンドベスト（当時）をマークして、日本人初のファイナル進出を果たした。</p>
<p>決勝ではスタートの際に脚の位置で審判から注意を受け、その影響からかスタートはやや出遅れたが、中盤から上位争いに加わる。｢途中で脚がちぎれそうになった」とレース後に語るほどの懸命な走りで、フィニッシュラインに駆け込んだ。</p>
<p>1位のジョン・カペル（米国）、2位のダービス・パットン（米国）はすぐ電光掲示板に表示されたが、3位がなかなか表示されない。それだけ混戦だったのだ。</p>
<p>約1分半後に結果が表示され、末續の銅メダルが確定。4位の選手とはわずか0.01秒差だった。結果を知ると、末續は高野進コーチのもとに駆け寄り、抱き合いながら涙を流して喜んだ。</p>
<div id="attachment_170853" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-170853" class="size-full wp-image-170853" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-170853" class="wp-caption-text">男子200mで銅メダルを獲得した末續慎吾</p></div>
<p>2人は東海大の先輩。後輩の関係にあたり、1991年東京大会の400mで高野が世界陸上の短距離種目で初の決勝進出（7位）。メダルの夢を後輩に託し、それが実現した瞬間だった。</p>
<p>女子マラソンでは野口みずき（グローバリー）が2時間24分14秒で銀メダル、千葉真子（豊田自動織機）が2時間25分09秒で銅メダルを獲得。坂本直子（天満屋）も2時間25分25秒で4位に入り、日本のレベルの高さを世界に見せつけた。</p>
<p>レースは33km付近でキャサリン・ヌデレバ（ケニア）がスパート。野口、千葉、坂本は懸命に追いかけるも、ヌデレバには誰も追いつくことができなかった。それでも3人は最後までペースは落ちることなく、団体で金メダルに輝いた。</p>
<p>男子ハンマー投では室伏広治（ミズノ）が80m12で銅メダル。前回から順位を一つ落としたが、2大会連続メダルの快挙だった。</p>
<p>室伏は6月に当時世界歴代3位となる84m86をマーク。優勝候補にも挙がっていたが、大会直前に腰や右腕を負傷して本調子ではなかった。</p>
<p>それでも1投目から79m87を投げると、5投目に80m12まで記録を伸ばす。2位から5位まで68cmにひしめく大混戦の中でメダルを勝ち取った。</p>
<p>男子マラソンでは中国電力トリオが躍動。油谷繁が2時間9分26秒で5位入賞。さらに佐藤敦之が2時間10分38秒で10位、尾方剛が2時間10分39秒で12位となり、女子と同様に団体で金メダルを獲得している。</p>
<p>男子4×100mリレーは、土江寛裕（富士通）、宮崎久（ビケンテクノ）、松田亮（広島経大）、朝原宣治（大阪ガス）のオーダーで挑み39秒05で6位。4×400mリレーでは山口有希（東海大）、山村貴彦（富士通）、田端健児（ミズノ）、佐藤光浩（仙台大）が出場し、3分03秒15で7位入賞を果たした。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2003年にフランスのパリで行われた第9回大会を振り返る。</p><h2>18歳・キプチョゲが5000mで大金星</h2><p>史上空前の争いとなったのが男子5000m。1500mの世界記録保持者で、今大会4連覇を達成したヒシャム・エルゲルージ（モロッコ）、10000mを26分49秒57の大会新で制したケネニサ・ベケレ（エチオピア）に、18歳の新鋭エリウド・キプチョゲ（ケニア）が挑む構図となった。</p><p>レースは前半からベケレが先頭を引っ張り、最初の1000mを2分31秒94のハイペースで通過。その後はペースが落ち着き、残り2周でスパート勝負に分があるエルゲルージが先頭に立つ。勝負は決したかのように見えたが、残り100mでキプチョゲが追い上げる。</p><p>キプチョゲがフィニッシュ寸前でエルゲルージを交わし、12分52秒79の大会新記録で金メダルを獲得。0.04秒差でエルゲルージが続き、3位にベケレが入った。</p><p>18歳にして世界のトップに立ったキプチョゲは、その後もトラックやマラソンで活躍。マラソンでは世界記録を2度更新し、非公認でも人類初の2時間切りを達成した。40歳になった今もなお、世界トップクラスのランナーとして活躍している。</p><p>男子競歩の2種目では世界記録が誕生した。50km競歩は35歳のロベルト・コジェニョフスキ（ポーランド）が自身の持つ世界記録を36秒上回る3時間36分03秒で3連覇に花を添えた。</p><p>1997年アテネ大会と2001年エドモントン大会は終盤のスパート勝負を制するレースパターンだったが、今回は22km付近でペースアップし、先頭集団から抜け出す。30kmの時点では世界記録から41秒遅れていたが、40kmでは14秒まで縮まっていた。</p><p>だが、簡単に勝たせてはもらえない。ゲルマン・スクリギン（ロシア）が終盤に猛追を見せ、45kmの時点で6秒差まで詰め寄られる。それでも持ち味のラストスパートを炸裂させ、最終的には39秒差をつけて優勝した。</p><p>コジェニョフスキとってこれが最後の世界陸上となり、翌年のアテネ五輪でも金メダルに輝き、現役から退いた。</p><p>20km競歩ではジェファーソン・ペレス（エクアドル）が1時間17分21秒で金メダルを獲得。フランシスコ・ハビエル・フェルナンデス（スペイン）が保持していた世界記録を1秒更新した。レースは世界記録保持者のフェルナンデスが前半からリード。10kmの時点で2位のペレスに32秒差をつけていた。しかし、ペレスが後半にペースを上げ、15kmの時点で16秒差に迫ると、17km付近で逆転。前半が39分10秒、後半が38分11秒というネガティブスプリットで世界新記録を打ち立てた。</p><p>男子110mハードルではアレン・ジョンソン（米国）が13秒12（＋0.3）で2大会連続4回目の金メダルを獲得。ハードルを多く倒すことから「ハードルなぎ倒し男」の異名を持っていた。</p><p>女子七種競技は1999年セビリア大会を制した地元・フランスのユニス・バルベルが2大会ぶり金メダルを期待されていた。しかし、20歳のカロリナ・クリュフト（スウェーデン）が自己ベストを300点以上更新する7001点で優勝。史上3人目の7000点超えとなった。</p><p>それでもバルベルは走幅跳で6m99（＋0.4）を跳んで金メダルを獲得し、見事な巻き返しに国中が湧いた。またフランスは男子4×400mリレーと女子4×100mリレーでも優勝し、3つの金メダルを獲得するなど大会を盛り上げた。</p><h2>200m・末續慎吾が同種目初のメダル</h2><p>日本からは男子28選手、女子21選手が出場。史上最多の4つのメダルを獲得し、8つの入賞を果たす活躍ぶりだった。</p><p>今も伝説として語り継がれのが男子200mの末續慎吾（ミズノ）。20秒38（＋0.1）で3位となり、男子スプリント種目で日本勢初のメダル獲得者となった。</p><p>同年の日本選手権で現在も破られていない20秒03（＋0.6）の日本記録を樹立した末續。準決勝で20秒22（＋0.0）のセカンドベスト（当時）をマークして、日本人初のファイナル進出を果たした。</p><p>決勝ではスタートの際に脚の位置で審判から注意を受け、その影響からかスタートはやや出遅れたが、中盤から上位争いに加わる。｢途中で脚がちぎれそうになった」とレース後に語るほどの懸命な走りで、フィニッシュラインに駆け込んだ。</p><p>1位のジョン・カペル（米国）、2位のダービス・パットン（米国）はすぐ電光掲示板に表示されたが、3位がなかなか表示されない。それだけ混戦だったのだ。</p><p>約1分半後に結果が表示され、末續の銅メダルが確定。4位の選手とはわずか0.01秒差だった。結果を知ると、末續は高野進コーチのもとに駆け寄り、抱き合いながら涙を流して喜んだ。</p><div id="attachment_170853" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-170853" class="size-full wp-image-170853" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/48c8d17888a1a9dfae087c4911b1ac25-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-170853" class="wp-caption-text">男子200mで銅メダルを獲得した末續慎吾</p></div><p>2人は東海大の先輩。後輩の関係にあたり、1991年東京大会の400mで高野が世界陸上の短距離種目で初の決勝進出（7位）。メダルの夢を後輩に託し、それが実現した瞬間だった。</p><p>女子マラソンでは野口みずき（グローバリー）が2時間24分14秒で銀メダル、千葉真子（豊田自動織機）が2時間25分09秒で銅メダルを獲得。坂本直子（天満屋）も2時間25分25秒で4位に入り、日本のレベルの高さを世界に見せつけた。</p><p>レースは33km付近でキャサリン・ヌデレバ（ケニア）がスパート。野口、千葉、坂本は懸命に追いかけるも、ヌデレバには誰も追いつくことができなかった。それでも3人は最後までペースは落ちることなく、団体で金メダルに輝いた。</p><p>男子ハンマー投では室伏広治（ミズノ）が80m12で銅メダル。前回から順位を一つ落としたが、2大会連続メダルの快挙だった。</p><p>室伏は6月に当時世界歴代3位となる84m86をマーク。優勝候補にも挙がっていたが、大会直前に腰や右腕を負傷して本調子ではなかった。</p><p>それでも1投目から79m87を投げると、5投目に80m12まで記録を伸ばす。2位から5位まで68cmにひしめく大混戦の中でメダルを勝ち取った。</p><p>男子マラソンでは中国電力トリオが躍動。油谷繁が2時間9分26秒で5位入賞。さらに佐藤敦之が2時間10分38秒で10位、尾方剛が2時間10分39秒で12位となり、女子と同様に団体で金メダルを獲得している。</p><p>男子4×100mリレーは、土江寛裕（富士通）、宮崎久（ビケンテクノ）、松田亮（広島経大）、朝原宣治（大阪ガス）のオーダーで挑み39秒05で6位。4×400mリレーでは山口有希（東海大）、山村貴彦（富士通）、田端健児（ミズノ）、佐藤光浩（仙台大）が出場し、3分03秒15で7位入賞を果たした。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―01年エドモントン―やり投ゼレズニーが3大会ぶり金 室伏広治、為末大がメダル獲得の快挙</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/170193</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 May 2025 18:13:32 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Fri, 16 May 2025 18:13:32 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Fri, 16 May 2025 18:13:32 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2001年にカナダのエドモントンで行われた第8回大会を振り返る。</p>
<h2>ゼレズニーが大会新で3大会ぶり金</h2>
<p>男子やり投ではヤン・ゼレズニー（チェコ）が現在も大会記録として残る92m80で3大会ぶり3大会目の金メダルを獲得した。</p>
<p>ゼレズニーは世界記録を3度更新し、1996年にマークした98m48は今も破られていない。五輪は92年のバルセロナ大会から3連覇、世界陸上でも93年、95年と連覇したが、97年は9位、99年は銅メダルと苦戦が続いていた。</p>
<p>王座奪回を狙った今大会は1投目に前回王者のアキ・パルヴィアイネン（フィンランド）が91m31でトップに立つなか、ゼレズニーは全体4番目の81m76にとどまる。それでも2投目に92m80で逆転すると、そのまま逃げ切り3大会ぶりに金メダルを奪還した。</p>
<p>35歳でハイレベルな争いを制したゼレズニーにとって、これが最後の世界タイトルとなった。</p>
<p>男子円盤投はラルス・リーデル（ドイツ）が69m72の大会新記録で、2大会ぶり5回目の金メダルを獲得した。</p>
<p>リーデルは91年の東京大会からこの種目で4連覇を達成したレジェンド。しかし、前回大会は銅メダルに終わり、5連覇を阻まれていた。</p>
<p>3投目を終えた時点では66m74で3位。この時点では2000年のシドニー五輪金メダリストのウィルギリウス・アレクナ（リトアニア）が69m40でトップに立っていた。</p>
<p>リーデルは4投目に69m50を投げてトップに立つと、5投目には69m72とさらに記録を伸ばす。一方、アレクナは4投目以降に記録を伸ばせず、リーデルが世界王者の座を取り戻した。</p>
<p>男子走幅跳ではイバン・ペドロソ（キューバ）が8m40で4連覇を達成。2回目に8m23（－0.9）を跳んでトップに立つと、5回目には8m40（＋1.2）でライバルたちを引き離した。</p>
<p>男子100mではモーリス・グリーンが80m付近で肉離れを起こしながらも9秒82（－0.2）で3連覇を達成。前年のシドニー五輪で100mと4×100mリレーの2冠を達成した強さを見せつけた。</p>
<p>また、今大会は接戦が多かった大会でもある。男子マラソンはゲザハン・アベラ（エチオピア）とサイモン・ビウォット（ケニア）の一騎打ち。競技場までデッドヒートは続いたが、残り200mほどでアベラがスパートし、わずか1秒差で競り勝った。</p>
<p>女子走幅跳では95年イエテボリ大会で金メダルを獲得しているフィオナ・メイ（イタリア）とシドニー五輪金メダリストのタチアナ・コトワ（ロシア）が競り合った。3回目にメイが7m02（＋2.6）を跳び、コトワも4回目に7m01（＋3.6）をマークして1cm差に迫るも、逆転とはならず、メイが3大会ぶりに金メダルを獲得した。</p>
<p>女子10000mはデラルツ・ツルとベルハネ・アデレのエチオピア勢がフィニッシュ直前まで激しく競り合う展開となる。わずかにツルが先着して、その差は0.04秒。さらにゲテ・ワミも3位に入り、エチオピア勢3人がメダルを独占した。</p>
<h2>室伏広治、為末大が日本人初の快挙</h2>
<p>日本からは男子32選手、女子20選手が出場。入賞は史上最多の8を数えた。</p>
<p>世界大会投てき種目で日本初のメダリストとなったのが男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）で、82m92を放って銀メダルを獲得した。</p>
<p>室伏の父・重信も「アジアの鉄人」と呼ばれたハンマー投選手で、アジア大会で5連覇を経験。世界陸上にも第1回大会に出場している。</p>
<p>広治も父と同じくハンマー投の道に進み、世界トップレベルの選手に成長したが、前年のシドニー五輪では9位と入賞まであと一歩届かなかった。</p>
<p>26歳で迎えた4回目の世界陸上はシモン・ジョルコフスキ（ポーランド）が1投目に81m88で先行するが、室伏が2投目に82m46を投げて逆転。3、4投目も81m台を記録し、金メダルが視界に入る。</p>
<p>しかし、ジョルコフスキが5投目に自己記録を91cmも更新する83m38の大アーチで逆転。室伏も直後の5投目に82m92と記録を伸ばしたが、6投目は82m61に終わり、再逆転とはならなかったが、日本投てき界の歴史を大きく変えた。</p>
<p>トラック種目でも日本人初の快挙を成し遂げた選手がいる。男子400mハードルの為末大（法大）が銅メダルを獲得し、世界大会の男子トラック種目で初のメダリストとなった。</p>
<p>準決勝で48秒10の日本新記録をマークした為末は、決勝でも積極的な走りを見せる。300mを過ぎた時点でハディ・スーアン・アル・ソマイリー（サウジアラビア）と並んでトップ。9台目を越えてからフェリックス・サンチェス（ドミニカ共和国）とファブリツィオ・モリ（イタリア）に抜かれたが、最後の粘りで、ソマイリーに競り勝った。</p>
<div id="attachment_170195" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-170195" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292.jpg" alt="" width="800" height="525" class="size-full wp-image-170195" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292-300x197.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292-768x504.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-170195" class="wp-caption-text">男子400mハードルで銅メダルを獲得した為末大</p></div>
<p>記録は今も日本記録として残る47秒89。為末の前半攻める走りは1995年のイエテボリ大会で7位入賞を果たした山崎一彦と同じ攻めのスタイルで、大舞台において最高のパフォーマンスを見せた。</p>
<p>女子マラソンでは土佐礼子（三井海上）が2時間26分06秒で銀メダルを獲得。チームメイトの渋井陽子も2時間26分33秒で4位入賞を果たした。</p>
<p>35kmを過ぎた時点でシドニー五輪銀メダリストのリディア・シモン（ルーマニア）、土佐、渋井の3人に先頭が絞られる。37km過ぎで渋井が遅れ、シモンと土佐の争いに。残り1kmでシモンが仕掛け、土佐はついていくことができなかったが、見事な銀メダルとなった。</p>
<p>男子マラソンでは油谷繁（中国電力）が2時間14分07秒で5位、森下由輝（旭化成）が2時間17分05秒で8位とダブル入賞。男子20km競歩では柳澤哲（綜合警備保障）が1時間22分11秒で7位に入っている。</p>
<p>トラック種目では松田亮（広島経大）、末續慎吾（東海大）、藤本俊之（東海大）、朝原宣治（大阪ガス）のメンバーで挑んだ4×100mリレーが38秒96で4位となり、3大会ぶり入賞を果たした。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。2001年にカナダのエドモントンで行われた第8回大会を振り返る。</p><h2>ゼレズニーが大会新で3大会ぶり金</h2><p>男子やり投ではヤン・ゼレズニー（チェコ）が現在も大会記録として残る92m80で3大会ぶり3大会目の金メダルを獲得した。</p><p>ゼレズニーは世界記録を3度更新し、1996年にマークした98m48は今も破られていない。五輪は92年のバルセロナ大会から3連覇、世界陸上でも93年、95年と連覇したが、97年は9位、99年は銅メダルと苦戦が続いていた。</p><p>王座奪回を狙った今大会は1投目に前回王者のアキ・パルヴィアイネン（フィンランド）が91m31でトップに立つなか、ゼレズニーは全体4番目の81m76にとどまる。それでも2投目に92m80で逆転すると、そのまま逃げ切り3大会ぶりに金メダルを奪還した。</p><p>35歳でハイレベルな争いを制したゼレズニーにとって、これが最後の世界タイトルとなった。</p><p>男子円盤投はラルス・リーデル（ドイツ）が69m72の大会新記録で、2大会ぶり5回目の金メダルを獲得した。</p><p>リーデルは91年の東京大会からこの種目で4連覇を達成したレジェンド。しかし、前回大会は銅メダルに終わり、5連覇を阻まれていた。</p><p>3投目を終えた時点では66m74で3位。この時点では2000年のシドニー五輪金メダリストのウィルギリウス・アレクナ（リトアニア）が69m40でトップに立っていた。</p><p>リーデルは4投目に69m50を投げてトップに立つと、5投目には69m72とさらに記録を伸ばす。一方、アレクナは4投目以降に記録を伸ばせず、リーデルが世界王者の座を取り戻した。</p><p>男子走幅跳ではイバン・ペドロソ（キューバ）が8m40で4連覇を達成。2回目に8m23（－0.9）を跳んでトップに立つと、5回目には8m40（＋1.2）でライバルたちを引き離した。</p><p>男子100mではモーリス・グリーンが80m付近で肉離れを起こしながらも9秒82（－0.2）で3連覇を達成。前年のシドニー五輪で100mと4×100mリレーの2冠を達成した強さを見せつけた。</p><p>また、今大会は接戦が多かった大会でもある。男子マラソンはゲザハン・アベラ（エチオピア）とサイモン・ビウォット（ケニア）の一騎打ち。競技場までデッドヒートは続いたが、残り200mほどでアベラがスパートし、わずか1秒差で競り勝った。</p><p>女子走幅跳では95年イエテボリ大会で金メダルを獲得しているフィオナ・メイ（イタリア）とシドニー五輪金メダリストのタチアナ・コトワ（ロシア）が競り合った。3回目にメイが7m02（＋2.6）を跳び、コトワも4回目に7m01（＋3.6）をマークして1cm差に迫るも、逆転とはならず、メイが3大会ぶりに金メダルを獲得した。</p><p>女子10000mはデラルツ・ツルとベルハネ・アデレのエチオピア勢がフィニッシュ直前まで激しく競り合う展開となる。わずかにツルが先着して、その差は0.04秒。さらにゲテ・ワミも3位に入り、エチオピア勢3人がメダルを独占した。</p><h2>室伏広治、為末大が日本人初の快挙</h2><p>日本からは男子32選手、女子20選手が出場。入賞は史上最多の8を数えた。</p><p>世界大会投てき種目で日本初のメダリストとなったのが男子ハンマー投の室伏広治（ミズノ）で、82m92を放って銀メダルを獲得した。</p><p>室伏の父・重信も「アジアの鉄人」と呼ばれたハンマー投選手で、アジア大会で5連覇を経験。世界陸上にも第1回大会に出場している。</p><p>広治も父と同じくハンマー投の道に進み、世界トップレベルの選手に成長したが、前年のシドニー五輪では9位と入賞まであと一歩届かなかった。</p><p>26歳で迎えた4回目の世界陸上はシモン・ジョルコフスキ（ポーランド）が1投目に81m88で先行するが、室伏が2投目に82m46を投げて逆転。3、4投目も81m台を記録し、金メダルが視界に入る。</p><p>しかし、ジョルコフスキが5投目に自己記録を91cmも更新する83m38の大アーチで逆転。室伏も直後の5投目に82m92と記録を伸ばしたが、6投目は82m61に終わり、再逆転とはならなかったが、日本投てき界の歴史を大きく変えた。</p><p>トラック種目でも日本人初の快挙を成し遂げた選手がいる。男子400mハードルの為末大（法大）が銅メダルを獲得し、世界大会の男子トラック種目で初のメダリストとなった。</p><p>準決勝で48秒10の日本新記録をマークした為末は、決勝でも積極的な走りを見せる。300mを過ぎた時点でハディ・スーアン・アル・ソマイリー（サウジアラビア）と並んでトップ。9台目を越えてからフェリックス・サンチェス（ドミニカ共和国）とファブリツィオ・モリ（イタリア）に抜かれたが、最後の粘りで、ソマイリーに競り勝った。</p><div id="attachment_170195" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-170195" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292.jpg" alt="" width="800" height="525" class="size-full wp-image-170195" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292-300x197.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/e5e081b71498212e7ac95ad680e3e292-768x504.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-170195" class="wp-caption-text">男子400mハードルで銅メダルを獲得した為末大</p></div><p>記録は今も日本記録として残る47秒89。為末の前半攻める走りは1995年のイエテボリ大会で7位入賞を果たした山崎一彦と同じ攻めのスタイルで、大舞台において最高のパフォーマンスを見せた。</p><p>女子マラソンでは土佐礼子（三井海上）が2時間26分06秒で銀メダルを獲得。チームメイトの渋井陽子も2時間26分33秒で4位入賞を果たした。</p><p>35kmを過ぎた時点でシドニー五輪銀メダリストのリディア・シモン（ルーマニア）、土佐、渋井の3人に先頭が絞られる。37km過ぎで渋井が遅れ、シモンと土佐の争いに。残り1kmでシモンが仕掛け、土佐はついていくことができなかったが、見事な銀メダルとなった。</p><p>男子マラソンでは油谷繁（中国電力）が2時間14分07秒で5位、森下由輝（旭化成）が2時間17分05秒で8位とダブル入賞。男子20km競歩では柳澤哲（綜合警備保障）が1時間22分11秒で7位に入っている。</p><p>トラック種目では松田亮（広島経大）、末續慎吾（東海大）、藤本俊之（東海大）、朝原宣治（大阪ガス）のメンバーで挑んだ4×100mリレーが38秒96で4位となり、3大会ぶり入賞を果たした。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―99年セビリア―男子400mジョンソンが世界新で4連覇！日本は男女マラソンでメダル獲得</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/169184</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 08 May 2025 19:14:31 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.rikujyokyogi.co.jp/?p=169184</guid>
		<gnf:modified>Sun, 01 Mar 2026 16:56:16 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Sun, 01 Mar 2026 16:56:16 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1999年にスペインのセビリアで開催された第7回大会を振り返る。</p>
<h2>ジョンソンが世界新で通算8つ目の金</h2>
<p>この大会で偉大な記録を打ち立てたのが男子400mのマイケル・ジョンソン（米国）。43秒18の世界新記録で4連覇を達成した。</p>
<p>ジョンソンは世界陸上に圧倒的な強さを誇った。初出場の1991年東京大会では200mで優勝。93年のシュツットガルト大会では400mと4×400mリレーの2冠を達成する。95年のイエテボリ大会では世界陸上初の200m、400m、4×400mリレーで3冠の偉業。97年のアテネ大会でも足の故障を抱えながら400mを制した。</p>
<p>残るターゲットはブッチ・レイノルズ（米国）が1988年にマークした43秒29の世界記録の更新。しかし、この時ジョンソンはすでに31歳となっており、ここ2年は43秒台前半を出せていない。それでも優勝候補の本命であることは間違いなかった。</p>
<p>決勝にコンディションを合わせてきたジョンソンは中盤から独走。残り100mを切っても均整のとれたフォームが崩れることはなく、最後まで力強い走りを見せつけた。</p>
<p>200mに続いて2種目で世界記録保持者となったジョンソン。200mと400mで世界記録を樹立したのはトミー・スミス（米国）に続いて史上2人目の快挙である。また、この記録はウェイド・ファン・ニーケルク（南アフリカ）が2016年に43秒03をマークするまで17年間も世界記録として残った。</p>
<p>アンカーを務めた4×400mリレーでも優勝。母国の英雄であるカール・ルイスを上回る世界陸上で9つ目の金メダルを獲得したが、メンバーの中にドーピング違反が発覚して、2008年に剥奪となった。</p>
<p>それでも5大会で8つの金メダルという偉業は色褪せることはない。数々の伝説を残して最後の世界陸上を戦い終えた。</p>
<p>また、米国の男子短距離ではモーリス・グリーンが100m、200m、4×100mリレーの3冠を達成。100mと4×100mリレーで2冠した前回大会に続いて強さを発揮した。</p>
<p>今大会から新たに実施された女子棒高跳ではステーシー・ドラギラ（米国）が4m60の世界タイ記録で初代女王に輝いた。</p>
<p>この種目は同年2月にエマ・ジョージ（豪州）が4m60の世界新記録を樹立。しかし、故障明けの影響からか、4m15で最下位に終わってしまう。</p>
<p>その中で自己記録が4m54のドラギラと4m55のアンジェラ・バラコノワ（ウクライナ）が4m55をクリア。優勝争いはこの二人に絞られた。ノーミスを続けるバラコノワに対して、ドラギラは4m55を成功させるまでに6回失敗しており、バラコノワのほうが余力はあるかに思われた。</p>
<p>しかし、ドラギラが2回目で4m60を成功させた一方で、バラコノワは2回連続で失敗。3回目をパスして4m65に挑戦する。結果的にバラコノワはこれを成功させることができず、ドラギラの金メダルが確定。ドラギラも4m65に挑戦したが、3回とも失敗して世界新記録とはならなかった。</p>
<p>ドラギラは翌年に4m62を跳んで世界新記録を樹立。通算で9回も世界記録を塗り替え、この種目の第一人者となった。</p>
<p>さらにこの大会からは新たに女子ハンマー投も種目に加わり、ミハエラ・メリンテ（ルーマニア）が75m20で金メダルを獲得している。</p>
<p>男子10000mではハイレ・ゲブルセラシェ（エチオピア）が27分57秒27で4連覇を達成。前年に26分22秒75の世界新記録を樹立し、「皇帝」の異名を持つ男は今大会も強さを発揮した。アントニオ・ピント（ポルトガル）が残り1000m付近で仕掛けるが、冷静に対処。残り1周でスパートを仕掛け、他の選手を圧倒した。</p>
<p>男子1500mではヒシャム・エルゲルージ（モロッコ）が3分27秒65の大会新記録で連覇を達成。この大会記録と前年にマークした3分26秒00の世界記録は未だに破られていない。男子800mはウィルソン・キプケテール（デンマーク）が1分43秒30で3連覇を達成した。</p>
<p>地元のスペイン勢は2種目で金メダルを獲得。男子マラソンでアベル・アントンが2時間13分36秒で連覇を果たし、女子走幅跳ではニウルカ・モンタルボが7m06で制している。</p>
<h2>日本勢は長距離種目で活躍目立つ</h2>
<p>日本からは男子27選手、女子19選手が出場。銀メダル1つ、銅メダル1つを含め、7選手が入賞を果たしている。特に活躍が目立ったのが男女マラソンだった。</p>
<p>女子は市橋有里（住友VISA）が2時間27分02秒で銀メダルを獲得。小幡佳代子（営団地下鉄）が2時間29分11秒で8位に入った。</p>
<p>前年のアジア大会で最高気温30度を超すコンディションのなか、日本記録を4分以上更新する2時間21分47秒で制した高橋尚子（積水化学）に注目が集まっていたが、レース直前に左膝を痛めて欠場。レースはスローペースで進んだ。</p>
<p>38km付近で市橋と鄭成玉（北朝鮮）の一騎打ちに。41km手前で鄭が仕掛け、市橋も懸命に追いかけるも鄭が3秒差で振り切った。惜しくも2位に終わった市橋だが、今も世界陸上個人種目の日本人最年少メダリストとして記録に残っている。</p>
<p>男子は佐藤信之（旭化成）が2時間14分07秒で銅メダルを獲得。藤田敦史（富士通）が2時間15分45秒で6位、清水康次（NTT西日本）が2時間15分50秒でそれぞれ入賞を果たしている。</p>
<p>佐藤は27km過ぎで先頭に立つと、そのまま首位を独走。35km地点では後続の集団に24秒差をつけていた。しかし、39km付近で連覇を狙うアントンに逆転されると、40km過ぎでヴィンチェンツォ・モディカ（イタリア）にも抜かれて3位に転落。それでも最後まで食らいつく走りを見せ、3位でフィニッシュした。</p>
<div id="attachment_169185" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-169185" class="size-full wp-image-169185" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312.jpg" alt="" width="800" height="508" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312-300x191.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312-768x488.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-169185" class="wp-caption-text">マラソンでメダルを獲得した佐藤信之、市橋有里</p></div>
<p>さらに女子10000mでは弘山晴美（資生堂）が31分26秒84で4位、高橋千恵美（日本ケミコン）が31分27秒62で5位とダブル入賞。全体的に長距離種目の活躍が目立つ大会となった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1999年にスペインのセビリアで開催された第7回大会を振り返る。</p><h2>ジョンソンが世界新で通算8つ目の金</h2><p>この大会で偉大な記録を打ち立てたのが男子400mのマイケル・ジョンソン（米国）。43秒18の世界新記録で4連覇を達成した。</p><p>ジョンソンは世界陸上に圧倒的な強さを誇った。初出場の1991年東京大会では200mで優勝。93年のシュツットガルト大会では400mと4×400mリレーの2冠を達成する。95年のイエテボリ大会では世界陸上初の200m、400m、4×400mリレーで3冠の偉業。97年のアテネ大会でも足の故障を抱えながら400mを制した。</p><p>残るターゲットはブッチ・レイノルズ（米国）が1988年にマークした43秒29の世界記録の更新。しかし、この時ジョンソンはすでに31歳となっており、ここ2年は43秒台前半を出せていない。それでも優勝候補の本命であることは間違いなかった。</p><p>決勝にコンディションを合わせてきたジョンソンは中盤から独走。残り100mを切っても均整のとれたフォームが崩れることはなく、最後まで力強い走りを見せつけた。</p><p>200mに続いて2種目で世界記録保持者となったジョンソン。200mと400mで世界記録を樹立したのはトミー・スミス（米国）に続いて史上2人目の快挙である。また、この記録はウェイド・ファン・ニーケルク（南アフリカ）が2016年に43秒03をマークするまで17年間も世界記録として残った。</p><p>アンカーを務めた4×400mリレーでも優勝。母国の英雄であるカール・ルイスを上回る世界陸上で9つ目の金メダルを獲得したが、メンバーの中にドーピング違反が発覚して、2008年に剥奪となった。</p><p>それでも5大会で8つの金メダルという偉業は色褪せることはない。数々の伝説を残して最後の世界陸上を戦い終えた。</p><p>また、米国の男子短距離ではモーリス・グリーンが100m、200m、4×100mリレーの3冠を達成。100mと4×100mリレーで2冠した前回大会に続いて強さを発揮した。</p><p>今大会から新たに実施された女子棒高跳ではステーシー・ドラギラ（米国）が4m60の世界タイ記録で初代女王に輝いた。</p><p>この種目は同年2月にエマ・ジョージ（豪州）が4m60の世界新記録を樹立。しかし、故障明けの影響からか、4m15で最下位に終わってしまう。</p><p>その中で自己記録が4m54のドラギラと4m55のアンジェラ・バラコノワ（ウクライナ）が4m55をクリア。優勝争いはこの二人に絞られた。ノーミスを続けるバラコノワに対して、ドラギラは4m55を成功させるまでに6回失敗しており、バラコノワのほうが余力はあるかに思われた。</p><p>しかし、ドラギラが2回目で4m60を成功させた一方で、バラコノワは2回連続で失敗。3回目をパスして4m65に挑戦する。結果的にバラコノワはこれを成功させることができず、ドラギラの金メダルが確定。ドラギラも4m65に挑戦したが、3回とも失敗して世界新記録とはならなかった。</p><p>ドラギラは翌年に4m62を跳んで世界新記録を樹立。通算で9回も世界記録を塗り替え、この種目の第一人者となった。</p><p>さらにこの大会からは新たに女子ハンマー投も種目に加わり、ミハエラ・メリンテ（ルーマニア）が75m20で金メダルを獲得している。</p><p>男子10000mではハイレ・ゲブルセラシェ（エチオピア）が27分57秒27で4連覇を達成。前年に26分22秒75の世界新記録を樹立し、「皇帝」の異名を持つ男は今大会も強さを発揮した。アントニオ・ピント（ポルトガル）が残り1000m付近で仕掛けるが、冷静に対処。残り1周でスパートを仕掛け、他の選手を圧倒した。</p><p>男子1500mではヒシャム・エルゲルージ（モロッコ）が3分27秒65の大会新記録で連覇を達成。この大会記録と前年にマークした3分26秒00の世界記録は未だに破られていない。男子800mはウィルソン・キプケテール（デンマーク）が1分43秒30で3連覇を達成した。</p><p>地元のスペイン勢は2種目で金メダルを獲得。男子マラソンでアベル・アントンが2時間13分36秒で連覇を果たし、女子走幅跳ではニウルカ・モンタルボが7m06で制している。</p><h2>日本勢は長距離種目で活躍目立つ</h2><p>日本からは男子27選手、女子19選手が出場。銀メダル1つ、銅メダル1つを含め、7選手が入賞を果たしている。特に活躍が目立ったのが男女マラソンだった。</p><p>女子は市橋有里（住友VISA）が2時間27分02秒で銀メダルを獲得。小幡佳代子（営団地下鉄）が2時間29分11秒で8位に入った。</p><p>前年のアジア大会で最高気温30度を超すコンディションのなか、日本記録を4分以上更新する2時間21分47秒で制した高橋尚子（積水化学）に注目が集まっていたが、レース直前に左膝を痛めて欠場。レースはスローペースで進んだ。</p><p>38km付近で市橋と鄭成玉（北朝鮮）の一騎打ちに。41km手前で鄭が仕掛け、市橋も懸命に追いかけるも鄭が3秒差で振り切った。惜しくも2位に終わった市橋だが、今も世界陸上個人種目の日本人最年少メダリストとして記録に残っている。</p><p>男子は佐藤信之（旭化成）が2時間14分07秒で銅メダルを獲得。藤田敦史（富士通）が2時間15分45秒で6位、清水康次（NTT西日本）が2時間15分50秒でそれぞれ入賞を果たしている。</p><p>佐藤は27km過ぎで先頭に立つと、そのまま首位を独走。35km地点では後続の集団に24秒差をつけていた。しかし、39km付近で連覇を狙うアントンに逆転されると、40km過ぎでヴィンチェンツォ・モディカ（イタリア）にも抜かれて3位に転落。それでも最後まで食らいつく走りを見せ、3位でフィニッシュした。</p><div id="attachment_169185" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-169185" class="size-full wp-image-169185" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312.jpg" alt="" width="800" height="508" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312-300x191.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/6c6a8b2210b8d07000f8884dd8ab0312-768x488.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-169185" class="wp-caption-text">マラソンでメダルを獲得した佐藤信之、市橋有里</p></div><p>さらに女子10000mでは弘山晴美（資生堂）が31分26秒84で4位、高橋千恵美（日本ケミコン）が31分27秒62で5位とダブル入賞。全体的に長距離種目の活躍が目立つ大会となった。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―97年アテネ―棒高跳の「鳥人」ブブカが不滅の6連覇！女子マラソンで鈴木博美が金</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/168310</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 28 Apr 2025 19:13:48 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 28 Apr 2025 19:13:48 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 28 Apr 2025 19:13:48 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1997年にアテネ（ギリシャ）で行われた第6回大会を振り返る。</p>
<h2>”鳥人”ブブカが棒高跳で6連覇</h2>
<p>1997年の第6回大会は五輪発祥の地であるギリシャのアテネで開催。当初はメキシコシティで開催予定だったが、財政難を理由に開催地が変更となった。</p>
<p>今大会で伝説を作ったのが「鳥人」の異名を持つ男子棒高跳のセルゲイ・ブブカ（ウクライナ）。6m01の大会新記録で第1回大会から不滅の6連覇を達成した。</p>
<p>ソ連時代の1985年に世界で初めて6mを突破。世界記録を35回（屋外17回・室内18回）も更新している。94年に記録した6m14は2014年にルノー・ラヴィレニ（フランス）が6m16をクリアするまで約20年も破られなかった。ちなみに当時は世界記録として公認されていなかった屋内では93年に6m15を成功させている。</p>
<p>ブブカはこの時33歳。前年に行われたアトランタ五輪では両足のアキレス腱を痛めて予選を棄権しており、全盛期は過ぎたと見られていた。</p>
<p>しかし、負け知らずの世界陸上で、またしても勝負強さを発揮する。5m91を2回目で成功させると、マクシム・タラソフ（ロシア）とディーン・スターキー（米国）もこの高さを3回目でクリアした。</p>
<p>次の5m96をブブカはパス。タラソフは一発でクリアしたが、スターキーは1回目を失敗したところでパスをした。</p>
<p>勝負は6m01へともつれ込む。スターキーとタラソフは1回目を失敗。その中でブブカは6m10以上を跳んでいるのではないかと思わせる大跳躍で、一発クリアとなった。</p>
<p>追い詰められたスターキーは2回目も失敗して競技終了。一方のタラソフは2回目をパスして、6m06に挑戦する。ここで成功させてブブカにプレッシャーをかけたいところだったが、2回とも成功させることができず、ブブカの6連覇が決まった。</p>
<p>15年にわたって世界のトップに立ち続けたブブカ。現役晩年はアキレス腱のケガに苦しみ、2年後のセビリア大会は棄権している。2000年で現役から退き、世界陸上で一度も負けることなく選手生活を全うした。</p>
<p>この大会でブレイクしたのが男子100mのモーリス・グリーン（米国）。21歳で出場した前回大会は2次予選で敗退、前年のアトランタ五輪は出場を逃すなどくすぶっていた。</p>
<p>そんな中で環境を変え、ジョン・スミスコーチのいるHSI（ハドソン・スミス・インターナショナル）に加入。そこから一気に力をつけ、ファイナリストまで駆け上がった。</p>
<p>今大会の本命は前回大会とアトランタ五輪を制し、9秒84の世界記録（当時）を持つドノバン・ベイリー（カナダ）。しかし、決勝ではグリーンがスタート直後からリードを奪うと、ベイリーの追い上げを振り切り、大会タイ記録の9秒86で制した。</p>
<p>その後、グリーンは世界陸上で3連覇を達成。2000年のシドニー五輪でも金メダルを獲得するなど、黄金時代を築いた。</p>
<p>現在は男女ともにケニア勢が長距離種目を席巻しているが、女子のケニア人選手で初の金メダリストとなったのが10000mのサリー・バルソシオ。93年の第4回大会で15歳ながら銅メダルに輝いたバルソシオは8500m付近でスパートをかけ、独走で19歳ながら世界の頂点に立った。</p>
<h2>女子マラソンで金、銅の殊勲</h2>
<p>日本からは男子21選手、女子17選手が出場。金メダル1つ、銅メダル1つを含め、5人の選手が入賞した。</p>
<p>特に活躍が目立ったのが女子長距離種目。マラソンでは鈴木博美（積水化学）が2時間29分48秒で金メダルに輝き、飛瀬貴子（京セラ）も2時間32分18秒で4位入賞を果たした。</p>
<p>鈴木は市船橋高（千葉）時代に小出義雄監督から素質を見出され、インターハイでは3000m2位の実績を持つ。実業団に進んでからも小出監督の指導を受け、2度目のマラソンとなる名古屋国際女子マラソンで日本人トップの2位となり、代表切符を掴んだ。</p>
<p>レース当日は酷暑の厳しいコンディション。前年のアトランタ五輪で金メダルを獲得したファツマ・ロバ（エチオピア）が中間点を前に歩き始め、最終的にリタイアするまさかの展開となった。</p>
<p>その中で鈴木は力強い走りを見せ、27km過ぎから独走。前回覇者のマヌエラ・マシャド（ポルトガル）ら有力選手を置き去りにして、2位のマシャドに1分24秒の大差をつけて優勝した。</p>
<div id="attachment_168312" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-168312" class="size-full wp-image-168312" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-168312" class="wp-caption-text">女子マラソンでは鈴木博美が金に輝く</p></div>
<p>女子10000mでは千葉真子（旭化成）が31分41秒93で銅メダルを獲得。世界陸上では女子トラック種目初のメダル獲得となり、世界大会全体でも1928年アムステルダム五輪800m銀メダルの人見絹枝以来、69年ぶりの快挙だった。</p>
<p>6000mで先頭に立つなど積極的なレース運びを見せた千葉。バルソシオが8500m付近で仕掛け、一時は5位に落ちたが、9000m手前で3位に浮上する。その後もペースは落ちることなく、順位をキープ。21歳のホープが快挙を成し遂げた。</p>
<p>さらに5000mでも弘山晴美（資生堂）が15分21秒19で8位入賞。男子は50km競歩の今村文男（富士通）が3時間50分27秒で6位となり、7位だった1991年東京大会以来となる入賞を果たした。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1997年にアテネ（ギリシャ）で行われた第6回大会を振り返る。</p><h2>”鳥人”ブブカが棒高跳で6連覇</h2><p>1997年の第6回大会は五輪発祥の地であるギリシャのアテネで開催。当初はメキシコシティで開催予定だったが、財政難を理由に開催地が変更となった。</p><p>今大会で伝説を作ったのが「鳥人」の異名を持つ男子棒高跳のセルゲイ・ブブカ（ウクライナ）。6m01の大会新記録で第1回大会から不滅の6連覇を達成した。</p><p>ソ連時代の1985年に世界で初めて6mを突破。世界記録を35回（屋外17回・室内18回）も更新している。94年に記録した6m14は2014年にルノー・ラヴィレニ（フランス）が6m16をクリアするまで約20年も破られなかった。ちなみに当時は世界記録として公認されていなかった屋内では93年に6m15を成功させている。</p><p>ブブカはこの時33歳。前年に行われたアトランタ五輪では両足のアキレス腱を痛めて予選を棄権しており、全盛期は過ぎたと見られていた。</p><p>しかし、負け知らずの世界陸上で、またしても勝負強さを発揮する。5m91を2回目で成功させると、マクシム・タラソフ（ロシア）とディーン・スターキー（米国）もこの高さを3回目でクリアした。</p><p>次の5m96をブブカはパス。タラソフは一発でクリアしたが、スターキーは1回目を失敗したところでパスをした。</p><p>勝負は6m01へともつれ込む。スターキーとタラソフは1回目を失敗。その中でブブカは6m10以上を跳んでいるのではないかと思わせる大跳躍で、一発クリアとなった。</p><p>追い詰められたスターキーは2回目も失敗して競技終了。一方のタラソフは2回目をパスして、6m06に挑戦する。ここで成功させてブブカにプレッシャーをかけたいところだったが、2回とも成功させることができず、ブブカの6連覇が決まった。</p><p>15年にわたって世界のトップに立ち続けたブブカ。現役晩年はアキレス腱のケガに苦しみ、2年後のセビリア大会は棄権している。2000年で現役から退き、世界陸上で一度も負けることなく選手生活を全うした。</p><p>この大会でブレイクしたのが男子100mのモーリス・グリーン（米国）。21歳で出場した前回大会は2次予選で敗退、前年のアトランタ五輪は出場を逃すなどくすぶっていた。</p><p>そんな中で環境を変え、ジョン・スミスコーチのいるHSI（ハドソン・スミス・インターナショナル）に加入。そこから一気に力をつけ、ファイナリストまで駆け上がった。</p><p>今大会の本命は前回大会とアトランタ五輪を制し、9秒84の世界記録（当時）を持つドノバン・ベイリー（カナダ）。しかし、決勝ではグリーンがスタート直後からリードを奪うと、ベイリーの追い上げを振り切り、大会タイ記録の9秒86で制した。</p><p>その後、グリーンは世界陸上で3連覇を達成。2000年のシドニー五輪でも金メダルを獲得するなど、黄金時代を築いた。</p><p>現在は男女ともにケニア勢が長距離種目を席巻しているが、女子のケニア人選手で初の金メダリストとなったのが10000mのサリー・バルソシオ。93年の第4回大会で15歳ながら銅メダルに輝いたバルソシオは8500m付近でスパートをかけ、独走で19歳ながら世界の頂点に立った。</p><h2>女子マラソンで金、銅の殊勲</h2><p>日本からは男子21選手、女子17選手が出場。金メダル1つ、銅メダル1つを含め、5人の選手が入賞した。</p><p>特に活躍が目立ったのが女子長距離種目。マラソンでは鈴木博美（積水化学）が2時間29分48秒で金メダルに輝き、飛瀬貴子（京セラ）も2時間32分18秒で4位入賞を果たした。</p><p>鈴木は市船橋高（千葉）時代に小出義雄監督から素質を見出され、インターハイでは3000m2位の実績を持つ。実業団に進んでからも小出監督の指導を受け、2度目のマラソンとなる名古屋国際女子マラソンで日本人トップの2位となり、代表切符を掴んだ。</p><p>レース当日は酷暑の厳しいコンディション。前年のアトランタ五輪で金メダルを獲得したファツマ・ロバ（エチオピア）が中間点を前に歩き始め、最終的にリタイアするまさかの展開となった。</p><p>その中で鈴木は力強い走りを見せ、27km過ぎから独走。前回覇者のマヌエラ・マシャド（ポルトガル）ら有力選手を置き去りにして、2位のマシャドに1分24秒の大差をつけて優勝した。</p><div id="attachment_168312" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-168312" class="size-full wp-image-168312" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/7ecf16a698335be8f11215c2f5339a7e-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-168312" class="wp-caption-text">女子マラソンでは鈴木博美が金に輝く</p></div><p>女子10000mでは千葉真子（旭化成）が31分41秒93で銅メダルを獲得。世界陸上では女子トラック種目初のメダル獲得となり、世界大会全体でも1928年アムステルダム五輪800m銀メダルの人見絹枝以来、69年ぶりの快挙だった。</p><p>6000mで先頭に立つなど積極的なレース運びを見せた千葉。バルソシオが8500m付近で仕掛け、一時は5位に落ちたが、9000m手前で3位に浮上する。その後もペースは落ちることなく、順位をキープ。21歳のホープが快挙を成し遂げた。</p><p>さらに5000mでも弘山晴美（資生堂）が15分21秒19で8位入賞。男子は50km競歩の今村文男（富士通）が3時間50分27秒で6位となり、7位だった1991年東京大会以来となる入賞を果たした。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―95年イエテボリ―エドワーズが三段跳で世界記録の圧巻のパフォーマンス！山崎一彦が400mHで同種目初のファイナリストに</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/167388</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 23 Apr 2025 17:38:19 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Wed, 23 Apr 2025 17:41:05 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Wed, 23 Apr 2025 17:41:05 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1995年にイエテボリ（スウェーデン）で行われた第5回大会を振り返る。</p>
<h2>エドワーズが三段跳で圧巻の世界新</h2>
<p>男子三段跳では人類初の18mジャンプが生まれた。ジョナサン・エドワーズ（英国）が1回目に18m16、2回目に18m29と立て続けに世界新記録をマークして金メダルに輝いた。</p>
<p>前回大会は銅メダルだったエドワーズは20日前に17m98の世界新記録を樹立。追い風2.4ｍで18m43を跳んだこともあり、人類初の公認18m台の期待が高まっていた。</p>
<p>エドワーズは1回目からその期待に応えてみせる。ホップ、ステップ、ジャンプから着地までまったく無駄のない跳躍を披露。着地をした瞬間に18m超えを確信し、両手を上げて喜んだ。記録は18m16（＋1.3）。ついに18mの壁が破られた。</p>
<p>これで勢いに乗ったエドワーズは2回目でさらに大ジャンプ。18mを大きく超える地点で着地し、18m29（＋1.3）とさらに世界記録を更新。記録が発表されたあとは、地面にキスをして喜んだ。</p>
<p>エドワーズの後にも18m台を記録した選手は7人いるが、30年経った今も世界記録は破られていない。まさに異次元の世界新記録だった。</p>
<p>三段跳は女子でも世界記録が誕生。イネッサ・クラヴェツ（ウクライナ）が従来の世界記録を41cmも上回る15m50をマークして金メダルを獲得した。</p>
<p>1993年の世界室内選手権で優勝するなど、優勝候補に挙げられていたクラヴェツだが、1回目と2回目はファウル。3回目で上位8人に入れなければ4回目以降に進めないため、早くも窮地に立たされた。</p>
<p>その状況でクラヴェツは奇跡を起こす。ファウルを避けるために安全策を取り、踏み切り板にはつま先が少しかかった程度。大記録を狙うための試技ではなかったはずだが、最後のジャンプが大きく伸び、15mを大きく超えた。</p>
<p>審判員が慎重に計測をするなか、発表された数字は15m50（＋0.9）。クラヴェツは控えめに拍手をして喜んだ。</p>
<p>この記録はユリマール・ロハス（ベネズエラ）が2021年に15m67をマークするまで、約26年も更新されなかった。</p>
<p>女子400mハードルでは米国のキム・バッテンとトーニャ・ビュフォードが激しい争いを展開。バッテンが52秒61、ビュフォードが52秒62で、ともに前回大会でサリー・ガネル（英国）がマークした52秒74の世界記録を上回った。</p>
<p>レースは2人がほぼ並ぶ展開が続く。最後の10台目を飛び越えてからも激しいデッドヒートが繰り広げられたが、バッテンがわずかに先着して金メダルを獲得した。</p>
<p>男子1500mではヌールディン・モルセリ（アルジェリア）が3分33秒73で3連覇を達成。同年7月に3分27秒37の世界新記録をマークしているモルセリは残り1周で強烈なスパートを炸裂させ、格の違いを見せつけた。</p>
<p>開催国のスウェーデンはメダルを獲得することができず、開催国がメダルを獲得できなかったのは初めてのことだった。</p>
<h2>山崎が400mHで初のファイナル</h2>
<p>日本からは男子21選手、女子９選手が出場。3種目で入賞している。前回のシュツットガルト大会ではマラソンでの活躍が目立ったが、今回はトラック種目での健闘が目立った。</p>
<p>男子400mハードルでは山崎一彦（アディダスTC）がこの種目で初の決勝進出を果たし、7位となった。</p>
<div id="attachment_167386" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-167386" class="size-full wp-image-167386" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-167386" class="wp-caption-text">男子400mHで日本初のファイナリストとなった山崎一彦</p></div>
<p>苅部俊二（富士通）や齋藤嘉彦（東和銀行）と”最強世代”の1人だった山崎。前半から攻める山崎のレーススタイルがこの大会で実を結ぶ。</p>
<p>予選では48秒37のアジア新記録を樹立。準決勝は48秒64の組3着で決勝進出を決めた。スプリント種目で決勝に進んだのは1991年東京大会の高野進（東海大AC）以来である。</p>
<p>決勝では世界トップレベルの壁に跳ね返され、タイムも49秒22と予選、準決勝より落としたものの、その実績と積極的なスタイルは、後に2001年エドモントン大会で銅メダルを獲得することになる為末大（法大）の活躍をはじめとする日本伝統のヨンパーへとつながっていく。</p>
<p>今大会で日本はメダル獲得こそならなかったが、4×100mリレー（鈴木久嗣・伊東浩司・井上悟・伊藤喜剛）は39秒33で5位入賞。トラック種目での過去最高順位を更新した。</p>
<p>さらに女子10000mでは鈴木博美（リクルート）が31分54秒01で8位。長距離トラック種目で初入賞を果たしている。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1995年にイエテボリ（スウェーデン）で行われた第5回大会を振り返る。</p><h2>エドワーズが三段跳で圧巻の世界新</h2><p>男子三段跳では人類初の18mジャンプが生まれた。ジョナサン・エドワーズ（英国）が1回目に18m16、2回目に18m29と立て続けに世界新記録をマークして金メダルに輝いた。</p><p>前回大会は銅メダルだったエドワーズは20日前に17m98の世界新記録を樹立。追い風2.4ｍで18m43を跳んだこともあり、人類初の公認18m台の期待が高まっていた。</p><p>エドワーズは1回目からその期待に応えてみせる。ホップ、ステップ、ジャンプから着地までまったく無駄のない跳躍を披露。着地をした瞬間に18m超えを確信し、両手を上げて喜んだ。記録は18m16（＋1.3）。ついに18mの壁が破られた。</p><p>これで勢いに乗ったエドワーズは2回目でさらに大ジャンプ。18mを大きく超える地点で着地し、18m29（＋1.3）とさらに世界記録を更新。記録が発表されたあとは、地面にキスをして喜んだ。</p><p>エドワーズの後にも18m台を記録した選手は7人いるが、30年経った今も世界記録は破られていない。まさに異次元の世界新記録だった。</p><p>三段跳は女子でも世界記録が誕生。イネッサ・クラヴェツ（ウクライナ）が従来の世界記録を41cmも上回る15m50をマークして金メダルを獲得した。</p><p>1993年の世界室内選手権で優勝するなど、優勝候補に挙げられていたクラヴェツだが、1回目と2回目はファウル。3回目で上位8人に入れなければ4回目以降に進めないため、早くも窮地に立たされた。</p><p>その状況でクラヴェツは奇跡を起こす。ファウルを避けるために安全策を取り、踏み切り板にはつま先が少しかかった程度。大記録を狙うための試技ではなかったはずだが、最後のジャンプが大きく伸び、15mを大きく超えた。</p><p>審判員が慎重に計測をするなか、発表された数字は15m50（＋0.9）。クラヴェツは控えめに拍手をして喜んだ。</p><p>この記録はユリマール・ロハス（ベネズエラ）が2021年に15m67をマークするまで、約26年も更新されなかった。</p><p>女子400mハードルでは米国のキム・バッテンとトーニャ・ビュフォードが激しい争いを展開。バッテンが52秒61、ビュフォードが52秒62で、ともに前回大会でサリー・ガネル（英国）がマークした52秒74の世界記録を上回った。</p><p>レースは2人がほぼ並ぶ展開が続く。最後の10台目を飛び越えてからも激しいデッドヒートが繰り広げられたが、バッテンがわずかに先着して金メダルを獲得した。</p><p>男子1500mではヌールディン・モルセリ（アルジェリア）が3分33秒73で3連覇を達成。同年7月に3分27秒37の世界新記録をマークしているモルセリは残り1周で強烈なスパートを炸裂させ、格の違いを見せつけた。</p><p>開催国のスウェーデンはメダルを獲得することができず、開催国がメダルを獲得できなかったのは初めてのことだった。</p><h2>山崎が400mHで初のファイナル</h2><p>日本からは男子21選手、女子９選手が出場。3種目で入賞している。前回のシュツットガルト大会ではマラソンでの活躍が目立ったが、今回はトラック種目での健闘が目立った。</p><p>男子400mハードルでは山崎一彦（アディダスTC）がこの種目で初の決勝進出を果たし、7位となった。</p><div id="attachment_167386" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-167386" class="size-full wp-image-167386" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/e039a3e7a703fb01ad57f30b2aae2aba-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-167386" class="wp-caption-text">男子400mHで日本初のファイナリストとなった山崎一彦</p></div><p>苅部俊二（富士通）や齋藤嘉彦（東和銀行）と”最強世代”の1人だった山崎。前半から攻める山崎のレーススタイルがこの大会で実を結ぶ。</p><p>予選では48秒37のアジア新記録を樹立。準決勝は48秒64の組3着で決勝進出を決めた。スプリント種目で決勝に進んだのは1991年東京大会の高野進（東海大AC）以来である。</p><p>決勝では世界トップレベルの壁に跳ね返され、タイムも49秒22と予選、準決勝より落としたものの、その実績と積極的なスタイルは、後に2001年エドモントン大会で銅メダルを獲得することになる為末大（法大）の活躍をはじめとする日本伝統のヨンパーへとつながっていく。</p><p>今大会で日本はメダル獲得こそならなかったが、4×100mリレー（鈴木久嗣・伊東浩司・井上悟・伊藤喜剛）は39秒33で5位入賞。トラック種目での過去最高順位を更新した。</p><p>さらに女子10000mでは鈴木博美（リクルート）が31分54秒01で8位。長距離トラック種目で初入賞を果たしている。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新！マラソン浅利純子が日本女子初の金</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/166927</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 17 Apr 2025 17:28:09 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Thu, 17 Apr 2025 17:29:46 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Thu, 17 Apr 2025 17:29:46 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1993年にシュツットガルト（ドイツ）で行われた第4回大会を振り返る。</p>
<h2>男子マイルリレーで米国が異次元の世界新</h2>
<p>前回大会までは4年に1度の開催だったが今大会からオリンピック前後の奇数年での2年に1度の開催に変更された。開催地はドイツのシュツットガルト。この大会から女子三段跳が追加され、44種目（男子24種目・女子20種目）が実施された。</p>
<p>驚異的な世界新記録が誕生したのは男子4×400mリレー。米国が現在も世界記録として残る2分54秒29で2位以下に5秒以上の差をつける圧勝劇だった。</p>
<p>米国には当時の400m世界歴代1位から3位の、ブッチ・レイノルズ（43秒29）、クインシー・ワッツ（43秒50）、マイケル・ジョンソン（43秒65）がおり、前年のバルセロナ五輪では1走のアンドリュー・ヴァルモンを加えたメンバーで、当時の世界記録となる2分55秒74で金メダルを獲得していた。</p>
<p>今大会は1走にヴァルモン、2走にワッツ、3走にレイノルズ、4走にジョンソンと豪華メンバーで臨んだ。ジョンソンは今大会の400mを制している。</p>
<p>1走のヴァルモンが先頭でバトンを渡すと、2走のワッツからは独走態勢。オープンレーンに入った時点で、既に大差がついていた。</p>
<p>後続も何とか追い上げようとするが、それを尻目に米国はリードを広げていく。ワッツが43秒59、レイノルズが43秒23という圧倒的なスプリットタイムを刻んだ。</p>
<p>4走のジョンソンは42秒94で走破。2位以下が激しく争うなか、米国だけが異次元のレースを展開した。</p>
<p>昨年のパリ五輪でパフォーマンス世界歴代2位の2分54秒43で金メダルを獲得した米国。今年の東京大会で世界新記録が出るかどうかに注目だ。</p>
<p>米国は4×100mリレーでも準決勝で37秒40の世界タイ記録をマーク。決勝でも37秒48をマークして、男子リレー種目で2冠を達成した。</p>
<p>男子110mハードルではコリン・ジャクソン（英国）が12秒91で金メダルを獲得。従来の世界記録を0.01秒更新した。</p>
<p>当時12秒97の自己記録を持っていたジャクソンは好スタートで序盤からリードを奪うと、中盤から独走。他を寄せつけない強さで世界の頂点に立った。</p>
<p>ジャクソンは翌年に室内60mハードルで7秒30の世界新記録を樹立。93年8月から95年2月までの間に44連勝を達成するなど、この大会を機に黄金時代を築いた。</p>
<p>女子でハイレベルなレースが展開されたのが400mハードル。52秒74で金メダルのサリー・ガネル（英国）と52秒79で銀メダルのサンドラ・ファーマー・パトリック（米国）が従来の世界記録（52秒94）を上回った。</p>
<p>バルセロナ五輪ではガネルが金メダル、パトリックが銀メダルを獲得。今回も二人の一騎打ちとなった。前半でリードを奪ったのはパトリック。後半に入ってガネルが追い上げ、ホームストレートでほぼ並走状態となった。</p>
<p>10台目を跳んだ時点ではわずかにパトリックがリードしていたが、最後の40mでガネルが力を振り絞る。最後まで勝負の行方がわからない接戦となり、わずかにガネルが先にフィニッシュ。息詰まる接戦を制し、0.05秒差で銀メダルに終わった前回大会のリベンジを果たした。</p>
<p>今大会から新設された女子三段跳ではアンナ・ビリュコワ（ロシア）が15m09の世界新記録で制覇。女子選手として初めて15m台を記録した。</p>
<p>大会前の自己記録は14m68と目立つものではなく、同じロシアで14m97の世界記録を持つヨランダ・チェンが本命視されていた。</p>
<p>しかし、チェンが伸び悩むのに対して、ビリュコワは1回目に14m62でトップ立つと、2回目に14m77と記録を伸ばす。そして、5回目に15m09の大跳躍で金メダルを手中に収めた。</p>
<h2>日本勢は女子マラソン・浅利が金</h2>
<p>日本からは男子31選手、女子11選手が出場。金メダル1つ、銅メダル1つを含む3人が入賞している。女子マラソンでは浅利純子（ダイハツ）が日本の女子選手としては初の金メダリストになった。</p>
<p>女子マラソンには浅利、安部友恵（旭化成）、松野明美（ニコニコドー）が出場。3人は25kmまで先頭集団でレースを進めていたが、松野がまずは脱落する。</p>
<p>32km付近でマヌエラ・マシャド（ポルトガル）が仕掛け、2位が浅利、3位が安部という展開に。単独走でも粘り強く前を追いかけた浅利は36kmの下り坂でマシャドを逆転した。</p>
<p>その後は金メダルに向けて独走態勢を築く。安部も2位に落ちたマシャドを懸命に追いかけた。</p>
<p>最後まで力強い走りを見せた浅利は2時間30分03秒で優勝。マシャドが2時間30分54秒で続き、その7秒後に安部が3着でフィニッシュした。松野は2時間38分04秒で11位。同一種目で日本勢が複数メダルを獲得するのはこれが初の快挙となった。</p>
<div id="attachment_166929" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-166929" class="size-full wp-image-166929" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-166929" class="wp-caption-text">女子マラソンで金メダルに輝いた浅利純子</p></div>
<p>男子マラソンでは打越忠夫（雪印）が後半に順位を上げて5位入賞。この種目では2大会連続で日本から入賞者を生み出した。</p>
<p>ロード種目の健闘が目立った一方で、トラック＆フィールドでは入賞に届かず。男子10000mの福島正（富士通）と女子10000mの吉田直美（リクルート）の15位が最高成績だった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1993年にシュツットガルト（ドイツ）で行われた第4回大会を振り返る。</p><h2>男子マイルリレーで米国が異次元の世界新</h2><p>前回大会までは4年に1度の開催だったが今大会からオリンピック前後の奇数年での2年に1度の開催に変更された。開催地はドイツのシュツットガルト。この大会から女子三段跳が追加され、44種目（男子24種目・女子20種目）が実施された。</p><p>驚異的な世界新記録が誕生したのは男子4×400mリレー。米国が現在も世界記録として残る2分54秒29で2位以下に5秒以上の差をつける圧勝劇だった。</p><p>米国には当時の400m世界歴代1位から3位の、ブッチ・レイノルズ（43秒29）、クインシー・ワッツ（43秒50）、マイケル・ジョンソン（43秒65）がおり、前年のバルセロナ五輪では1走のアンドリュー・ヴァルモンを加えたメンバーで、当時の世界記録となる2分55秒74で金メダルを獲得していた。</p><p>今大会は1走にヴァルモン、2走にワッツ、3走にレイノルズ、4走にジョンソンと豪華メンバーで臨んだ。ジョンソンは今大会の400mを制している。</p><p>1走のヴァルモンが先頭でバトンを渡すと、2走のワッツからは独走態勢。オープンレーンに入った時点で、既に大差がついていた。</p><p>後続も何とか追い上げようとするが、それを尻目に米国はリードを広げていく。ワッツが43秒59、レイノルズが43秒23という圧倒的なスプリットタイムを刻んだ。</p><p>4走のジョンソンは42秒94で走破。2位以下が激しく争うなか、米国だけが異次元のレースを展開した。</p><p>昨年のパリ五輪でパフォーマンス世界歴代2位の2分54秒43で金メダルを獲得した米国。今年の東京大会で世界新記録が出るかどうかに注目だ。</p><p>米国は4×100mリレーでも準決勝で37秒40の世界タイ記録をマーク。決勝でも37秒48をマークして、男子リレー種目で2冠を達成した。</p><p>男子110mハードルではコリン・ジャクソン（英国）が12秒91で金メダルを獲得。従来の世界記録を0.01秒更新した。</p><p>当時12秒97の自己記録を持っていたジャクソンは好スタートで序盤からリードを奪うと、中盤から独走。他を寄せつけない強さで世界の頂点に立った。</p><p>ジャクソンは翌年に室内60mハードルで7秒30の世界新記録を樹立。93年8月から95年2月までの間に44連勝を達成するなど、この大会を機に黄金時代を築いた。</p><p>女子でハイレベルなレースが展開されたのが400mハードル。52秒74で金メダルのサリー・ガネル（英国）と52秒79で銀メダルのサンドラ・ファーマー・パトリック（米国）が従来の世界記録（52秒94）を上回った。</p><p>バルセロナ五輪ではガネルが金メダル、パトリックが銀メダルを獲得。今回も二人の一騎打ちとなった。前半でリードを奪ったのはパトリック。後半に入ってガネルが追い上げ、ホームストレートでほぼ並走状態となった。</p><p>10台目を跳んだ時点ではわずかにパトリックがリードしていたが、最後の40mでガネルが力を振り絞る。最後まで勝負の行方がわからない接戦となり、わずかにガネルが先にフィニッシュ。息詰まる接戦を制し、0.05秒差で銀メダルに終わった前回大会のリベンジを果たした。</p><p>今大会から新設された女子三段跳ではアンナ・ビリュコワ（ロシア）が15m09の世界新記録で制覇。女子選手として初めて15m台を記録した。</p><p>大会前の自己記録は14m68と目立つものではなく、同じロシアで14m97の世界記録を持つヨランダ・チェンが本命視されていた。</p><p>しかし、チェンが伸び悩むのに対して、ビリュコワは1回目に14m62でトップ立つと、2回目に14m77と記録を伸ばす。そして、5回目に15m09の大跳躍で金メダルを手中に収めた。</p><h2>日本勢は女子マラソン・浅利が金</h2><p>日本からは男子31選手、女子11選手が出場。金メダル1つ、銅メダル1つを含む3人が入賞している。女子マラソンでは浅利純子（ダイハツ）が日本の女子選手としては初の金メダリストになった。</p><p>女子マラソンには浅利、安部友恵（旭化成）、松野明美（ニコニコドー）が出場。3人は25kmまで先頭集団でレースを進めていたが、松野がまずは脱落する。</p><p>32km付近でマヌエラ・マシャド（ポルトガル）が仕掛け、2位が浅利、3位が安部という展開に。単独走でも粘り強く前を追いかけた浅利は36kmの下り坂でマシャドを逆転した。</p><p>その後は金メダルに向けて独走態勢を築く。安部も2位に落ちたマシャドを懸命に追いかけた。</p><p>最後まで力強い走りを見せた浅利は2時間30分03秒で優勝。マシャドが2時間30分54秒で続き、その7秒後に安部が3着でフィニッシュした。松野は2時間38分04秒で11位。同一種目で日本勢が複数メダルを獲得するのはこれが初の快挙となった。</p><div id="attachment_166929" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-166929" class="size-full wp-image-166929" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/9a92bafcf4cfddfafaf03b793fc24fb0-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-166929" class="wp-caption-text">女子マラソンで金メダルに輝いた浅利純子</p></div><p>男子マラソンでは打越忠夫（雪印）が後半に順位を上げて5位入賞。この種目では2大会連続で日本から入賞者を生み出した。</p><p>ロード種目の健闘が目立った一方で、トラック＆フィールドでは入賞に届かず。男子10000mの福島正（富士通）と女子10000mの吉田直美（リクルート）の15位が最高成績だった。</p>]]></content:encoded>


					</item>
		<item>
		<title>【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂！マラソン谷口が殊勲の金メダル</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 31 Mar 2025 19:53:47 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
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		<category><![CDATA[東京世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 31 Mar 2025 19:54:33 +0900</gnf:modified>
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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。第3回大会は、あの伝説の男に日本中が酔いしれた。</p>
<p>初の日本開催で、東京の国立競技場がメイン会場。今大会では男子で世界新記録が3つ誕生。そのすべてに世界的スター選手であるカール・ルイス（米国）が絡んでいた。</p>
<p>まずは大会2日目の100m。1988年のソウル五輪で9秒92の世界新記録を出したルイスだが、その後は自己記録を更新できず、世界記録も同じ米国のリロイ・バレルが91年6月に9秒90を出したことで破られる。30歳のルイスは全盛期を過ぎたと見られていた。</p>
<p>それでも大舞台になると、役者が違う。スタートこそ出遅れたが、中盤から一気に加速。フィニッシュライン手前で先行するバレルをかわして、金メダルを獲得した。</p>
<p>叩き出した9秒86で世界記録を奪還。銀メダルのバレルも9秒88と自身が持つ従来の世界記録を更新した。さらにデニス・ミッチェルが9秒91で続き、米国勢がメダルを独占した。</p>
<p>続いて大会7日目の走幅跳で、陸上史に残る名勝負が繰り広げられる。</p>
<p>2連覇中だったルイスの3連覇が有力視されていた走幅跳。ルイスは1回目に大会記録を更新する8m68をマークすると、3回目には2.3mの追い風参考ながら8m83に記録を伸ばす。さらに4回目にはこちらも2.9mの追い風参考だが、従来の世界記録（8m90）を上回る8m91の大ジャンプを披露した。</p>
<p>従来の世界記録は68年のメキシコシティ五輪でボブ・ビーモン（米国）が跳んだもの。これは標高2000m以上の高地で記録されたものであり、平地でそれを上回るのは難しいと思われていた。</p>
<p>だが、この後、衝撃のビッグジャンプが誕生する。世界記録が誕生する。ルイスの同胞、マイク・パウエルだった。パウエルが5回目に跳んだ記録は8m95（＋0.3）。23年ぶりに世界新記録が誕生した。</p>
<p>逆転を許したルイスは5回目に世界歴代3位の8m87、6回目に8m84のハイパフォーマンスを見せたが、パウエルの記録には届かない。ルイスの3大会連続3冠の夢がついえた。パウエルの美しいジャンプは今もなお人々を魅了するとともに、世界記録として30年たった今も燦然と輝いている。</p>
<p>それでも、ルイスはやっぱりルイスだった。最終日の4×100mリレーで、米国は1走がアンドレ・ケーソン、2走以降はバレル、ミッチェル、ルイスと100mでメダルを独占した3人が並ぶ豪華布陣。レースはフランスとの激戦となったが、3走のミッチェルでリードを広げると、4走のルイスが悠々とホームストレートを駆け抜けると、満員の国立競技場が大歓声に沸いた。記録は米国が持っていた世界記録を0.17秒上回る37秒50。スター軍団が実力を見せつけた。</p>
<p>他には、男子200mでは若手だったマイケル・ジョンソン（米国）が20秒01で優勝。その後、世界記録を作るまでに成長する。男子1500mでヌールディン・モルセリ（アルジェリア）が3分32秒84で優勝し、ここから3連覇。なお、女子もアルジェリアのハシバ・ブールメルカが優勝した。</p>
<p>男子110mハードルはグレッグ・フォスター（米国）が13秒06の好記録で3連覇を達成。女子100m、200mはカトリン・クラッペ（ドイツ）が2冠を果たしている。男子50km競歩ではソ連の2人が肩を組んでフィニッシュするシーンも話題となった。</p>
<p>地元・日本は男子36選手、女子27選手が出場。地元開催とあって全種目にエントリーとなった。日本は金メダル1つ、銀メダル1つに入賞4つと過去2大会を大幅に上回る成果を挙げている。</p>
<div id="attachment_165395" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-165395" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc.jpg" alt="" width="800" height="506" class="size-full wp-image-165395" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc-300x190.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc-768x486.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-165395" class="wp-caption-text">91年東京世界陸上の男子マラソンで金メダルを獲得した谷口浩美</p></div>
<p>日本勢初のメダリストになったのは大会2日目に行われた女子マラソンの山下佐知子。ワンダ・パンフィル（ポーランド）と40kmを過ぎても激しいデッドヒートを繰り広げ、最終的には4秒差で敗れたが、2時間29分57秒で銀メダルに輝いた。さらに有森裕子が4位入賞を果たしている。</p>
<p>日本勢最大のハイライトは最終日の男子マラソン。高温多湿で60人中24人が途中棄権する過酷なコンディションだった。</p>
<p>その中で谷口浩美と篠原太が優勝争いを展開。先頭集団が4人に絞られたなか、谷口が38km過ぎにスパートして、後続を突き放す。そのまま谷口が2時間14分57秒で日本勢初の金メダルに輝いた。終盤まで谷口と競り合った篠原は5位でフィニッシュした。</p>
<p>さらに男子50km競歩でも今村文男が7位入賞。お家芸のロード種目で地元の日本勢が力を発揮した。</p>
<p>トラック種目で脚光を浴びたのが男子400mの高野進。45秒39で7位に入り、トラック種目では日本勢初の入賞を果たした。</p>
<p>ソウル五輪では準決勝敗退ながらも日本人で初めて44秒台となる44秒90をマークした高野。91年6月の日本選手権では自信が持つ日本記録を44秒78に更新している。これは2023年ブタペスト大会で佐藤拳太郎（富士通）が44秒77を出すまで約32年も破られなかった。</p>
<p>30歳と選手として円熟期を迎えた高野は1次予選を組1着で突破すると、2次予選は44秒91とサードベストの組2着で通過。準決勝も45秒43の組3着に入り、ファイナルの舞台へと駒を進めた。</p>
<p>決勝でも高野は世界の有力選手を相手に健闘。最終的には7位に終わったが、終盤まで上位争いを繰り広げ、日本のファンを大いに湧かせた。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。第3回大会は、あの伝説の男に日本中が酔いしれた。</p><p>初の日本開催で、東京の国立競技場がメイン会場。今大会では男子で世界新記録が3つ誕生。そのすべてに世界的スター選手であるカール・ルイス（米国）が絡んでいた。</p><p>まずは大会2日目の100m。1988年のソウル五輪で9秒92の世界新記録を出したルイスだが、その後は自己記録を更新できず、世界記録も同じ米国のリロイ・バレルが91年6月に9秒90を出したことで破られる。30歳のルイスは全盛期を過ぎたと見られていた。</p><p>それでも大舞台になると、役者が違う。スタートこそ出遅れたが、中盤から一気に加速。フィニッシュライン手前で先行するバレルをかわして、金メダルを獲得した。</p><p>叩き出した9秒86で世界記録を奪還。銀メダルのバレルも9秒88と自身が持つ従来の世界記録を更新した。さらにデニス・ミッチェルが9秒91で続き、米国勢がメダルを独占した。</p><p>続いて大会7日目の走幅跳で、陸上史に残る名勝負が繰り広げられる。</p><p>2連覇中だったルイスの3連覇が有力視されていた走幅跳。ルイスは1回目に大会記録を更新する8m68をマークすると、3回目には2.3mの追い風参考ながら8m83に記録を伸ばす。さらに4回目にはこちらも2.9mの追い風参考だが、従来の世界記録（8m90）を上回る8m91の大ジャンプを披露した。</p><p>従来の世界記録は68年のメキシコシティ五輪でボブ・ビーモン（米国）が跳んだもの。これは標高2000m以上の高地で記録されたものであり、平地でそれを上回るのは難しいと思われていた。</p><p>だが、この後、衝撃のビッグジャンプが誕生する。世界記録が誕生する。ルイスの同胞、マイク・パウエルだった。パウエルが5回目に跳んだ記録は8m95（＋0.3）。23年ぶりに世界新記録が誕生した。</p><p>逆転を許したルイスは5回目に世界歴代3位の8m87、6回目に8m84のハイパフォーマンスを見せたが、パウエルの記録には届かない。ルイスの3大会連続3冠の夢がついえた。パウエルの美しいジャンプは今もなお人々を魅了するとともに、世界記録として30年たった今も燦然と輝いている。</p><p>それでも、ルイスはやっぱりルイスだった。最終日の4×100mリレーで、米国は1走がアンドレ・ケーソン、2走以降はバレル、ミッチェル、ルイスと100mでメダルを独占した3人が並ぶ豪華布陣。レースはフランスとの激戦となったが、3走のミッチェルでリードを広げると、4走のルイスが悠々とホームストレートを駆け抜けると、満員の国立競技場が大歓声に沸いた。記録は米国が持っていた世界記録を0.17秒上回る37秒50。スター軍団が実力を見せつけた。</p><p>他には、男子200mでは若手だったマイケル・ジョンソン（米国）が20秒01で優勝。その後、世界記録を作るまでに成長する。男子1500mでヌールディン・モルセリ（アルジェリア）が3分32秒84で優勝し、ここから3連覇。なお、女子もアルジェリアのハシバ・ブールメルカが優勝した。</p><p>男子110mハードルはグレッグ・フォスター（米国）が13秒06の好記録で3連覇を達成。女子100m、200mはカトリン・クラッペ（ドイツ）が2冠を果たしている。男子50km競歩ではソ連の2人が肩を組んでフィニッシュするシーンも話題となった。</p><p>地元・日本は男子36選手、女子27選手が出場。地元開催とあって全種目にエントリーとなった。日本は金メダル1つ、銀メダル1つに入賞4つと過去2大会を大幅に上回る成果を挙げている。</p><div id="attachment_165395" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-165395" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc.jpg" alt="" width="800" height="506" class="size-full wp-image-165395" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc-300x190.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/acd0566907f5acf280e462bc761dd7bc-768x486.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-165395" class="wp-caption-text">91年東京世界陸上の男子マラソンで金メダルを獲得した谷口浩美</p></div><p>日本勢初のメダリストになったのは大会2日目に行われた女子マラソンの山下佐知子。ワンダ・パンフィル（ポーランド）と40kmを過ぎても激しいデッドヒートを繰り広げ、最終的には4秒差で敗れたが、2時間29分57秒で銀メダルに輝いた。さらに有森裕子が4位入賞を果たしている。</p><p>日本勢最大のハイライトは最終日の男子マラソン。高温多湿で60人中24人が途中棄権する過酷なコンディションだった。</p><p>その中で谷口浩美と篠原太が優勝争いを展開。先頭集団が4人に絞られたなか、谷口が38km過ぎにスパートして、後続を突き放す。そのまま谷口が2時間14分57秒で日本勢初の金メダルに輝いた。終盤まで谷口と競り合った篠原は5位でフィニッシュした。</p><p>さらに男子50km競歩でも今村文男が7位入賞。お家芸のロード種目で地元の日本勢が力を発揮した。</p><p>トラック種目で脚光を浴びたのが男子400mの高野進。45秒39で7位に入り、トラック種目では日本勢初の入賞を果たした。</p><p>ソウル五輪では準決勝敗退ながらも日本人で初めて44秒台となる44秒90をマークした高野。91年6月の日本選手権では自信が持つ日本記録を44秒78に更新している。これは2023年ブタペスト大会で佐藤拳太郎（富士通）が44秒77を出すまで約32年も破られなかった。</p><p>30歳と選手として円熟期を迎えた高野は1次予選を組1着で突破すると、2次予選は44秒91とサードベストの組2着で通過。準決勝も45秒43の組3着に入り、ファイナルの舞台へと駒を進めた。</p><p>決勝でも高野は世界の有力選手を相手に健闘。最終的には7位に終わったが、終盤まで上位争いを繰り広げ、日本のファンを大いに湧かせた。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す！やり投・溝口が日本初入賞</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 30 Mar 2025 13:45:06 +0900</pubDate>
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		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Sun, 30 Mar 2025 13:45:06 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Sun, 30 Mar 2025 13:45:06 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p>
<p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1987年に開催されたローマ大会を振り返る。</p>
<p>第2回大会はイタリアのローマで開催。前回から女子10000mと女子10km競歩の2種目が追加され、43種目（男子24種目、女子19種目）が実施された。</p>
<p>史上空前のハイレベルな争いとなったのが女子走高跳。前年に2m08の世界記録を樹立していたステフカ・コスタディノワ（ブルガリア）が自身の世界記録を更新する2m09で金メダル、前世界記録保持者で前回覇者のタマラ・ビコワ（ソ連）が2m04の銀メダルで続いた。</p>
<p>前回の優勝記録を1cm上回る2m02はコスタディノワ、ビコワともに1回目でクリア。同じ大会で2m02が2人以上成功させるのは史上初のことだった。</p>
<p>2m04はビコワが一発でクリアしたのに対して、コスタディノワは1回目、2回目と失敗してしまう。それでも3回目で何とか成功させ、優勝に望みをつないだ。</p>
<p>2m06にバーの高さが上がると、形成が逆転。コスタディノワは2回目で成功させたが、ビコワはこの高さを2回続けて失敗した。追い込まれたビコワは3回目をパスして、2m08の一発勝負に懸ける。</p>
<p>ビコワがこれをクリアすることはできず、コスタディノワの優勝が決まった。だが、ドラマはこれで終わらない。コスタディノワは自らが持つ世界記録を1cm上回る2m09に挑戦したのだ。</p>
<p>1回目は失敗してしまうが、2回目はバーを少し揺らしながらも成功。マットの上に着地をすると、喜びから両腕を上げて何度も飛び跳ねた。</p>
<p>この記録は現在も大会記録として残っており、昨年7月にヤロスラワ・マフチフ（ウクライナ）が2m10を跳ぶまで、約37年も世界記録として残り続けた。40年以上の歴史を持つ世界陸上において、同種目では最もレベルの高い争いだった。</p>
<p>大会前から注目を集めていた種目が男子100m。前回大会で100m、走幅跳、4×100mリレーの3冠を達成したカール・ルイス（米国）と当時100mで連戦連勝中だったベン・ジョンソン（カナダ）の一騎打ちになると目されていた。</p>
<p>当時の世界記録はカルヴィン・スミス（米国）が1983年に出した9秒93だった。その中でジョンソンは持ち味のロケットスタートでルイスを圧倒。9秒83という衝撃的な世界新記録を叩き出し、ルイスが9秒93の世界タイ記録で続いた。</p>
<p>なお、翌年に行われた韓国のソウル五輪でもジョンソンが9秒79の世界新記録で金メダル、ルイスが9秒92で銀メダルとハイレベルな争いを展開する。しかし、レース後の検査でジョンソンにドーピング陽性反応が出たため、金メダルは剝奪。世界記録も取り消しとなり、ルイスが金メダルに繰り上がり、世界記録もルイスのものが適用されることになった。</p>
<p>日本からは男子22選手、女子7選手が出場。第1回では入賞0だったが、男子やり投で溝口和洋が日本勢初入賞を果たした。</p>
<div id="attachment_165207" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-165207" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-165207" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-165207" class="wp-caption-text">87年ローマ世界陸上の男子やり投に出場した溝口和洋</p></div>
<p>溝口は予選を80m58の全体4位で通過。メダル獲得にも期待が懸かった。決勝では1投目で3位につけたが、2投目で左足首と股関節を痛め、80m24の6位にとどまったが、日本陸上史に確かな一歩を刻んだ。</p>
<p>溝口は2年後、日本新記録・世界歴代2位（当時）となる87m60をマーク。これは今も日本記録として残っている。翌年のソウル五輪にも出場したが、19位に終わっており、世界一を決める大会では溝口にとって、今回が唯一の入賞だった。</p>
<p>男子50km競歩では園原健弘が21位ながら、4時間0分11秒で当時の日本記録を更新している。女子ではマラソンの山下美幸が10位と健闘。入賞ラインとは1分39秒差だった。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年9月、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。</p><p>これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。1987年に開催されたローマ大会を振り返る。</p><p>第2回大会はイタリアのローマで開催。前回から女子10000mと女子10km競歩の2種目が追加され、43種目（男子24種目、女子19種目）が実施された。</p><p>史上空前のハイレベルな争いとなったのが女子走高跳。前年に2m08の世界記録を樹立していたステフカ・コスタディノワ（ブルガリア）が自身の世界記録を更新する2m09で金メダル、前世界記録保持者で前回覇者のタマラ・ビコワ（ソ連）が2m04の銀メダルで続いた。</p><p>前回の優勝記録を1cm上回る2m02はコスタディノワ、ビコワともに1回目でクリア。同じ大会で2m02が2人以上成功させるのは史上初のことだった。</p><p>2m04はビコワが一発でクリアしたのに対して、コスタディノワは1回目、2回目と失敗してしまう。それでも3回目で何とか成功させ、優勝に望みをつないだ。</p><p>2m06にバーの高さが上がると、形成が逆転。コスタディノワは2回目で成功させたが、ビコワはこの高さを2回続けて失敗した。追い込まれたビコワは3回目をパスして、2m08の一発勝負に懸ける。</p><p>ビコワがこれをクリアすることはできず、コスタディノワの優勝が決まった。だが、ドラマはこれで終わらない。コスタディノワは自らが持つ世界記録を1cm上回る2m09に挑戦したのだ。</p><p>1回目は失敗してしまうが、2回目はバーを少し揺らしながらも成功。マットの上に着地をすると、喜びから両腕を上げて何度も飛び跳ねた。</p><p>この記録は現在も大会記録として残っており、昨年7月にヤロスラワ・マフチフ（ウクライナ）が2m10を跳ぶまで、約37年も世界記録として残り続けた。40年以上の歴史を持つ世界陸上において、同種目では最もレベルの高い争いだった。</p><p>大会前から注目を集めていた種目が男子100m。前回大会で100m、走幅跳、4×100mリレーの3冠を達成したカール・ルイス（米国）と当時100mで連戦連勝中だったベン・ジョンソン（カナダ）の一騎打ちになると目されていた。</p><p>当時の世界記録はカルヴィン・スミス（米国）が1983年に出した9秒93だった。その中でジョンソンは持ち味のロケットスタートでルイスを圧倒。9秒83という衝撃的な世界新記録を叩き出し、ルイスが9秒93の世界タイ記録で続いた。</p><p>なお、翌年に行われた韓国のソウル五輪でもジョンソンが9秒79の世界新記録で金メダル、ルイスが9秒92で銀メダルとハイレベルな争いを展開する。しかし、レース後の検査でジョンソンにドーピング陽性反応が出たため、金メダルは剝奪。世界記録も取り消しとなり、ルイスが金メダルに繰り上がり、世界記録もルイスのものが適用されることになった。</p><p>日本からは男子22選手、女子7選手が出場。第1回では入賞0だったが、男子やり投で溝口和洋が日本勢初入賞を果たした。</p><div id="attachment_165207" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-165207" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-165207" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/1a87834e346705740f39a08976fc43be-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-165207" class="wp-caption-text">87年ローマ世界陸上の男子やり投に出場した溝口和洋</p></div><p>溝口は予選を80m58の全体4位で通過。メダル獲得にも期待が懸かった。決勝では1投目で3位につけたが、2投目で左足首と股関節を痛め、80m24の6位にとどまったが、日本陸上史に確かな一歩を刻んだ。</p><p>溝口は2年後、日本新記録・世界歴代2位（当時）となる87m60をマーク。これは今も日本記録として残っている。翌年のソウル五輪にも出場したが、19位に終わっており、世界一を決める大会では溝口にとって、今回が唯一の入賞だった。</p><p>男子50km競歩では園原健弘が21位ながら、4時間0分11秒で当時の日本記録を更新している。女子ではマラソンの山下美幸が10位と健闘。入賞ラインとは1分39秒差だった。</p>]]></content:encoded>


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		<title>【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設！クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/165101</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 28 Mar 2025 18:01:52 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[RSS]]></category>
		<category><![CDATA[世界陸上]]></category>
		<category><![CDATA[プレイバック世界陸上]]></category>
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		<gnf:modified>Fri, 28 Mar 2025 19:01:25 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Fri, 28 Mar 2025 19:01:25 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>今年、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。今回は1983年に開催された第1回大会を振り返る。</p>
<p>世界陸上が始まったのは1983年だった。きっかけは1980年に行われたモスクワ五輪。ソ連のアフガニスタン侵攻をきっかけに米国など多くの国がボイコットし、日本もそれに続いた。男子マラソンの瀬古利彦や宗茂・猛兄弟などメダル候補だった有力選手が代表に内定しながらも不出場となった。</p>
<p>こうした事態をきっかけに、世界中の国が参加できる陸上競技の国際大会を開催しようという機運が高まり、世界陸上競技選手権大会の新設が決定。83年にフィンランドのヘルシンキで第1回の世界陸上が開催されることになる。当時は4年に一度の開催だった（現在は2年に一度）。</p>
<p>記念すべき第1回大会でとてつもない世界記録が誕生する。女子400mのヤルミラ・クラトフヴィロヴァ（チェコスロバキア）だ。叩き出した47秒99は、現在も大会記録として残っており、世界歴代2位にランクインしている。</p>
<p>クラトフヴィロヴァは前年に当時・世界歴代2位の48秒85という記録を出しているが、実はクラトフヴィロヴァの本職は800mであり、世界陸上の約2週間前には現在も世界記録として残っている1分53秒28をマーク。今大会でも400mの前日に1分54秒68の好タイムで制していた。ちなみにこの優勝記録も現在まで大会記録として残っている。</p>
<p>400mでは3レーンのクラトフヴィロヴァは4レーンのマリヤ・ピニギナ（ソ連）と中盤まで競り合う。200mを超えたあたりから差を広げ始め、最終的には2位になったタタナ・コセンボヴァ（チェコスロバキア）に5m以上の大差をつけて優勝。後半の強さは圧巻だった。</p>
<p>過酷な2種目で驚異的な記録を出して2冠を達成したクラトフヴィロヴァ。400mは2年後にマリタ・コッホ（東ドイツ）が47秒60を出して、世界記録こそ更新されたが、2種目で大会記録を40年以上保持している偉業は色褪せることはない。</p>
<p>男子で大活躍したのが当時22歳のカール・ルイス（米国）。100m（10秒07）、走幅跳（8m55）、4×100mリレーの3冠を達成した。</p>
<p>特に圧巻だったのが、4×100mリレー。史上初の37秒台となる37秒86の世界新記録を樹立した。</p>
<p>米国は100m銅メダルのエミット・キング、110mハードル銅メダルのウィリー・ゴールト、200m金メダル、100m銀メダルのカルヴィン・スミスに4走がルイスという豪華メンバー。2走までは混戦だったが、3走のスミスでリードを奪うと、4走のルイスが後続との差を大きく広げてフィニッシュした。</p>
<p>ルイスは翌年に行われた自国開催のロサンゼルス五輪で200mも加えた4冠を達成。陸上競技界のスター選手としての階段を一気に駆け上がった。</p>
<p>日本勢は男子14選手、女子6選手が参加。男子400mの日本記録保持者である当時・東海大4年の高野進、男子ハンマー投で「アジアの鉄人」と呼ばれた当時37歳の室伏重信などが出場したが、高野は2次予選敗退、室伏は予選敗退に終わった。<br />
<div id="attachment_165106" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-165106" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-165106" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-165106" class="wp-caption-text">男子ハンマー投に出場した室伏重信</p></div>
<p>男子棒高跳予選は雨天により競技中止となり、出場者全員が決勝進出。この種目に出場した高橋卓巳は5m25で19位だった。</p>
<p>残りのトラック＆フィールド種目はいずれも決勝進出を果たすことはできず、男子5000mの井出健二、男子3000m障害の愛敬重之、男子4×400mリレー（麻場一徳、磯部友晴、小池弘文、高野）が準決勝に進出した。</p>
<p>マラソンは男子が西村義弘の35位、女子が田島三枝子の31位がそれぞれ日本勢の最高順位。日本の初世界陸上での入賞はゼロ。厳しい結果となったが、ここから日本の世界陸上史もスタートした。</p>]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今年、陸上の世界選手権（世界陸上）が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これまで数々のスーパースター、名勝負が生まれた世界陸上の各大会の様子を紹介する『世界陸上プレイバック』。今回は1983年に開催された第1回大会を振り返る。</p><p>世界陸上が始まったのは1983年だった。きっかけは1980年に行われたモスクワ五輪。ソ連のアフガニスタン侵攻をきっかけに米国など多くの国がボイコットし、日本もそれに続いた。男子マラソンの瀬古利彦や宗茂・猛兄弟などメダル候補だった有力選手が代表に内定しながらも不出場となった。</p><p>こうした事態をきっかけに、世界中の国が参加できる陸上競技の国際大会を開催しようという機運が高まり、世界陸上競技選手権大会の新設が決定。83年にフィンランドのヘルシンキで第1回の世界陸上が開催されることになる。当時は4年に一度の開催だった（現在は2年に一度）。</p><p>記念すべき第1回大会でとてつもない世界記録が誕生する。女子400mのヤルミラ・クラトフヴィロヴァ（チェコスロバキア）だ。叩き出した47秒99は、現在も大会記録として残っており、世界歴代2位にランクインしている。</p><p>クラトフヴィロヴァは前年に当時・世界歴代2位の48秒85という記録を出しているが、実はクラトフヴィロヴァの本職は800mであり、世界陸上の約2週間前には現在も世界記録として残っている1分53秒28をマーク。今大会でも400mの前日に1分54秒68の好タイムで制していた。ちなみにこの優勝記録も現在まで大会記録として残っている。</p><p>400mでは3レーンのクラトフヴィロヴァは4レーンのマリヤ・ピニギナ（ソ連）と中盤まで競り合う。200mを超えたあたりから差を広げ始め、最終的には2位になったタタナ・コセンボヴァ（チェコスロバキア）に5m以上の大差をつけて優勝。後半の強さは圧巻だった。</p><p>過酷な2種目で驚異的な記録を出して2冠を達成したクラトフヴィロヴァ。400mは2年後にマリタ・コッホ（東ドイツ）が47秒60を出して、世界記録こそ更新されたが、2種目で大会記録を40年以上保持している偉業は色褪せることはない。</p><p>男子で大活躍したのが当時22歳のカール・ルイス（米国）。100m（10秒07）、走幅跳（8m55）、4×100mリレーの3冠を達成した。</p><p>特に圧巻だったのが、4×100mリレー。史上初の37秒台となる37秒86の世界新記録を樹立した。</p><p>米国は100m銅メダルのエミット・キング、110mハードル銅メダルのウィリー・ゴールト、200m金メダル、100m銀メダルのカルヴィン・スミスに4走がルイスという豪華メンバー。2走までは混戦だったが、3走のスミスでリードを奪うと、4走のルイスが後続との差を大きく広げてフィニッシュした。</p><p>ルイスは翌年に行われた自国開催のロサンゼルス五輪で200mも加えた4冠を達成。陸上競技界のスター選手としての階段を一気に駆け上がった。</p><p>日本勢は男子14選手、女子6選手が参加。男子400mの日本記録保持者である当時・東海大4年の高野進、男子ハンマー投で「アジアの鉄人」と呼ばれた当時37歳の室伏重信などが出場したが、高野は2次予選敗退、室伏は予選敗退に終わった。<br /><div id="attachment_165106" style="width: 810px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-165106" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8.jpg" alt="" width="800" height="533" class="size-full wp-image-165106" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/fc3f99a581f974578ad25b5421fb3bb8-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /><p id="caption-attachment-165106" class="wp-caption-text">男子ハンマー投に出場した室伏重信</p></div><p>男子棒高跳予選は雨天により競技中止となり、出場者全員が決勝進出。この種目に出場した高橋卓巳は5m25で19位だった。</p><p>残りのトラック＆フィールド種目はいずれも決勝進出を果たすことはできず、男子5000mの井出健二、男子3000m障害の愛敬重之、男子4×400mリレー（麻場一徳、磯部友晴、小池弘文、高野）が準決勝に進出した。</p><p>マラソンは男子が西村義弘の35位、女子が田島三枝子の31位がそれぞれ日本勢の最高順位。日本の初世界陸上での入賞はゼロ。厳しい結果となったが、ここから日本の世界陸上史もスタートした。</p>]]></content:encoded>


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