HOME 国内

2023.04.22

田中希実 1マイル4分32秒73屋外日本記録を21年ぶり更新「感慨深い」/東京スプリング
田中希実 1マイル4分32秒73屋外日本記録を21年ぶり更新「感慨深い」/東京スプリング

1マイルに出場した田中希実

◇東京選手権・TOKYO Spring Challenge(4月21日/東京・国立競技場)

日本グランプリシリーズG2のTOKYO Spring Challengeが東京選手権に組み込まれ、東京選手権の特別レースとしてワールドチャレンジ女子1マイルを実施。1500m日本記録保持者の田中希実(New Balance)が出場した。

田中は4分32秒73をマーク。この記録は屋外の日本記録(4分34秒81/田中育子)の記録を21年ぶりに上回るもの。2月に室内で自身がマークした4分28秒94(※日本記録としての申請書類をまとめている段階)には及ばなかったが、高校生3人とのレースに笑顔を見せる。

国立競技場は最初の1500m日本記録樹立や、東京五輪を日本記録で8位入賞など相性のいい競技場。「この競技場で走って良い記録が出ることが多いですが、オリンピックでは記念撮影ができていなかったので感慨深いです」と笑う。

金栗記念後には「自分の走りがわからない」と心境を吐露していたが、「もう少しいいタイムで走りたかったですが、高校生と走ることでもっと良い走りをしたいという気持ちにもなれました」と刺激になった様子。「最近は自分の感覚と相談しながら走ることもできていなかった。今日はそれが久しぶりにできました」と言う。

翌日に兵庫リレーカーニバルの1500mに出場予定。その後は「アメリカで1500mを2レースする予定」だという。田中健智コーチは「今年は1500mを中心にして、1500mの記録が出ている時は5000mと800mの記録も出ている傾向にあるので」と狙いを明かす。米国ではチーム・ニューバランス・ボストンでのトレーニングも予定している。

広告の下にコンテンツが続きます

ブダペスト世界選手権に向けては、「1500mと5000mで狙っていく」と田中。そのためにも800mはもちろん強化が必要だという。昨年、800m、1500m、5000mに挑戦をしたからこその次のステップ。田中希実は新たな挑戦を続けていく。

◇東京選手権・TOKYO Spring Challenge(4月21日/東京・国立競技場) 日本グランプリシリーズG2のTOKYO Spring Challengeが東京選手権に組み込まれ、東京選手権の特別レースとしてワールドチャレンジ女子1マイルを実施。1500m日本記録保持者の田中希実(New Balance)が出場した。 田中は4分32秒73をマーク。この記録は屋外の日本記録(4分34秒81/田中育子)の記録を21年ぶりに上回るもの。2月に室内で自身がマークした4分28秒94(※日本記録としての申請書類をまとめている段階)には及ばなかったが、高校生3人とのレースに笑顔を見せる。 国立競技場は最初の1500m日本記録樹立や、東京五輪を日本記録で8位入賞など相性のいい競技場。「この競技場で走って良い記録が出ることが多いですが、オリンピックでは記念撮影ができていなかったので感慨深いです」と笑う。 金栗記念後には「自分の走りがわからない」と心境を吐露していたが、「もう少しいいタイムで走りたかったですが、高校生と走ることでもっと良い走りをしたいという気持ちにもなれました」と刺激になった様子。「最近は自分の感覚と相談しながら走ることもできていなかった。今日はそれが久しぶりにできました」と言う。 翌日に兵庫リレーカーニバルの1500mに出場予定。その後は「アメリカで1500mを2レースする予定」だという。田中健智コーチは「今年は1500mを中心にして、1500mの記録が出ている時は5000mと800mの記録も出ている傾向にあるので」と狙いを明かす。米国ではチーム・ニューバランス・ボストンでのトレーニングも予定している。 ブダペスト世界選手権に向けては、「1500mと5000mで狙っていく」と田中。そのためにも800mはもちろん強化が必要だという。昨年、800m、1500m、5000mに挑戦をしたからこその次のステップ。田中希実は新たな挑戦を続けていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.12

【男子100m】安田夢雄生(明桜館高) 10秒33=高2歴代9位タイ

7月12日、鹿児島市の白波スタジアムで鹿児島県選手権が行われ、男子ジュニアA100mで安田夢雄生(明桜館高2鹿児島)が10秒33(+1.3)で優勝。高2歴代9位タイの好記録をマークした。 安田は2年前の全中で5位、高校入 […]

NEWS ハンマー投・中川達斗は70m47 マッカーサー・ジョイは64m66 ロサンゼルスの投てき競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.12

ハンマー投・中川達斗は70m47 マッカーサー・ジョイは64m66 ロサンゼルスの投てき競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月11日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでWAコンチネンタルツアー・ブロンズのLAスロー・カップが行われ、男子ハンマー投で中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が70m47で9位にとなった。 5月のアジア選手権 […]

NEWS 男子200m ライルズがテボゴ抑えてV! 3ヵ月ぶり復帰戦で19秒88 女子400mボルは今季世界最高/DLモナコ

2025.07.12

男子200m ライルズがテボゴ抑えてV! 3ヵ月ぶり復帰戦で19秒88 女子400mボルは今季世界最高/DLモナコ

7月11日、ダイヤモンドリーグ(DL)第10戦の第39回ヘラクレスがモナコで開催され、男子200mでは世界選手権3連覇中のN.ライルズ(米国)が19秒88(-0.8)で優勝した。 27歳のライルズは、昨年のパリ五輪100 […]

NEWS ホクレンDC最終戦・網走大会に三浦龍司がエントリー! 女子5000mに廣中璃梨佳 世界陸上代表・安藤友香、梅野倖子も登録

2025.07.12

ホクレンDC最終戦・網走大会に三浦龍司がエントリー! 女子5000mに廣中璃梨佳 世界陸上代表・安藤友香、梅野倖子も登録

日本陸連は7月12日、ホクレンディスタンス第5戦・網走大会(7月19日)のエントリー選手を発表した。 男子5000mには3000m障害で日本記録を更新した三浦龍司(SUBARU)がエントリー。井川龍人(旭化成)のほか、遠 […]

NEWS 十種競技・奥田啓祐は脚を痛め無念の途中棄権「しっかり休んで次戦に」/日本選手権混成

2025.07.12

十種競技・奥田啓祐は脚を痛め無念の途中棄権「しっかり休んで次戦に」/日本選手権混成

◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権混成競技の1日目が行われている。男子十種競技で優勝候補だった奥田啓祐(ウィ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top