2025.12.30
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km)
第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。
前回は8秒差で2位に敗れたHondaからは、1区の森凪也が登壇。ライバルチームのオーダーの印象を聞かれ、「上位候補のチームは前回と同じ選手が入っているなと思いました。秒差での争いになると思うので、区間賞をとって抜け出して、2区の小山(直城)さんに良い位置で渡したいです」と語った。
森は前回も1区を務め、トップと5秒差の9位で力走。チームは5区、6区でトップ中継を果たしたが、アンカー勝負で旭化成に逆転を許した。レース後は「1人ひとりが責任を感じていて、今回は優勝を奪還するためにしっかり準備してきました」といい、「初優勝の時もそうでしたが、Hondaの強みは前半で良い位置につけて、後半で逆転できること。最後は(伊藤)達彦さんが絶対に1位でフィニッシュテープを切ってくれると思います」と自信をのぞかせた。
今季の森は5000mで自己記録を更新し、9月の東京世界選手権にも出場。ファンからの声援に感謝しながらも、「世界との差をかなり遠く感じたので、練習の取り組みひとつにしても、世界と戦うためにどうするかということに意識を向けるようになった」と心境の変化を語る。
1区には同じく世界選手権に出場したGMOインターネットグループの吉田祐也やSUBARUの三浦龍司の名前もあり、「強い選手がそろっているのですが、チームの優勝を考えて走りたい」と話した。
大会は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁前をスタート、県内を反時計回りに1周して再び県庁前にフィニッシュする7区間100.0kmのコースで開催。TBS系列で午前8時30分から生中継される。
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