日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅡの表彰式が3月29日、都内で開かれた。
今シリーズチャンピオンは第106回日本選手権を兼ねており、女子シリーズチャンピオンの松田瑞生(ダイハツ)が日本選手権優勝となった。また、松田は今夏のブダペスト世界選手権代表に内定している。
松田は壇上で「優勝できてうれしく思います。これからも頑張りたい」とあいさつした。
表彰式後に行われた会見では、8月のブダペスト世界選手権と10月のパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)両方へチャレンジついて問われ、「世界選手権とオリンピックを並べた時に、世界選手権は賞金もあってアフリカ勢が牽制しないため、トップレベルと戦う機会を得られる」と語る。
また2ヵ月弱でマラソンを走ることについて、「最初は(山中美和子コーチから)MGC1本という形で言われていましたが、私自身、もう少しで競技を引退するので、挑戦する姿を見せたいですし、後悔なく競技人生を終えたいと思ってます。その気持ちを尊重してくれました」と明かす。引退という2文字について「年齢的にもあとちょっとかな、と。子供も3人ほしいので」と笑顔を見せる。
世界選手権では「オレゴンの時はオーバーワークで調整不足だったので、しっかり練習を積んでベストなコンディションで臨みたい」と言い、トラックレースは出ずに調整していく。MGCでは「優勝してオリンピックの出場権を獲得できたら最高」と語った。
また、2位の安藤友香(ワコール)は「今回が初めての受賞になるのですごくうれしい」と言い、MGCに向けて「4月にトラックレースを走ってスピードのキレを戻してMGCに向かっていきたい」と話した。
3位の細田あい(エディオン)は「日本選手権で3位になれたことはとてもうれしいです。日本選手権の5000mでもう一度スピードの強化を図って、できればハーフマラソンを走ってからMGCにつなげたい」とプランを明かした。
次ページ JMCシリーズ シリーズⅡ女子トップ8
JMCシリーズ シリーズⅡ女子トップ8
■女子 1位 松田瑞生(ダイハツ) 2580(1294+1286) 2位 安藤友香(ワコール) 2552(1279+1273) 3位 細田あい(エディオン)2499(1261+1238) 4位 上杉真穂(スターツ) 2493(1258+1235) 5位 阿部有香里(京セラ) 2406(1222+1184) 6位 松下菜摘(天満屋) 2400(1247+1153) 7位 池田千晴(日立) 2387(1203+1184) 8位 川内理江(大塚製薬) 2351(1197+1154)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.02
-
2025.11.02
2025.11.02
【テキスト速報】第57回全日本大学駅伝
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.02
志學館大・中村晃斗が強烈スパートで1区区間賞! 関東勢に競り勝ち「モチベーション高かった」/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、1区では初出場の志學館大・中村晃斗(3年)が27分20秒で区間賞に輝 […]
2025.11.02
パリ五輪マラソン入賞の赤﨑暁がナイキと契約 「目標に向かって突き進んで行こうと思います」
11月2日、パリ五輪男子マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が自身のSNSを更新し、スポーツブランドのナイキと契約を結んだことを発表した。 赤﨑は熊本・開新高から拓大に進み、駅伝で活躍。九電工入社後の22年からマラソンに […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望