HOME 国内、世界陸上

2023.03.29

JMCシリーズ シリーズⅡアワード 王者・其田健也「真摯に謙虚に向かって」ブダペスト世界陸上で上位目指す
JMCシリーズ シリーズⅡアワード 王者・其田健也「真摯に謙虚に向かって」ブダペスト世界陸上で上位目指す

JMCシリーズⅡ期チャンピオンになった其田健也

日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅡの表彰式が3月29日、都内で開かれた。

今シリーズチャンピオンは第106回日本選手権を兼ねており、男子シリーズチャンピオンの其田健也(JR東日本)が日本選手権優勝となった。また、其田は今夏のブダペスト世界選手権代表に内定している。

其田は壇上で喜びを語りつつ、「JMCシリーズチャンピオンになりましたが、何も変わることはなく、今まで通り、真摯に謙虚に向き合って競技に打ち込んでいきたい」と述べた。

広告の下にコンテンツが続きます

表彰式後に行われた会見ではJMCシリーズを振り返り、「トップ、タイムを狙うというのは変わらずやってきましたが、東京マラソンではラスト2、3kmで海外勢に対応できなかった。ラストの切り替えが必須になる」と言う。

8月のブダペスト世界選手権と10月15日のパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の両方に挑むことになるが、「一番大事なのはMGCではなくパリ五輪で勝負すること。今の自分の力を考えた時に、まずは世界選手権で経験を積んでメダル、入賞争いをしたい。それがパリ五輪につながる。今、自分が強くなれる道を選んだ結果」と力強く語った。

今後はハードスケジュールに対応するために5月から合宿をして脚作りをしていくという。

広告の下にコンテンツが続きます

シリーズ2位の大塚は「前回3位、今回は2位になれ素直にうれしい」と喜びを語り、「大阪では勝負どころで勝負できなかった。MGCでは順位がより大事になるので、そこの感覚や実力を身につけていきたい」と話した。

同3位の細谷恭平(黒崎播磨)は前回2位だったため「悔しい」と言うが、「シリーズ通していろいろな目的を持ってトライしたので成長できた」と実感。MGCに向けて「トラックレースでスピード強化して代表権を取りたい」と語った。

次ページ JMCシリーズ シリーズⅡ男子トップ8

日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅡの表彰式が3月29日、都内で開かれた。 今シリーズチャンピオンは第106回日本選手権を兼ねており、男子シリーズチャンピオンの其田健也(JR東日本)が日本選手権優勝となった。また、其田は今夏のブダペスト世界選手権代表に内定している。 其田は壇上で喜びを語りつつ、「JMCシリーズチャンピオンになりましたが、何も変わることはなく、今まで通り、真摯に謙虚に向き合って競技に打ち込んでいきたい」と述べた。 表彰式後に行われた会見ではJMCシリーズを振り返り、「トップ、タイムを狙うというのは変わらずやってきましたが、東京マラソンではラスト2、3kmで海外勢に対応できなかった。ラストの切り替えが必須になる」と言う。 8月のブダペスト世界選手権と10月15日のパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の両方に挑むことになるが、「一番大事なのはMGCではなくパリ五輪で勝負すること。今の自分の力を考えた時に、まずは世界選手権で経験を積んでメダル、入賞争いをしたい。それがパリ五輪につながる。今、自分が強くなれる道を選んだ結果」と力強く語った。 今後はハードスケジュールに対応するために5月から合宿をして脚作りをしていくという。 シリーズ2位の大塚は「前回3位、今回は2位になれ素直にうれしい」と喜びを語り、「大阪では勝負どころで勝負できなかった。MGCでは順位がより大事になるので、そこの感覚や実力を身につけていきたい」と話した。 同3位の細谷恭平(黒崎播磨)は前回2位だったため「悔しい」と言うが、「シリーズ通していろいろな目的を持ってトライしたので成長できた」と実感。MGCに向けて「トラックレースでスピード強化して代表権を取りたい」と語った。 次ページ JMCシリーズ シリーズⅡ男子トップ8
JMCシリーズ シリーズⅡ男子トップ8 1位 其田健也(JR東日本)  2647(1333+1314) 2位 大塚祥平(九電工)   2594(1301+1293) 3位 細谷恭平(黒崎播磨)  2584(1333+1251) 4位 聞谷賢人(トヨタ紡織) 2560(1286+1274) 5位 市山 翼(小森コーポレーション) 2553(1338+1215) 6位 井上大仁(三菱重工)  2501(1283+1218)※ 7位 赤﨑 暁(九電工)   2501(1282+1219)※ 8位 定方俊樹(三菱重工)  2492(1279+1213) ※同点の場合は対象2大会のうち、最も良いポイントの大会を比較し、よりポイントが高いほうが上位となる。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.28

5000m・成沢翔英が13分51秒35で慶大記録更新! 浜川舜斗ら青学大勢3人が13分台

国士大Combined Challenge1日目は10月25日、国士大多摩キャンパス陸上競技場で行われ、男子5000mで成沢翔英(慶大)が13分51秒35の慶大記録を更新した。 成沢は長野・上田六中出身で、岐阜・麗澤瑞浪 […]

NEWS 田中希実がフィアログループとスポンサー契約締結!「限界を超え、新たな挑戦に挑む」理念が重なり合う

2025.10.28

田中希実がフィアログループとスポンサー契約締結!「限界を超え、新たな挑戦に挑む」理念が重なり合う

フィアログループは10月28日、女子中長距離の田中希実(New Balance)とスポンサー契約を締結したことを発表した。 フィアログループは1939年に江戸川木型製作所として創業し、産業用機械の木型(マスターモデル)、 […]

NEWS 【女子400m】笠松悠花(GTR/天草倉岳中3)56秒24=中学歴代3位

2025.10.28

【女子400m】笠松悠花(GTR/天草倉岳中3)56秒24=中学歴代3位

熊本陸協秋季記録会は10月25日、熊本県民運動公園陸上競技場で行われ、女子400mで笠松悠花(GTR/天草倉岳中3熊本)が中学歴代3位の56秒24をマークした。 笠松はハードルや跳躍種目などに幅広く出場。昨年U16大会は […]

NEWS 【男子砲丸投】赤澤瑠依(玉野光南高3)16m01=高校歴代5位

2025.10.28

【男子砲丸投】赤澤瑠依(玉野光南高3)16m01=高校歴代5位

第19回岡山カーニバル大会1日目は10月25日、岡山県陸上競技場で行われ、男子砲丸投(一般規格)で赤澤瑠依(玉野光南高3岡山)が高校歴代5位となる16m01をマークした。 赤澤は1投目で大会記録となる16m01をプット。 […]

NEWS 鎮西学院2時間7分09秒で3年連続V 女子は諫早がオール区間賞で7連覇/長崎県高校駅伝

2025.10.28

鎮西学院2時間7分09秒で3年連続V 女子は諫早がオール区間賞で7連覇/長崎県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた長崎県高校駅伝が10月28日、雲仙小浜県高体連駅伝コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は諫早が1時間13分32秒で7年連続31回目の制覇を果たし、男子(7区間42.195km)は鎮 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top