2023.02.18
厚底シューズ対策に効果
5年ほど前までトップ選手は薄底シューズが中心だったが、近年は反発力のあるカーボンプレートが搭載された厚底シュー ズが席巻している。シューズが進化したことで、ランナーたちのフォームも変化。フォアフット(つま先)で走る選手が増えてい るのだ。瀬古氏もシューズの性能を引き出す走り方をするために体幹を強化すべきだという考えを持っている。
「トップ選手やシリアスランナーの間で厚底シューズが当たり前になりました。昔はかかとから接地してつま先で蹴る走り方が主流でしたが、かかとをほとんど着かずにつま先部分で走る方が厚底シューズの効果を得られやすい。シューズが進化した分、それに対応できるフィジカルが重要になってきます。私たちの時代は腹筋、背筋、腕 立て、鉄棒で懸垂するぐらいの補強はしていましたが、今の時代はそれだけでは足りません」
近年は専門のトレーナーに指導を受けているチームも増えているが、パワースーツ コアベルトを活用すれば誰でも手軽に体幹を鍛えることができる。さらに「SIXPADランニングメソッド」は、フィジカルトレーニングにおいて重要な「継続」するためのさまざまな障害の壁を乗り越えさせてくれる画期的なメソッド。使用方法がシンプルなため、安定してパフォーマンス向上を目指すことができる。

SIXPADランニングメソッド特設ページ
「カーボンプレート入り厚底シューズを使いこなすためには足腰の筋肉をしっかり鍛えないといけません。体幹を鍛えるとフォームが良くなりますが、反対に体幹が弱いと、フォームが崩れて故障のリスクが高くなる。だから体幹を強化することは故障の防止にもつながり、それによって質の 高いトレーニングが継続してできるようになるんです」
走りながら体幹を鍛えて、正しいフォー ムを習得していく。そして、故障も予防する。日本発の新メソッドを導入すれば、誰 もがさらに速く走れるはずだ。

〝ハイブリッドランニング〟を「効率的に体幹トレーニングができる」と太鼓判を押す瀬古利彦氏[/caption] 厚底シューズの登場でマラソンシーンは激変。トレー ニングも変わりつつある。そのなかで日本発と言える 〝新メソッド〟が登場した。「SIXPAD Powersuit Core Belt」(シックスパッド パワースーツ コアベルト/以 下、パワースーツ コアベルト)の活用をベースに開発 された「SIXPADランニングメソッド」だ。日本マラソン界のレジェンド・瀬古利彦氏も、そのポテンシャルを 実感。「新時代のトレーニングになる」と絶賛している。
ランニングは体幹が重要
シューズの進化もあり、近年の長距離種目は記録水準が大幅にアップした。同時に、股関節まわりのケガや故障が増えている。ランニングシーンが急激な変化を遂げているなか、日本ランニング協会は新たな練習 方法を模索していた。そして、たどりついたのがパワースーツ コアベルトを活用したトレーニングだ。 EMS(筋電気刺激)を搭載したパワースーツ コアベルトはお腹まわりを鍛えるギアとして人気を集めていた。それだけでなく、腹直筋、腹斜筋、広背筋(下部)、 脊柱起立筋(下部)を同時に刺激できるため、日本ランニング協会はトレーニング時に使用することを提唱。それが〝ハイブリッドランニング〟をベースとした「SIXPAD ランニングメソッド」の誕生につながった。 [caption id="attachment_93228" align="alignnone" width="800"]
「SIXPAD Powersuit Core Belt」を装着した〝ハイブリッドランニング〟は、体幹部に意識を置きながら走ることで効率的な体幹トレーニングが期待できる[/caption]
日本ランニング協会応援団長の瀬古利彦氏(DeNAアスレティックスエリートアドバイザー)も新時代のトレーニングに興味津々。「ケニア人選手に教えたら、彼らはもっと強くなってしまうから教えたくないですね」と言うほど可能性を感じている。
「ランニングは体幹が大切で、体幹を鍛えるとフォームが良くなるんですよ。特にマ ラソンの場合は2時間以上も走ります。きつくなってくるとフォームが崩れてくる。左右にぶれたり、上下動が大きくなり、前 傾・後傾の癖も出やすく、それがケガにつながるんです。でも、体幹がしっかりして いるとフォームが安定してくる。マラソン は脚の次に体幹が大事だと思っています」
1970年代後半から1980年代にかけて福岡、東京、びわ湖、ボストン、ロンドン、シカゴなど国内外のマラソンビッグレースで大活躍し、15戦10勝を誇ったマラソン界のレジェンドも実際にパワースーツ コアベルトを体感。その威力に驚いたという。
「私は歩いているときに使っていますが、3日間やっただけでも(腹筋や背筋が)鍛えられている実感がある。ということは、それだけ体幹が鍛えられている証拠。装着すると電気刺激が伝わって気持ち良いんだけど、実は鍛えられているんですね。本当に効率良く体幹を鍛えることができるという感じがします」
厚底シューズ対策に効果
5年ほど前までトップ選手は薄底シューズが中心だったが、近年は反発力のあるカーボンプレートが搭載された厚底シュー ズが席巻している。シューズが進化したことで、ランナーたちのフォームも変化。フォアフット(つま先)で走る選手が増えてい るのだ。瀬古氏もシューズの性能を引き出す走り方をするために体幹を強化すべきだという考えを持っている。 「トップ選手やシリアスランナーの間で厚底シューズが当たり前になりました。昔はかかとから接地してつま先で蹴る走り方が主流でしたが、かかとをほとんど着かずにつま先部分で走る方が厚底シューズの効果を得られやすい。シューズが進化した分、それに対応できるフィジカルが重要になってきます。私たちの時代は腹筋、背筋、腕 立て、鉄棒で懸垂するぐらいの補強はしていましたが、今の時代はそれだけでは足りません」 近年は専門のトレーナーに指導を受けているチームも増えているが、パワースーツ コアベルトを活用すれば誰でも手軽に体幹を鍛えることができる。さらに「SIXPADランニングメソッド」は、フィジカルトレーニングにおいて重要な「継続」するためのさまざまな障害の壁を乗り越えさせてくれる画期的なメソッド。使用方法がシンプルなため、安定してパフォーマンス向上を目指すことができる。
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「カーボンプレート入り厚底シューズを使いこなすためには足腰の筋肉をしっかり鍛えないといけません。体幹を鍛えるとフォームが良くなりますが、反対に体幹が弱いと、フォームが崩れて故障のリスクが高くなる。だから体幹を強化することは故障の防止にもつながり、それによって質の 高いトレーニングが継続してできるようになるんです」
走りながら体幹を鍛えて、正しいフォー ムを習得していく。そして、故障も予防する。日本発の新メソッドを導入すれば、誰 もがさらに速く走れるはずだ。
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