HOME 国内

2022.11.12

オレゴン世界陸上出場の遠藤日向が5km13分50秒で7位 15年ぶり日本記録更新/The Fst in Fukuoka 2022
オレゴン世界陸上出場の遠藤日向が5km13分50秒で7位 15年ぶり日本記録更新/The Fst in Fukuoka 2022

◇The Fst in Fukuoka 2022(11月12日/福岡・大濠公園)

男子5kmではオレゴン世界選手権5000m代表の遠藤日向(住友電工)が13分50秒で7位。従来の日本記録は、2007年の世界ロードランニング選手権(ハーフマラソン)で佐藤敦之(中国電力)が5km通過時にマークした13分55秒で、15年ぶりに更新した。レースはベナード・コエチ(九電工)が13分21秒で優勝した。

気温が25度を超える夏日の中でのレース。遠藤は、日本の実業団に在籍するケニア選手相手に序盤は食らいつく。中盤以降は離れたものの、粘って日本記録を短縮した。

広告の下にコンテンツが続きます

遠藤は「元々の日本記録がハーフマラソンの通過なので、5kmレースで負けるわけにはいかないと思った。福島の大先輩でもある佐藤敦之さんの記録を破ってホッとしています」と振り返った。さらに、「世界選手権に出た後にいったん休みをいただいて、そこから作り上げている段階。正直先頭と勝負するのは難しいと思い、最低限日本記録を更新したいと思っていました。すごく走りやすいコースで風もあまり強くなく、応援も力になりました」と続けた。

「The Fst in Fukuoka 2022」は東京五輪男子マラソン6位の大迫傑(Nike)が代表取締役を務める「株式会社I」によるプロジェクトで、「アスリートの可能性を拓き、アスリートが地域の可能性を拓く」がコンセプトによる取り組みの一環。大迫は大会の会長として企画、運営にあたっている。「5kmにおいて世界に並ぶ選手を輩出すること、ならびに中距離選手に活躍の場を提供すること」が目的で、日本ではレース機会が少ない1マイル(1609.344m)や5kmのロードレースを実施した。

※今大会の5kmは日本陸連公認となっている。

◇The Fst in Fukuoka 2022(11月12日/福岡・大濠公園) 男子5kmではオレゴン世界選手権5000m代表の遠藤日向(住友電工)が13分50秒で7位。従来の日本記録は、2007年の世界ロードランニング選手権(ハーフマラソン)で佐藤敦之(中国電力)が5km通過時にマークした13分55秒で、15年ぶりに更新した。レースはベナード・コエチ(九電工)が13分21秒で優勝した。 気温が25度を超える夏日の中でのレース。遠藤は、日本の実業団に在籍するケニア選手相手に序盤は食らいつく。中盤以降は離れたものの、粘って日本記録を短縮した。 遠藤は「元々の日本記録がハーフマラソンの通過なので、5kmレースで負けるわけにはいかないと思った。福島の大先輩でもある佐藤敦之さんの記録を破ってホッとしています」と振り返った。さらに、「世界選手権に出た後にいったん休みをいただいて、そこから作り上げている段階。正直先頭と勝負するのは難しいと思い、最低限日本記録を更新したいと思っていました。すごく走りやすいコースで風もあまり強くなく、応援も力になりました」と続けた。 「The Fst in Fukuoka 2022」は東京五輪男子マラソン6位の大迫傑(Nike)が代表取締役を務める「株式会社I」によるプロジェクトで、「アスリートの可能性を拓き、アスリートが地域の可能性を拓く」がコンセプトによる取り組みの一環。大迫は大会の会長として企画、運営にあたっている。「5kmにおいて世界に並ぶ選手を輩出すること、ならびに中距離選手に活躍の場を提供すること」が目的で、日本ではレース機会が少ない1マイル(1609.344m)や5kmのロードレースを実施した。 ※今大会の5kmは日本陸連公認となっている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.15

関西スポーツ賞に20㎞競歩世界新・山西利和、800m東京世界陸上出場・久保凛が選出!

第69回関西スポーツ賞の個人部門に、男子20km競歩で世界新記録を樹立した山西利和(愛知製鋼)、東京世界選手権女子800m出場の久保凛(東大阪大敬愛高3)が選出された。 同賞はその年の優秀な成績、関西スポーツ界への貢献度 […]

NEWS なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは
PR

2025.12.15

なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは

スイスのスポーツブランド「On(オン)」。同社は、陸上の男子3000m障害の日本記録保持者で、9月に東京で開催された世界選手権で最後まで優勝争いを演じて8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)や、学生時代から駅伝やトラ […]

NEWS 2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

2025.12.15

2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

日本学生陸上競技連合は12月15日、2026年度の主催競技会日程を発表し、第95回日本インカレは9月5日~7日に神奈川県横浜市の日産スタジアムでの開催が決まった。 ただし、暑熱対策として、同大会実施種目のうち男女競歩は1 […]

NEWS アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

2025.12.15

アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは12月15日、最新ランニングシリーズ「UA ベロシティ」を12月20日より発売することを発表した。 新モデルは、ランナー一人ひとりの目的やレベルに応じて最適な1足を選べ […]

NEWS 女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

2025.12.15

女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

12月14日、ポルトガル・ラゴアで欧州クロスカントリー選手権が行われ、女子(7470m)はパリ五輪10000m銀メダルのN.バットクレッティ(イタリア)が24分52秒で優勝した。 バットクレッティは現在25歳。今年の東京 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top