写真/代表撮影
第106回日本選手権・混成競技を控える6月3日、舞台となる秋田で前日会見が行われた。
十種競技で3連覇が懸かる中村明彦(スズキ)は、「勝つことと、攻めきることがテーマ」と目標を掲げる。ポイントとして「1日目の3種目(100m、走幅跳、砲丸投)で良いスタートを切る」と挙げた。世界選手権の参加標準記録は8350点で、ワールドランキングを含めて出場は厳しい状況。「またあの舞台に戻れるようなきっかけにしたい」と今大会をステップに上昇していく構えだ。
7764点の自己記録を持つ田上駿(陸上競技物語)は、「自己ベスト更新と優勝すること」が目標。得意種目の走・跳で「他の選手と差を広げたい」と語る。
ハイレベルな争いが期待される七種競技。5連覇が懸かる日本記録(5975点)保持者の山﨑有紀(スズキ)は、「1年目のようにワクワク、ドキドキする気持ちで臨みたい」と笑顔を見せる。全体の得点を上げるために「1種目め(100mハードル)から良いスタートを切る」のがカギ。「自己記録を1点でも高くしていきたい」と意気込みを語った。
2年ぶり出場のヘンプヒル恵(アトレ)。前々回は優勝目前だったが6種目めのやり投で膝を痛め長期戦線離脱を強いられた。「日本選手権は勝負の試合。とにかく勝つことを意識したい」と、3連覇を達成した17年以来、5年ぶりの女王返り咲きを狙う。そのためには「得意種目で自己ベスト近くを出すことと、苦手な種目も穴なく」と語った。
社会人1年目の大玉華鈴(日体大SMG横浜)は「今年こそ大幅に自己ベストを更新して上位争いに加わりたいです」と言い、得意の走高跳などで得点の上積みを狙う。
10年間、長野で開催されてきた日本選手権混成。今年は初の秋田開催で雰囲気について各選手が「盛り上げようとしてくださっている」と言い、ヘンプヒルは「湿度も低くて記録が出るんじゃないかと思います」と笑顔を見える。中村は「海外のような開けた雰囲気。良い思い出にして帰れるようにしたいです」と話した。
大会の様子は両日ともライブ配信される。
●ライブ配信
1日目(6/4)
2日目(6/5)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.19
和田遼がDL廈門・男子100mに出場決定! オレゴン金のカーリー、先輩の桐生祥秀らと対決
-
2024.04.19
-
2024.04.19
-
2024.04.19
-
2024.04.19
2024.04.17
パリ五輪の公式スポーツウエアが公開!赤を基調にパリの日の出イメージ 環境への配慮も
-
2024.04.18
-
2024.04.15
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.03.28
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.20
日テレジータスで関東インカレ最終日を独占放送 男子ハーフや4×400mリレーなど9時間45分生中継
日本テレビは、CS放送の「日テレジータス」で今年も関東インカレのハーフマラソンやトラック種目の独占生中継をはじめ、最終日(5月12日)の決勝競技を9時間45分にわたり生放送することを発表した。 今年で第103回大会を迎え […]
2024.04.19
和田遼がDL廈門・男子100mに出場決定! オレゴン金のカーリー、先輩の桐生祥秀らと対決
4月19日、ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は20日に行われる第1戦廈門大会のスタートリストを発表し、男子100mに和田遼(ミキハウス)が新たにエントリーされたことが明らかとなった。 和田は東洋大卒の23歳。京都・洛南 […]
2024.04.19
北京ハーフマラソンで優勝した何傑を含む上位4人の成績を取り消し アフリカ選手がフィニッシュ前に順位譲り国際的な問題に
4月19日、北京ハーフマラソン組織委員会は、14日のレースで優勝した何傑(中国)を含む、上位4人の成績を取り消すことを発表した。 このレースでは何が1時間3分44秒で優勝を飾ったが、フィニッシュ寸前で先導していたケニアの […]
2024.04.19
編集部コラム「新年度スタート」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り […]
2024.04.19
十種競技・右代啓祐が7164点 06年から続く7000点超えを“19年連続”に伸ばす/マウントサックリレー
4月17日、18日の両日、米国カリフォルニア州ウォルナットで第64回マウントサックリレーの1日目、2日目が行われ、男子十種競技に出場した右代啓祐(国士舘クラブ)が7164点で14位に入った。 8308点の日本記録を持つ右 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!