HOME ニュース、国内

2022.05.04

遠藤日向が世界選手権出場へ前進する13分10秒69 佐藤圭汰がU20日本新 長嶋は高校歴代5位と好記録続出/GGN
遠藤日向が世界選手権出場へ前進する13分10秒69 佐藤圭汰がU20日本新 長嶋は高校歴代5位と好記録続出/GGN

住友電工の遠藤日向(22年日本選手権)


◇ゴールデンゲームズ in のべおか(5月4日/宮崎・延岡市西階総合運動公園競技場)

日本グランプリシリーズ延岡大会の「第33回ゴールデンゲームズinのべおか」が、宮崎県延岡市の西階総合運動公園競技場で行われた。

コロナ禍で3年ぶりの開催となった今大会は男女の5000mがグランプリ種目として実施され、男子B組に出場した遠藤日向(住友電工)が13分10秒69で優勝。このタイムは日本歴代2位で、今年7月に行われるオレゴン世界選手権の参加標準記録(13分13秒50)も破った。6月の日本選手権で3位以内に入れば自動的に代表に内定する。

広告の下にコンテンツが続きます

さらに、B組で15着に入った佐藤圭汰(駒大)が13分22秒91でフィニッシュし、吉居大和(中大)が2020年に樹立したU20日本記録(13分25秒87)を更新。昨年10月に13分31秒19の高校記録を打ち立てた大物ルーキーが、学生初5000mで新たなレコードを樹立した。

この他の組でも好記録が相次ぎ、最終A組では鈴木塁人(SGホールディングス)が自己新の13分29秒80で2着に入り、8着の伊藤大志(早大)は13分35秒70でU20日本歴代9位にランクイン。C組では実業団選手と堂々と渡り合った長嶋幸宝(西脇工高3兵庫)が高校歴代5位の13分37秒46をマークしている。

女子はA組トップのJ.ジェプンゲティチ(資生堂)が15分03秒23で優勝。2位のJ.ニーヴァ(倉敷高3岡山)が高校国際国内歴代2位となる15分03秒34の好タイムで続いた。日本人トップの7位には今夏のワールドユニバーシティゲームズの代表に内定している山本有真(名城大)が入り、4月30日の木南記念3000m優勝に続いて好成績を収めた。

●ゴールデンゲームズのべおか上位成績
<男子>
B組
遠藤日向(住友電工)     13.10.69
E.ケイタニー(トヨタ紡織) 13.11.25
K.エマニュエル(三菱重工) 13.11.73
以上、大会新
佐藤圭汰(駒大1)     13.22.91=U20日本新
吉居大和(中大3)     13.29.35
坂東悠汰(富士通)     13.39.13
A組
E.キプチルチル(倉敷高3岡山)13.27.89
鈴木塁人(SGホールディングス)13.29.80
横手 健(富士通)      13.31.59
B.アラン(マツダ)      13.32.80
阿部弘輝(住友電工)     13.33.74
M.エマニエル(トヨタ紡織)  13.34.21
篠原倖太朗(駒大2)     13.34.28
伊藤大志(早大2)      13.35.70
C組
村山謙太(旭化成)      13.36.84
長嶋幸宝(西脇工高3兵庫)  13.37.46
<女子>
J.ジェプンゲティチ(資生堂) 15.03.23
J.ニーヴァ(倉敷高3岡山)  15.03.34
山本有真(名城大4)     15.23.30

◇ゴールデンゲームズ in のべおか(5月4日/宮崎・延岡市西階総合運動公園競技場) 日本グランプリシリーズ延岡大会の「第33回ゴールデンゲームズinのべおか」が、宮崎県延岡市の西階総合運動公園競技場で行われた。 コロナ禍で3年ぶりの開催となった今大会は男女の5000mがグランプリ種目として実施され、男子B組に出場した遠藤日向(住友電工)が13分10秒69で優勝。このタイムは日本歴代2位で、今年7月に行われるオレゴン世界選手権の参加標準記録(13分13秒50)も破った。6月の日本選手権で3位以内に入れば自動的に代表に内定する。 さらに、B組で15着に入った佐藤圭汰(駒大)が13分22秒91でフィニッシュし、吉居大和(中大)が2020年に樹立したU20日本記録(13分25秒87)を更新。昨年10月に13分31秒19の高校記録を打ち立てた大物ルーキーが、学生初5000mで新たなレコードを樹立した。 この他の組でも好記録が相次ぎ、最終A組では鈴木塁人(SGホールディングス)が自己新の13分29秒80で2着に入り、8着の伊藤大志(早大)は13分35秒70でU20日本歴代9位にランクイン。C組では実業団選手と堂々と渡り合った長嶋幸宝(西脇工高3兵庫)が高校歴代5位の13分37秒46をマークしている。 女子はA組トップのJ.ジェプンゲティチ(資生堂)が15分03秒23で優勝。2位のJ.ニーヴァ(倉敷高3岡山)が高校国際国内歴代2位となる15分03秒34の好タイムで続いた。日本人トップの7位には今夏のワールドユニバーシティゲームズの代表に内定している山本有真(名城大)が入り、4月30日の木南記念3000m優勝に続いて好成績を収めた。 ●ゴールデンゲームズのべおか上位成績 <男子> B組 遠藤日向(住友電工)     13.10.69 E.ケイタニー(トヨタ紡織) 13.11.25 K.エマニュエル(三菱重工) 13.11.73 以上、大会新 佐藤圭汰(駒大1)     13.22.91=U20日本新 吉居大和(中大3)     13.29.35 坂東悠汰(富士通)     13.39.13 A組 E.キプチルチル(倉敷高3岡山)13.27.89 鈴木塁人(SGホールディングス)13.29.80 横手 健(富士通)      13.31.59 B.アラン(マツダ)      13.32.80 阿部弘輝(住友電工)     13.33.74 M.エマニエル(トヨタ紡織)  13.34.21 篠原倖太朗(駒大2)     13.34.28 伊藤大志(早大2)      13.35.70 C組 村山謙太(旭化成)      13.36.84 長嶋幸宝(西脇工高3兵庫)  13.37.46 <女子> J.ジェプンゲティチ(資生堂) 15.03.23 J.ニーヴァ(倉敷高3岡山)  15.03.34 山本有真(名城大4)     15.23.30

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top